はじめに・ご挨拶

社長からの挨拶


 新型コロナウイルス感染症の拡大により、人の移動が制限されたり自粛が要請され、特に観光に携わる事業者は厳しい状況に置かれています。

 石鎚登山ロープウェイでも、2月に入ると日を追うごとに来場者が減少し3月2日から運休となりました。5月16日には運行を再開しましたが、来場者は去年の3割にとどまっています。

さらに、石鎚山がもっとも賑わうお山開きの大祭が縮小され、夏休みも短縮となるなど、明るい兆しが見えません。

 このような状況の中、石鎚に元気を届けようと新居浜市在住の芸術家 石村嘉成 氏より作製したオリジナル作品を寄贈いただきました。80Mのキャンパスに描かれた迫力ある力強い作品です。

 石村さんの思いに応えたいと考え、作品の活用を検討した結果、訪れた皆様に元気になってもらえるように、ゴンドラにラッピングすることになりました。

 ただ、現在の状況では単独で費用を捻出するのは厳しく、クラウドファンディングを立ち上げることにしました。

 皆様のご協力を心よりお願いいたします。

 石鎚登山ロープウェイ株式会社

 代表取締役 伊藤和豊 

このプロジェクトで実現したいこと


「今、皆さんがいろいろなことを我慢して自粛しています。みんなのがんばる気持ちを動物に置き換えて絵に描きました」


石村嘉成氏が寄贈してくださった絵は、このような気持ちを込めて描かれたそうです。この絵をゴンドラにラッピングし、石鎚に訪れる人とともに、石鎚の山の中を走らせたい。きれいな新緑をイメージして描かれた絵は、自粛生活をしている人を元気づけられるのではないかと思いました。

 この絵をゴンドラにラッピングするために、皆さんのお力をお借りしたいと考えています。返礼品には、石村さんとのオリジナルコラボグッズのほか、ロープウェイの乗車券や優待券などをご用意しています。自由に出かけられるようになった時に、是非、優待券を使って、石村さんの絵とともに走るロープウェイに乗りに来てください。四季折々の表情を見せる石鎚の自然も、変わらずお客様をお待ちしております。


新緑の中を走るいしづち号(左)とまえがみ号(右)です。


私たちの地域のご紹介


私たちの会社は、愛媛県西条市の石鎚山の麓にあります。西日本の最高峰の石鎚山は、神様の住む山として信仰され多くの参拝客が訪れます。その足として52年前に開業しました。標高455Ⅿから1,300Ⅿまで標高差845Ⅿを一気に駆け上がる、急こう配のロープウェイです。

 今ではご参拝のお客様のほかに、登山や観光、冬にはスキーのお客様を乗せて運行しています。

雪解けの5月は多くの登山客が訪れ、春の訪れを告げる草花などを楽しんでいただいています。7月のお山開きには、全国からたくさんの参拝客が集まり、青葉茂る夏の石鎚は一番の活気に包まれます。

 紅葉に染まる鮮やかな秋の石鎚、雪と氷に閉ざされた厳しい冬の石鎚、どの季節も訪れる人に感動を与えてくれます。

 しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で、当面すべての行事・イベントが縮小または中止となってしまいました。


「4月末頃、アケボノツツジ(手前)と霧氷の付いた石鎚山」


プロジェクトを立ち上げた背景

 新型コロナウイルスの影響で営業自粛となり、お客様が一人も来場しない日が続きました。緊急事態宣言が解除された後も、自粛ムードが続き来場者も去年の3割ほどです。

 

 今だからこそ、何かできることはないかと考えました。そこで、私たちが今まで作ったことがなかったオリジナルグッズを作り、通販で販売し少しでも売り上げをロープウェイの維持費に充てようと考えました。

