『全国大会兼題』

  全国大会の兼題は4つです

   「冷奴」(ひややっこ) 【夏 人事】

   「蚯蚓」(みみず) 【夏 動物】

   「緑陰」(りょくいん)【夏 植物】

   「朝」

『全国大会出場校』

 投句審査により全国大会出場32チームが決定しました

北海道札幌西高等学校 初出場

弘前学院聖愛高等学校 7年ぶり9回目

青森県立弘前高等学校 2年連続6回目

岩手県立水沢高等学校A 16年連続16回目

岩手県立水沢高等学校B 16年連続16回目

秋田県立秋田北高等学校 初出場

茨城県立結城第二高等学校 2年ぶり5回目

群馬県立高崎高等学校 初出場

星野高等学校A 2年連続2回目

星野高等学校B 2年連続2回目

開成高等学校A 20年連続20回目

開成高等学校B 20年連続20回目

海城高等学校A 2年ぶり4回目

海城高等学校B 2年ぶり4回目

立教池袋高等学校 4年連続7回目

神奈川県立津久井高等学校 2年連続4回目

石川県立金沢錦丘高等学校B 2年連続3回目

長野県屋代高等学校 2年ぶり3回目

名古屋高等学校 7年連続7回目

愛知県立岡崎東高等学校 3年連続3回目

愛知県立幸田高等学校A 5年連続18回目

高田高等学校 2年連続15回目

洛南高等学校A 18年連続18回目

大阪桐蔭高等学校 2年連続2回目

岡山県立岡山朝日高等学校 3年連続4回目

山口県立徳山高等学校 7年連続7回目

愛媛県立松山東高等学校 2年連続21回目

愛媛県立今治西高等学校 3年連続10回目

愛媛県立今治西高等学校伯方分校A 9年連続20回目

愛媛県立松山西中等教育学校A 3年ぶり7回目

熊本信愛女学院高等学校 2年ぶり17回目

宮崎県立宮崎西高等学校 2年ぶり4回目


『高校生にしか語れない俳句がある』

 世界一短い文学、俳句。

そしてこの十七音に魂を込め、言葉でぶつかり合うのが俳句甲子園。

今年で23回目を迎える本大会は全国各地から84チームのエントリーをいただきました。

高校生5人が1つのチームを作り、俳句と鑑賞の出来ばえを競う団体戦という独自のルールで、選手は限られた時間の中で俳句への思いを伝えます。

時には恋愛、時には挫折、またある時は宇宙の神秘についてまでも語り上げる姿は、異種格闘技戦の様相を呈しているかも知れません。ですが1つの試合で対峙する俳句は、事前に出された同じテーマ(兼題)で詠まれています。同じテーマであっても仕上がる作品は千差万別で、改めて高校生の発想力に驚かされます。

俳句甲子園を毎年楽しみにしているという観客の方から、頂いた感想があります。

「俳句甲子園は何度見ても面白い。その年その年で名句が生まれ、名勝負が生まれる。次第に会場が一つになり、割れんばかりの拍手が響く。これ以上の感動はないと思って涙を流した翌年、また高校生の熱い思いに泣かされる。一つとして同じ試合はなく、同じチームはない。見れば見るほど、俳句と鑑賞の奥深さに気付く特別な大会だ」

まさにこの言葉の通り、会場特有の空気感は何度味わっても飽きることがありません。

この感動が生まれるのは、選手である高校生と顧問の先生方の絶え間ない努力あってこそです。

強豪校がひしめき合う地域では、全国大会が終わるとすぐに来年の大会へ向けて交流試合が行われます。

更なる名句を生み出すため、何百句、何千句と高校生が詠んで先生が添削することも珍しくありません。

それらを地道に続けてきたからこそ、全国大会の大舞台で交わす鑑賞には熱が入り、息を呑む名句が生まれるのかも知れません。

「五七五の “世界一短い文学” 俳句」

今を精一杯生きる高校生は“小さな俳句”に“大きな夢”を託しています。


『第23回俳句甲子園 開催方法を変更して行います』

 地方大会は投句審査により全国大会出場32チームを発表(6月25日)

