はじめに・ご挨拶

こんにちは。クリエイターの時嶋コウと申します。
私は『楽団七芒星』という個人の事業を持ち、その中でも謎解き制作団体メロディラビリンスというブランドを立ち上げております。

オリジナルの世界観で行われる様々な体験型イベント、主に謎解きといわれるジャンルを制作しています。時には自身の音楽や脚本による朗読劇なども発表しています。

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今まで7年間で20作以上を制作してきました。
チケットはどの作品も少なめの用意ではありますが、お陰様で完売になることが多いです。

物語の舞台は多岐に渡ります。

魔法の世界、妖怪の棲む異世界、時空のゆがんだ教室、人里離れた洋館……

様々な非日常へと、おもに謎解きを通じてアプローチしています。


謎解きとは? 体験型イベントとは?

物語には困難がつきものです。しかしそれを一部の人しか攻略できないものにしてしまうと、途端に参加するハードルが高くなってしまいます。それを、だれでもできるというフォーマットに落とし込んだのが謎解きといえます。

皆様自身が物語の登場人物となり、様々な困難を乗り越え、制限時間内に生還を目指す。そしてその困難が、謎解きとなります。

たとえば、以下の画像を見てみましょう。ここから何かの答えを導くことができるようです。

『まる』『しかく』『さんかく』に数字がふってあるようです。
この数字の意味を考えていきます。いろんな可能性があると思いますが、ここでこうひらめくことができそうです。『数字の番目の文字を読むのではないか?』

まるの1、だったら『まるの1文字目』を読むという感じです。
実際に読んでみましょう。最初は『まるのま』次は『しかくのか』最後は『さんかくのか』

そうすると……【まっかっか】という答えを導くことができました。
赤い文字で書かれていた理由もスッキリしました。

このように様々な謎を解読し、物語を進めていきます。
謎解きは誰でもひらめくことができればクリアできるゲームです。

こういった物語体験は、なかなか画面の中や自宅で体験することはできません。

実際にその雰囲気に作られた会場、小道具、キャスト、そういった世界観があるからこそプレイヤーは物語の世界によりいっそう入ることができると思っています。


プロジェクトをやろうと思った理由

現在、新型コロナウイルスの影響により、公演が開催できないことや、規模を縮小して行わざるを得ない状況となっております。

大手の謎解き制作会社様がある中で、我々は知る人ぞ知る、隠れ家的な謎解き制作を目指してきました。大人数は押しかけないけれど、ひっそりと路地裏で上質な謎解きを提供しています。

そんな中、謎解き、体験型イベントの運営はどうしてもお客様がいらっしゃらなければ成り立ちません。今までご来場されたすべてのお客様に感謝するとともに、よりいっそう面白い物語体験を提供すべく、このたびメロディラビリンスでは【常設店舗をオープンする】ということを目標に掲げ、クラウドファンディングを実施させていただきます。


現在の運営を持ちこたえることだけでなく、さらなる発展を遂げたいと思っております。


このプロジェクトで実現したいこと

メロディラビリンスはこのままだとひっそりと無くなってしまうかもしれません。

しかし皆様からのご支援をいただければ、常設店舗を設営しさらなるイベント展開が可能となります。

謎解きだけでなく、様々なエンターテイメントにも挑戦できます。

近年はマーダーミステリーなどの推理ゲームなども増えてきました。

アトラクション要素が入ったゲームも遊園地などでよく見かけます。

そういったものを、作れるようになるかもしれません。

何よりも、自身の会場を持つことで安心、安定してすべてのイベントを開催することができます。


これまでの活動

今まで多くの体験型イベントを制作してきました。以下は代表作です。

うだるような暑さの夏。昼と夜の境い目の黄昏時にいつも通り東京さくらトラム(都電荒川線)に乗った。しかしどういうことだろう。乗客の人達はどこか生気がなく、まるで人間ではないような気がする。そしてふと気付いた。読み上げられる駅名が、まったく知らないものばかりだ。そう、いつの間にか自分は異世界行きの電車に乗ってしまっていたのである。 

ここは《東京ざくろトラム……裏荒川線》のようだ。

『きさらぎ駅行き』………? 絶対に終点まで行ってはいけない気がした。

 急いで降りた駅のそばにあるカフェに入り、助けを求めることにした。そこで待っていた少女《プリメル》によれば、この異世界に隠された古文書を解読すれば元の世界に戻る手段が分かるらしい。

それは、終電までに正しい方法で東京ざくろトラムに乗ること。そうすれば元の世界に戻ることができるが、間違えたり、終電を逃せば最後、もうこの異世界の住人となるようだ。

あなたはカフェ店員の女の子であるプリメルと協力し、無事に元の世界に帰ることができるだろうか?


何も変わらない日常。恵まれない環境。そんな日々に嫌気が差した。

青年ルシッドの楽しみは、夢だ。寝ている時に見る夢。
それこそが、唯一現実を忘れられるひと時だった。
ある日彼は、本で読んだことのある方法を試してみた。
自由自在に操り、自分の好きな夢を見られるという方法だ。
現実なんてこなくていい。好きな夢だけ見られればいい。彼はそう思って
練習に励んだ。

そしてある日、彼は不思議な夢を見た。
いつもと違い、はっきりと意識がある。今自分が夢を見ているという自覚もある。しかし、今どこにいるのかがわからない。
そんな自分の元に、一人の少女が近づいてきた。
彼女は意識の底に棲む存在、リミ。
そして何もない黒い空間の中にポツンと一つ、扉があった。
『さあ、いこう。これからあなたには、9つの夢の世界を案内してあげる。
もしその夢に留まりたいと願えば、あなたはずっとその世界にいられるけど、
もしそうでなければ、その世界にたった一つある扉をくぐれば次の世界にいける』

何が起こるか分からない恐怖よりも、好奇心の方が優っていた。
退屈な現実では味わえない、非日常の世界を冒険するんだ。
その時までは、そう思っていた。
そう、その時までは。
9つの夢の世界で紡がれるストーリーを、オリジナル曲の演奏と朗読劇で

語る体験型ファンタジーイベント。



資金の使い道

皆様からご支援いただく資金は、当初ではイベントの設営費用等に充てさせていただく予定でしたが、改めてすべて常設店舗開店の資金に充てさせていただきます。

All-or-Nothing方式となり、資金が集まらなかった場合は断念となり、リターンはありません。


リターンについて

今まで人気があったコンテンツの発展版や、皆様に楽しんでいただけるような限定コンテンツを用意させていただいております。


実施スケジュール

プロジェクトは2020年7月27日(月)までとなっております。

限定イベントにつきましては順次ご連絡いたしますが、2020年9月以降より順次予定しております。


最後に

まだまだ新型コロナウイルスの終息には時間を要します。

私たちと同じように、皆様も社会的状況、経済的状況が芳しくないこととお察しいたします。
しかし、そんなつらい状況の中で、少しでも楽しいエンターテイメントを作って、皆様の笑顔になれたらと思っております。

もし、よりいっそうエンターテイメントの発展のためお力添えをいただけましたら心より感謝を申し上げます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


楽団七芒星

代表 時嶋コウ




<All-or-Nothing方式の場合>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、リターンはありません。

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