こんにちは。
 わたしたちNPO法人富士山エコネットは、Mt.Fuji Project”ものづくりワークショップ”を年間を通して実施してきました。
 今年で21年目を迎えます。

 Mt.Fuji Projectのものづくりは、子ども自身が思い描いた案を具体的なものを使って、自分の手で実現させることです。
 上手い、下手は全く関係ありません。
 成功も失敗もすべて楽しめる創造力を開放できる場づくりを実践しています。



 スタッフは

・素材をたくさん集めます(夏の会場は、空き家を利用して家自体も素材です。)
・用意した素材に使える、いろんな道具を用意します。
・制作に全身で向かえる、広いスペースを用意します。(春の会場は、廃校を利用しています。)

 と、環境づくりを大切にしてきました。

 こども達はつくりたいものは何をつくってもいいのです。
 自分のつくりたいもののプランを考えて、約束は、1から10まで自分で作る
 こども達は目の色が変わります。
 すでにつくることに本気です。



このプロジェクトで実現したいこと

 おかげさまで、ものづくりワークショップ参加募集型イベントは年間100人程にご利用いただいております。
 だんだんとリピーター率も高くなり今ではリピーターでほとんどが埋まってしまうワークショップとなりました。

 そんな中、新型コロナウイルスの影響で3月に実施予定の「Mt.Fuji Project 2020 春休み自然体験ものづくりワークショップ」も中止。


 まだまだ自粛の最中、この夏、私たちに何かできないかと考えました。

【 全国のこども達に向け、オンラインのものづくりワークショップを開催します 】


オンラインで子どもたちに学びの場を。(プロジェクトをやろうと思った理由)

 
 今回中止となった「Mt.Fuji Project 2020 春休み自然体験ものづくりワークショップ」
 パンフレット配布時は、突然の全国の学校休校宣言当日。社会的混乱がはじまっていました。
 それでも申し込んでくれた楽しみにしてくれていた子どもたちに、私たちのできることはないかという一心で。
 ものづくりセット“森からのおくりもの”をご自宅にお届けしました。


 “森からのおくりもの”をお届けしたご両親からお礼の連絡をたくさんいただきました。
 「届いたときは自分はいなかったけれど、家に帰ったら、参加予定だった姉弟2人ともそれぞれ作った作品がもうテレビ台や棚に置いてあり。本当にありがたかった。」
 「森からのプレゼントありがとうございました。初めての参加予定にも関わらず、造りたい物の構想をしていましたので、早速組合せ作業始めました。次回を楽しみにしております。」
 「森からのおくりものありがとうございました。本日雨だったのでみんなで工作しました。3歳の娘はボンドに夢中で、6歳の息子は朝から3時までお昼ご飯挟んで集中してました!息子の作品写真は自分で写真撮って後日送るそうです。こだわっています。」

後日の写真後日の写真 
 「息子の作品できました。森にハイキングに行って作品持参して写真撮りました。渾身の作品だそうです。リビングで工作すると片付けが大変なので物置部屋を片付けて工作部屋にしました。そうすると2人とも勝手に工作しています。子どもって工作好きなんですね。自然なことなんですね。題名も自分で考えてつけてました。作品に題名があることも知ってるんですね。」
 「今回改めて、子どものつくりたいものを見守る、環境をつくってあげる、相談を聞く。そんな親子の交流の形もあるんだなと感じ、このような機会をありがとうございました。」
 上記以外にもたくさんのお声をいただきました。ありがとうございます。

 そうしたお声に、ご家庭でこども達がものづくりを楽しむきっかけづくり、またご家族の協力があればオンライン上で全国に向けてのものづくりワークショップを開催すること。がわたしたちに今できるのではないかと考えはじめました。


① オンラインで“森からのおくりもの”を使ったものづくりワークショップを開催します【3時間のプログラム】(リターン購入からご参加ください)

