【プロジェクト終了のお礼】

 

 

7月30日23:59をもちましてプロジェクトが終了いたしました。

総勢210名、総額1,157,000円ものご支援をいただくことができました。

まずは、心からご支援くださった皆さまに感謝の気持ちを伝えたく思います。

本当に本当に、ありがとうございました!!

 

 

2018.07.31

 

 

 

 

 

【支援者100人達成しました!!!】

 

プロジェクト支援者が100名達成しました!

ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。


 

 

プロジェクト終了まで残すところ9日間となりました。

引き続きご支援宜しくお願い致します!

 

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みなさん、こんにちは!!

 

松田沙希と申します。

 

 

 


京都にて、もっと多くの若者に

”伝統工芸”・”モノづくり”の魅力を届けたい!

 

という思いから2018年6月に株式会社APPRE-ARTという会社を立ち上げました。

 

 

 

現在、京都西陣(千本今出川)にて、

 


若者とモノづくりの職人・作家を”好き”を通じて繋ぐ

カフェ&スペース”Senbon Lab.”

 

 

を9月にオープンするため準備をしています。

 

 

 

 

 

 


「伝統文化に関する活動をしている」と伝えると、

 


なぜ伝統文化を守る、継承する必要があるのか?

 


と聞かれることがあります。

 

  

私にとって、伝統文化は

決してなくなってほしくない大切なもの。


 

 

 

私は現在、1995年生まれの23歳。

  

 

 

父の仕事の関係で、生後1年間はイギリスに行きました。

 


幼い頃から外国人の方と関わることが多かったため

自然と海外の影響を受けながら育った私が思春期を迎えて抱いた感情は、

 

 

“日本なんて大っ嫌い。”


日本人らしく上手く振舞うことができない、

コミュニティに上手く馴染めない、

自分が日本人であることが大っ嫌いでした。

 

 

 

 

高校では日本を離れて1年間アメリカへ。

 

 

アメリカに行けば人種が変わるわけでもなく、

“アジア人”と一括りで呼ばれることが度々。



 

アジア人とは友達になりたくない

という棘のある言葉。

 

 

知らない人から“中国人”や“猿”と笑われることも。


明らかに、肌が黄色い人種への差別でした。

 

 そんな中で、徐々に芽生えた感情は、

日本人としてのアイデンティティ”。 

 

 

 

 

 

 

 

アジア人だからって、みんな同じではないし、ずっと争いもなく平和に暮らして来たわけじゃない。

 

日本の戦争の過去が障壁となって、留学生友達と真剣に話し合いが必要な時もありました。

 

 

日本人は好きになれない。 

 

そう言われたとき、本当に悲しくて悲しくて、どうしたらいいかわからなかった。同時に、日本人としての自分を認識し始めました。

  

 

そんな時、助けてくれたのは、”互いの文化”。

 

一緒に日本料理、韓国料理を食べて、お互いの国の話をする。アイドルや芸能人の話をして盛り上がったり、人気の曲を一緒に歌ったり。

 

互いの文化が、すれ違う国々の間で架け橋となって、いつも私を助けてくれました。

 

 

だからこそ、 アジア人として一括りにされることがすごく悔しかった。


 

 

そんな中で、

日本の文化が好き、漫画が好き!着物が着たい!!

 

と嬉しそうに話をしてくれる人々に出会い、目をキラキラさせて“日本が好き!!”と話してくれる人がいて、

 

 

海外での時間を通じて、日本が大っ嫌いだった私は、日本人としての自分と向き合うきっかけをもらいました。

 

 


 

 

 

その後、立命館大学に進学し京都に来た私は、

タイのタマサート大学に留学する機会がありました。

 

 

 

 


”正直、私はタイに行って、何が”幸せ”なのかわからなくなった。

 

 

私たちの当たり前は、彼らにとっての当たり前ではない。私たちにとっての幸せが、彼らにとっての幸せだとは限らない。

 



東南アジア経済の発展のための力になりたいと思っていた。
けれど、それは先進国の単なるエゴであって、
外の人間があーだーこーだ言うのは違うと思ってしまった。

 


まずは自分の身近な人に何ができるかを探そう、と動き始めたことが
今こうして日本の伝統産業に携わる会社を立ち上げたきっかけです。


 

自分の国の困っている人々の力になることもできないような私が、
もっと大きな経済に影響を与えられる人間になれるとは思えなかったから。”

 

 

(私がタイにいた時間についてのブログ投稿より)

http://surumechan.blog.jp/archives/10266733.html

 

 

 

悩んだ結果、私は京都の方々や、仲間に手を貸していただきMIYA COLLECTIONという

ファッションショーを開催することになりました。

 

 

http://miyacollectionkyoto.wixsite.com/miyacollection

 

