香川県産の和三盆糖を讃岐和三盆糖時代を越えて引き継がれて今なお、その究極の味わい。


和三盆糖の製造の起源は、江戸時代200年以上前に遡ります。
当時、金銀と交換されていた海外からの輸入の砂糖。
それを自国で賄うことができるように暴れん坊将軍・徳川吉宗が奨励していたことから
享保の改革の最中の1800年ころ、讃岐藩、阿波藩でそれぞれ、開発に成功しました。

江戸時代の和三盆作り(讃岐国和三盆製造之図 広重図)


江戸時代の当時から今にかけて、高級和菓子の原料として欠かせない
阿波和三盆糖(あわわさんぼんとう)は、全国の有名な和菓子に用いられます。

徳島県では、200年前、この和三盆糖が誕生したのは、四国のお遍路さんの中で聞いた苷蔗栽培の製法を極秘に入手した丸山徳弥が、製法を20年近くもかけて極秘に研究し、今の和三盆等の元となる製法を1800年(寛政12年)頃、独自技術として完成させた言い伝えられています。

徳島県の板野郡で、伝統的特産品として和三盆糖の製造を継いでいる製糖所では
1801年(享和元年)に、先祖が丸山徳弥から製糖法を伝授されたと伝えています。
享和元年から数えること、和三盆糖の歴史は、二百数十年間の歳月を積み重ねてます。
 
江戸時代の当時に編み出された製法が、
今非常に希少な形で、熟練した職人により今も継がれているのです。


ショコラティエの瀧倉修と申します。

生まれ故郷の徳島の、味わいの芸術品とも評される和三盆糖を
子供心に世界でも最高の甘味と信じていました。
食べると、はかなく溶けて、ものすごく上品な風味に幸せな気持ちになれるのです。

私自身は0歳で徳島県を離れて家族はフランスのリヨンへ引っ越しました。
特別な贈り物にこそ、特別なこだわりチョコレートをお届けしたいと想い

3200年間の時空を超えたチョコレートは私自身の
フランスへの憧れと同時に、間違いなく、徳島への憧れでもあります。



ホワイトデーに皆さんにプレゼントしたら笑顔に溢れて自分が幸せになれた体験から尊敬するカフェのオーナーさんに差し入れのガトーショコラを大絶賛されて「こんなに美味しいのない、絶対売った方がいいよ!」と褒められて、自分に夢を見させてくれる世界、好きこそが全てのチョコレートの研究をはじめました。

喫茶店の有給を取って徳島に帰省した夏の日に
子供のころ夏休みのお土産で買った和三盆の優しくはかない味わいを生かした
メイドインジャパンのチョコレート作り夢見てワクワクした想いではじめました。

この伝統的に引き継がれてきた「味わいの芸術」和三盆糖は
「竹糖」という非常に細いサトウキビ糖の品種で栽培されています。

下記の表は、歴史的な推移になります。
和三盆糖は、戦後、輸入のストップにより一時的に生産量が増えましたが、その後は平成の前半までは減少が続きました。近年は生産面積や生産量はほぼ横ばいに近い形で推移しておりますが、少しづつ減少をしているのが現状です。


栽培量、製造方法により希少価値が高い和三盆糖は
和菓子の原料として、お茶室で愉しまれるお干菓子として
特別なこだわりを提供する日本文化を支えるために重宝されてきました。

伝統的特産品指定される製糖所さまの中でも、唯一「竹糖」の栽培から和三盆商品にいたるまで、全てに取り組んでいる素敵な製糖所をご紹介差し上げたいと切に願っています。和三盆の伝統貴重な和菓子の文化、和三盆糖を未来に継承するためにも応援お願いいたします。


本場のフランスで70軒以上のチョコレート 専門店ツアーに行ったのち

東京のチョコレート店で製造補助のアルバイトに入りました。
専門学校を卒業して、チョコレート製造室として正式に研究開発を始め
個人事業主として10年間、沢山の方々と出逢い学ばせていただきました。

「OMOTENASHI SELECTION」受賞
秘書200名以上の品評会による、接待の手土産の入賞
L.Aや台湾でのデモンストレーションをさせていただくなど
和三盆の味わいの芸術を生かした商品をご評価いただきました。


