はじめに・ご挨拶

「竜のこ農園」の吉澤龍彦と申します。(ホームページはhttps://www.tatsunokonouen.net/です)

信州・北アルプスの麓、大町市で農業と養蜂をしています。初夏に採れたハチミツは近くの農産物直売所で販売しています。トカラ種の仔山羊3頭も飼っていて触れ合い体験もできます。 

北アルプス後立山連峰を望む標高800mの田園地帯で 直ぐ近くには葛温泉から豊富な引き湯のある大町温泉郷やアウトドア派絶賛の湖・仁科三湖などが有り、四季折々に色々な楽しみを味わえる場所です。

養蜂環境としては、ハチミツを採る春には梅も桜も一気に花開き、レンゲ、スモモ、花梨、マルメロ、ウワミズザクラ、山桜、こぶし、キウイ、リンゴ、柿、野ばら、そしてアカシア等の花々が途切れることなく開花して蜜蜂達が乱舞し蜜を集めてくれます。そしてその一部を私達が戴く事になります。夏から秋には栗、ヌルデ、タラ、ウドや蕎麦の花等の蜜をミツバチ自身のエサ用として豊富に巣の中に蓄えさせることが出来ます。

但し、冬の寒さが問題で、雪の量は多くても最近は一気に30cm位積もれば多い方ですが、気温は暖冬と言っても2月の夜間にはマイナス10~15度Ⅽになりますので、簡単な覆いでは蜂達は体温を保ち切れずに皆凍え死んでしまいます。その為この辺りの養蜂家は安曇野市より南、信州でも暖かな伊那や飯田方面に冬だけ土地を借りて待避させている方が多いです。この巣箱移動の作業は数が多いだけに想像以上の労力も費用も必要な為、何とか冬もこの地のまま蜂の巣箱を移動せずに越冬させ養蜂が続けられるように考えて行きたいと思っています。

宜しくお願い致します。


このプロジェクトで実現したいこと

地域内の荒廃した空家の庭先や畑をお借りして養蜂場にしたい。

空き家とその家の畑や庭が荒れたままで獣の住処になり獣害も出ています。

養蜂をしていますが、養蜂場は余り人家に近くない林や里山の中で、冬は暖かい地方に巣箱を移動させる事が一般的です。作業者も高齢化しており移動の為の作業だけでも大変な労苦で、かつ養蜂場はあまり安全な場所では無い山際の様な所に多くあります。

当地域の空き家は隣の家と大分離れた一軒家が多く、蜂を置かせてもらっても人家に迷惑をおかけすることはありません。

空家の持ち主には、家の出入り口や庭先・畑周辺の草刈や雑木の整理がされるので喜んで頂けます。

養蜂者にとっては、山中ではない安全な場所で作業できる事。また北側に大概家屋が残っているため北風が遮られ冬越しする為には大きなメリットです。

地域の方には空家でも人の出入りが多くなり、獣も住まなくなるので獣害が無くなって喜ばれます。


プロジェクトをやろうと思った理由

1.厳寒の大町市内で、定住養蜂を確立したい。

2.養蜂作業者の高齢化対策と空家対策を同時に進められる。


これまでの活動

養蜂業の先生を手伝いながら、炎天下で防護服を着用しての仕事内容と山や林の中の環境の過酷さはとても高齢者には無理だろう、せめて作業環境を安全な場所に変えなければ続けられないと思っていました。

また、ボランティア活動で地域の空家や荒廃地の草刈・雑木の伐採をしていると、少し整備すれば近所の鳥獣害も減って身近に安全で結構広い土地が使えるのに、もったいないものだと思っていました。

さらに私道の補修、広場の整備、公民館活動等をしながら、皆さんから無償でずっと機械や材料そして労力を提供いただく事は難しく、ある程度融通性のあるボランティアの活動資金も確保していく必要が有ると感じていました。


資金の使い道

1.借用荒廃地の整備作業費(ボランティアによる雑木の伐採、下草狩り、重機による整地作業)

2.熊対策用電気柵設置工事費(ソーラー式電気柵及び周辺ネット張り作業)

3.冬季巣箱保温対策費(コンパネ・保温材による覆い作成作業)


リターンについて

1.「春の百花蜜」と「アカシア蜜」の各250gプラスティックボトル入り各1本づつか、500gプラスティックボトル入り各1本づつのセットです。いずれも当農園のある大町温泉郷付近の花から集めた非加熱純粋生ハチミツです。

「春の百花蜜」は、寒さの中から一気に開花する梅や桜、レンゲ、スモモ、マルメロ、花梨等の花蜜が主に入っていて地域の花の特徴がそのまま活きているハチミツです。奥深いここだけの蜜の味と言えます。

「アカシア蜜」は、鹿島川の河川敷や堤防脇のニセアカシアの花蜜です。サラッとした舌ざわりで優しい甘さです。昨年から河川改修や防災対策で多くが樹木伐採されてしまいましたので、この辺ではとても貴重なハチミツになりました。同じアカシア蜜でも採蜜時の少しの日数差で糖度や粘度が変わります。

2.更に、来年7月にも採れたばかりの「春の百花蜜」250gプラスティックボトル入り1本に、ご支援いただいた皆様のお名前を個々にボトルラベルへ印刷して再びお送りさせて頂きます。

3.そのほか、農園主からのお礼状と今回整備させて頂いた養蜂場の写真をハチミツに同封致します。


実施スケジュール

1.8月初までに、荒廃空家の庭先・畑土地の借用(地主さんの了解済み)

2.8月中に荒廃地の整備作業(有償ボランティア、重機作業の投入整地済み)

3.9月中旬までに巣箱と電気柵の設置作業(只今、作業進行中です!)

4.9月下旬までに越冬用巣箱の覆い整備作業(10箱程度にて試行予定)

5.10月中旬よりリターン発送開始



最後に

養蜂者の高齢化対策、荒廃空家・空地の対策、ボランティア活動費への一助等、実現すれば多くの方に喜んでいただけるものと確信してこの企画を進めています。

是非、皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。


注:募集方式はAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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