オープンデータで地域課題の解決を!
▲昨年のアーバンデータチャレンジのロゴ
みなさん、オープンデータについてご存知でしょうか?
オープンデータとは、自治体や企業が持つ、様々なデータを誰にでも、制限なくコンピュータで利用可能な形で公開されたデータのことです。
例えば、日本各地の産業構造や人の流れを可視化する地域経済分析システム(RESAS)や、災害時・緊急時に近くの避難所・AEDの場所が分かる、地域の子育て情報を集約し、子育て世代をバックアップするアプリなどに利用されています。
「アーバンデータチャレンジ」は、このオープンデータを利用して地域の課題を
ITを駆使して解決していこうというイベントになります。
静岡県でも4年前から、この取り組みに参加し各地域からアプリやアイデア、自治体と
市民が協力した仕組みが出てきています。
しかし、普段なかなか参加者同士や市民の方々が交流する機会がなく
オープンデータの周知が加速していない現状があります。
そこで、今回は地域の市民の皆さんにも、「オープンデータとは何か」
「普段取り組んでいる人たちはどんなことをしているのか」を紹介する為の
キックオフイベントを開催いたします。
アーバンデータチャレンジの実績
▲昨年のアーバンデータチャレンジの様子
昨年10月に行われたアーバンデータチャレンジ沼津では4つのアイデアが生まれました。
その作品の1つ「街ing(マッチング)」という作品は下記のような課題・仮説・分析を
行なった結果を、シャッター街のシミュレーションという形で表現しました。
課題:駅前エリアは市の顔なのに寂れている
仮説:商店主に郷土愛が足りないのではないか
分析:危機感がない上、世代的な問題もあり、情報の伝達がうまくいってない
結果:ITを使って縦横の情報を見える化
・商店街としてデータのオープン化
・シャッター街の需要マッチング
・空き不動産の基本情報を公開
人通りや年齢、性別を数値化し出店したい個人や、企業のデータとやる気を見える化し、
業種・対象・資金など両者をマッチングさせて開業につなげる。
その結果、ニフティ賞をいただくことができ、下記のような評価もいただいています。
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「シャッター街」という地方の喫緊な課題に対して、
「収支」という最も困難な側面から挑戦し解決策を見出した点を評価いたしました。
解決策がインターネットだからこそ実現できる、
可視化や比較まで落とし込めているところが素晴らしいです。
公民連携、オープンガバナンスへ
オープンデータを活用した住民参加型の地域課題解決は、これからの時代の
公と民で必要な部分を共に作り出す、オープンガバナンスへ繋がります。
まだまだ、静岡東部ではこのシビックテックと呼ばれる活動が始まったばかりであり
住民側から課題解決のために必要なデータの要望や活動が十分ではありません。
アーバンデータチャレンジやオープンデータディなどを通じてオープンデータに
ついて、地域の課題について考える場を持ち、自分ごととして課題解決できる
シビックハッカーを増やしていきましょう。
また、行政境界でデータの分断が起こってしまっては、災害時のデータ、AEDの
位置情報など利用できないデータもあります。行政にこだわらず広域に共通化するため
東部全体で盛り上げていく必要もあります。是非、東部に住んでいる方々の力を
合わせて、共に一つとして使えるオープンデータを目指しましょう。
[9月のキックオフイベント]
今回のキックオフでは、アーバンデータチャレンジの説明と、参加者の取り組み
説明や市民の皆さんとの情報交換の時間に充てたいと思います。
・アーバンデータチャレンジの概要の説明
・シビックテックについての講演
・参加予定の団体さんの所信表明
・ミートアップタイム
日時/2017年9月10日(日)13:00~18:00
会場/沼津ラクーン3階「ぬまづのたかラボ」(沼津市)
※JR沼津駅 南口から徒歩1分
[集まった支援金とその用途]
会場の使用料 20,000円
ゲストスピーカー交通費 30,000円
WS用の紙・備品費用 3,000円
FAAVO手数料 14,000円
雑費 3,000円
合計 70,000円
余剰金が出た際には、本年度に行われるアーバンデータ
チャレンジイベントに活用させていただきます。
[リターン品について]
●アーバンデータチャレンジ静岡のシール
●OpenStreetMapで作成したオリジナル地図
[起案者情報]
【団体名】Code for Numazu
【代表者】Code for Numazu 代表 市川博之