はじめに・ご挨拶

こんにちは。Air Repair株式会社 代表取締役の寒川です。8年前にサラリーマン兼競技ドライバーからモータースポーツと自動車文化を深めるのを目的に自動車アフターパーツ会社を興しました。

テーマ車両を選定するのにあたり決めたのがトヨタのiQ130。海外では評価も髙く、私が競技ドライバーとしてスランプに陥り、クラス替えを考えていた時にTVCMを見てその動きに目が釘付けになった車で、日本で唯一のAセグメント車なんです。

Facebookを通じて海外のオーナーズクラブを当たっても、機能パーツを真面目に造りこんでいるところが存在していない事も解りかけてきました。そこで、二輪メーカーでサラリーマンを経験し、タイヤメーカー契約ドライバーでもあった私がiQ専門のチューナーになり、アイテムが欲しいけれど市場に無い、という悩みを解消しようとパーツを開発し販売してきたのです。

しかし、ビジネスとしては厳しく、最低ロットを製作しても販売サイクルと補充資金確保のサイクルが噛み合わず、アイテムによっては長期バックオーダーとなり、製造ロットが溜まるまで待って頂くというお客様に対して申し訳ない状況が続いているのです。

このままiQファンのお客様に対して、ご不便をおかけするのも申し訳なく思いクラウドファンディングで限定数ですが専用アイテムを生産しようと考えたのです。

今回の予算概要です。

1、iQ130用モデリスタ車用リヤピーステールパイプ@79500×5本:397500

2、iQ100&130兼用エンジンピッチングストッパー@48000×5個:240000

3、iQ用エアスムーサー@34500×10個:345000

4、iQ用アンダーブレースバー@39000×10個:390000

5、ドロップダンサー2@4500×64本:288000

6、CAMPFIRE手数料17%:約340000

合計:2000500≒2000000

製造コスト、運賃、人件費、消費税は全てリターンの金額に折りこんでいます。


プロダクトのご紹介

iQはある意味、開発途上のコンパクトスポーツだと考えています。それが証拠に、車の基本性能を引き出すアイテムをバランスよく組み合わせると、本当に面白くて楽しい車に仕上がります。私がイタリアのアバルト595と乗り比べをしてもAir Repair iQは引けをとらないほど。様々なアイテムがあるのですが、今回のアイテムでロット生産が必要なものは次の4つです。リターンについても基本はこの4品です。


1、130用モデリスタ専用テールパイプ

私が音に拘りのあるオートバイメーカー出身なので排気効率に加えて、素材、肉厚、パイプの太さまでこだわったテールパイプです。モデリスタ仕様のセンターマフラー用となります。

重量も軽く抜け良いのでレスポンスだけではなく、燃費も向上します。音量はメインサイレンサーにモデリスタを残すので劣化がない限り問題ないはずです(地方の陸運支局や整備工場やディーラーによっては認められない場合があります)。


2、エンジンピッチングストッパー(100&130兼用)

iQの良いところでもあり欠点でもあるのが、エンジンマウント類の柔らかさです。足代わりにノーマルを乗られる方(多分そのような方は痛快な車というのは縁遠い方と思います)には”小さいのに乗り心地が良い”という評価が得られると思います。

しかし、iQの本当の面白さは、奥の深い運動性能にあります。そういう乗り方をした場合には、このマウント類の柔らかさがネックになります。

Air Repair iQの乗り味を支える基本はここにあるのです。これを交換装着する事により、iQが自分を軸に運動する特性に変化するのです。

エンジンやトランスミッションの機械的な振動を身体で感じ、また、キャビンに振動が音となり共鳴するようになるのですが、単純にマフラーを交換したような煩さはなく、逆にiQの息吹を感じる事ができるのです。

この手法は欧州車の手法でもあります。欧州車が程よい硬さがあり、運動性能が自然的で音が良い、というのはこういったマウント類の硬さを調質しているからなのです。

※左が製品、右が130用ノーマル 100用は鋳物ではなくプレスの板の成型品です


3、リヤアンダーブレースバー(100&130兼用)

iQの車体剛性は結構高いのです。しかし、深く知らない人は(専門家も含めて)柔らかさを感じるといいます。しかしそれは、エンジンマウントの柔らかさからくる、エンジンの揺れによるものなのです。

前半分は、一体式のクロスメンバー(通常の車は分割式)を採用しているのでかなり頑丈ですし、フロアは前半分後ろ半分が高張力鋼板を採用しているので基本剛性は高いのです。

ただし、リヤサスペンション(トーションビーム)の動作させる付け根の部分が、ちょうど高張力鋼板の使われていない部分(車体フロアの距離30cm程度)にあるのです。

旋回Gが加わった時にそこが撓んでしまい、トーションビームの動きが邪魔されて、スムーズに動きにくくなりサスペンションの動きが悪くなるのです。

それを抑えるために、左右を連結させる補強材を追加します。それが、このアンダーブレースバーなのです。




4、エアインテークスムーサー(100用、130用):実用新案登録申請中

基本的な設計が、突然変異的な優秀さを持つのがiQなのですが、コストの問題なのか生産都合の問題なのか、残念なところが多く存在しています。

どの車でも、吸気系ではエアフィルターの存在する、エアフィルターボックスというものがありますよね。実はiQは通常の車と比べて大型なのです。特にエアフィルターから後ろの容量が大きいのです。

