はじめに・ご挨拶

三島 博の主宰する風越窯は1985年に開窯、1987年に広島、岡山、地元福山に周囲の皆様の協力を頂き陶芸教室を開きました。1988年には神石高原町に穴窯を築窯、個展の開催と陶芸教室の運営を行って参りました。今回新たな陶芸制作法”ひねろー陶芸”を思いついたのは2012年頃だったと思います。

ある高齢の方から「若い頃から、いつか趣味として陶芸をしてみたかったが、とうとう出来なかった」という話を聞き陶芸に携わる者として辛い思いになり何とか今からでも簡単で安価に陶芸を楽しんで生活に役立てて思い出にもして頂けないかと考える様になり、ろくろで作るのではなく経験が無くても簡単に出来る木枠による陶芸法”ひねろー陶芸”を考案しました。

このプロジェクトで実現したいこと

ろくろを使って製作する陶芸法で、ある程度納得できる作品を作るためにはそれなりの経験と時間が必要です。それにお金も掛かります。安価で器だけでなく思いの形が出来れば、そしてその形が焼き物として残せれば、より陶芸を楽しむ事が出来るでしょう。 焼き物用の粘土は乾く時に収縮し肉厚に変化がありすぎると乾燥時間差によって乾燥割れが起きます。そうした割れを防ぐには出来るだけ均一の肉厚で製作する必要があります。粘土の塊や肉厚が違い過ぎると乾燥割れ焼き割れの原因となり、うまくは焼けません。木枠を使ったひねろー陶芸はろくろで作る最初の難関、器の形づくりを簡単にすることで、ステップを創作に進める事が出来ます。

木枠を使って製作する”ひねろー陶芸は手のひらサイズの小品ですが自分だけの焼き物を簡単に安価で創作活動として成功体験を得る事の出来る陶芸法で年少者から高齢者まで活用頂けます。重い高価なろくろを使わなくても手軽に楽しい焼き物が作れる作陶法がある事を知って頂き子供たちの造形感覚を養う機会にお役立ていただきたいと思います。

大きな作品はろくろで作るしか無いのですが子供達や高齢者の皆様が永遠に思い出を残せる焼き物をひねろー陶芸を利用して製作頂きたいと思います。

新しい陶芸法の呼び名も一般のろくろを使った陶芸との違いを分かりやすくするため、ろくろの代わりをする木枠を”ひねろ―君”と名付け陶芸法を”ひねろー陶芸”と名付けました。現在は皆様に知って頂く為の活動を続けていますがまったく新しい陶芸法なので説明にも時間が掛かります。高齢者施設では介護士さんに指導を頂けないかお願いして見たのですが忙しすぎて作業療法として陶芸が有効なのは分かるが時間がないと断られチラシを作り地道に認知度を上げていくしかないと出張ひねろー陶芸教室をデイケアセンターや地域の子供会等で行っています。

 子供会や公民館、小学校の図工にも取り上げて頂ける様お願いをしているさなかのコロナ感染症でした。教室での陶芸活動は危険となり教室の開催も出来なくなりました。

高齢者施設や子供会での教室活動も規制され、それまでのひねろー陶芸を休まざる得ない状態となり困っています。

こんな時期こそひねろー陶芸をお家で楽しんで頂けるのではないか?と木枠”ひねろ―君”と制作用道具、粘土2ヶ、焼成券、製作説明書を添えて”簡単陶芸KITひねろー”を発売。さらに皆さんに知って頂くための努力をしてまいりました。

プロジェクトをやろうと思った理由

せっかくひねろー陶芸という新しい陶芸法で簡単に安価に年少者から高齢者まで楽しんで頂ける陶芸をコロナの為にこのまま無くして仕舞うのは残念です。陶芸をしたいと思っている人、陶芸を諦めようとしている人、陶芸はお金が掛かりすぎると思っている人、障害があってうまく陶芸が出来ないと思っている人、高齢になってしまって今から陶芸は出来ないと思っている人、年少過ぎて陶芸は無理だと思っている人にこそ使える陶芸法がある事を知って頂きたいと考えています。  手軽に出来る”もの作り”の楽しさを伝えたい。自分で作った作品を焼き物にして残せる事もひねろー陶芸なら可能です。小学校では子供たちの創作活動として陶芸を取り上げています。土の感触を味わいながらの創作は絵画や彫刻と一味違い今までの油粘土を使った粘土遊びとも違った日常に使用出来る焼き物がひねろー陶芸ならできます。そしてそこから先の造形に創意工夫を重ねひねろー陶芸の本領を発揮器を作るだけではなく先ず肉厚の揃った器を作りそこから更に頭もひねります。子供達だけではなく高齢者施設でも作った器から可愛い作品が出来ればご家族の皆さんやご自分での鑑賞もお楽しみ頂けると思います。重装備の陶芸に対してモット簡単に安価に楽しめる陶芸法を広く知って頂き活用していただく為の普及活動とひねろー陶芸で創造力を高めて頂くため小学校での図工や高齢者施設での癒しと笑顔、陶芸が手軽に楽しめる事をお知らせし、新しい陶芸法の普及を進めて行きたいと思います。

これまでの活動

デイサービスセンターでの出張ひねろー陶芸教室

小学校図工の時間での出張ひねろー陶芸教室

公民館活動での出張ひねろー陶芸教室 等



資金の使い道

先ずは子供たちの立体製作、鑑賞の為に小学校寄贈創作活動の手助け。高齢者施設での陶芸レクレーション障がい者施設等の創作活動などの補助。広報活動、将来は窯を備えたひねろーステーションの開設を行っていきます。


リターンについて

①ひねろー陶芸で製作(製作600円×2ケ+送料)1500円

②ひねろーくんで製作したアニマル植木鉢(作品900円+送料)2000円 

⓷簡単陶芸KIT”ひねろー”(製作KIT3850円)3000円


実施スケジュール

2021年11月末日に終了後リターンを済ませ2021年2月よりひねろー陶芸の木枠の発注製作を行い先ずはご希望頂ける小学校、地域のふれあいサロンへ指導製作その後の寄贈をしていきたいと思っています。


最後に

ろくろを使わなくても器が出来る。器からもっと楽しい形にアレンジも出来る”ひねろー陶芸”をもっと広く知って頂き体験をして頂きたいと思います。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください