NPO法人みなしご救援隊犬猫譲渡センターは、「殺処分ゼロ」と「無責任飼い主ゼロ」を目指しています。一般家庭で飼育困難になった犬猫や小動物を引取・保護をして里親さんを捜したり、自力では生きていくことの出来ない野良猫や飼い主のいない猫(地域猫)、親からはぐれてしまった生後2ヶ月以内の子猫たちの保護をして、里親さんを捜す活動をしているNPO法人です。

2012年4月から広島本部(広島市安佐北区可部1-1-17)を拠点に活動しており、2018年9月からは保護犬・保護猫カフェという新しいスタイルで東京支部(世田谷区玉川田園調布2-12-10)を開設し精力的に活動しております。

当施設は、3拠点共全て動物取扱業2種の届け出済みであり『動物の愛護及び管理に関する法律施行規則』や『動物取扱業が遵守すべき動物の管理の方法等の細目』に則って適切に運営しております。

広島本部 外観

東京支部 外観

■犬猫譲渡センターが必要な理由

<殺処分ゼロのからくり>

ここ数年、日本では「殺処分ゼロ」という強い流れが起きており、各都道府県の地方自治体は、その方向にカジを切り始めております。

しかし、それは地方自治体の予算の絡みから「無責任飼い主」への対策に有効的な手段がなく、飼育困難になった犬猫の受入れをただただ拒否しているだけという現状があります。

すなわち保健所や動物管理センター等の、地方自治体の動物行政機関では、飼育困難になった犬猫を保護しない=殺処分もしなくて済むという理屈です。

<しわ寄せはすべて民間の施設へ>

動物愛護法で終生飼育の義務があるにも関わらず、飼育困難になったのは飼い主に原因があるので「自分で責任をもって何とかしなさい」という見解です。

もちろんその通りなのですが、昨今飼い主の高齢化により飼育困難になるケースや、家族にアレルギーや喘息が出て飼えなくなったり。海外赴任や急な引越しを余儀なくされて飼育困難になるケースも多発しております。

犬猫が飼育困難になる理由(当団体の引取実績データより ) 

2020年に入ってからは、新型コロナウイルス感染拡大による自粛生活・生活様式の変化から、ペットブームが起きました。しかし、安易な気持ちで飼育を始めた飼い主による飼育放棄が相次いでいます。

しかし、飼育困難になっても自治体では保護してもらえないのが現状です。

<飼えなくなっても自治体は引き取ってくれない>

飼育困難になった犬猫小動物たちの受け入れ施設がないと、動物達は行き場所を失ってしまいます。最悪の場合、飼い主による動物の遺棄につながってしまいます。飼育困難になった犬猫小動物を中心に、引取保護をして里親さんを捜す施設が必要であるのは、言うまでもありません。

昨今、捨て犬・捨て猫が増加傾向にあります。県政市政レベルでは優先順位が低いために予算がつかず、民間レベルでの運営が求められています。

■2020年6月時点のNPO法人みなしご救援隊犬猫譲渡センターの現状

現在までの活動で犬猫小動物の

引取保護数は約3200頭。

里親決定数は約2100頭。

あらゆる犬猫小動物を保護して終生飼育や里親さんを捜しております。

しかしながら施設の収容可能数には限界があります。その一方で飼育放棄される犬猫は増加しているため、このたび広大な土地を借り受け、広島本部 湯来第2シェルターを開設する運びとなりました。

東京支部 保護の様子

土日は里親希望者さんがたくさん!

<里親が決まらずに亡くなっていく犬猫たち>

各地方自治体の動物行政機関が引取拒否をしているため、一般家庭で飼育困難になった犬や猫の引取数が急増しています。それに伴い、高齢犬や高齢猫の引取も多くなってきております。

高齢犬や高齢猫は、ほぼ里親さんが決まらないので終生飼育を余儀なくされます。

このままでは現在運営中の広島・東京の収容可能数を超える可能性があります。また、中大型犬の飼育に必要なスペースを確保なども急務でした。そのため、2019年11月末から広島市佐伯区湯来町に約670坪の土地建物を借受けました。広島本部 湯来第2シェルターの発足です。

■さらなる保護のため新しい土地・建物を借りました!

施設完成に向けて資金繰りをしながら徐々に準備を進めてまいりましたが、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、支援金や募金も激減し、資金繰りがなかなか上手くいっておりません。

資金難の中、役員やボランティアの手で広島本部 湯来第2シェルターの建設・リフォームを進めています。その甲斐あって、現在は建物の一部を利用し、30~40頭の犬猫小動物を保護しております。

<これまでスタッフの手作りで建築できたルーム・設備の紹介>

広いスペースを必要とする中大型犬シニア猫のための快適な老猫ルーム

高齢犬保護ルームの一部
高齢犬保護ルーム月齢の若い犬との共存が難しくても、大丈夫!
中大型犬室内保護スペース 天候に左右されない保護が可能です
中大型犬室外保護スペース 天気のいい日は広々とした屋外へ!
放し飼い・ドッグランスペースで元気いっぱいに走れます!
暑くなってきたら日陰に避難
雨の日対策の運動場 天候に左右されず広々と過ごせます

保護猫ルーム 成猫25頭の飼育が可能です

高齢猫保護ルーム 高齢猫15頭の飼育が可能 キャットタワーも低め
リフォーム途中の成猫保護ルーム 完成すれば成猫25頭の飼育が可能です 
猫エイズの猫専用ルーム 病気の猫も保護します
■広島第2シェルターの完成に向けて、設備費を協力してください!

このように、広島第2シェルターでは主に西日本や関東圏で保護した犬猫の中で、高齢犬や高齢猫、中大型犬を中心に収容し、里親さんを捜していきます。

保護犬・保護猫カフェという新しい形での里親捜しも取り入れ、老若男女あらゆる世代の方に見学に来てもらい、昨今の犬猫をとりまく現状や「無責任飼い主ゼロ」への啓蒙啓発運動を展開していきたいと考えております。

屋内・屋外ともに敷地面積が広く、大きな施設ですので、将来的には様々な動物愛護の啓蒙・啓発イベントも行う予定です。

完成すれば常時200頭ほどを収容し、適正飼育が行える施設です。(当団体は過密飼育は行いません。)

いまは役員の持ち出しやボランティアの手で内装・設備の導入・リフォームなどの作業を進めていますが、完成に向けての資金はまだまだ足りていません。


■果たしていくら必要なのか?




<最後に>

最後までプロジェクトをご覧頂きありがとうございます。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、飼育困難になって犬猫を手放す飼い主さんがここ数ヶ月増加傾向にあります。

一刻も早く、犬猫達が快適に過ごせる為のこの施設を完成させ、1匹でも多くの犬猫たちの里親さんを探していくと同時に、施設が完成すれば沢山の方々にお越しいただきたいと思っています。無責任飼い主による飼育放棄の現状を知っていただき、と同時に『無責任飼い主ゼロを目指して』の啓蒙啓発活動をこの施設を通じて行なっていきたいと考えております。

この活動にご賛同頂けるようてあれば、是非ご協力・ご支援の程、よろしくお願いします。

NPO法人みなしご救援隊犬猫譲渡センター

理事長兼センター長 佐々木博文

公式ウェブサイト

http://minashigo-joutocenter.com/

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