残念なのは、エンジンへ向かう吸気口の位置と形状なのです。それが原因でせっかくもっている空気の容量が活かされていないんです。

それを上手く利用してトルクを増そう、と考案したのがエアスムーサーです。長さ、口径、ファンネル部の曲率は計算して、NCAAの翼型モデルとを照らし合わせながら設計しました。

高価な上に熱的に不利なオープンタイプのエアインテークシステムを使わなくとも、エンジン保護や安定した性能向上に寄与する事が出来るのです。

エアフィルター以降の空気だまりを一気に吸い込む、ということは邪魔するものがない。負圧の発生する面積が大きいので、平均した透過空気流(吸入風)となる。平均した吸入風なので流速が落ちる。ということは圧力損失が少なく吸入抵抗が少なくなるということです。

これを生み出した背景は、アフターパーツの世界において、きちんとした空力の考えに基づいた商品が少ない、というところからなんです。その中で特にiQはマーケットして魅力が無いと思われたためなのか、真面目に考察された商品が存在していないんですよね。




このプロジェクトを立ち上げた訳

iQという車のパフォーマンスアップをするためにパーツ類の開発を真剣に取り組んでいる会社は世界広しと言えども当社のみ、と自負しております。

商品群は競技ドライバーでもある私がテスト走行を行い、データ上で効果が認められて尚且つ、私自身の感性に合ったものを世に出す、というスタンスを守ってきました。

また日本においては、ディーラーさんでも嫌がられない内容のものとする、というのを守ってきました。ですから、一定以上の品質が保持されなければならない、という自社基準ももっています。

少量生産車や特定のマニア車に良くある、ワンオフ製作品というのもありますが、当社はiQのスペシャリストであるという自負があるので、生産管理が安定している有名アフターパーツメーカー様に、小ロットで生産のお願いをしているのです。

ただ、現状で問題になっているのはロット生産分の商品が、次回生産可能分の資本を生み出すサイクルで市場に出ていかない、というところなんですね。要するに最低生産ロットを生産委託メーカー様にお支払いする資金ができないんです。

当社の資本金は小さい上に、現状コロナウィルスの影響で売り上げが激減し、固定費や現状売れている静電気除去抑制系各種コート剤の開発費や、原材料仕入れ費を支払うのが精いっぱいの状況で、iQ用パーツの生産原資にまで資金が回せないという現状。

世界中で人数は少ないけれど、当社に期待を寄せて問い合わせをしてきて下さる方々がいる。その皆さんに応えられない当社。本当に切なく悲しいのです。

それで、クラウドファンディングでアイテムを先行注文をして頂けたなら!とプロジェクトを立ち上げたわけなんです。iQのオーナーでない方の為に、静電気除去抑制ボディコート剤”ドロップダンサー2”もリターンの一つに加えさせて頂きます。


リターンのご紹介

1.130モデリスタ用エキゾーストパイプ 送料消費税込み 79500円

モデリスタセンターマフラー仕様車専用 メインパイプ42φ エンド部デュアル Air Repairレーザーロゴ入り ガスケット フランジ用ボルトナットワッシャ付き マフラーハンガー無


2.エンジンピッチングストッパー 送料消費税込み 48000円

強化ゴムブッシュ仕様 取り付けボルトは既存品を利用 100と130共通


3.リヤアンダーブレースバー 送料消費税込み 39000円

トーションビーム付け根のピボット部に装着 既存ボルト利用 100と130共通

4.エアインテークスムーサー 送料消費税込み 34500円

100用130用あり 形状は同じ 純正エアクリーナーケースと置き換え


5.静電気除去抑制ボディコーティング剤”ドロップダンサー2” 送料消費税込み 4500円

当社の得意とする、空力の知識と静電気除去抑制効果との融合で生まれた、新しいタイプの簡単ボディコーティング剤です。空力特性の向上により、風切り音の低減、高速時の走行安定性の向上、燃費の向上が実際に確認できています(当社テスト)。もともと仕上がりには自信のあった”ドロップダンサー”の改良版が”ドロップダンサー2”です。静電気除去抑制性能を維持するには一か月置きの施工です。

内容量:100ml 普通車で5回分程度


会社の紹介

とにかく、私自身が自分で確かめて納得できなければ市販しない、という事に徹しています。ただし、私が持っていない知識や良い物があったら試してみて、結果がよければ積極的に採用していく柔軟性も持っています。分け隔てなく、関わる人達みんなに幸せがあるように、そういう願いで商品の開発や販売をしています。けれど、なぜか利益が出てこないという矛盾を抱えています(笑)



本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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