▼WSCとは?

​World Scholar's Cup (略称:WSC) は、中高生の総合的な教養を競う大会です。全て英語で行われる協議で、四つの分野(Team Debate, Collaborative Writing, Scholar's Bowl, Scholar's Challenge)で英語力は勿論、論理的思考力・表現力・チームワークの力を駆使してスコアを獲得します。

Team Debate: 各チームが様々な議題について15分間準備を行い、議論をします。

Collaborative Writing: チーム内で協力し、説得力のあるエッセイを執筆します。

Scholar's Bowl: 歴史・科学・芸術などの分野についての、4択クイズにチームで挑みます。

Scholar's Challenge: 唯一の個人競技。120問のテストを解きます。

2006年に韓国で始まり、以降世界各国で国内大会が開かれるようになりました。現在では50以上の国で国内大会が開かれており、世界中で2万人近い学生が参加しています。今年は九州で初めての予選大会が開かれました。

▼私たちは?

福岡県と山口県の高校生で結成されたこのチーム。共に大会に出るきっかけになったのは、フェイスブック!! 常に明るく外交的なジュリア(下右)と、真面目で時にはおちゃらけなルーシー(下左)。得意分野が異なったり、1人は文系でもう1人は理系と、相違点が多くある2人。だからこそ互いに埋め合わせることができ、お互いにとても仲の良い友達、そして大会では心強いパートナーと考えています。

学年や住む地域が全く異なるメンバーで構成されたチームは珍しいそうですが、それは準備がより大変になるからです。私たちはテレビ電話やSNSを通してディベートの練習をしたり、与えられた課題や資料を読み、大会に向けて日々努力しました。メンバーはそれぞれ一般的な進学校に通っているため、普段英語を使う機会はあまりありません。そのため、オンラインでの練習では、英語のみを使って話し合いを行うことを心がけました。

もともと三人で結成されていたチームでしたが、事前になって1人のメンバーの不参加が判明し、突然の事態に頭を抱えました。それでも、諦めませんでした。三人で出ると決めたならそうやろう、と思い、大会三日前にメンバーを再び募りました。幸運なことに新しくメンバーが加わり、私たちの挑戦に終止符が打たれることはありませんでした。

その結果、なんと優勝することができました!こうして世界大会への出場が確定したわけですが、WSC団体による旅費援助は全くありません。しかし、遠くヨーロッパに位置するギリシアに行くためには多額のお金が必要です。2人とも家庭と協議を重ねた上でも、旅費・大会登録費・VISA申請費など合わせて20万円以上を全額自己負担は難しいと考えています。

しかし、私たちはどうしても諦めきれません。なぜなら、高3もいるこのメンバーは、もう二度と一緒にこの大会に参加できません。また、先に何が待っていたかを知ることもないまま、この機会を無駄にするわけにはいきません。少しでも力を貸していただければ嬉しいことこの上ありません。どうか、私たちのことをよろしくお願いします!

▼国内大会の成績

チーム成績

・総合優勝

・Scholar's Bowl 1st Place

・Scholar's Challenge 1st Place

・Collaborative Writing 1st Place

・Team Debate 1st Place + 全試合優勝

個人成績

・ベストスカラー(総合個人優勝)

・ベストディベーター

・ベストエッセイ

その他諸々合わせて、メダル計39枚。

▼世界大会では?

この夏、アテネで開かれる世界大会(World Scholar's Cup Global Rounds Athens)、先ほど紹介した四つの競技はもちろん、日本文化を紹介するタレントショーや、世界中の英才との異文化交流を計ることが出来ます。さらに、この大会で上位20%に入ったチーム(約100組)は、11月に米国の名門イェール大学で開かれる決勝大会(Tournament of Champions)に進出することが出来ます。この大会では、さらに高いレベルでの戦いを繰り広げ、世界一のスカラー(学者)チームを決めます。

▼資金の使い道

費用の内訳は以下のようになりますが、一部を市の助成・家庭での自己負担でまかなう予定です。皆様には大会参加費である約7万円(675$)のご支援をいただきたいと考えています。

※渡航期間は7/17-23です。

大会参加費:7万円

飛行機代(往復2人): 19万円

宿泊代(6泊):9万円

▼リターンについて

何円からのご支援でも心から感謝しております。その感謝が少しでも形にできるよう、以下のようなお返しをしたいと考えています。

5000円以上のご支援: 感謝の手紙をお送りします。

▼最後に

情報化社会に生きる私たちは、どこに住んでいても多くの情報を取得できるようになりました。このような時代に生まれた私たちは、特にその恩恵を被っていると言えるのではないでしょうか。ネット授業やテレビ電話のおかげで様々な「学習」をする機会に恵まれたり、全国各地の人々と交流・活動できるようになったりと、私たちが当たり前とする世界は広がって行く一方です。にもかかわらず、まだまだそれらを「意識の高い人だけがすること」「特質な才能がないとできないこと」と考えている学生は特に地方で目立って多くいると感じます。

しかし、そのような考えがなくなることは次世代人材の育成や地域活性化において大変重要です。この世界大会を通して、私は「地方にいても、世界と同じ土台に立つことはできる」ということを全国の高校生に示したいです。実際に、学校外で何かやってみたいと考えていても踏み出す勇気が足りない人もいます。資金が足りない、と思って諦める人もいるでしょう。私たちがCampfireでご支援を頂くことはその人たちへのエールになります。そのためには、SNSや学校での報告を通して、より多くの人に成果を示したいと考えています。

たまたま巡り会い、共に切磋琢磨し、そして夢を手に入れかけた私たち2人の高校生の願いを、叶えてください。皆様方の応援を裏切らないために必ず一生懸命頑張ります。お願いします!

教育とは世界を変えるために用いることができる最も強力な武器である。
Education is the most powerful weapon which you can use to change the world.
– ネルソン・マンデラ

 

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください