【はじめに・ご挨拶】

はじめまして。私は中国料理ピネ亭の経営者であるアボジ(やましろよしのり)の次男の 山城貴寛(やましろたかひろ)と申します。

アボジとは韓国語で父という意味です。

ピネ亭は大阪市西淀川区で昭和58年創業、今年で40年を迎える小さな中華料理屋で す。『人に良い事が食事』という想いを大切に、料理を提供するだけではなくお客様ひと りひとりに寄り添うことを大切にしてきました。

そんなお店もコロナの影響でかなり厳しい現実に立たされています。

みなさまのお力をおかりしてアボジの想いを守りたい、餃子を広めるお手伝いをよろしく お願い申し上げます。



【人に良い事が食事って?】

これはアボジの人生経験が大きく関わってきています。

アボジは在日韓国人の2世として日本で生まれました。学生時代は差別問題などがあり毎 日大変だったときいています。詳しくは話さないことから想像以上なのだと思っていま す。

そして両親が高齢出産ということもあり大学進学の頃には70歳近くの年齢であったため、
学費は自分で工面するという形で大学に進学しました。授業以外の時間は全てバイトに当
てていましたが授業料を払うことが難しくなり退学することになりました。
その後、就職活動をするのですが当時は働くことが難しいという状況で「手に職をつける
しかない」という想いで中華料理の道に入ることになりました。

アボジは心の中でずっと自分の存在価値を探していたそうです。

そして誰かの役に立つことで自分の存在価値を確認するしかないという気持ちになり、ピ
ネ亭を創業することになりました。

ひとりひとりのお客様のおいしそうに食べる姿、笑顔、お言葉に支えていただきながら4
0年という月日が流れました。この40年でアボジは2度生死に関わる大病をしていま
す。

そのこともこの想いに繋がる大きな要因でもあります。

そしてピネ亭はおいしい料理を提供するだけでなく、ひとりひとりに寄り添いながら胃袋 だけではないお客様の心も満たせるサービスも提供していきたいというアボジの想いから

【人に良い事が食事】
という理念のもとお店を切り盛りしてきました。


【そんな想いから誕生した丸い餃子】

みなさまが餃子という言葉を耳にした時に思い浮かぶのは「耳の形をした餃子」だと思い ます。アボジの餃子もはじめは耳の形でした。

けれどお店で餃子を食べる子どもさんや女性の方がひと口ではなくふた口で食べているの
を見て、「もっと食べやすくできないかなぁ」「タレの中に餃子の具が落ちてしまってい
るなぁ」と思いひと口で食べられる丸い餃子を作りました。

ひと口で食べられてダイレクトに口の中に餃子の味が広がります。 人に良い事が食事という想いはこんな形でもお客様にお届けしています。

【アボジが大切にしてきたお客様】

ある男の子との出会い。その子は当時高校生でした。小学生のときに祖父母を亡くし、中学生の時にお母さま、高校生の時にお父様がお亡くなりになり親戚がいないことから天涯孤独の身となりました。アボジも幼少期からひとりでいることが多く寂しい気持ちをいつも持っていました。だからその子を見た時に放っておくことができずにおいしい料理で元気付けたり、年末年始は自宅に呼んで家族のように接してきました。今も家族の一員です。

別の男の子との出会い。その子も高校生でした。母子家庭で育ち反抗期で2度母親に暴力をふるってしまった時にお店に来てくれました。アボジはおいしい料理を食べてもらった後、私たち息子を怒るときのように全力で怒り励まし元気付けていました。そこから気持ちが変わった彼はお母様との関係も良くなり夢に向かってチャレンジするようになり夢を叶えることができました。

