『高校生にしか語れない俳句がある』

 

五七五の “世界一短い文学” 俳句。

短いからこそ、選び抜かれた言葉には魂が宿ります。

全国各地の高校生が挑戦する“俳句甲子園”は、魂がぶつかり合う舞台です。

恋のドキドキを俳句にする高校生、進路の悩みを俳句にする高校生。

ケンカした後に見た空の美しさに気付いて、いつの間にか俳句を作り上げた高校生もいます。

高校生の青春が詰まった俳句は甘酸っぱくて、時に壮大です。

ニュースで流れる“自分ひとりでは何も出来ない世界”を五七五で切り取り、多くの心を掴むこともあります。

今を精一杯生きる高校生は“小さな俳句”“大きな夢”を託しています。

 

“俳句甲子園”は5人1チームでチームを作り、お互いの俳句を“ディベート”という形で鑑賞します。

「なぜこの言葉を選んだのか」 「どんな世界を表現したいと思ったのか」 質問を投げかけて作者の意図を汲み取り、今度は俳句を“作品としてより良いもの”にするため提案します。

「言葉の順番を入れ替えたらもっと分かりやすくなる」 「視点を変えると印象深い景色を詠むことが出来る」 けなすのではなく、お互いを高め合うためのバトルが“俳句甲子園”なのです。

 

勝負は旗の数で決まります。

赤チームと白チーム、どちらの俳句と鑑賞がより優れているか、5人の審査員が 「それでは、判定!」 の合図で紅白の旗を一斉に揚げます。

 

チームの旗が揚がって喜ぶ高校生、一歩が届かず涙を流す高校生。

先輩に連れて来られて初めはキョトンとしていた高校生も、試合が進むごとに真剣味を帯びていきます。

最後の試合に負けた時、何も出来なかったことが悔しくて先輩よりも大泣きした高校生がいます。

  

その高校生は次の年に自分の後輩を連れ、チームの中心で活躍する姿を見せてくれました。 “世界一短い文学”でたくましく成長する場所が“俳句甲子園”です。

北海道から沖縄まで、全国各地から“俳都松山”に高校生が集まる“俳句甲子園”

この大会はNPO法人俳句甲子園実行委員会が企画運営しています。

6月に全国23都市で地方大会を開催し、8月に松山市で全国大会を開催します。

ぜひ、高校生の魂がぶつかり合う“熱い闘い”を応援してください。

松山には、俳句に青春を懸ける夏があります。

 

『俳句甲子園とは』 

 

 俳句甲子園の紹介動画です、是非、ご覧ください。

 

  

『第19回俳句甲子園 大会日程』

     平成28年8月20日(土) 予選

     愛媛県松山市 大街道商店街特設会場

    平成28年8月21日(日) 準決勝・決勝

     愛媛県松山市 松山市総合コミュニティーセンター

 

   全国大会の兼題

    予選リーグ

        短夜(みじかよ)【夏・時候】

        浴衣(ゆかた) 【夏・人事】

        蜥蜴(とかげ) 【夏・動物】

    決勝トーナメント1回戦

        天の川(あまのがわ)【秋・天文】

    決勝トーナメント2回戦

        林檎(りんご) 【秋・植物】

    全国大会準決勝・決勝

        7月13日兼題発表

 

『出場チーム』

 

地方大会優勝校

   前橋会場     新潟県立巻高等学校

   長野会場     松本第一高等学校

   横浜会場     慶應義塾湘南藤沢高等部A

   大垣会場     聖マリア女学院高等学校

   出雲会場     島根県立平田高等学校

   防府第1会場     山口県立徳山高等学校A

   防府第2会場          山口県立徳山高等学校B

   宮崎会場     宮崎県立宮崎西高等学校A

   札幌会場     北海道小樽潮陵高等学校

   東京第1会場     開成高等学校B

   東京第2会場          東京家政学院高等学校

     名古屋第1会場       愛知県立幸田高等学校A

          名古屋第2会場       名古屋高等学校A

   岡山会場      就実高等学校

   福岡会場      福岡県立筑紫丘高等学校

   弘前会場      青森県立弘前高等学校

   北上会場      岩手県立水沢高等学校B

   金沢会場      石川県立金沢桜丘高等学校

   郡山会場      福島県立磐城高等学校

   広島会場      広島県立広島高等学校

   那覇会場      興南高等学校

   仙台会場      仙台白百合学園高等学校

   宇都宮会場     茨城県立下妻第一高等学校

   和歌山会場     和歌山県立向陽高等学校A

   大阪会場      洛南高等学校B

   松山第1会場     愛媛県立松山中央高等学校B

   松山第2会場     愛媛県立松山西中等教育学校A

   松山第3会場     愛媛県立松山東高等学校

投句審査選出

            北海道旭川東高等学校A

            開成高等学校A

            海城高等学校

            履正社高等学校

            愛光高等学校

            愛媛県立宇和島東高等学校A

            愛媛県立伯方高等学校A

              沖縄県立浦添高等学校 

 