 その時、声をかけさせていただいたのが、地元で活躍する石村嘉成さんでした。石村さんは快く引き受けてくださり、すぐに制作に取り掛かってくださいました。

 絵が出来上がり、石村さんも新聞やテレビの取材を受けPRしていただきました。その時「今、皆さんがいろいろなことを我慢して自粛しています。みんなのがんばる気持ちを動物に置き換えて絵に描きました」と話されていました。ご自身も個展の自粛やイベントの延期で大変な時に、ロープウェイだけでなく多くの人を励まそうとする姿に、とても感銘しました。

 私たちも初心に帰り、全国から様々な目的で石鎚山を訪れる人を元気づける方法はないかと、改めて考えさせられました。

 いろいろな案を出し合い、自分たちにしかないものは何か考え、多くの人を運ぶゴンドラが石鎚登山ロープウェイの顔であると気づきました。そこで訪れた人が必ず目にするゴンドラに、石村さんの絵をラッピングしようと考えました。

 

これまでの活動

 石鎚登山ロープウェイでは、石鎚山の自然を守り将来に伝えるために、自然保護・環境保全に取り組むNPO法人等と協力し、自然観察会を開催したり、登山者の安全のため登山道の保全や清掃活動を行っています。


登山道の整備をすることで、登山者が安全に登山を楽しめるようになります。私たちは、自然保護と登山者の安全の両方を考えて整備作業に取り組んでいます。






ロープウェイ特注のメインワイヤー

また、ロープウェイを安全に運行するため、毎日の安全点検に努めています。年に一度、運休期間を設け、普段できない箇所の点検も行っております。


今年は、ロープウェイのメインワイヤーの張替え作業も行いました。




資金の使い道・実施スケジュール

皆様から支援していただいた資金は、ゴンドラ(2台分)のラッピング費用とグッズ制作費に充てさせていただきます。

ラッピング費用…280万

グッズ制作費…70万



ゴンドラのラッピングは2021年4月の運休期間に行う予定です。新しいゴンドラがロープウェイを走るのは2021年のGWごろを予定しています。


割引優待券の利用開始は、新しいゴンドラがお披露目されてからご利用できます。お客様が初めてご来場いただいてから1年間が有効期間となります。


また、支援金の余剰分はロープウェイの整備維持費に充てさせていただきます。




リターンのご紹介

・1000円…お礼メールのみ

     心を込めてお礼のメールを送らせていただきます。

・3000円…お礼のメールと一年間のロープウェイ往復乗車券2割引き優待券


・3000円…お礼のメールと手ぬぐい

     ※こちらは、優待券はついていません。

・5000円…お礼のメールと一年間のロープウェイ往復乗車券2割引き優待券、石村さんコラボ手ぬぐい


・10000円…お礼のメールと一年間のロープウェイ往復乗車券2割引き優待券、石村さんコラボ手ぬぐい、コラボステンレスマグカップ。


・50000円…お礼のメールと一年間のロープウェイ乗車券無料パスポート、石村さんコラボ手ぬぐい、コラボステンレスマグカップ


・100000円…お礼のメールと2年間ロープウェイ乗車券無料パスポート、石村さんコラボ手ぬぐい、コラボステンレスマグカップ


優待券・無料パスポートの利用開始は、ゴンドラのラッピングが終わってから(2021年5月上旬)、お客様が初めてご来場いただいた日からスタートになります。


優待券の利用方法

 チケット購入時に、窓口で優待券をお見せください。係りの者が確認いたします。

 ※優待券1枚に付き往復乗車券1枚が割引対象となります。

 ※原則大人往復乗車券が割引対象となりますが、小人往復乗車券でもご利用できます。


無料パスポートの利用方法

 改札の時、係りの者にパスポートをご提示ください。



石村嘉成さんのご紹介

石村さんのアトリエにて撮影

プロフィール

生後2歳児検診で、自閉症による発達障害と判明。
家族や医師、学校教師などの支援を受けながら高校生から創作活動を始め、
2013年に第2回エコールドパリ、浮世・絵展 ドローイングコンクールにて、
見事入選を果たし、審査の結果、優秀賞を受賞しました。