このようにアボジは自分自身の経験から同じ境遇に立つ人たちに料理でお腹を満たし、想いで心を満たしている人であり、ピネ亭はそういうお店なのです。


【ピネ亭をのこしたい】

おかげさまで40年を迎えたピネ亭ですが、これまで出会った人たちもこれからピネ亭を知ってくださる人たちもみなさまのお心に温もりのある場所としていつまでもあり続けたいと思っています。私は物心ついた時からの夢が『アボジの後を継ぐ』でした。18歳でピネ亭に入り不況が続く中でも力を合わせて乗り越えてきました。しかし3年前に大病をしてから昼間は外で働きながら夜と昼の仕事が休みの日はピネ亭に入るということをしてきました。今回コロナ騒動でピネ亭が傾いた時、助けてくださったのはアボジを大切に思ってくださるみなさまでした。その想いを受けた時に私の中でもピネ亭を潰したくない想いはとても大きなものだと再認識させていただきました。

アボジの後を継ぐというのはアボジが大切にしてきた想いを受け継ぐことだと思っています。

【メニュー数を絞る覚悟とチャレンジ】

アボジがピネ亭に込めてきた想いは

・舌先のおいしさよりも体が感じるおいしさ

・鋼の強さよりも鞭のようなしなやかさ

・人の喜ぶ姿を見て喜ぶ心

・我を出して人と争うよりも和を持って円満に生きること

です。そこでピネ亭はチャレンジをしていくことにしました。従来のお店にご来店いただく形ではなく、各家庭の食卓においしい餃子をお届けし子どもさんからご年配の方々までおいしくお召し上がりいただける形にしていくことにしました。

【クラウドファンディングでやりたいこと】

クラウドファンディングをさせていただこうとして最初はなんとかお店を守る資金集めをしようと考えていました。お世話になっている方々に相談したところ『お前は2代目として苦労してないのに都合よくお金を集めようとするな』と突き返されました。その直後は『お前らになんの苦労がわかんねん』とおもい心が折れそうになりました。けれどその後何がしたいのかを自分なりにしっかりと考えました。たしかに当初の考え方では例え支援いただいても数ヶ月お店を維持することしかできません。私がやりたいことは想いを受け継ぎのこしていくことでした。そしてこのクラウドファンディングの目的を

・お店を守ること

・ピネ亭の新たなステージへのチャレンジ

の2つにしました。


【リターンのご紹介】

想いの詰まった餃子を冷凍で送らせていただきます。

ひとつひとつ手作りですので1日に作れるのが700個ほどとなっていましてお届けまでに少しお時間頂戴しますことをご了承ください。


【最後に】

アボジが生まれて68年、ピネ亭を始めて40年が経ちました。これは一重にアボジをピネ亭を愛してくださったみなさまのおかげさまです。そしていろいろなことがあった中で家族のため、お客さまのため、誰かの役に立ちたい、その気持ちで頑張ってきてくれたおかげです。

コロナの影響で大変なことは確かです。けれどその中だからこそ気づけたこともありました。

どうか私に想いをのこしていくお力をお貸しください。よろしくお願い申し上げます。


【店舗詳細】

中国料理 ピネ亭

〒555−0032

大阪府大阪市西淀川区大和田4丁目1ー25

06−6474ー8136

営業時間  11時30分〜14時、17時30分〜21時

定休日   水曜日


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/08/18 23:25

    先程ネクストゴールを達成させていただきました!!!!!本当にありがとうございます!!!!!!まだあと35分あります!!!!!!最後までみなさまの想いと一緒に走り抜けさせていただきたいと思います!!!!次のスタートへの最高のゴールにします!!!!ピネ亭 2代目 山城貴寛

  • 2020/08/18 21:19

    いよいよ残すところ2時間となりました!!グランドフィナーレです!!そして最高の誕生日となりました!!ほんとうにたくさんの方がご支援くださり今があります!!ありがとうございます!!クラウドファンディング終了は新たなスタートでもあります!!!みなさまの想いを餃子にのせてたくさんの方に愛を、想いを繋...

  • 2020/08/15 00:24

    【ネクストゴール】みなさまのおかげさまで目標の100万円達成することができました!ありがとうございます!!右も左もわからず不安だらけで始まったクラウドファンディングでしたが、みなさまのご支援のお力で達成することができて心に溢れ出るほどのしあわせをいただくことができました。「アボジの想いをのこし...

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