はじめに・ご挨拶

お目にとめていただきありがとうございます。最後までお読みいただけると嬉しいです。


はじめまして、東京都在住の内藤と申します。ミニチュアシュナウザーの女の子10才、「レントン」と暮らしています。レントンが5才を迎えた2015年6月に、家族となりました。

2016年10月、1年が過ぎた頃に体調の変化を感じ、病院で検査をしてもらったところ、子宮蓄膿症と診断され、早急に手術をしないと生命に係わる事態と説明を受け、その2日後に緊急手術を受け無事成功いたしました。

2017年4月、皮膚に異常が現れ、かゆみ止め、抗生物質注射の治療に入りました。また同時期にモモの外側に腫瘍が見つかり摘出手術をしました。もうこれ以上の苦難はないと信じた願いも届かず、この後の経過診察時に心雑音が気になると言われ精密検査をしたところ、2017年6月に心臓病の僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。我が家にきて2年目を迎えたレントン7才でした。

2017年8月、薬による治療を開始しましたが、薬による治療では完治させることはできません。心臓の働きを手助けしたり、心不全の症状を和らげるもので、生涯を通して薬を飲むことになります。

この病気について少し説明させてください。心臓は全身に血液を送るポンプの働きをしています。帽弁は左心房と左心室の間にある弁で、血液が一定の方向(左心房→左心室→大動脈)に流れるように働いています。僧帽弁閉鎖不全症とは、この弁が完全に閉鎖せず、血液の一部が左心室から左心房へ逆流してしまう状態をいいます。血液が逆流することによって全身へ上手く血液が送り出せなくなり、逆流する血液が増えると逆流したひとつの部屋(左心房)は風船のように大きくなり続けます。これを心肥大といいます。心肥大によって周りの気管が圧迫され咳の症状が出始めます。頑張り続けた心臓が限界を迎えていくと血液が十分に送れなくなりその結果、全身に水が溜まるようになり、胸水、腹水、むくみなどの様々な症状が生じて心不全の状態となります。心不全の状態へ進行するとやがて肺や肝臓などに血液が溜まって肺水腫となります。肺水腫になると酸素交換は上手くできなくなるため、酸欠状態となり呼吸障害を起こします。肺水腫になってしまうとその場を乗り越えたとしても余命半年を迎えられるかどうかといったところが現実です。肺水腫とは肺に水が溜まってしまい、息がしたくてもできず陸で溺れている状態と表現されます。そのため、酸素室を設置してその中で少しでも呼吸ができるような延命処置で苦しい状態から抜け出せないまま、最期を迎えることになります。

2019年12月3日深夜2時45分 レントンが水を飲んでいることに気づきいつも愛用しているクッションへ自分で戻りました。レントン?と様子を見た瞬間、レントンの異変に気付きました。体の力は抜け、呼吸はしていなく、舌が出てた姿に気づいた私は、抱きかかえて無我夢中で口から蘇生を繰り返していました。朝を迎え病院に行き、当日に検査入院をしました。検査後からは薬が4種類に数が増え、処置、投薬は最終段階を迎えました。

レントンに残された時間...余命は何か月ですかと先生に尋ねました。泣き崩れる私にレントンの闘病生活を知る先生は、レントンに余命ありません、今日1日を大切に過ごしてください。昨日死んでいておかしくなかった、レントンは本当に頑張った、よく戻ってきたと言われました。

レントンにとって気休めに過ぎないことでも私にできることはないか暗中模索していた時、こちらのプロジェクトで助かった命があることを知りました。こちらで助けていただいたワンちゃんと同じ病気の愛犬と暮らす、私の心を繋げてくださいました。僧帽弁閉鎖不全症と診断された頃は手術などで助かったワンちゃんの情報は少なくワンちゃんたちの心臓外科手術は近年でやっと進歩している状況です。利尿剤を服用することで多飲多尿になり水を飲む量を管理をしています。1度に少量の水を入れて何度かに分けて水を与えています。水皿を覗きに行く姿は胸が締め付けられます。1日10回~12回(24時間)1時間~2時間の間隔で抱っこをして外に連れ出し排便排尿をさせています。心臓病になってからレントンはぐっすり眠ることさえも奪われてしまいました。どんなに頑張っても栄養は全て届かないみたいで、背骨が見え痩せてきました。ご飯を完食しても残しても食べてくれてありがとう、うれしいょ感謝だょと励まし続けてきました。今では食べ終えた後、日課のように言葉を待つようになりました。


