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はじめに・ご挨拶

はじめまして。月の飼い主の『ゆか 』と申します。
家族構成は、私と、高校生の娘、月(生後1.9年)の2人+1匹です。

月は2018年10月に猫の保護団体から家族として迎え入れました。保護猫なので生年月日がわからず、末広がりの意味を込めて、8月8日に決めました。はじめは警戒心が強く臆病で、迎え入れてわかったことですが脱腸もあり、体の弱い子でした。ですがツンデレで他人には全くなつかないのに、私達家族にはなついてくれて(当たり前ですが)膝の上に乗ったり、毎晩私のベットにきて一緒に寝てくれるようになりました。
私達にとっては可愛い本当に大切な家族です。

 うちに来たばかりの頃の可愛い月です


このプロジェクトで実現したいこと

猫伝染性腹膜炎(FIP) にかかった可愛い家族の月を助けたいのです。猫伝染性腹膜炎(FIP)は発症すると致死率100%という難病です。この病気を克服するには、日本の認可外の海外のお薬を継続投与するしかありません。認可外という事で本当に高額ですが、どんなに高くてもあきらめることはできません。この海外のお薬によって猫にとっては不死の病とされる病気を克服できたら、同じようにこの病気でつらい思いをしている方たちの希望になれるのではないかと思います。


プロジェクトをやろうと思った理由

私は以前から野良猫を保護し里親に出すという活動をしてきました。新しい子が入る度にストレスを感じ、やっと慣れたと思ったら里親さんに引き取られていき、仲良くなった子とお別れすることになり月にとってはつらいことのようでした。もともと体の弱い月はこのストレスのせいか体調を崩すこともあり、病院通いをしていました。臆病でストレスを感じやすい子でした。

そのためなんとなく元気がないことにもすぐに気づいてあげれませんでした。春先なんだか元気がなく、すごくやせてきて、高いところに登らなくなったと気づきました。しかしその時は保護した猫が全ていい里親さんにもらわれていった後だったので寂しくて食欲も落ちて痩せたのだろうとしか思っていませんでした。ですがだんだん痩せていくので心配になり、6月の初めに病院につれていきました。
それから猫伝染性腹膜炎(FIP)であることがわかるまでにかなりの時間を要することになりました。

                すっかり痩せてしまった月 

       


6月5日 動物病院へ
熱は特になく、血液検査の結果も特に問題ないとのこと。少し貧血があるのと体重が減っているとのことで、皮下点滴をし様子を見ることに。

6月12日 猫伝染性腹膜炎(FIP) の血液検査
最初4㎏ぐらいあった体重が2.50㎏に。 エイズ・白血病の検査を再度したのですが、異常はなく猫伝染性腹膜炎(FIP) の検査の為、再度採血。その後皮下点滴とステロイドの投与をして様子を見ることに。

6月15日 食欲低下・再診
ステロイドの効果はあまり見られず、食欲もさらに落ちてしまいました。猫伝染性腹膜炎(FIP) の血液検査が外注になるので時間もかかるとのことで、その日はまた皮下点滴とステロイドの投与をして再度様子を見ることに。

6月16日 猫伝染性腹膜炎(FIP) 確定
ステロイドの効果はなく、食欲はなくなり水も飲まなくなりました。このころには私たち自身も猫伝染性腹膜炎(FIP) であることを確信しつつあり、とても不安でした。致死率100%の病気であることは知っていました。もうだめかと思いながらもあきらめきれず治療法や薬を探していました。がネットで調べてくれ、ある薬の事を知りました。ただこの薬は日本認可外の海外のお薬でした。薬の信憑性も分からない上にその時点では最終的な猫伝染性腹膜炎(FIP) の診断はおりていませんでした。すぐ後に血液検査の結果が出て、やはり猫伝染性腹膜炎(FIP) でした。予期していたことといえ獣医師から、いつ死ぬかわからないと宣告されました。この認可外のお薬のことを話しても知らないとのことで他の病院を紹介され、そのまま月を連れて他の病院に向かいました。紹介された病院でこの薬の事を話しましたが、日本認可外の海外のお薬でその薬は扱っていないとのこと。エコー検査・皮下点滴・皮下注射をしてもらいサプリメントをもらって帰りました。
γーグロブリンが高いFIP特有の波形

6月17日 苦渋の決断
こんなことをしていても月が日に日に弱っていくことは傍目で見ていても明らかでした。しかしあきらめきれず、昨日の病院から帰ってずっとネット等で調べ、やはりこの薬しかないと思いました。高額であることは知っていました。入手が難しいこともわかっていました。なんとかすぐに国内で薬を入手しなければいけなくなり、この海外のお薬の公式サイトで問い合わせをすると協力病院で処方してもらえることがわかりました。しかし一番近い協力病院でも片道400km近くあり、この状態の月を連れて行くことは心配でたまりませんでした。途中で死んでしまったらどうしようと。しかしやはりこの決断を選ぶしかありませんでした。次の日のできるだけ早い時間に協力病院の予約を入れました。新幹線等の公共機関を使うよりも車で行った方が月の負担が少ないと思い、私が車を運転していくことに。その日再度近くの動物病院に行き、皮下点滴・皮下注射とできるだけのことをしてもらいました。子供にも行く途中の月の世話をお願いしました。

6月18日 協力病院へ
朝の4時前に家を出発し、あいにくの雨の中、協力病院へ向かいました。5、6時間ほどかかりましたが無事病院に着き、精密検査を行って丁寧に説明もして頂き、ほっとしました。検査の後、ドライタイプであること、通常の1.5倍量の投与量が必要であることがわかりました。今まで投与した猫は84%の確率で寛解しているとのこと。早速投与をしてもらい、相変らずの雨の中の帰宅でしたが、車の中の月の容体もいいようで、希望が見えてきました。月の事を気にしながら、運転して無事夕方近くに家に帰り着いたときはほっとしました。
激しい雨の中病院へ

