はじめまして。

 

はじめまして。「ほっとここ」の田中です。

 

私たちは、子どもたちから高齢者までがおいしい食事や学習を通して交流できるコミュニティスペース・みんながほっとできる空間「ほっとここ」の立ち上げに向けて動いています。

 

2016年11月のオープンに向けて、拠点である建物を改修してコミュニティスペースの準備をし、資金やボランティアスタッフを募り、地域の方々や協力団体の応援を得て、ようやくスタートできるはずでした。しかし、オープン寸前10月21日に起こった鳥取県中部を震源とした地震により、コミュニティスペースの壁や屋根瓦が壊れてしまいました。

 

それでも私たちは地域の方々の期待にも応えるため「ほっとここ」をオープンさせたいと思っています。そこで今回、このクラウドファンディング「FAAVO鳥取」で支援をお願いすることに決めました。

 

 

「ほっとここ」立ち上げに至った理由

 

私たちの住む鳥取県倉吉市の明倫地区の人口は約3,700人で、11月初旬にNHKの「クローズアップ現代」にも取り上げられた、高度成長期に作られたモダニズム建築、「日本最古の円形校舎・旧明倫小学校円形校舎」がある地域でもあります。

 

年々、少子高齢化・過疎化が進んでいるこの地域ですが、私たちは、将来地域を担う子どもたちをみんなで見守り、育てていきたいと考えています。

 

子どもたちが抱える問題は様々です。特に食生活の貧困は、健康状態を悪くするのみならず、学力低下にも影響します。また、そのことによって自己肯定感が低下することが心配されます。ここ明倫地区においても、学校・児童館・町などからさまざまな課題が見られます。児童館の利用者数は多く、特に夏休みは通常の2倍の利用者数となります。また、地域に溶け込めず孤立化している家庭があります。

 

一方、高齢者に関しては、この町は独居の高齢者など要援護の割合が高く、住民の約30%となっており、孤食、引きこもり、栄養不足、認知症などの健康不安を抱えています。

 

明倫地区にはみんなが集まる飲食店、空間がほとんどありません。このような地域の問題を解決するためのきっかけの一つとして、地域の誰もがふらっと立ち寄って落ち着ける空間・コミュニティスペースが私たちには必要と考えています。

 

 

こども食堂とみんなの居場所「ほっとここ」とは。

 

「ほっとここ」は、食事や学習支援を通して多世代との交流をはかり、居場所づくりを行うことによって、地域の中で社会性を養い、「生きる力」を身に付けた子どもたちを育てていくしくみを作ることを目標としています。また、高齢者が「生きる目標(生きがい)」を見つける場としても機能します。

 

「ほっとここ」では様々な課題を抱える家庭のお手伝いをしたいと思っています。手作りの温かい食事をみんなと囲み、一緒に学習する場を作ります。

 

 

具体的には、毎月第1金曜日と第3土曜日に、昼は高齢者などの地域の方々、夕方は地域の方々と子ども、夜は子どもとその他大人の方のための食事と、食後の学習支援ができる体制を整えたいと思っています。このような形をとることで多世代のコミュニケーションが可能となり、将来を担う子どもたちと、生涯健康を保てる高齢者を地域で応援できると思っています。

 

 

お昼ごはんを「ほっとここ」で食べ終わった高齢者の方々には、しばらくの間ゆっくりしてもらいます。そこに、学校からの帰りの子どもたちが集まり始めます。子どもたちはおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に宿題をしたり、話を聞いてもらったりしておだやかな時間を過ごします。

夕方を過ぎて高齢者の方々が帰宅された後、子どもたちの夕食の時間になります。地域のボランティアが作った温かい食事を囲んで優しい時間を過ごします。

 

 

 

「ほっとここ」運営体制

 

事業を継続するためにはしっかりとした体制づくりが必要と考え、運営主体となる実行委員会を立ち上げました。その他、多方面に呼びかけをしたところ、地域の内外からボランティアが集まりました。中には「このような事業を待っていたのよ。」と言ってくださったり、「ぜひボランティアで協力させてください」といった嬉しい言葉をいただきました。

また、地区の子ども会、自治会、老人クラブ等の協力の了解も得ました。子ども会では、自分たちに何ができるかを考えてくれています。
協力者には様々なスキルを持った人が必要不可欠です。30代から70代の幅広い年齢層の方が集まってくださいました。

 

