子供たちに、もっと野菜が必要。


 

こんにちは。スープ研究家 東條真千子です。

ながらく、日本ではご無沙汰してしまったような気がします。

 

私は現在アメリカ、ロサンゼルスに住んでいます。渡米して8年になります。その間に、アメリカの食に関する様々なこと、また外から見た日本の食、とりわけ子供たちに関する食生活には、どちらの国にも思うところはたくさんありました。

 

日本では9冊の書籍を出版し、各メディアでもご紹介いただきました。”東條真千子のやさしい鍋スープ”という商品は現在も展開させていただいておりますが、それらはすべて「食品添加物を使用しない」という一貫した主張にご賛同いただいてのことであったと思います。

 


子供たちにスープを教えたい。


様々な活動をさせていただいた中で、特に印象深く嬉しかったのは、「子供スープ教室」「親子スープ教室」でした。

 

スープは難しい食べ物ではありません。作り方も簡単。でも、せっかくのスープに食品添加物を入れてしまうのはとても残念なことです。スープに使う食材で、ぐんとおいしい味が出るからです。

 

そこで、子供たち、また親御さんたちにも、食品添加物を使わないおいしいスープの作り方を知っていただくために、「子供スープ教室」「親子スープ教室」を開催するようになりました。日本各地の小学校や、公民館などでもやらせていただきました。

 

子供たちは自分がきらいな野菜があっても、自分で料理をするとうれしくなって、あ、全部食べちゃった!ということがよくありました。家に帰ったらお父さんに作ってあげる、と言った子もいました。そんなことがとても嬉しく、これは自分のミッションだと思いました。


 


体は食べたものでできている。

 アメリカに住んでとても感じたのが、子供たちの食生活に野菜が足りないということ。朝はシリアル、昼はピーナッツバターやジャムのサンドイッチにジュース、夜はピザやフライドチキン。スナック菓子の間食は当たり前…。すべてがそうではありませんが、多くの子供たちが(もちろん大人も)こんな食生活をしています。これにはとても驚きましたが、親の代からそうであれば、それが当たり前のことになるのです。子供たちにチョイスはできません。

 

日本の子供たちはどうでしょう?

朝は具だくさんのお味噌汁にごはん、納豆、焼き魚。昼は栄養士さんが考えてくれた給食でバランスの取れた食事。夜はお母さんが一生懸命作ってくれたごちそう。これはとても幸せなことです。ただ今は、便利な食品が多く、食品添加物も多く使われていることを忘れてはいけません。これは大人のチョイスです。

 

体は食べたもので作られます。

食物繊維をたくさん摂れば快腸になり、糖質をたくさん摂り過ぎれば太ります。化学物質をたくさん食べたらどうなるでしょう?

 

そういうことを、子供を育てる大人にも、これから大きくなる子供たちにも考えてもらいたいと思っています。


親子スープ教室を日本で。日本のスープレシピを世界に。


 

 2018年の秋から日本にも再び拠点を持ち、アメリカと行き来しながら食育活動をしていくことに決めました。日本は生まれ故郷の鳥取県で、豊富な食材を使って活動することで故郷に恩返しをしたいと思っています。

 

 

これは今年3月鳥取県広報誌とっとりNOWで掲載いただいた「砂丘長芋と大山鶏のポタージュ」←レシピはこちらから

 

 

これは今年4月、日本海テレビのニュースevery日本海でご紹介いただいた「猛者海老のポタージュ」←レシピはこちらから

 

鳥取県は本当に食材の宝庫です。自分の味覚を育ててくれたのは、この鳥取の食材だと思っています。

 

そこで、故郷鳥取で「子供スープ教室」「親子スープ教室」の教材を作りたいと思います。それが、今回ご支援をお願いしたい”子供たちに伝えたいスープの本”です。

 

季節の野菜を中心に、7つのレシピを4シーズン、合計28レシピ。そのうち4つは果物を使ったデザートスープです。合計72ページの本で、レシピの数は多くありません。奇をてらったものではなく、何度も繰り返し作ってもらえるようなスープを選びました。

 

レシピ自体は簡単にしていますが、子供向けにすると正しい味にならないため、小さなお子さんには大人と一緒に読んでもらえるように、子供たちが興味を持ってくれるようくまのキャラクターを作り、イラストを入れ、スープの写真も原色を使ったスタイリングにしています。本は、子供でも扱いやすく、きちんと開けるように絵本仕様を考えています。

 

スープレシピに”スープの素”は使いません。最近海外でも認知されるようになった”旨み”のもと、昆布を使ったり、だしを使わないスープも紹介しています。”旨み”の文化は日本特有のものです。これを海外の方にも知っていただくため、英訳して電子書籍化もします。

 

今回の趣旨に賛同して下さったアーティストの方々が、本の制作に無償で参加してくださることになりました。心から感謝です!アーティストの方々は追ってご紹介してまいります。

 


スープの本の仕様

20cm × 20cm

本文72ページ

角背上製本(絵本のように硬いカバーで平らに開きます)

オールカラー

2000部

及び電子書籍


支援金の用途内訳

印刷、製本費…1,400,000円

電子書籍化…100,000円

 

スケジュール

すでに企画、撮影は進行しており、いずれにしてもこの書籍は制作します。10月、11月に日本でスープ教室の開催などを予定しておりますので、その後入稿、ご支援者様のお名前を入れて2019年3月には完成、皆様のお手もとにお届けしたいと思います。英語での電子書籍化はその後の作業となりますが、2019年春には実現してご報告いたします。

 

 

ロサンゼルスの自宅で撮影中。食卓が撮影台。

 

 

ちなみに、携帯で撮影しているわけではありません!これは記録のために撮りました。

 

スープ教室を開催していきます。

本が完成しましたら、これを教材に鳥取はもとより全国で「子供スープ教室」「親子スープ教室」を開催していきたいと思います。学校、サークル、企業や地方自治体の食育プログラムなど、どなたでもお問い合わせくださいませ。

 

お問い合わせ先

tojomachiko.comメールフォームにてお問い合わせください。

 

リターン商品は私の手作りです。

今回本作りに参加してくださった旅しゅげい家 松下あつこさんの”くまポフ”シリーズを、私自身がイラスト化、製品化したしたものなども、リターン商品としてお送りさせていただきます!一応グラフィックデザイナーでもありますので…。どうぞお楽しみに!

 

 

 

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