自分を助けてくれた日本の文化の魅力を発信したい。
和文化と今の若者文化を掛け合わせるとどんな世界観になるのか、挑戦をしてみたショー。

 


 

MIYA COLLECTIONを開催して気づいたことは、


まだまだ日本の伝統産業には大きな可能性が秘められているということ。

 


 

“売れる、売れない”という観点だけではなく、


魅せる世界観にほんの少しのスパイスを加えるだけで、もっと伝統文化を“楽しんで”もらえる。

 

 

この経験が、この度APPRE-ARTという会社、そしてSenbon Lab.を作るきっかけになりました。


 

 

 

 

  

伝統産業を牽引する方々の年齢層はどうしても高め。

 

 

世代が違えば、カルチャーも違う。でも問題なのは、世代間の交流が減ってしまったこと。

 

そうして生まれた隔たりが、今産業全体が直面している現状です。

 

 

今の時代を生きる私達が、将来自分の子供や孫が暮らしやすい社会になることを目指して日々働いたり、生活をしているように、

 

何百年も前からたくさんの方々が、私たちが今笑顔で暮らせていることを願って、想いを受け継いできてくれたはずです。

 

 

 

 

人の想いはなかなか目には見えない。

 

けれど、”伝統”というものは、

 

目に見える形で受け継がれてきた人々の想い(愛情)

であると、私は感じています。

 

 

 

 

 

 

 

10年後・20年後、私達が親世代になった時、

子供達に先代の人々の想いを伝えることはできるのでしょうか。

 

 

昔から人々が受け継いで来てくれた想いを、

私たちの時代で途絶えさせてしまうかもしれない。

 

 

親から子へ、その子から子へと伝わってきたものが


習慣や、文化であり、“今”に繋がってきたように、

 

 

今の若い世代の関心を高めることができなければ


伝統産業の未来は無いと思うのです。

 

 

 

 


 

そこで今、私にできることは何だろう・・・?

 

 

大学卒業後、日本の伝統工芸の技術と繊維を活かしたウェディングドレスを作りたいという思いからオートクチュール刺繍の技術を習得するためフランス・パリに渡りました。

 

 


 

この経験が自分にとってはかなりの強みに。

 

 


☆今、23歳の私は、同世代の気持ちを身近に理解することができる。

 >>>伝統市場において未開拓で諦めかけられていた若者にアプローチしやすい!

 

 


☆自分自身もモノづくり手であり、作る方の気持ちを理解しやすい。

 >>>若者と作り手が寄り添えるモノづくりカルチャーを生み出す架け橋になれる!

 


 

 この私らしさと強みを活かして、

”日本の将来を担う若者に伝統産業の魅力を届けたい”

 

 


5年後、10年後やるのでは遅い。


“今”やることに意味がある。

”今”やらなければ、手遅れになる。

 

 

 


 

 

 

“伝統工芸”というだけで、”少しダサそう”とか興味がないって思われてしまうのは本当にもったいない。

 


ただ“伝統工芸”という固定概念が先走りしていて、

その魅力を伝えきれていないと思うのです。

 


原因は、世界観・・・!?

 

 

ミスキャンパス立命館の活動で京都の文化発信をしていた時、同世代の方々の”伝統文化”への興味の低さを目の当たりにしました。

 

 

 

 

 

 


そこで気づいた、興味を持ってもらうための入り口としての”世界観”の重要性。

 

 

どんなに真剣に技術の紹介するよりもたった一枚でも、フォトジェニックな写真をSNSに載せる方が断然同世代の方の関心を惹きつけやすかったのです。

 

 

 

  

 (例:Instagramの投稿。視覚で訴えかけることはとっても大切!!)


 

  

こんなことは氷山の一角のような事柄で、もっともっと、人々と産業との相互理解に明らかなギャップが存在している事例をよく見かけます。

 

 

 

APPRE-ARTは、その架け橋になりたい。

 

 

まず、少しでも楽しんでもらって”伝統工芸”に対する固定概念を払拭して、ハードルを下げたい。

 

 


伝統工芸品の作風や本質を変えずに、

それを取り巻く世界観だけ変えることができれば、

 


若者が自分から手を伸ばして伝統工芸品に触れようとするカルチャーを生み出せるんじゃないか?と思っています。

 

 

 

まるでファッション誌の1ページの中のような世界観で


見る人の心をドキドキ・ワクワクさせる、


 


その世界感を実現化させる第一弾としてSenbon Lab.という空間を作っています。

 

 

 

Logo design by Momoka Shiramizu

 https://twitter.com/nemuiasaa



 


 

 

 

Cafe & Space Senbon Lab.は、

伝統工芸品やモノづくりの魅力を発信する、

京都・千本今出川(Senbon)に拠点を置く”コミュニティの実感箱”(Laboratory)です。


 