(腹水腫が進行している状態です)

うちに来た頃は、ペットキャリーケースがレントンの居場所でした。狭くて暗い中でもレントンにとっては安心感を与えた場所だったんだと思います。そんなレントンもキャリーケースから卒業するまでにはそう時間はかかりませんでした。

レントンが愛おしくて愛おしくてもっと一緒にいたいです。家族になって5年間、ほとんどの時間を闘病生活で失われたまま終わらせたくないのです。記憶に残るたくさんの光景をもっといっぱい見せてあげたい。腹水が進行し、心臓破裂や肺水腫との隣り合せで日々不安の中過ごしています。夜を迎えることの不安、朝を迎えられたことの安心。一瞬の油断で最後のお別れになるかと思うとレントンから離れることができずそばで見守り続けることしかできません。

助けてください。

つないでください。

どうかよろしくお願いします。

会ったこともないレントンのことを知ろうと読んで下さった気持ちに感謝いたします。

長文になりましたが最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。


このプロジェクトで実現したいこと

犬の僧帽弁閉鎖不全症による心臓弁の再建手術。

横浜市にあるJASMINE(ジャスミン)どうぶつ総合医療センターにて手術を予定しています。

心臓病の外科手術(僧帽弁閉鎖不全症)の数少ない名医である上池正実院長。術後は、生存率94%手術成功実績を誇る名医です。

「合併症を併発しなければ天寿を全うすることができる」そぅ思いました。


プロジェクトをやろうと思った理由

僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けて助かる命がとても多いことを知りました。

しかしながら、手術費用はとても高額です。これまで蓄えてきた貯金は診察検査や薬代、手術などで底をついてしまい、捻出する手立てもなく途方に暮れてしまいました。飼い主として家族として助けられる命を救えない悔しさと、無力感で心が押しつぶされてしまう毎日を送っていた最中に、こちらでつないでくれた命があることを知り、藁をもすがる思いでプロジェクトをやろうと決めました。


これまでの活動

これまでに治療費や診察費、お薬に掛かった費用になります。(請求書兼領収書の全ては重複したものはありません。また、個人情報が多く記載されている領収書のため少し伏せさてていただきました。)

現在、飲ませている4種類のお薬です。

資金の使い道

資金につきましては、手術費用入院費用検査費用に全額充てさせていただきます。

費用捻出の明細なども、ご報告させていただきます。

概ね

手術前の検査..........................7万

手術費用............................143万

入院費...................1週間で約40万

術後検査...........1回6万×4回=24万

が通常の手術費用です。

その他、キャンプファイヤー手数料.......17%


リターンについて

手を差し伸べてくれた皆さまへ感謝すべきリターンについて程遠いものではありますが、お礼を伝えさせていただきたいです。

術後のレントンの画像、動画などレントンの日々の様子をお届けしていきたいと思っています。

Instagram:renton7110

Twitter:@renton7110


最後に

最後まで目を通していただき感謝いたします。

僧帽弁閉鎖不全症と告げられた日、ごくごく当たり前のこと、ごくごく日常的なこと全てが変わった瞬間でもありました。「ご飯いっぱい食べたね」「お散歩いっぱい歩いたね」「いっぱい遊んだね」「ぐっすり寝てたね」どれも、レントンからひとつひとつが奪われてしまいました。「抱きしめたい」「撫でてあげたい」「いっぱい触れ合いたい」レントンにとって愛犬にとって何よりも愛情表現のひとつひとつだと思います。その行為さえも全てが奪われてしまいましたが、「レントンを守るため」そう伝えたところでレントンには理解しがたいことです。ホントはいっぱい話をして、いっぱい遊んで、いっぱい散歩したいんだよ。だけどね、そうしちゃうとレントン、興奮して心臓破裂しちゃうかもしれないんだよ。

飼い主として無力さを痛感しとても辛く、泣いてばかりです。

その上で自分の出来ることを日々考え過ごしてきました。このプロジェクトを通して皆さまへ頼ることを選んだことが、いまだに正解なのか不正解なのかも分かりませんが、レントンを守りたい、失いたくない。その気持ちは揺るがず苦しい気持ちでいっぱいです。

厳しいご意見もあるかと思います。飼い主としてどうするべきか、どうあるべきかを踏まえた上で、皆さまのお力を貸していただき、救いたい命がここにあります。

レントンに力を貸してください。

ご支援ご協力のほど、よろしくお願い致します。どうかひとつひとつの力が大きな力となり、レントンの小さな小さな命をつないでください。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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