 全国のこども達が同じ時間にオンラインでつながり、みんなそれぞれが“森からのおくりもの”を使ってつくりたいものをつくることを楽しむ3時間のプログラムです。(挨拶、森からのおくりもの紹介、制作2時間程、発表会)
 
全体の流れ
1)“森からのおくりもの”をご自宅へお届けします。
 【森からのおくりもの/森から採集してきたものや、基本的な木材、廃材を利用した素材セット。
 つくる時に考えめぐらせてもらえる、自然を感じていただけるものを厚み約3cm×A4よりひと回り大きい(メール便用)箱に詰め込みました。】
2)箱に準備するものが書いてあるので、それを参考に準備しよう。
3)オンラインワークショップを開催している時間に、オンラインでつながろう。
4)オンライン上でつながったら“森からのおくりもの”を使って何か作ってみよう。
  スタッフも一緒の時間にそれぞれオンラインで作品づくりをします。
5)制作時間2時間で出来上がったものを発表しよう。
  オンラインで全員の作品の発表会を行います。

・オンラインですので、つくりながら質問があったらスタッフに聞いてください。
・KamikuStudioから配信予定ですので、ものづくりワークショップスタジオの雰囲気も感じていただけます。
・作品発表会には保護者の皆さんも参加できます。一緒に楽しんでください。
・完成した作品の画像を送っていただきweb展覧会も開催予定しています。

※お届けするリターン(オンラインワークショッップ)は、随時別日程も追加を予定しています。
※プロジェクト終了後、順次発送いたします。


② 恒例の自然体験ものづくりワークショップのオンライン参加を募集します【4日間のプログラム】(リターン購入からご参加ください)

 全国のこども達が同じ時間にオンライン上でつながり、自然紹介やものづくりをする4日間のプログラムです。トレッキング、夜行性動物の観察などの自然紹介の時間は、富士山麓の大自然を映像で楽しんでいただきます。ものづくり(作品制作)の時間は、アイデアを練る時間、作業準備の時間、制作の時間を現地スタッフとやりとりしながら、ご自宅で作品制作をします。それぞれがつくりたいものをつくることを楽しむ4日間のプログラムです。
(自己紹介、箱の作品、箱の作品発表会、トレッキング、夜行性動物、作品制作、発表会)
 
全体の流れ
1)4日間の”自然体験ものづくりワークショップ”のしおり、ものづくりの準備のための資料や基本的な材料(素材BOX)を前もってご自宅にお送りします。
2)当日のタイムスケジュールを含めた進行予定を開催前に一度オンラインで打ち合わせします。
3)打ち合わせ内容を踏まえて、当日までに制作を始められる準備をします。
4)ワークショップ当日、Zoomでつながったらオンラインでワークショップ開催。
  当日の流れは、リターンのページにタイムスケジュールを記載しています。ご参照ください。
5)4日間で出来上がった自分の作品を発表しよう。
  オンラインで全員の作品の発表会を行います。

・ご自宅にお送りする基本的な材料(素材BOX)は、材料紹介するためのものです。こどもの制作案によって必要な材料、道具が変わりますので別途用意いただきます。
・オンラインですので作品制作の時間は、つくりながら質問があったらスタッフにどんどん聞いてください。
・KamikuStudioから配信予定ですので、ものづくりワークショップスタジオの雰囲気も感じていただけます。
・作品発表会には保護者の皆さんも参加できます。一緒に楽しんでください。
・完成した作品の画像を送っていただきweb展覧会も開催予定しています。

※お届けするリターン(オンラインワークショッップ)は、随時別日程も追加を予定しています。
※プロジェクト終了後、順次発送いたします。


③ オンラインで“素材ボックス”を使ったものづくりワークショップを開催します【1日のプログラム】(リターン購入からご参加ください) 

 全国のこども達が同じ時間にオンラインでつながり、みんなそれぞれが“森からのおくりもの”を使ってつくりたいものをつくることを楽しむ1日(7時間)のプログラムです。(挨拶、森からのおくりもの紹介、制作6時間程、発表会)
 