千本今出川を選んだ理由。

 

Senbon Lab.は西陣千本商店街の中に位置しています。

http://www.kyoto-senbon.or.jp/index.html

 

 

今でこそ、商店街らしい様子はあまり残っていませんが、かつて千本通りは、今の四条河原町のように多くの人々で賑わっていたとエリアだったと聞きました。

 

 

今では開店しているお店と同じくらい、シャッターが閉まっている商店街の街並み。

 

近くに同志社大学や佛教大学、立命館大学などもあり比較的若者が多く住んでいるエリアにもかかわらず、千本通で消費活動をする光景はあまり多くは見かけません。

 

 

 

 

 

 

西陣では、昔は一本小道に入ると、西陣織の機織り機の音がカシャーン、カシャーンと、色々なところから聞こえてきたと言いますが、今ではかなり減ってしまいました。

 

みなさんにも、ぜひこの音を一度聞いてみてほしいのです。

夏の暑さなんて吹っ飛ぶくらいとっても涼やかで、でも同時に人の存在を感じるとってもあたたかい音。

 

 

集客性を高めるのなら、確かに四条河原町近辺に出店するのが一番利口です。


わざわざ千本今出川を選んだ理由。

 

Senbon Lab.に関与するすべての人々の思いがたくさん詰まったSenbon Lab.だからこそ、

繁華街の中で、消費される場所になって欲しくないから。

 

そんな思いから、あえて、時間の流れがゆっくり流れ、

みなさんにも西陣の音を聞いていただける、千本今出川を選びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

課題

伝統工芸=(なんとなく)“ダサい”というイメージ。

”伝統工芸“という言葉に拒絶反応を起こしたり、全く興味がない若者が多く存在している。


 

 

最初から“伝統工芸”を求めて来る若者は見込めないが、“おしゃれ”な“カフェ”へのニーズ は高く、まずは来ていただくための動機作りとして活用できる!?(参考:Instagramのハッシュタグ検索)

 

 

 

 

来店後の体験によって、伝統工芸やモノづくりへの関心を0から1以上にする、

 


 

 

Senbon Lab.があえて目指す、お客様の来店動機

 

×伝統工芸・モノづくりについて知りたい!触れたい!

 

◯おしゃれ・フォトジェニックで、ドキドキ・ワクワクできる。そこでしか食べられないモノ・体験できないコトがある。



 

 

Senbon Lab.のポイント!その①

 

提供するのは、和菓子をベースにした子供の頃を思い出して”ドキドキ”、”ワクワク”、”懐かしい”という感情が溢れ出る食べるアートなスイーツ。

 

 

例えば、食べる西陣織、など・・・?

予想を超える”伝統工芸”の可能性を魅せます。

 

 

そのスイーツのアートデザインは、

Senbon Lab.で働く”コンシェエルジュ”と呼ばれる学生と、京都で活動をされている職人さん・作家さんが協力しながらアイディアを出し、毎月行われる学生プレゼンの結果、選ばれた案が店頭に並びます。

 

 

若者の目線で、彼らが食べたい、わざわざ来たいと思うものを自ら考え、作り手の技術を学びながらスイーツに落とし込んでいく、

 

働く学生に伝統工芸に関する学びの場を提供し、作り手に受取手と直接交流できる環境です。 

 


 

 

 

 

Senbon Lab.のポイント!!その②

 

お客様がお好きな食器を選ぶ度に、作り手の方にLIKE(好き)ポイントとして10~100円が届けられる仕組みになっています!


 

 

この仕組みを使うことで、

例えば、今までは5000円という定価で販売をして終わっていた関係が、受け手の“好き”という感情によって6000円、7000円へとどんどん変化していき

作品の無限の可能性を作り出して行く

 

 

 

 

 

 

普段、伝統工芸品やモノづくりに興味があまり無い方は、いくらネットショップサイトやセレクトショップがあってもアクセスすることはないし、買うこともないと思います。

 

 

でも、もしそれがカフェの中の一つの要素として、買うという障壁無しに自由に選んで使ってもらう事ができればもっと純粋に、“モノづくり”の作品たちを楽しんでもらえるようになる。

 

 

Senbon Lab.は作り手のみなさんの実験箱として

毎月様々な職人さん、作家さんとコラボPop upを開催して行きます。

 

 


好き”という直感を楽しんでいただける”体験”の場が、Senbon Lab.のもう一つの魅力です。

 

 

 

 

モノづくりの価値というのは、機能性や技術の高さだけではなく、
作り手の思いが込められていることにもあるはず。

 


私自身、刺繍をする時は未来のお客様の姿を想像しながら、思いを込めて作ります。

 

実際に笑顔を見れた時は、心の底から嬉しい。

 

 

作り手にとって、お客様が喜んでいる姿を見れたらもっと作ることも楽しくなって、もっとモノづくりが愛される社会になると思うんです。

 

 

そうして、作り手から受け手へ、受け手から作り手へと愛情の循環を起こし、

それが、APPRE-ARTの企業理念であり、

 

Senbon Lab.で実現したいことです。

 


 

 

 

 

なんと、2階もあります!