 全国大会も投句審査による開催といたします。

   結果発表は8月23日(日) 詳細決まり次第お知らせいたします

地方大会エントリー高校

 北海道札幌西高等学校  北海道小樽潮陵高等学校  北海道旭川東高等学校

 弘前学院聖愛高等学校  青森県立八戸高等学校   青森県立弘前高等学校

 岩手県立水沢高等学校  岩手県立盛岡第一高等学校 秋田県立秋田北高等学校

 秋田県立秋田西高等学校 山形県立山形南高等学校  福島県立須賀川高等学校

 福島県立須賀川桐陽高等学校 福島県立磐城高等学校

 茨城県立結城第二高等学校 群馬県立高崎高等学校   群馬県立太田高等学校

 星野高等学校  開成高等学校  海城高等学校    立教池袋高等学校

 神奈川県立津久井高等学校  神奈川県立横浜翠嵐高等学校

 慶應義塾湘南藤沢高等部   横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校

 石川県立金沢錦丘高等学校  長野県屋代高等学校  長野清泉女学院高等学校

 岐阜県立飛騨神岡高等学校  鶯谷高等学校     名古屋高等学校

 愛知県立岡崎東高等学校   愛知県立幸田高等学校  高田高等学校

 滋賀県立彦根東高等学校   洛星高等学校    洛南高等学校

 大阪桐蔭高等学校      灘高等学校   和歌山県立桐蔭高等学校

 智辯学園和歌山高等学校  島根県立平田高等学校  島根県立三刀屋高等学校

 就実高等学校       岡山県立岡山朝日高等学校 岡山県立新見高等学校

 山口県立徳山高等学校   山口県立萩高等学校  山口県立高森高等学校

 愛媛県立新居浜西高等学校 愛媛県立松山中央高等学校 愛媛県立松山東高等学校

 愛媛県立宇和島東高等学校 聖カタリナ学園高等学校  済美平成中等教育学校

 愛光高等学校       愛媛県立今治西高等学校  済美高等学校

 愛媛県立今治西高等学校伯方分校  愛媛県立松山西中等教育学校

 新田青雲中等教育学校 長崎県立佐世保東翔高等学校 熊本信愛女学院高等学校

 宮崎県立宮崎西高等学校   興南高等学校   沖縄県立首里高等学校

 


『俳句甲子園の開催趣旨』 

誰でもふと口ずさむことができ、フランス人に「生きる芸術」と呼ばれた俳句。P.ピカソが「広々とした自由」と呼んだ俳句。現在全国の俳句愛好者は500万人を超え、いまや「俳句の時代」といわれるほど、この小さな詩形は、日本人の日々の暮らしに溶け込んでいます。

なかでも愛媛県では、近世から階層を問わず、あらゆる分野の人々が俳諧に親しんできました。中世には、神仏に捧げる邦楽連歌が多く残されており、明治以降には俳句を近代の詩として再生した正岡子規をはじめ、高浜虚子、河東碧梧桐、中村草田男、石田波郷、芝不器男、富沢赤黄男など、さまざまな個性に彩られた俳人を輩出した伝統的風土があります。

俳句は、現代を生きる人々の心を<五・七・五>という十七音に凝縮されたわずかな言葉の空間に解き放ち、またひとつの作品が読者との間にさまざまな読み方の回路を開き、いろいろに読むことができるという自在な活力にも満ちています。各地から俳句に親しむ高校生が一堂に参集し、俳句を楽しみ、交流することは、本来「座」に集う人々の共同の文芸であった俳句にふさわしく、そこから生まれる人間的な交流は、高校生にとって、国語教育の一環としてのみならず、新鮮で貴重な社会的経験となり、豊かな人間性を育むであろうと考えます。また、次代を担う若者たちの新鮮な発想と創造性、しなやかで軽やかな感受性は、この小さな詩の未知の魅力を我々の前に開いてくれるでしょう。

以上のように<俳句甲子園>は、俳句を通じ、地域間、世代間の交流と若者の文化活動の活性化に必ず寄与するものと考えます。

(1997年当時作成)


 『第23回俳句甲子園 兼題』

     地方大会

   兼題 麗か 【春 時候】  

   兼題 蜂 【春 動物】

   兼題 チューリップ 【春 植物】

 全国大会

   兼題 冷奴 【夏 人事】

   兼題 蚯蚓 【夏 動物】

   兼題 緑陰 【夏 植物】

   兼題 朝

 

 『昨年度の結果・入賞作品』

  第22回俳句甲子園 最優秀句

   中腰の世界に玉葱の匂ふ   開成高等学校 重田 渉

  第22回俳句甲子園 優秀賞

   母の新盆まんじゅうの餡こぼす  岩手県立水沢高等学校 高橋 明花

   毛虫這ふ無難を選ぶことなかれ  名古屋高等学校 磯部 滉

   毛虫這う東京までは五百キロ  岩手県立水沢高等学校 菅原 わかば

   夏の月椅子に一泊ぶんの薪  立教池袋高等学校 坂田 治哉 

   卵みなつくりものめく冷蔵庫  名古屋高等学校 横井 来季

   土臭ふ原爆ドーム夏の月  愛媛県立今治西高等学校 川又 心美

   毛虫より毛虫の出づるごとく糞  愛媛県立松山東高等学校 小川 一磨

   亡き祖父の発泡酒あり冷蔵庫  愛知県立豊橋西高等学校 柴田 莉穂

   深海魚群れゐる真夜の冷蔵庫  愛媛県立今治西高等学校伯方分校 馬越理子

   夕立を逃れん新食感のグミ 立教池袋高等学校 草彅 祐

   火に毛虫与え毛虫に火を与う  愛媛県立宇和島東高等学校 成田 永遠希

   虫籠の中に体育座りの我  愛媛県立今治西高等学校伯方分校 仲田 彩乃

   国境の朝霧抜けてくるリュック  愛媛県立松山東高等学校 山内 那南

   

『第22回俳句甲子園 大会成績』

  優 勝   青森県立弘前高等学校

  準優勝   名古屋高等学校高校

  特別賞   星野高等学校

         和歌山県立向陽高等学校

        灘高等学校

        高田高等学校

    『支援金使用用途』

 俳句甲子園は、以下の目的で支援を募集しています。

 ①第23回俳句甲子園 大会開催運営費に使用いたします

 俳句に青春をかける高校生の応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

『お問い合わせ先』

    NPO法人俳句甲子園実行委員会     

     愛媛県松山市柳井町2丁目21番地3

     電話 089(943)1512

        e-mail: info@haikukoushien.com

 

  詳細は俳句甲子園ホームページ

    ホームページのブログ内で、活動内容等載せておりますので是非ご覧ください

返礼品ご協力ありがとうございます

   松山 子規堂   忽那醸造株式会社   桜うづまき酒造株式会社


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください