こんにちは。中原中学校生徒会長の永野陸です。新型コロナウイルスの影響で、柏市総合体育大会をはじめとする中学生の部活動の大会がなくなってしまいました。3年生は最後の大会のために今まで一生懸命頑張ってきましたが、大会がなくなってしまい、最初はどうしていいかわかりませんでした。自分たちで何かできることはないか。生徒会のメンバーで話し合った結果、中原中学校の部活などの活動を動画にしたいと思いました。

「私たちの集大成を見せたい！」そこで私たちは学校や部活動の紹介の動画を作ることにしました。しかし、私たちにはそんな技術はなく、学校にも難しいと言われてしまいました。そんな時に学年主任の沖田先生から、クラウドファンディングという資金調達の仕組みを教えてもらいました。クラウドファンディングで資金調達が出来れば、プロの方にお願いして、中原中の動画を作ることが出来るかもしれない。そう考え、私たちはこのクラウドファンディングに取り組もうと決心しました。

クラウドファンディングについて詳しいオープンロード合同会社代表の小川さん、動画の制作をしてくれるomeganeの土井さんに協力して頂き、クラウドファンディングや動画の制作に挑戦しました。大人の方との初めての名刺交換。学校で先生以外の大人の方と関わる機会が少ないのでとても緊張しました。そして、１週間に一度の会議で小川さんと土井さんから宿題が出されました。
「クラウドファンディングのサイトについて調べて、いいなと思ったサイトとあんまり好きじゃないなと思ったサイトの理由を来週発表しよう」
「どんな動画にしたいのか、NHKやYouTubeの動画を見てこよう」
普段はこのような視点からサイトや動画を見たことがなかったので、調べているとあっという間で時間が足りないくらいでした。その後、それぞれ意見を持ち寄り、動画の制作について話し合いを始めました。

「部活動の集大成を動画という形にしたい！」という発想からクラウドファンディングに繋がりましたが、実際にやってみると初めてのことばかりでした。クラウドファンディングのページに載せる文章や写真を考えたり、支援して頂けそうな方や企業を想像して表にまとめたり、リターンの内容を考えて原価を調べたり…校長先生や沖田先生などにアドバイスしてもらいながら、こうやってクラウドファンディングを始めることが出来ました。

しかし、私たちにとってはこれからが本番です。目標金額を集める為にチラシを渡しに行ったり、知り合いの大人の人たちにお願いをしていく予定です。また、動画のコンセプトやどんなシーンを入れたいかなどを考え、ほかの３年生たちに伝えて撮影に協力してもらわなければいけません。そして、クラウドファンディングが終了したら、美術部のみんなと一緒にリターンのパンフレットをつくったり、支援してくれた方への発送作業もやらなければいけません。

クラウドファンディングをやってみて、お金を払う人の気持ちになって文章を考えたり企画したり、様々な人と一緒に活動して、部活とは違った楽しみを感じています。

私たちには部活最後の大会がありません。しかし、なんとなく引退するのではなく、部活動を堂々と精いっぱいやり切ったと胸を張りたいです。その形が動画制作です。後で振り返った時に
「中学の部活頑張ったな」
「コロナがあって最後の大会もなかったけれど、動画制作でみんなが一つに力を合わせて頑張ったよな」
と思えるようになりたいです。

ぜひ、中原中の動画制作にご協力お願いします！

※このプロジェクトに問題が発生した場合は中原中学校ＰＴＡが責任を負います。また会計についてもＰＴＡで行います。