小樽張碓86歳の古民家をピアノホールにし109歳のニューヨークスタインウェイを奏でたい。
小樽張碓に1935年築の古民家をリノベーションし、すこぶる音の良いピアノホールに。ニューヨークから運んだ1912年製のNYスタインウェイグランドピアノを入れ、コンサート・レコーディング・アートギャラリーが可能な場に。気軽に楽しめるピアノホール、NYスタインウェイの音色を聴いてもらうべく芸術創作•発信の場を作りたい。
文化財を守る新しい形のリノベーションへの挑戦、世界最先端の音楽と音響が融合した古民家ピアノホール”張碓 N-038”(エヌ、オーサンハチ)を完成させたい。
野瀬栄進 古民家再生プロジェクト 張碓N-038
★1935年築の古民家ピアノホールに1912年製のニューヨークスタインウェイを奏でたい!
まずはこちらのビデオをご覧ください。
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その舞台となる場所は北海道小樽『張碓(ハリウス)』。アイヌ語で「ハルウシ/食料、群生する」を意味するこの場所はアイヌの民にとって命の糧となる神聖な大地。そこには確実に『北海道でしか出せないエネルギーと音』があります。
築86年の古民家。取り壊しの話も出たがこの地の歴史的遺産として、なんとかその姿を残し活用する方法がないのか?と考えました。
2014年6月30日、ニューヨークにて1912年製のニューヨークスタインウェイグランドピアノを購入し、鍵盤が象牙のため輸出時にワシントン条約と戦いながら13ヶ月かけてクラウドファンディングで支援していただいた多くの方々の想いをのせ地元小樽に運ぶことがでました。
100歳を超えるニューヨークスタインウェイをこの86歳の古民家で聴けたらどんなに素晴らしいでしょう。ニューヨークスタインウェイの素晴らしい音色を良い音で聴け、かつ気軽に楽しめるピアノホールを作り上げたい。
ここを芸術の創作と発信の一つの場とすべく、音と芸術と聴衆の熱気が詰まった空間を作り未来へと繋げたい。多くの人々に長く愛される空間を作り、未来に引き継がれる文化財になり、社会や地域に貢献できれば幸いです。
皆様の協力をいただきながら、素晴らしい古民家ピアノホール”張碓N-038”を作りたいと願っております。
★このプロジェクトまでの経緯
ニューヨークにて1912年製のニューヨークスタインウェイを購入し13ヶ月かけて地元小樽に運びました。その経緯はこちら。
ピアノを移動後、小樽マリンホールと札幌道新ホールにピアノを運び入れ、録音とコンサートを行いました。(マリンホールでの収録音源を1枚のアルバムと1枚の未発表音源データアルバムの2つにして制作)
ある日友人から『実家のピアノをどうにかして欲しいと』いう相談がありピアノを見に行きました。実はピアノだけじゃなくて、家が3軒もありそれらも手放したいと。2軒は小樽天狗山スキー場の麓、そしてもう1軒は海から歩いて五分の小樽張碓。圧倒的に惚れ込んでしまったのは張碓の家でした。
★古民家との出逢い
家の目の前には古い神社があり木々に囲まれています。
春にはヤマザクラが咲き、
たくさんの花々が季節ごとに咲き、
梅や栗など収穫できる木もあります。
この建物の前には小さな川が流れていて、向こうに神社があります。
この神社は神仏混合で祀っている神社。三社神社は、天照大神、八幡大神、春日大神の三社。
周辺のこの雰囲気をみて、すっかり気に入ってしまいました。
2019年9月6日、この古民家を正式に引き継きました。
★古民家の状態
築86年の古民家の壁や床を取り払ってみると、丈夫な建物だとは言えそうにない状況でした。
ピアノを入れるには頼りなく、基礎や土台は経年劣化により朽ちていました。
その辺で拾ってきたような石と木。よくこれで86年持ちました。。。
基礎や土台も朽ちている。
約25畳くらいのスペースになる予定でした。全て解体してみるともっと広いスペース、35〜40 畳くらいになりそうです。
築86年ならではの物も見つかりました。戸にはめ込まれた板ガラスは、模様もさまざまで今では手に入りにくい昔の職人さんでしか作れない貴重なものです。
床下から現れたのは囲炉裏の跡。
天井は柾葺き(まさぶき)の屋根です。
★古民家ピアノホールを作り、1912年製のピアノの音色を響かせる。
周りからは、これは古すぎる物件なので壊して新しく作った方がいい、という意見が多くありました。けれど、この建物の歴史を消さないような改築を施し、それを語り継ぎながらも新しい交流や文化が生まれるようなスペースに生まれ変わらせるという気持ちが高まりました。
★ホールの使用方法と未来図
ここで奏でるニューヨークスタインウェイの音が、この建物とこの土地そして神社のエネルギーと一体となって皆様と共有できたら最高だと感じています。
今の段階では、1912年製の野瀬栄進のピアノを聴いていただくのがメインです。
ソロだけではなく、バンド演奏など様々なコラボも企画します。音楽だけではなくアート作品を飾り、芸術家たちの展示の場、そして芸術の発信の場にもなれば良いと思っています。