食材提供は地元スーパーなど8団体が協力してくれることになりました。その他、倉吉市社会福祉協議会や行政機関とも連携していきます。
事業費の一部は鳥取県の「トットリズム推進補助金」も活用しています。

 

 

2016年12月に今度こそオープンできるよう、誠意準備中です。

 

このように準備を進めていた中での被災でした。

「ほっとここ」のコミュニティスペースとなる建物は、かつて病院だった日本建築の建物です。娘が子どもの頃、風邪を引いた時など何度もお世話になりました。


昔から地域の人々のそばにあり、私たちの成長を見守ってくれた建物。地域のみんなが親しんでいるこの場所で、地域の大切な建物を今後も私たちの生活の中で活かしていきたいと思っています。
屋根や壁は剥がれ落ちてしまいましたが、修理すれば十分使えます。
今も、地域の職人さんたちが日夜一生懸命修理してくださっています。

 

▼被害を受けた屋根瓦の様子

 

▼壁がはがれおちました。

 

▼応急措置をした現在の様子

 

 

 

高齢者の方々にとってはなじみ深い建物、子どもたちにとっては今では珍しい日本建築で、どこかほっとする空間をコミュニティスペースとしてみんなで活用していき、 ゆくゆくは、スペースを活用して県外、海外から訪れる方にとっても、ほっとできる空間を作り、人と人との繋がりを大切に、明倫地区の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

 

 

こどもたちや高齢者の方々など地域の人が安心して集まれる場所にするために、建物の修理代のご支援をどうかよろしくお願いします!!

 

 

 

  

 

集まった支援金の使い道

 

目標金額45万円は

■最低限の屋根の修理費用の一部として活用します。

 

■最低限建物が使えるようになるための屋根の修理費用は約60万円です。

  

■屋根の修理の他、修理が必要な玄関等を修理するためには200万円以上必要です。

 

 

リターン品について

【はこた人形】

鳥取県倉吉市で江戸時代から作り続けれてきた張子の人形です。昔は子どもの遊び相手として親しまれてきました。

今も、子どもたちの健やかな成長を願って子どもの枕元に置かれます。

 

▼大小様々な「はこた人形」

 

▼伝統を引き継いで制作されているお二人。

 

▼このような工程で出来上がります。

 

 

【倉吉イカ(凧)】

お正月といえば凧揚げ。と思いきや、倉吉では凧のことを「イカ」を呼びます。

鳥取県独特の作り方で制作された「イカ」は、お正月のみならずお天気が良くて風のある日には子どもたちにもってこいの遊び道具です。

「倉吉イカ」の紙は鳥取県青谷で生産されている因州和紙です。

 

▼来年の干支が描かれた倉吉イカ

 

▼伝統の倉吉イカ(凧)を制作する松嶋政雄さん(左)と話を聞く「ほっとここ」代表田中

 

▼2本の骨で簡単に作れてよく揚がる構造が独特。

 

 

起案者情報

 

ほっとここ実行委員会 代表 田中昭子 

住所 鳥取県倉吉市越殿町

電話 0858-23-1919

 

 

※本プロジェクトでは、FAAVOを運営する株式会社サーチフィールド及びFAAVO鳥取を共同運営する公益財団法人とっとり県民活動活性化センターがプロジェクトが達成した場合に通常徴収させて頂きます手数料10%を差引かず、本活動に支援します。

 

 

=NEW=

本プロジェクトへのご支援方法について以下のページにてご説明しています。

http://tottori-katsu.net/news/event/faavo%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%96%B9%E6%B3%95/

 

 

  • 2017/03/06 16:18

    こんにちは。   少しずつ春が近づいてきましたね。 鳥取は風が強いようなのでブルーシートの飛散などご注意くださいね。   2月28日にリターン品を発送いたしました。   皆様から「届きました」というメッセージもいただいています。   まだ、届いていないという方・中身が違ってい...

  • 2017/02/25 23:02

    こんばんは。   寒波もようやく通り過ぎ、少しずつ春が近づいてきましたね。   皆様からのご支援のリターン品の発送は、2月28日発送を予定しています。 しばらくお待ちください。   「ほっとここ」のオープン日は、毎月第1金曜日・第3土曜日の11時半〜20時です。   ぜひお越...

  • 2017/01/26 00:02

    こんばんは。   鳥取は学校も休校になるくらいの大雪でした。   車も埋まってしまいました。   皆様は大丈夫でしたでしょうか。     凍った雪道は滑りますので気をつけてくださいね。   リターン品の発送に向けて準備を進めています。   また状況などお伝えしていきます。