■起案者あいさつ

プロジェクト起案者の原秀治(はらしゅうじ)です。

昨年から出身の大分県中津市耶馬溪町の古民家「まつば」を承継し、「まつばの守り人」として地域の課題解決へのプロジェクトに取り組んでいます。

2018年4月11日の耶馬溪町「山崩れ」災害により、私が生まれ育った付近の大切な人や地域を失いました。

今回は、モノ作りのプロ仲間による手作りの風鈴の音で、山崩れの犠牲になった友人や知人、被災地を癒やしたいという想いから今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

▲起案者の原秀治 (耶馬溪町の地域プロジェクトでの風景)

 

■山崩れで犠牲になった幼馴染の友人や知人に手作りの風鈴の音を届けたい。失望感のある被災地を癒やしたい。

 

昨年の九州北部豪雨水害に遭い復興に頑張っている陶芸家、地元のステンレスアーティスト、竹細工職人と一緒に地域資源を活用した手作りの風鈴を作製しています。

そして、お盆の3日間、山崩れの被災地付近に手作りの風鈴を設置し情緒ある風鈴の音を届け、犠牲者や被災地を癒やします。

更に、支援金の一部(FAAVO本部経費、リターン費・送料等を差し引く)を、被災地区に全額寄付(見舞金)させて頂きます。

 

▲起案者の実家から撮影した山崩れ工事中の写真(6月中旬に撮影)


■突然、かけがえのない幼馴染の友人や知人、生まれ育った地域の一部を失くしました!

 

【子供の頃から一緒に遊んだ義則(よしのり)くん】

「しゅうちゃん遊ぼ」。保育園から小学校まで、毎日のように義則くんが実家に遊びに来てくれました。サッカー、野球、かくれんぼ、川遊び、トムソーヤの冒険の真似ごとなど数えきれないほどです。私の記憶では、一番遊んだ時間が長い1歳年下の友達でした。時には喧嘩もしました。私が高校ぐらいから一緒に遊ぶこともなくなり福岡に移住してからは、実家の農作業の手伝いや犬の散歩途中など偶然に合った時だけ少し会話をするぐらいになっていました。

 

それでも、山崩れが起きる10日前に私が少しだけ実家に帰省中、義則くんが犬の散歩をしているのを見かけ、久しぶりに30分程の会話をしました。

 

保育園時代には川に流されても不死身でした。小学校時代の夏休みでは、川遊び中に滑りこけて竹が体に刺さり突き抜けても不死身だった義則くんが、今回は帰らぬ人となりました。

 

義則くん、義則くんの母親、近所でお世話になった方々に、情緒ある夏の風物詩「風鈴」の音を届け安らいでほしい。失望感のある被災地を癒やしたい。


▲子供の頃には、この川で釣りなどをして義則くんと一緒に遊びました。亡くなる10日前には、この橋の上で偶然に会い、30分程会話をしました。


 

【山崩れ直後の状況】

2018年4月11日午前3時50分ごろ、大分県中津市耶馬渓町金吉(かなよし)で裏山が大規模に崩落し、4軒が土砂にのまれ、3世帯の男女計6人と連絡が取れなくなりました。裏山は斜面が長さ200メートル、幅200メートル、高さ約100メートルにわたって崩落しており、落石も見られました。県警、消防、自衛隊などが約300人態勢で土砂の撤去作業が開始されました。

 

▲山崩れ数日後の写真(西日本新聞社の記事より) 

 

■モノづくりのプロとの協力により作製した風鈴を、お盆の期間中に被災地へ設置します。

 

(1)お盆の3日間だけ被災地に手作りの風鈴を設置します。

・設置期間:2018年8月13日〜8月15日(お盆の3日間)

・設置場所:山崩れ被災地付近(起案者の実家敷地内)

※被災区域の為、一般の方は行政や大分県警察の監視により立ち入りできません!

   

(2)陶芸家、ステンレスアーティスト、竹細工職人のプロ仲間の協力により、オリジナルの風鈴づくりにチャレンジしました。

今回の風鈴は、全て寄贈して頂いています!感謝!!