ピアノホール以外のスペースは、自己予算でゆっくりやろうと思っております。
建物全体のイメージは色々ありますが、ホールの方は『音一点』に集中し、自分そして聴きに来ていただく方に最高の音を提供し、いい気分で音に触れる心地よい場所にしたいと思っております。可能な限り換気を良くすることも考慮します。
★プロジェクトを思い立った理由
当初、自己予算で2019年10月に解体作業を開始しました。その後最初にお願いしていた方がそれ以上は出来ないと言うことで工事が保留になり、その後すぐコロナ禍ですべてがストップしました。
そんな中、世界的に優れた音響のホールを設計した方と出逢い『古民家の音の監修をしましょう』と仰っていただきました。世界最高峰のホールを作った方に音の監修していただける。そんなチャンスはまず巡ってきません。多くの方のご協力・ご支援で運ばれたニューヨークスタインウェイのためにも、ホールの部分だけは可能な限り良いものを作ろうと決意しました。
今回も1912年製のピアノをニューヨークから日本に持ってきた時と同じように、自分だけじゃなくて多くの方と夢に向かって漕ぎ出して、大勢の人とワクワクドキドキを共有し一緒に作りあげていけたら、という気持ちが高まりこの企画を立ち上げました。
★工事の過程とかかる費用
2019年の解体で60万円。
2021年1月25日から工事スタート。
さらに解体をし、急ピッチで土台・骨組み作りが進む。
今までの工事のプロセスはこちらでアップしております。
+1階土台と2階のキャットウォークなどの骨組みに約300~400万
(2階のプライベートスペースの床土台部分も入っておりますが、大工さんや現場費用をホールだけで計算することが不可能なようですのでいまのところ土台と骨組みでかかった経費が400万。最初の解体で60万なので計460万)
+床、壁材、約100万。
(北海道産の樹種を使うことで北海道から50万ほど予算が降りる予定です。ただいま申請中)
北海道産の木だけを使ってホールを作ることにしました。ホールだけではなく建物全体、下地まで全て北海道産の木を使うことにしました。おそらく10種類くらいの北海道産の木が詰まっている、まるで『森の中のような空間』になりそうです。
壁について:
音響についてアドバイスを頂いたところ、いろいろ樹種を入れ壁はランダムに貼った方がいいということで、壁は凸凹にし、何種類かの樹種を混ぜる予定です。
床について:
樹種は色々混ざっていた方良いと言うことでフロアーはミックスフローリングにする予定。樹種7種類くらいのを幅や長さを変えて厚真の職人にランダムに作っていただきます。
+階段
30〜70万(普通の値段だと3、40万。色々考えた結果、普通の階段ではせっかく広くなったスペースがもったいないので螺旋階段にすることを検討中で螺旋階段だと70万〜。)
+窓
50〜100万程度。
そのままの窓では外からの音が入ってくるのと寒いので、交換しないといけないそうです。古民家の雰囲気を残すために内側の古い木枠の窓を残して外側に新しい窓をつける。それが結構厄介らしく。。。最終的にどれだけの費用が掛かるかはわかりませんが、ホール部分だけはちゃんとしたものをつけたいと思っております。
+屋根
張り替えるだけで100万。断熱材を入れると200万。断熱材を入れないと夏は暑く冬は寒いそうで。いずれ屋根もやらないといけないと思います。
2台ピアノ演奏ができるようにしたいので、2台ピアノが設置できてお客様が50人ほど入れるしっかりした土台のスペースを作る予定です。
★コロナ時代の対策として
換気を良くし、2階の吹き抜け部分にはキャットウォークをつけてお客様が多いときに密を避け、上からも聴けるようにします。(50〜70人のキャパになりそうですが、コロナ期はマックス35名と考えおります):
★ご支援の使い道
すでに個人でクラウドファンディングをスタートしており、今までかかった費用の半分くらい集まりました。
今回の資金の使い道は、ホールの音響に大切な壁材、床材の仕上げそして窓の経費をメインに使わせていただきます。もっと集まれば、2階のキャットウォークの仕上げ、階段やピアノ移動費などに使わせていただきます。
ホールでのかかる費用や使い道などは、随時お知らせいたします。
今回は、ピアノホール側の土台骨組み後にかかるコストをクラウドファンディングで
ご支援頂きたいと思っております。
★古民家ホール『張碓 N-038』名前の由来
張碓 N-038は「ハリウス エヌ オーサンハチ」と読み
<N>はNorth, Nippon, New York, Noseの4つのN。
<0>そして0はすべてを含み、<3>は三社神社の3、<8>は無限、038でオミヤで神社とかけました。
私は何か不思議な力で導かれここにたどり着いたように感じており、良い音を奏でて神様にも喜んでいただけたらとも思っております。
★only oneのサウンドをonly oneの場所で。
New Yorkにて2010年に結成したピアノとパーカッションのDUO,
Two Men Orchestra"THE GATE"
