【はじめに】

花火業社は、火薬類取締法によって製造量や貯蔵量が規制されており、その範囲内で事業を行っています。季節産業ともいえる花火業界において、シーズン直前の現在、今シーズン消費予定の花火玉の製造も最盛期を迎えています。

そんな中、すでに報道にもある通り、コロナウイルスの影響による各地の花火大会が中止となってきています。花火大会が中止となることで花火技術の継承と持続的発展に大きな影響を与えます。

花火業者の売り上げの大部分は夏の花火大会が占めているため、経営的に大きな問題となります。少子高齢化が進み、花火師という技術職の担い手育成と継承がただでさえ困難な中、雇用の維持ができなくなります。

また、花火大会の中止により、製造した花火玉が消費できず、花火玉を貯蔵している火薬庫が飽和状態になります。このまま製造を継続しても、規制された貯蔵量に達してしまった時点で製造を止めざるを得ません。すでに製造を中止している花火業者も少なくありません。製造ができないことで、これまで培ってきた“職人の感覚”から離れてしまうこととなり、花火技術の持続的発展に大きな歯止めをかけてしまうことになります。

日本を代表する文化ともいえる、花火業界がこれまでにない危機的状況を迎えています。


【プロジェクトについて】

新しい生活様式の提案、3密を避け、不要不急の外出禁止が続いています。その状況で人々のストレスが溜まっていること、特に子どもたちについては新学期も通常通り始まらず、学校行事への影響も出ており、これからの生活への不安を大きく感じていることでしょう。その不安を花火で解消できないかと考えました。


花火は、鮮やかな光で目を楽しませることができます。身体の奥深くまで揺さぶられているかのような響きがあります。ただ、それはあくまで花火というものの表面上の事象にすぎません。花火にはそれ以上に【心】に届く力があります。

見る人が楽しい時は、その気持ちを盛り上げるように。

見る人が悲しい時は、そっと寄り添い慰めるように。

花火を見上げる人の、人生のあらゆる場面で【心】とともにあるものと信じています。

家から出られない不安な気持ちを少しでも和らげられるように。

日常へ少しでも早く戻れるようにみんなで祈りを重ねられるように。

見上げる人の祈りや気持ちで、花火は最高の「チカラ」を発揮することができます。花火は日常への回帰の祈りと、疲弊した心の慰撫ができます。人々の心のケアができるのです。

 

ではそんな素晴らしい力を持つ花火を数多く打ち上げる花火大会はなぜ中止になってきているのか。それは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不要不急の外出は禁止。密閉空間、密集場所、密接場面の3密を避けなければならない。そのような現状では、通常の花火大会はまさに避けるべきものと言えます。3密を避けつつ、花火を打ち上げるためには、新しい花火大会の形が必要になります。

また、花火業者が花火大会を主催するという試みはこれまでほとんど行われてきませんでした。なぜなら花火大会の目的は地域活性や企業PR等であり、スポンサーがいてこそ成り立つものであるからです。


花火業界の危機的状況を回避するため、花火大会の開催予算はどう集めたらいいだろう。そこで思い至ったのが個人のメッセージを読み上げ、花火を打ち上げるメッセージ花火という企画です。メッセージ花火は花火大会で行われており、個人の提供で打ち上げています。自治体や企業がスポンサーになれないのであれば、一個人のチカラを広く集めることができれば、花火大会ができるのではないでしょうか。

また、花火大会に来場する人を限られた人数とすることで、3密を避けるよう工夫した指定席のみで行うことができ、3密を避けた会場設営ができます。

同じく、限定された方ですので、大々的な事前告知が必要にならず、日程を外出自粛要請が解除された時期に設定できます。


また、花火大会のルーツをたどると、“悪疫退散祈願”を目的として花火を打ち上げたことが花火大会の起源ともいわれています。大会のテーマの中に“悪疫退散祈願”を掲げ、花火を見上げる人全員で一刻も早いコロナウイルス収束を祈りたい。

日本の花火という文化の保護と、早期収束を祈るためプロジェクトを立ち上げました。


もしご支援いただければ、「日本の花火」という文化の維持、発展のために花火を打ち上げることができます。各地の花火業者の協力を得て、特徴の異なる花火を集めることができます。資金が十分に集まれば、より多くの花火業者の花火を使うことができるようになり、本花火大会の魅力が大きくなりますし、広く花火業界の助けとすることができます。


【プロジェクトにかける思い】

花火業界への救済と文化の発展保護、コロナウイルスの早期収束を祈願できる場としての花火大会を作り出すことが目的でプロジェクトを立ち上げましたが、みなさんに将来に渡り、ある一つの想いを感じていただきたいことが大きな目的であります。それは「あの時の支援が今の花火文化を作ったんだ!」という想いです。

現在の日本の花火は、日本の夏の風物詩に留まりません。近年のSNSの発展で世界中の花火を使ったイベント関係者が、日本の花火を見ることができるようになりました。日本の花火はamazing!というのです。日本の花火を打ち上げたいというオファーが届くようになりました。「はじめに」に書いた通り、花火の製造には様々な制約があり、大量消費ができません。世界の人に日本の花火を見せたいという想いで、製造体制の見直し等を行い、ようやく最近になって少しづつオファーにお応えすることができるようになりました。

この危機を乗り越えられれば、世界中に日本の花火を届けることができます。もしかしたら海外旅行で初めて訪れた街のお祭りで日本の花火が打ちあがり、現地の人を笑顔にし、感動させる光景を見ることがあるかもしれません。

その花火はあなたの支援があったからその地の夜空に花開くのです。

 その笑顔を見たい。その光景を見せたい。それが私たちの願いです。

【ご来場からお帰りまでの流れ】

来場チケット御購入の方に詳細な3密回避方法、入場方法をご案内いたします。


【緊急事態宣言地域からのご来場について】
緊急事態宣言地域、またはそれに準ずる地域と専門家に判断された都道府県からの来場は原則としてお断りさせていただきます。花火大会開催直前まで解除されない場合は、来場チケットをマルゴーオンラインストア(https://marugoh.thebase.in/)で使える金券へと変えさせていただきます。

【資金の使い道】

 花火大会に係る業務すべてに使用させていただきます。


【想定されるリスクについて】

花火大会の日程について、2020年8月7日で決定していますが、台風等の天候状況により延期せざるを得ないと判断する場合がございます。また兵庫県に緊急事態宣言が発令された場合も同様に延期となります。
打上げが延期された場合、リターンの発送も打上げ後に繰り延べさせて頂く場合がございます。


【Starlit Night Fireworks in関西 詳細】
開催日:2020年8月7日 20:00~
天候による予備日:2020年8月8日
開催場所:兵庫県播磨地域のどこか

・大阪駅から車で約1時間

・三ノ宮駅から車で約1時間

・京都駅から車で約1時間30分

・名古屋駅から車で約3時間

・東京駅から車で約6時間30分

※来場チケット御購入の方に詳細な場所をメールにてお知らせします。
※当日の会場については2020年8月7日午前中にメールにて配信いたします。
※個人でお越しの方はバスツアーを予定しております。1名様13,000円程の料金より申込することができますが具体的な内容に関しては後日詳細をUPさせて頂きます。但し、あくまで予定ですので変更となる場合がありますことをご了承ください。
※今後の追加情報は当クラウドファンディング上、公式ホームページにて随時更新していきます。
公式ホームページアドレス:http://starlit-night-fireworks.com



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