 

【陶芸家「400年高取焼宗家」】

《今回のプロジェクトへのメッセージ》

高取焼宗家の所在地である福岡県東峰村でも、昨年の水害により多大な被害を受けました。今回の風鈴が被災者や被災地域の方々にとって癒しの音になればと願います。また、普段は器を作っていますが、音のなる風鈴作りはいつもと違う感覚で作ることができるので、自分自身、陶器の可能性などの勉強にもなっています。

 

《未来の十四代 高取春慶さんのプロフィール》

平成元年 髙取焼宗家 十三代八山の長男として生まれる。 平成22年九州造形短期大学卒業。 平成25年より遠州流茶道宗家の御家元のもとで修行。 平成30年より、帰窯後、作陶中。 現在、28歳。

 

▲高取焼宗家 未来の十四代さんの写真

 

▲高取春慶さんの陶芸による手作り風鈴。お盆には、7個の風鈴を設置します。

  

【アーティスト(TOMOステンレスアート)】

《今回のプロジェクトへのメッセージ》

今回の山崩れで被災に遭われた方々や被災地域の方々に、地元の風を感じ風鈴の音色で癒されて頂きたいという想いで作らせて頂きました。又、自分自身、風鈴づくりは初めての試みで、得意なステンレスの素材を使い何度も試作を繰り返しながらオリジナルの風鈴づくりにチャレンジしました。

  

《TOMOステンレスアート代表 芝田知明さんのプロフィール》

大分県宇佐市安心院町出身。ステンレス加工の技術を活かし地元でステンレスアートの制作活動を開始。大分空港ターミナルに「大分の海の幸」のアート作品を設定。宇佐神宮奉賛美術展、由布院駅アートホール、大分県立美術館、大分市美術館などに多数展示。

 

▲芝田知明さんの写真(大分県芸術文化振興会理事長賞受賞の作品と一緒に)

 

▲芝田知明さんの手作りによるステンレス風鈴。お盆には、9種類のステンレス風鈴を設置します。

 

【竹細工職人(たけのみせ こう)】

《今回のプロジェクトへのメッセージ》

別府竹細工では、いろんな編み方があるのですが、その中で「花六ッ目編」が気に入り、自然の素材の竹を使用した「花六ッ目編」を作っています。今回の風鈴作りでは、犠牲者や被災地の皆さんを癒やしたいという想いから「花六ッ目編」の風鈴を作成してみました。

  

 《たけのみせ「こう」代表 河野幸則さんのプロフィール》 

大分県宇佐市安心院町で竹細工を制作し、別府市や京都などで販売中。

大分県立竹細工訓練センター卒業。安心院葡萄酒工房、東京EXPO出展。

 

▲河野幸則さんの写真(雑誌にも掲載)

 

▲河野幸則さんの竹細工による手作り風鈴。お盆には、3個の竹細工風鈴を設置します。


■起案者(原秀治)からのお願い

山崩れ発生後、被災地が地元の私は、犠牲になった幼馴染の友人・知人や被災地に何ができるのかを真剣に考えました。被災に関係する人々は、とても気落ちしています。何か癒やしになることはできないかとアイデアを考えたのが、日本の情緒ある癒やしの音「風鈴」でした。できれば、手作りの風鈴の音を届けたいと考え、モノづくりのプロである3人に企画を提案しました。皆さん、心良く引き受けて頂き、無償で風鈴の作製と提供までも協力して頂きました。

 

更に、被災地では多大な被害を受けたことにより、損失した農業機材購入などの復興資金が必要な状況です。そこで、クラウドファンディングにより支援金を募集し被災地に寄付することで、少しでも被災地である地元の役に立ちたいという想いでいっぱいです。

どうか、皆様の温かいご支援やFacebook・Twitter・Instagramなどによるシェア拡散のご協力を頂ければ、とても助かります。

宜しくお願い致します。


▲実家の敷地内に木または竹竿を設置し、手作り風鈴を約20個程ぶら下げます。

 

■支援金の使いみち

・被災者家族への見舞金(損失した農業機材の購入費)

・リターン費(送料含む)

・風鈴設置費

・ FAAVO本部経費(支援金額の17%)

※支援金の一部(FAAVO本部経費、リターン費・送料等を差し引く)を、被災地区に全額寄付させて頂きます。

 

■実行スケジュール

・クラウドファンディング募集:7月1日〜7月31日

・風鈴の設置:8月13日〜8月15日

※被災区域の為、一般の方は行政や大分県警察の監視により立ち入りできません!

・リターン送付:9月(お礼メール、風鈴の音データ、レポート記載)、10月(農産物)。

・被災地への寄付金の寄付:9月5日以降


■お問い合わせ先

▼起案者(原秀治)メールアドレス

 syuuji215@gmail.com