このユニットのサウンドは他では聴けないonly oneのサウンドです。only oneのサウンドをonly oneの場所で奏でるのが楽しみです。毎年日本ツアーを2010年からしていますが、コロナで昨年は断念。ホールができてコロナが落ち着いたら、必ずこのユニットで演奏します。(なお下の2曲は、国際作曲コンクールにてベスト10位に入賞しました。)
★『北海道でしか出せない音』
北海道の音、スピリッツ、空気感、ノーザンライツプロジェクト。
渡米して29年経ちました。NYでの活動で影響を受けた最先端の音楽を目指してきましたが、自分のルーツというものを考えるようになり、北海道でしか聴こえてこない音、北海道でしかサウンドしない音があるのに気づかされました。その経緯から北海道をテーマに曲を『NORTHERN LIGHTS PROJECT/カムイユーカラ』というタイトルで20曲近く書き下ろしました。それは、そもそも自分の中で自然になっている音をなぞり、北海道の独特なスピリッツと空気感の中でしか表現できない音を目指しています。この古民家ピアノホールはノーザンライツプロジェクトにおいてもその音を追求し創造し表現する場の大切なホームベースになると思います。
★古民家でイメージする音。
『良い音』というのは漠然としていますが、自分が目指す音は、アコースティックで演奏できるところというのがまず大前提です。ライブハウスのようにアンプを使って音を鳴らすのではなく、コンサートホールのように響くアコースティックで演奏可能な会場です。ホール上二階にも部屋があったのですが、吹き抜けにしました。それも音を良くするためです。イメージしている音があり、参考にしている会場は2つあります。一つは美唄のアルテピアッツァ。この会場のように、会場自体が楽器のような場所を作りたいと思っております。
もう一つは札幌コンサートホールKitara(キタラ)。キタラは世界中の人たちに賞賛を浴びているホールです。私も何度も演奏しており、小ホールではソロピアノ、大ホールでは札幌交響楽団と3回ほどラプソディ・イン・ブルーを弾かせていただきました。
キタラ小ホールはソロ演奏にはちょうどいい最高の響きです。
★リターン
古民家ならではのリターン!
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2,500円名入れ
HALLの壁・床を貼る前に自分の名前を書く!古民家の2階を解体したところ、昔の方が書いたサインがたくさん出てきました。これを僕らもやろうかと。名前は野瀬が書いてそちらへ写メを撮り送らせていただきます。
1,380円
2021年2月、野瀬が初めて自らマイク4本立てて録音し、ミックスまでしたソロピアノ演奏4つ。A,B,Cは期間限定で、このクラウドファンディングの期間中のみの予定です。
↓
【A】1,380円 未公開音源 Solo at 札幌 COME ON HALL
【B】1,380円 未公開音源 Solo at 愛別 蔵KURARA
【C】1,380円 未公開音源 Solo at 美唄 アルテピアッツァ/コンサート
【D】1,380円 未公開音源 Solo at 美唄 アルテピアッツァ/フリーインプロ
4,300円
DVDデータ、SOLO IN TOKYO, 2018
2018年, FM東京でのレコーディング。メロディーやコード進行など全く真っ白な状態で、全てその場で曲をイメージして即興で演奏したもの。スイッチが入ると続けてアイディアがバンバン出てくる感じを映像でご覧になれます。
http://www.eishinnose.com/discography/#harmonics
一番面白いリターン!
野瀬栄進所有1912年製NEW YORK STEINWAY PIANOの鍵盤のnaming right!?!?リターンで何かアイディアありませんか、とブログやフェイスブックに書いたのですが、多かったのが工事のプロセスを野瀬の説明付きでポイントポイントで見学したい、というものでした。そして一番ぶっ飛んだアイディアがこれです。
ニューヨークから運んだ象牙の1912年製のピアノの鍵盤naming right.鍵盤に好きな名前をつける事ができて、実際鍵盤の普段中に入っている部分(調律の時など、鍵盤を前に出した時に見える)に名前をペンで入れることができる。例えば最低音のDとか、真ん中のCとか。鍵盤中心なのでとりあえず88口にしてみました。
まとめると、
1どこか見えないところにマークを入られる。(鉛筆3年、ペン永久)
2 現場に行ったら、その鍵盤だけ鳴らしていい。
3 生涯その鍵盤のネーミング権利をキープできる。
4 あとは、ライブや画像でその鍵盤が惹かれるのをひたすら楽しみに待つ。もしくは、野瀬にお願いして私のあのキーを弾いて欲しいとお願いしたりする。その人と仲悪くなったときは野瀬がおもいっきりその音をぶったたく。笑
値段は
・3年 (鉛筆で書く)
・永久 (ペンで書く)55,000円
この斬新な思い込みの世界の権利の商品は、友人Iさんのアイディア!
