はじめに

 

初めまして、わたくしは一般社団法人下関青年会議所、2016年度市民意識確立委員会、委員長の石原周明と申します。 青年会議所とは、「明るい豊かな社会」の実現を同じ理想とし、次代の担い手たる責任感を持った20歳から40歳までの指導者たらんとする青年の団体です。青年会議所の活動の共通の場は、地域社会であり、地域社会を発展させ、開発しようというのが共通の基盤です。

 

 若い感性を生かす

今回、私どもの委員会では、「未来の起業意識育成事業」を立ち上げました。近年の我がまち・我が国において雇用の創出が課題であり、下関市の就業率の水準は全国・山口県全体よりも低く、またその推移をみると、全国・山口県全体と同様に年々減少しています。雇用状況が減少傾向にあるなか、我がまちにおいて雇用を創出するには、企業誘致・既存企業や産業の活性化・起業によるものが重要だと考え、その中の起業というものをこのまちの未来を担う可能性の高い若い世代に意識していただきたいと思いました。 社会人になる前からの若い世代に、起業に纏わることを経験させ、仕組みを学ぶことで、起業も将来の選択肢の一つとしていただき、意識をもって行動できる人材の育成を目的としております。

 

なぜ高校生なのか?

まちの活性化には、若い人たちが何かしら行動・アクションを起こしているまちは活気があると思います。そして、人口が減っているまちの現状を考えると、地方の下関の特色を活かして、下関にいながらできることがあれば他の都市に行かずともできることが必要だと思います。インターネットの普及により、起業が以前よりも始めやすくなっていることや、若い世代でも得意分野やアイデアから起業することが増えている現状から考えると、下関にいながら起業というものができるのではないかと考えました。

 

 

「長州JK下関元気プロジェクト」発足 

今回は高校生を中心に模擬会社を設立し、高校生が考える下関の隠れた財産や魅力を、オリジナル商品によって、下関市民及び県外の方まで発信し、拡散したいと考えました。

 高校生が地元の食材やイメージについて、地域活性化の為に何が出来るかを考えて商品開発をすることで、従来にない若い発想力やアイデアを商品開発に生かすことができると思います。

 

 

 高校生Xジビエ

ジビエ肉の消費拡大が山口県で推進される中、他の高校と連携し、下関のシカ肉とイノシシ肉を使って商品開発をします。案としてはクリームコロッケ、メンチカツを考えております。高校生の視点で、味や形、ネーミングからパッケージに至るまで他には無いオリジナルの商品を考えております。

ジビエ肉を使った商品については、販売イベントに来客する全世帯がターゲットとなるが、特に同年代の高校生や若い世代の家族連れなど、ジビエ肉に馴染みの薄い世代へ積極的にアピールしていきます。市民に広めることはもちろん、市外の方へも下関にジビエ有りというイメージを植え付けます。

 

猪肉のクリームコロッケ「いのころ」

 

 

 

シカ肉のメンチカツ「しかぼー」

 

ジビエ商品キャラクター「しかこ・いのみ」

 

高校生発案!!下関新ロゴマーク

下関市の高校生発案の既存に無いオリジナルのロゴや商品をつくり広めることで、新たに下関のひととまちが繋がり、市全体を活性化させることが出来るのではないでしょうか。

オリジナル商品については、下関市民を中心に子供から大人までをターゲットとし、下関を発信する。また市外の方についても記念購入を目論み、市外への発信にも繋げます。

 高校生に応募した下関市をイメージしたロゴやキャラクターを元にデザインを起こし、汎用性のあるタオルやTシャツ、また子どもの興味をひき、なおかつ大人でも購入できるような転写シール等を考えました。

 

高校生発案下関新ロゴマーク!!

 

 起業にまつわる講習

 

起業に必要不可欠な資金調達の学習を通じ、起業を身近に感じられ、将来の選択肢に起業の意識が芽生えるような経験となる講習を行います。

 

第1回目 委員会メンバーでもある税理士を講師とし、起業の流れ・起業と資金調達というテーマで講習。

第2回目 金融機関のご協力により対象の高校生たちの今回の事業計画書をもとに銀行融資の模擬審査体験。

第3・4回目 FAAVO下関(クラウドファンディング)を運営されております、株式会社ルナー代表の林 陽一郎様を講師に迎え、対象の高校生に向けてのクラウドファンディング講演。

 

最後に 

                            

今回の活動をモデルケースとして、今後下関の他の高等学校もこのような取り組みを踏まえた課外授業やクラブができ、下関が若い起業家を多く輩出するまちになれば、まちの発展になるのではないでしょうか。

 

学生たちは、学校生活の大変な中、話し合いを重ね色んな商品を考えて形にするために日々奮闘しております。学生たちの考えた商品が形になり、一人でも多くの市民の方に活動・商品を知ってもらい、様々な経験の中で学びながら、下関を盛り上げることができれば、これほど良いことはないと思います。

そのためには、どうしても資金が必要になってきます。資金を調達し商品を販売していきたいと考えております。私たちの事業に賛同していただける皆様のお力が必要です。

ぜひともご協力を何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

スケジュール

 8月20・21日 第39回馬関まつり    商品販売

11月12・13日 第14回長府企業フェスタ 商品販売

 

集まった支援の用途とその内訳

材料費など外注費 150,000200,000

販売活動費 50,000円~

リターン品 50,000円~

FAAVOへの手数料20

 

 

 

 

 

 

 

  • 2016/10/02 08:09

    皆様、こんにちは。(一社)下関青年会議所 市民意識確立委員会の石原と申します。   さて、未来の起業意識育成事業で8月12日から開始したFAAVO下関でのクラウドファンディングが、9月30日で皆様のお蔭をもちまして無事に終了しました。  学生の取組みに対して、下関だけではなく日本全国に...