 

 

 

『地方大会最優秀句』

 

老木に生まるる命水温む

             新潟県立巻高等学校     2年 星彩乃

雨の街ガラスに映るいちごパフェ 

             長野県屋代高等学校     2年 宮下美羽

猫の子の気まま我がままもういない 

             神奈川県立津久井高等学校  3年 伊藤愛

猫の子の瞳都会を閉じ込める

             聖マリア女学院高等学校   2年 兼松紗希

猫の子よ開かぬ眼で何をみる 

             島根県立三刀屋高等学校   3年 影山朋未

大山の水を背負へる苺かな

             山口県立徳山高等学校A   2年 鎌田彩海

水温む水彩筆の傷多し 

             山口県立徳山高等学校B   1年 西村陽菜

失恋や苺すみずみまでひかる

             宮崎県立宮崎西高等学校B  3年 長友重樹

水温む包帯はとれそうもない

             北海道旭川東高等学校B   2年 本庄海

 

 

つぶつぶを纏って苺本気なり

             海城高等学校        3年 堀井雄太

花多き家に子猫と入れかはる

             東京家政学院高等学校    3年 大西菜生

水温む弦の緩みの戻らざる 

             名古屋高等学校C      1年 新家功大

猫の子や神様のいる日曜日

             愛知県立幸田高等学校C   3年 小島李奈

ふんわりと苺くわえて髪結ぶ 

             就実高等学校        2年 坂口渚

猫の子が寄り添う父の丸寝かな 

             熊本信愛女学院高等学校   1年 蛯原綾菜

木洩れ日の模様がうつる子猫かな 

             弘前学院聖愛高等学校    2年 木村友香

声全てひらがなになり水温む

             盛岡中央高等学校      3年 岩瀬花恵

海老族は進化の途中水温む 

             石川県立金沢錦丘高等学校  3年 若林哲哉

 

青苺遥か遠くにビートルズ

             福島県立安積黎明高等学校  1年 加藤遥

苺食う一人暮らしの兄の部屋

             広島県立広島高等学校    2年 濵田幸穂

水温む母にわたしのいた時間 

             興南高等学校        1年 安里恒作

苺食う簿記の問題二ページ目 

             宮城県小牛田農林高等学校B 2年 渡邊匠

苺味怒涛青春狂想曲 

             千葉県立千葉東高等学校   2年 田中秀輔

祖母のみそふわっととけて水温む

             和歌山県立桐蔭高等学校   1年 亀井美乃

猫の子の横顔ばかり写りたる

             灘高等学校         2年 中山智雄

二十五時の星の膨らみ猫生まる

             愛媛県立宇和島東高等学校B 2年 清家希

保育士になるのはやめだ猫生る 

             聖カタリナ学園高等学校   2年 壬生彩香

一枚の羽を預かり水温む 

             愛媛県立松山中央高等学校A 3年 脇坂空岳

 

 

『ボランティア募集しています』

 

19回目を迎える俳句甲子園のボランティア・スタッフを募集しています。

俳句甲子園の意義に賛同し、当日の大会の運営、並びに高校生たちのサポートをして頂ける方を広く募集します。

 

  内容は下記をご覧ください。

 

   ボランティアスタッフ募集要項

 

   応募締切  平成28年7月15日(金)

 

『支援金使用用途』

 俳句甲子園は、昨年度、全国32都道府県からのエントリーがありました。

 47都道府県からのエントリーを目指し、現在活動中です。

 皆様からの支援金は、全国大会の運営・地方大会の運営等に使わせていただきます。

 俳句に青春をかける高校生の応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

『リターン品のTシャツデザイン』

 

 

 

 

 

 

 

 

 NPO法人俳句甲子園実行委員会

  

  大会の運営はNPO法人俳句甲子園実行委員会が行っております

   

  愛媛県松山市味酒町1-10-2

  電話 089(943)1512

     e-mail: info@haikukoushien.com

 

  詳細は俳句甲子園ホームページ

  http://www.haikukoushien.com

  ホームページのブログ内で、活動内容等載せておりますので是非ご覧ください