詳しく説明して頂きました

海外のお薬 

6月19日 動物病院へ
投薬後の検査の為、一日で食欲も出て調子もよさげな月を連れて動物病院へ。協力病院での検査結果のお知らせと皮下点滴のみ受けて、帰宅。

6月23日 再検査
エコー検査・血液検査の為、再度動物病院へ。
食欲も出ているのに何故か体重は減少し、2.52㎏に。
腹水が減っているため体重減少のようで元気が少しずつ出てきている月によくなっていることを確信。

7月2日 再検査、体重増加
精密な血液検査の為動物病院へ。
炎症を示す数値がまだ高く、タンパクも高いのですが貧血の方はだいぶ改善し、体をよく動かすようになってきた月に感謝の気持ちでいっぱいになりました。あきらめなくて本当によかったと思いました。

7月28日 再検査、体重増加                         
投与を初めて6週間近くがたち精密な血液検査の為、再度動物病院へ。
炎症を示す数値がだいぶ下がり、タンパクもまだ少し高いのですが貧血の方は改善。
体重は800gも増え、病気になる前に戻ったかのようです。

7月末日 現在
月はとても元気になっており、体重も増えています。諦めることなどできませんでした。なんとか元気になった月と一緒にいたいと思いました。ただ本当に薬が高額で、この薬の投与にいきつく前も検査や点滴・注射やサプリメント等で膨大な費用がかかってしまっており、かなり経済的に厳しい状況です。しかし悩んでいる状況ではなく、どんなことをしてでも84日間の投薬を続けなければいけません(この薬は84日間飲み続けなければいけません)。ネットでこの薬を探していた時からこのクラウドファンディングの事は知っていました。しかし今まで保護した猫を里親に出す際、飼い主様に猫を飼う上での経済的な負担を覚悟して頂き譲渡してきました。その自分が自分の飼い猫の経済的負担も背負えずにこのようなお願いをすることになってしまい月に対しても、皆様に対しても本当に申し訳ない気持ちです。
しかし体重増え、今後更なる薬代がかかることを考えると厚かましいお願いですが、援助をお願いしたいのです。

今まで投与した薬  これまでに払った薬代ですでに100万超えましたすっかり元気になった月です


資金の使い道 
皆様から頂いたた支援金は、お薬とそれに伴う治療費にさせて頂きたいと思います。
この海外のお薬は84日間(12週間)毎日同じ時間もしくはその時間よりも早く投薬しなくてはなりません。月の場合、投与を始めた際の体重は2.6kgですがドライタイプで通常の1.5倍量の1日400mgの処方からスタートしました。しかしもう3kgを超え、今3.5kgあります。今の投与量は550mgです。
50mgの価格が¥1,320(税込)で1日あたり¥14,520(税込)です。
月はもともと体重が4kgぐらいありました。元の体重をこえるのもすぐかと思われます。
そうなった場合、投与量は650mgとなり、1日あたり¥17,160(税込)です。

概算ですが
1~10日目まで400mg  ¥10,560×10日=¥105,600
11~20日目まで450mg ¥11,880×10日=¥118,000
21~30日目まで500mg ¥13,200×10日=¥132,000
31~40日目まで550mg ¥14,520×10日=¥145,200
41~60日目まで600mg ¥15,840×20日=¥316,800
61~84日目まで650mg ¥17,160×24日=¥411,840
合計で¥1,229,440となります。

これに加えて定期的な診察や検査代、追加の薬代などがかかってくると、おそらく最低でも150万円以上と思われます。全てをお願いできるとは思っておりませんし、自分の飼い主としての責任も感じております。
それで目標設定を130万円とさせて頂き、治療代、薬代、クラウドファンディングの手数料にさせて頂きたいと思います。
また今後の活動報告につきましては支援者の方へご報告させて頂きます。  

※この海外のお薬は日本において動物医薬品として承認されていません。
月の飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえで月にとって投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫に有効であるという趣旨ではありません。


リターンについて
私達親子のできることでお返しを考えています。細やかなものではありますが、心を込めて、お礼のメール・月の画像や動画データ・直筆の手紙等をお礼として送らせていただきたいと考えています。
また治療を行った後の活動報告、及び集めた資金を適切に使用させて頂いたことをリターンとして支援者の方へご報告させて頂きます。


実施スケジュール
この海外のお薬を一刻も早く投与しなければいけなかったため、6月18日より投薬を開始しています。投薬が終了する予定日は9月9日です。毎日夜22時に薬をあげていく予定です。
実施中にかかったお薬代や診察の費用については、順次報告していく予定です。


最後に

月が我が家に来てくれてから1年半が過ぎました。この薬に出会えなければ2歳のお誕生日を迎えることなく虹の橋を渡っていたと思います。
大切な可愛い家族です。私と子供にとってかけがえのない家族です。これから先も天寿を全うするまで月と一緒に過ごしたいと思っております。
今、月はこの薬のおかげで日増しに元気になり、この薬を処方してくれた協力病院の先生、それと自分の病院以外の処方のお薬の為に協力してくれている動物病院の先生、相談に乗ってくれた方々全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです
この薬は昨年日本に入ったばかりで、この薬がなく致死率100%のこの病気で亡くなった猫ちゃんも多いと思います。ご家族の方の悲しみを考えると、この薬の認可を願わずにはいられません。
月が完治し、これからFIPの猫ちゃんの希望となれば幸いです。
ご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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