全体の流れ
1)”素材ボックス”をご自宅へお届けします。
 【素材ボックス/森から採集してきたものや、木材、廃材、いろいろな素材を集めた素材セット。
 つくる時に考えめぐらせてもらえるようにとスタッフが集めてた素材を100サイズのダンボール箱に詰め込みました。】
2)箱に準備するものが書いてあるので、それを参考に準備しよう。
3)オンラインワークショップを開催している時間に、オンラインでつながろう。
4)オンライン上でつながったら“森からのおくりもの”を使って何か作ってみよう。
  スタッフも一緒の時間にそれぞれオンラインで作品づくりをします。
5)制作時間6時間で出来上がったものを発表しよう。
  オンラインで全員の作品の発表会を行います。

・オンラインですので、つくりながら質問があったらスタッフに聞いてください。
・KamikuStudioから配信予定ですので、ものづくりワークショップスタジオの雰囲気も感じていただけます。
・作品発表会には保護者の皆さんも参加できます。一緒に楽しんでください。
・完成した作品の画像を送っていただきweb展覧会も開催予定しています。

※お届けするリターン(オンラインワークショッップ)は、随時別日程も追加を予定しています。
※プロジェクト終了後、順次発送します。


④ 2日間のものづくりワークショップのオンライン参加を募集します【2日間のプログラム】(リターン購入からご参加ください) 

 全国のこども達が同じ時間にオンライン上でつながり、ものづくりをする2日間のプログラムです。ものづくり(作品制作)の時間は、アイデアを練る時間、作業準備の時間、制作の時間を現地スタッフとやりとりしながら、ご自宅で作品制作をします。それぞれがつくりたいものをつくることを楽しむ2日間のプログラムです。
(自己紹介、作品制作、発表会)
 
全体の流れ
1)2日間の”ものづくりワークショップ”のしおり、ものづくりの準備のための資料や基本的な材料(素材ボックス)を前もってご自宅にお送りします。
2)当日のタイムスケジュールを含めた進行予定を開催前に一度オンラインで打ち合わせします。
3)打ち合わせ内容を踏まえて、当日までに制作を始められる準備をします。
4)ワークショップ当日、Zoomでつながったらオンラインでワークショップ開催。
  当日の流れは、リターンのページにタイムスケジュールを記載しています。ご参照ください。
5)2日間で出来上がった自分の作品を発表しよう。
  オンラインで全員の作品の発表会を行います。

・ご自宅にお送りする基本的な材料(素材ボックス)は、材料紹介するためのものです。こどもの制作案によって必要な材料、道具が変わりますので別途用意いただきます。
・オンラインですので作品制作の時間は、つくりながら質問があったらスタッフにどんどん聞いてください。
・KamikuStudioから配信予定ですので、ものづくりワークショップスタジオの雰囲気も感じていただけます。
・作品発表会には保護者の皆さんも参加できます。一緒に楽しんでください。
・完成した作品の画像を送っていただきweb展覧会も開催予定しています。

※お届けするリターン(オンラインワークショッップ)は、随時別日程も追加を予定しています。
※プロジェクト終了後、順次発送いたします。



広大な富士山麓自然の一部である人・子どもに思いのまま”ものづくりを”

 

 2000年の初年度はアーティストが40人程参加する野外展がメインのプロジェクトでした。
次年度から、この大自然の中で全身を使ってものをつくり出す子どもたちに、思いっきりものづくりを叶えられる場を提供したいと、このものづくりワークショップがはじまりました。


 2004年に家自体も素材とすることができる場所に出会い(空き家の活用)“作品創りを楽しめる場”へとスタッフの手で改装を重ね、Kamiku Studio(カミクスタジオ)が誕生。

  

 悩みの種だった雨天でも制作に支障が出る事がなくなり、Kamiku Studioを拠点として周りの空き地も子どもたち自身で制作場、遊び場へと広げ、庭・裏庭・裏山と徐々に子どもたちの作品も多くなりました。同年代の子たちが触発し合う場へと環境も整いました。