そんな夢中になれるメイドインジャパンのチョコレート作りに没頭出来たのも
生まれ故郷の和三盆糖という世界最高と言って過言ではない原料があったからこそ
そして、その原料を通じて作り続けている人たちとの繋がりによってこそです。






10年前、服部製糖所の和三盆糖を賞味させていただいた際
その風味の美味しさに衝撃的な感動を覚えました。


「創業元治元年(1864年)の阿波和三盆糖の製造元。
 服部製糖所は創業元治元年(1864年)の阿波和三盆糖の製造元です。
 私たちがずっと大切にしているのは「竹糖」だけを使った和三盆糖づくり

 「竹糖」は阿讃山脈のふもとで作られている在来品種で
 沖縄などで栽培されるサトウキビと比べて細くて小さいため
 収穫量がわずかでとても希少なものです。
 「いいものを作らなければ、作り続ける意味がない」と
 実直に丁寧に、昔ながらの竹糖を使って
 混じりけのない上品な味わいの本物の和三盆糖を作り続けています。


 古くは宮内庁大膳寮よりたびたびのお買い上げ 
 大阪サミット2019のコーヒーブレイクでも各国首脳にふるまわれました。


服部製糖所 HPより引用
服部製糖所 第14代当主 服部誠治様



糖蜜はミネラルが多く、非常に健康的で美味しい食材にもなります。使い方次第により、菓子はもちろん料理が、コクと風味において一味ランクアップ!




服部製糖所の製作した和三盆糖蜜アイスクリームはグランプリで優勝!

ご自宅でもアレンジ出来ます。果物やクラッカーも合わせて特製パフェ。
糖蜜を使った限定試食会を開催させていただきます。

甘味の"質と風味"を楽しむ

農家さんの手により直接「竹糖」から絞られ丁寧に製糖された和三盆糖蜜
独特のコク、ミネラルたっぷりヘルシー、楽しみ方の可能性は無限大。


また、食分野の各専門家に和三盆糖や糖蜜の活用方法のレシピ開発を相談しています。
薬膳料理研究家の山口ヒロさん、東京観光専門学校には、和三盆糖と糖蜜を活用した菓子のレシピ開発を卒業制作として取り組んでいただいています。


こちらのレシピブックを完成次第
全ての支援者の方々にお送りさせていただきます!


【最後に】

幼少期に徳島で、祖父母と過ごした思い出の地域の自然やコミュニティが
残っていくこと。
これからの時代、各地域でそんなことが必要であると思います。
私自身、今年、生まれ故郷の徳島の繋がりを見つめ直しながら
日本の未来に向かって、日本各地域で同じように故郷を想う人たちの
繋がりを大切にして行きたいとも感じました。

同郷の徳島の方はもちろん、日本全国の方々ともこのプロジェクトを通じて
知り合えれば大変嬉しく思います。

チョコレートを通じて新しい繋がりを生み出していくこと
それを通じて世界平和に少しでも役立てれば幸せです。

私はチョコレート作りを通じて、和三盆糖の製糖所様と繋がりました。
竹糖100%農家の栽培から一貫した製造を自社の畑から取り組まれている服部製糖所さまが唯一で
これをきっかけに多くの方に、生産者である服部製糖所さんの想いに触れてもらいたいと思います。


「竹糖」100%の本物の和三盆糖の魅力を様々な形で味わってください!



  • 2021/01/31 18:51

    こんばんは!昨年はクラウドファウンディングにてご支援賜り、改めまして誠にありがとうございました。年末年始も試作製作に励んで過ごしました。1月20日から伊勢丹新宿で開催されたサロンドゥショコラ出品商品は和三盆糖や徳島県の原料も活用し、テレビで取り上げられるなど大変反響がありました。御礼とリターン...

  • 2020/12/31 20:06

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/12/07 19:32

    こんばんは!和三盆クラウドファウンディング現時点まで、100名を越える方々にご支援いただいております。本当にありがとうございます。このプロジェクトを通じて、様々なことを感じてまいりました。当初の目標達成させていただき沢山の方々に和三盆糖のリターン商品をお届けできることをとても楽しみに嬉しく思っ...

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