 

ワークスペース、壁は職人・作家さんの作品が展示されているギャラリーとしてお使いいただけます。(普段は共用ギャラリーですが、ご要望に応じて貸切も可能です)


 


 

 

 

 

実は今回、当初の予定よりも増額してプロジェクトにチャレンジしています。


 

その理由は、

”物件に問題が見つかり、ビジュアル的にも悲しい壁を新設しなければいけなくなった”から・・・。

 

 

 

左側が現状で、入り口から2階が半吹き抜けのようになっていました。ところが、ここに全て壁を新設し、切り離した空間にしなければいけないと。

 

その分の工事費が50万円ほどかかる見込みで、当初より増額した金額をご支援いただきたい状況です。

 

 

 

この壁の中には、階段下の謎の空間が出来上がってしまうのですが、

作家さんに直接絵を描いていただけたり、面白い仕掛けができるようなアート空間になるよう、現在空間デザイナー・設計士さんご協力のもと計画しています!!



 


 

 

 


 

 


 

・壁新設にかかる費用 40万円

・1階の装飾費用

  (作り手さんへの依頼費用、材料仕入れ費) 15万円

  現在、壁のペイント、西陣織のベンチ、漆塗りのテーブルなどを予定しています。

・1階のDIY材料費(カウンター・ベンチの設置、壁の塗装など) 50万円

・2階のイスやテーブルの購入費 15万円 

    (展示会やイベント貸出用設備として会議用長テーブル9台=72,900円、椅子25脚=75,000円が必要です。)

 合計 120万円 + faavo手数料=150万円

 

 

 

基本的な店舗の改修工事費は自己資金と銀行から融資いただいた分で工面をしております。

 

京都に限らず、各地域の伝統工芸・モノづくりの問題は、その地域だけが頑張れば解決する問題ではありません。社会全体での協力と応援があってこそ、解決できる社会問題です。

 

だからこそ今回Senbon Lab.をオープンするにあたって、職人・作家さん・学生の方々に直接関与する用途にかかる費用はご支援を募り、皆様の思いがあってこそやっと成り立つ空間にしたいと決めました。


皆様からご支援いただける額が増えれば増えるほど、そのお気持ちがSenbon Lab.で目に見える形に生まれ変わります。一人でも多くの方に、一つでも多くの作品に触れる機会をお届けしたいです。

 

 

どうかご理解をいただき、ご支援をお願いしたく存じます。

 

 

このSenbon Lab.のような仕組みが今後日本中に広まり、人々が受け継いできた伝統をこれからも未来に届けられるように、お力をお貸しください。

 

 

 

 

 

 

私たちAPPRE-ARTは現在、


京都を中心とする関西圏に住む社会人や学生5名ほどのチームで動いています。

 

 

 

 

そして、空間デザイナーさんや設計士さん、グラフィックデザイナーさん、工務店さんや、京都の方々をはじめとする多くの方にご協力いただき活動をさせていただいています。

 

この場を借りて、皆様に心からお礼申し上げます。

 

 

 

 

私たちの想いに共感していただける方、もっとモノづくりが愛される社会になるようご支援をお願い致します。

 

どうぞよろしくお願い致します!!!

 

 

 

株式会社APPRE-ART 代表取締役 松田沙希

 

 

起業や今までのことについて、noteにて詳しく書いております。

ぜひ、こちらもお読みいただけますと嬉しいです。

https://note.mu/sakimmm/

  • 2018/08/01 21:34

    こんばんは!   ご連絡お待たせしました。 先日無事にクラウドファンディングが終了いたしました。 ご支援いただき本当にありがとうございました!   早速ではありますが、DIYの日程をご案内いたします。 ①8月4日(土) 12〜18時  ②8月5日(日) 12〜18時 ③8月8...

  • 2018/07/31 00:32

      【プロジェクト終了のお礼】     7月30日23:59をもちましてプロジェクトが終了いたしました。 総勢210名、総額1,157,000円ものご支援をいただくことができました。 まずは、心からご支援くださった皆さまに感謝の気持ちを伝えたく思います。 本当に本当に、ありがとう...

  • 2018/07/27 20:08

    ラストスパート、残り3日!   最後のリターン追加になりました。   ここまでご支援くださった皆様本当にありがとうございます!!   本日、漆作家の牧田夕佳さんによるイヤリングまたピアスが追加になりました^^     金箔と漆の組み合わせが最高に可愛い、キラキラと輝くイヤリン...