実はすでに7音売れております!
本気の方は、名前、住所、と入れたいネーミングを教えてくださいませ。
※ここのクラウドファンディングでは『永久』のみとさせていただきます。
その他のクラウドファンディングのリターン。
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1,000円
感謝のメールをさせていただきます。
1,200円
野瀬栄進が撮った写真のフォトポストカード5枚セット。
2,300円 1912年製ニューヨークスタインウェイで録音したニューアルバム『Changing』(ヘブンズドリーム未公開テイク、mp3音源のみ)
2,800円 NORTHERN LIGHTS PROJECT 2018未公開音源データ
2018年から始めている北海道をテーマに楽曲を書き下ろし北海道の音が良いスペシャルな場所のみで演奏する企画です。
3,000円 野瀬栄進の作曲集アルバムシリーズ、acmusic001~014のmp3音源データ一つ。http://www.eishinnose.com/discography/
4,000円 スペシャルオムニバス野瀬栄進バラード集 120分。mp3にて。お店のBGMなどにも使えます。いままでのアルバム14枚の中から選びすぐりのバラードを集めます。
4,300円 ニューヨークスタインウェイで演奏した小樽マリンホールでのDVDデータ。圧縮したデータを差し上げます。
4,300円 SOLO IN TOKYO 2018年FM東京でのレコーディング。DVDデータ。圧縮したデータを差し上げます。
5,000円 第1回目2021/6/27こけら落としコンサート生配信+後でも見える映像。
5,000円 第2回目2021/7/4こけら落としコンサート生配信+後でも見える映像。
8,800円 野瀬栄進 Uncertain Landscape LPレコード。送料込み。
9,500円 野瀬栄進CDアルバム3枚。送料込み。
10,000円 野瀬栄進CDアルバム3枚+野瀬撮影フォトポストカード付。送料込み。
10,000円 野瀬が撮った写真ハガキでお礼状を送らせていただきます。
12,000円 オンライン張碓 N-038プライベートコンサート(1時間)。ビデオ生配信します、録音したものを差し上げます。こけら落としコンサート以降の日程になります。
18,000円 野瀬栄進CDアルバム6枚。送料込み。
20,000円 近年、写真家としても活動している野瀬が撮影したA1ポスターサイズの写真。(どの写真かはお好きなものを選べます。郵送料込み)
30,000円〜 〈Special Thanks!!〉メールにてお礼&ウェブにお名前記載
お礼のメールを送らせていただき〈Special Thanks〉として名前をウェブなどに掲載させていただきます。※ご支援いただいた際のユーザー名での記載になります。(ユーザー名以外をご希望の場合、名前を載せたくない方は備考欄にご記入ください)
前回のクラウドファンディングでものなどのリターンはいらない、という方が少なくなかったですのでこういう設定も作ってみました。
50,000円 次のアルバムCD完成の際、sponsor byとして名前を記入させていただきます。
100,000円 張碓 N-038にて2~10名で野瀬栄進プライベートソロコンサートを開く権利。
貸切野瀬栄進!日程や曲目は打ち合わせ後決定。コンサート、記念日などなど。
200,000円
100名以下のキャパでピアノのある場所へ野瀬が伺い演奏します。北海道に限り、ピアノがない場所へはキーボードを持参します。店舗も可能です。コンサート、記念日などに。交通費宿泊料金込の値段です。
※演奏は約2時間/日程や曲目は打ち合わせ後決定。
380,000円 指定のテーマで曲を書きます。※曲の著作権は野瀬がキープいたします。
※音源データは、基本mp3でDropboxのリンクを送らせていただきます。使い方がわからない方などは別のやり方法を考えさせていただきます。動画データはdrop boxにて圧縮データのリンクを送らせていただきます。
1,000,000円
世界で一枚だけの野瀬栄進ソロピアノのCDを作る。選曲は決めていただいても構いませんし、こちらでお任せでも構いません。CDジャケットも作ります。レコーディングはこの古民家ホール『張碓N-038』にてニューヨーク•スタイウィン•グランドピアノで録音いたします。
※アルバムの原盤権その他の著作権は野瀬に帰属いたします。
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