現在は絵画にも取り組むなど創作域を拡げています。
作品から石村嘉成の"ことば"を感じてください

※テキストは石村さんのHPから引用


ギャラリーにて作品の前で

寄贈していただいた作品には、石鎚に生息しているクマタカやハヤブサ、ヤマネとともに空想上の天狗が描かれています。生き物本来の色とは違いますが、石鎚の新緑をイメージして描かれたそうです。

 天狗の手のひらにはヤマネが乗っています。作品を依頼するときに、リクエストさせていただきました。ヤマネは、とても小さな生き物です。冬はほとんど寝て過ごし、春になるととても広範囲に動き回ります。巣ごもり生活をしている私たちと少し似ているように感じます。

原画は石村さんのギャラリーに展示されています。是非訪れて原画の迫力を感じてください。

石村嘉成さん公式HP https://i-yoshinari.jp/



石村さんからの応援メッセージをいただきました。ご紹介させていただきます。


 新型コロナウイルス感染症の拡大により、わずか数ヶ月で世の中は一変してしまいました。

今まで聞いたこともない緊急事態宣言が発令されました。その頃、あらゆる活動が制限され、自粛生活を余儀なくされました。私たちは、恐怖と不安で気持ちでは完全にコロナに負けていました。そんな時、私は私を作家として育てていただいた地元の皆様に、何かできるだろう。作家として、いや作家だから出来ることを考えていました。

そんな時に石鎚登山ロープウェイさんからご依頼をいただきました。石鎚山といえば、霊峰石鎚と呼ばれています。愛媛県の東中予地方においては、「石鎚山が守ってくれとる」と大きな災害を回避してくれていると言われています。

そんな神神しい石鎚山の入り口である「ロープウェイが困っている」まさにこれこそ私にできることと思い、お受けさせていただきました。

この企画はグッズのデザインということで始まったのですが、私は私のデザインしたケーブルカーが石鎚山を気持ちよく走るということをイメージしてキャンバスに描き始めました。まず、天狗岳の上空に石鎚山系にいる動物を描きました。そして「コロナ退散」の願いを込めて、天狗さん、その手のひらには「山の妖精」と言われている石鎚に住むヤマネを配しました。石鎚山に住む動物たちも私たちを応援してくれています。その絵とは別にマグカップ用に「山に挑む」という、クマタカの版画も作りました。

一日も早く私のデザインしたケーブルカーが石鎚山を滑空し、リュックにクマタカをデザインしたマグカップを吊るした登山者が楽しそうに登っていく日が来ることを願ってやみません。

最後になりましたが、私もこの石鎚登山ロープウェイさんのプロジェクトを心より応援しています。

石村嘉成



最後に

新型コロナウイルス感染症の影響は、先が見通せない厳しい状況ですが必ず終息は来ます。

それまで将来への展望を描き全員でコロナ過に立ち向かっていきます。


皆様、このプロジェクトへのご支援を心よりお願いいたします。



<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/04/22 08:00

    4月20日に新しいゴンドラのお披露目会と石村嘉成さんの作品の進呈式を行いました!ご支援していただいた皆様、お待たせしました。ついに、石鎚登山ロープウェイのゴンドラのラッピングが完成しました!お披露目会には、作品を提供していただいた石村嘉成さんや、ラッピング作業をしていただいた岩田看板広告株式会...

  • 2021/04/15 09:54

    石鎚登山ロープウェイラッピング企画をご支援してくださった皆さまにお知らせします。先日から、ゴンドラのラッピング作業が始まりました!作業してくれている職人さんが言うには、石鎚のゴンドラは、窓が多くて凹凸があるので作業が大変だそうです。大変かと思いますが、引き続きよろしくおねがいします。石鎚登山ロ...

  • 2021/02/08 09:00

    岩田看板さんから図案の説明を受ける様子ご支援者のみなさま、ゴンドララッピング企画の進捗状況を報告します。先日、ラッピング作業をしていただくことになった業者さんと打ち合わせを行いました。ゴンドラの形状に合わせて図案を製作していただきました。デザイナーさん曰はく、窓が大きいので大変だったそうです。...

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