プロフィール

主役:加々美拓也 2009年に大学のサークルで陶芸をはじめる。現在は自宅の工房で制作をする週末陶芸家。

編著:佐々木隆一 2017年より早稲田大学先進理工学部応用化学科に入学、同時に陶芸を始めて加々美氏と出会う。

装幀:高橋愛 デザイン関連の仕事をする立派なおとな。佐々木の旧くからの友人。


このプロジェクトの背景

陶芸家、加々美拓也は2020年2月に岡山県津山市のギャラリー「NishiIma25」で写真展『いしの果て』を開催した。そのアーティストステートメントは以下の通りだ。

2018年10月から、石に似せたやきものを各地に置き残している。置き去られた「いし」たちは、或いは拾われ、或いは捨てられ、或いは誰にも気づかれることなく片隅にとどまっているかもしれない。形と居場所を変えながらも、数万年、数十万年の時を経て、やがては土に還っていく。つくり手の意思も、人間の尺度も超えて。
私にできるのは「いし」たちの旅立ちを記録しておくことくらいだ。


本誌『いしの果て』とは

僕、佐々木隆一は、加々美氏の陶芸仲間だ。彼が「いし」を作る様子を間近で見ていた。非常に面白い作品だから、写真集を作ってみてはどうかと何回か言っていた。ところがなかなか作らないので、2020年2月の写真展をきっかけに、僕はこの作品を深堀する本を作ることを決めた。それがこの同人誌『いしの果て』だ。


・1部では彼にインタビューをして、なぜこのギャラリーで写真展を開催するに至ったかを聞きつつ、彼自身を掘り下げようとしてみた。

・2部では、僕がこの作品に関する批評をした。注釈を含めて1万5千字になるものだ。陶芸史の中でどのような意味を持つのかを1章で論じた。2章では美術史からはヨーゼフ・ボイスの社会彫刻、文学史からは梶井基次郎の檸檬、また現代からはポケモンGoを産んだジョン・ハンケなど引き出して補助線に使いながら、『いしの果て』を論じた。

・3部では、2部を読み、写真展を終えた彼と対談形式で様々なことを語った。

これを読めば、貴方は「いし」を探しにいきたくなってしまう、あるいは「いし」が欲しくなってしまうに違いない。


資金の使い道

本誌1500円で販売します。印刷代と送料で1000円以上かかりそうです。何十冊か売れてくれないと大幅な赤字ですが、どんなに少ない人数でもしっかり刷ってお届けします、約束です。すでに本誌は99%完成しています。電子版としてPDFが欲しい方は+300円で対応いたします。

(少しでも利益が出れば、御好意でやってくださった装幀担当にあり得ない仕事量を任せたので還元してやりたいです。)


実施スケジュール

7月31日金曜日を締め切りとさせていただきます。

終了する頃に印刷を発注、ご用意ができましたら一冊ずつ丁寧に郵送させていただきます。


最後に

本には各地に置き残された「いし」たちの写真はもちろん、加々美氏の過去作品も載せたりしています。視覚的にも楽しいはずです。
僕も装幀担当も学業・仕事の合間を縫いつつ一生懸命編集・執筆・デザインして完成させました。ぜひ読んでほしいです!

この元になった写真展のページです。
https://www.facebook.com/studioyukosakurai/posts/659893741416090/
『いしの果て』の活動はここで記録されています。
https://www.instagram.com/ishi_no_hate/
僕、編著の佐々木も陶芸してます。
https://www.instagram.com/art.tougei/ 


『いしの果て』 全ページカラー,A5サイズ,50ページ以上、自費出版
なお、本誌、本ページに掲載されているイラスト・写真は全て我々で作成・撮影したものです。


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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