Mt.FujiProject”ものづくりワークショップ”を支えるスタッフ


 これから紹介するスタッフのメンバーは、アーティスト傍らフリーランスで好きなことを仕事にして生活している方達です。
スタッフもつくることが好きで、自分自身で発見し、思いつき、つくりだしていく子どもたちを見るのが大好きで、このものづくりワークショップに長年来てくれています。21年継続してきて出会えたメンバーです。
 このプロジェクトの成功で、また今年もものづくりワークショップにスタッフとして来てもらえる事は、今後継続していく上での大事な要となります。


峰愛華(このプロジェクトの担当です。よろしくお願いします。)
北海道出身。武蔵野美術大学彫刻学科卒。在学中のMt.Fuji Projectをきっかけに富士の裾野に生活の拠点を移し、制作とプロジェクトを積極的に進める。

佐藤圭佑
静岡県出身。多摩美術大学油画科卒。2008年より参加。
子どもたちって何を考えてるんだろう?自分とたいして変わらないのかな?とかよく思います。普段は子ども絵画教室の手伝いや、制作したり。楽しいこと、一緒に見つけましょう!

猪原秀陽 
埼玉県出身。多摩美術大学油画科卒。2007年より参加。
ジャンルにとらわれず、制作やパフォーマンス、漫画など積極的に活動展開中。
おもしろいこと、すごいことやりましょう!よろしくお願いします。

伊藤佳美
青森県出身。2012年より参加。自然、文化、楽しいをキーワードとした作品づくりを展開。
今までに参加してくれた子たちにとって、作り上げた作品は宝物。私にとっては、この作品を彼らが制作している姿や時間を一緒に過ごせたことが宝物となっています。


町田ひろみ
神奈川県出身。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒。
まだ見た事ないものを見たい!まだやった事のない事をやりたい!
という思いが原動力です。皆さんと色々な経験が出来るのを楽しみにしています。


峰昌宏
神奈川県出身。東京芸術大学デザイン科卒。
数々のアートプロジェクトの企画運営を経験し、Mt.FujiProject立ち上げに参加。以降もプロジェクトの進行にアドバイザー的な役割で関わる。山梨に拠点を移し生活と農とアート活動を進行中。


最後に


 Mt.FujiProjectが始まって21年。
 最初の頃は特に、アートへの認知もそうですが、ワークショップというワードも浸透していなく、このワークショップは何を教えるのと聞かれたものでした。資金面や場所の確保も単年の契約でうまくいかないこともありました。
 たくさんの方達に支えていただきながら、続けてこれたのは何かと考えますと、今まで参加してくれた子達にあります。
 子どもたちは1から10まで自分でやると書きましたが、本当のところは0から無限まで。白紙の状態から全てを自分自身で決めて、計画や修正、納得できるまでやりとげる。これをやるのは大人でも大変です。
 私たちは少なからずものを作り出す、作品を生み出すことを実践してきた経験から、この生みの苦しみがよくわかります。やり遂げたときの達成感は半端ではありません。その達成感はその子にしか分かりません。
 それこそが、自発的な成長だと思いますし、そこを一部分でも誰かと共有できたこと、それぞれがお互いを認め合えることが、これからの生きる力につながると信じています。

 ものづくりワークショップは、そんな子どもたちの、こうしてみたいとか、こうやりたいとか、これをつくりたいとかを形にする。具体的なものを使って自ら思い描いた案を自分自身の手で表出するものです。
 アナログでありながら、この現時代の理想が、現時代の子どもたちの中に見える気がしています。

 新型コロナウィルスによる社会情勢に向き合い、始まったこのプロジェクト。

 いずれはMt.Fuji Projectものづくりワークショップの届ける新たな学びの一つの形となることを目指し、子どもをはじめ家族や皆さんが明るくなるきっかけとなることを願って活動していきます。ご支援をよろしくお願いいたします。




【過去パンフレット】




本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください