はじめに・ご挨拶

はじめまして。善光寺門前の創作郷土料理店弥生座と申します。この度は、「新型コロナ」という厄介ものを相手に悪戦苦闘の毎日です。年間で一番繁忙期のはずのこの夏も、対前年比マイナス80%とこれまでにない危機的状況に陥っています。(下の写真は、閑散とした5月GWの善光寺門前仲見世通り)「おかみ」と呼ぶには力不足の私ですが、地元はじめ全国の皆様に「山のせいろ蒸し」を看板料理に育てていただきました。コロナなどに負けてたまるかと思いながらも、日々の売上激減に力尽きてしまいそうです。そんな中「CAMPFIRE」という有力なCFの存在を知り、全国の皆様のお力をお借りして、何とか店を立て直し、「山のせいろ蒸し」を絶やしてはならないと、強い気持ちを持ち始めています。
どうか皆様、善光寺門前のささやかな店の、大きな志にご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 公式HP    http://www.yayoiza.jp
 公式FB  http://m.facebook.com/yayoiza.nagano/
 Instagram http://www.instagram.com/yayoiza.nagano/

商品・お店が作られた背景

信州は、「そば」と「おやき」が定番です。嫁ぎ先の工芸品を扱う店頭ではお客様から「そば・おやき以外で信州の美味しいものは何?」とたくさんのお尋ねがありました。思えば、信州は恵まれた自然環境、気候風土に育まれた野菜や果実、信州牛、川魚など山の幸の宝庫です。これを何とかご紹介できないかと考えていたころ、町内の祭りの席で夫が築170年の商家が店を閉じて駐車場を作るという話を聞きつけ、その立派な建物を壊すとはもったいないと譲り受けることになりました。古民家再生の先駆けとなった弥生座です。(元々善光寺御用達の畳問屋の建物でした)さて、料理は「地産地消」をモットーに信州産の素材を使うことは自然の成り行きでした。どんな料理に?各地に伝わる郷土料理や善光寺精進、家庭料理の良さをいかした創作郷土料理をご紹介しようと決めました。プロの料理人とは縁がありませんでしたから、調味料を使って素材をこねくり回すような料理ではなく、おこわやおやきなど信州らしい「蒸す」という単純な調理法による「山のせいろ蒸し」が誕生したのです。(下の写真・一番人気の「山のせいろ蒸し」)

私たちの商品・お店のこだわり

1995年創業から25年、「山のせいろ蒸し」は、時代のヘルシー志向と相まって大勢のお客様に大変ご好評を博し、店の看板料理に育てていただきました。「蒸す」という単純な調理法は、素材の美味しさ、持ち味を引き出すには最適です。例えば野菜。野菜の甘さや酸味、苦みや渋み、辛みを存分に引き出してくれます。(下の写真は、旬の野菜だけを蒸す「温野菜サラダ」)「山のせいろ蒸し」は、特注した9寸角(約30㎝四方)の大きなサワラ材のせいろに季節の野菜や良質な信州牛のリブロース、野沢菜おこわ、茶碗蒸しなど盛りだくさんに詰めて、それを自家製のタレで召し上がっていただく"蒸ししゃぶしゃぶ"です。若者から”肉食シニア”まで幅広いお客様に人気があります。信州牛のほか、国産うなぎや鮭のせいろ蒸し(下の写真)などもあります。「せいろ蒸し」と共に人気が高いのは、自家製ジェラートです。イタリア製の機械で製造していますが、果肉を丁寧に下ごしらえするなど出来合いのシロップやペーストは使わずあくまでも「手作り」にこだわっています。(店頭では、カップやコーンのテイクアウトも人気です)

料理、おもてなし、建物の三つの特長が奏効してこれまで、メディアにも度々ご紹介いただきました。加山雄三さんや香取慎吾さんら著名人の番組にも紹介され、全国から大勢のお客様が見えるきっかけとなりました。(下の写真は番組収録後に。コロナのない平穏な頃でした)

弥生座のメニューには、一つ一つに「物語」「語るべきストーリー」があります。講釈の多い店と映るかもしれませんが、それが私たちのこだわりに繋がっています。
○例えば「鮭の親子せいろ」・・・【その昔千曲川の名物は鮭でした。ダムができて鮭が日本海から俎上できなくなりました。千曲川に鮭を呼び戻そうと長野市内の小学生が毎年鮭の稚魚を放流。カムバックサーモンの願いを込めて】(このように商品にはメニューの成り立ちなどの説明がついています!)

リターンのご紹介

CFリターンの構築に不慣れな私ですが、「信州・長野旅行」をイメージして考えたリターンです。
弥生座存続のためには、まず門前町全体の賑わいが大切です。全国の皆様に是非長野においでいただき、善光寺参拝後は、本堂から仲見世を通り抜けて徒歩5分の弥生座へお立ち寄り下さいますよう。
ひと休みのための甘味類やなんと言っても名物「山のせいろ蒸し」を召し上がっていただきたいのです。そして旅の途中、また帰宅後に召し上がっていただくようにテイクアウトのお弁当も加えてみました。
楽しい旅の思い出に弥生座のリターンをご活用下さいますよう、ご案内かたがたお願い申し上げます。

  3000円 ・御礼のメッセージメールを送らせていただきます。
  5000円 ・ご来店時、お好みのデザート・甘味類(1000円相当)を提供。(写真は甘味の一部)

10000円 ・ご来店または郵送で有効期限なしのお食事券(4000円分)提供。
10000円 ・電話注文によるテイクアウト「国産うなぎ弁当」2人前(4000円)提供。(写真は1人前)

20000円 ・ご来店または郵送で有効期限なしのお食事券(5000円分)提供。


プロジェクトで実現したいこと

看板料理「山のせいろ蒸し」に一層の磨きをかけ、善光寺門前の「名物料理」の地位を確固たるものに築いてブランド力を高めたいと思います。現在は間口の狭い、珍しいと言われる料理の評価を、一般的な料理として認知していただけるようPRを中心に改革して参ります。厨房の備品を扱うメーカーのカタログには、200種類以上の料理の幟旗がありますが、「せいろ蒸し」の幟は一つも見当たりません。
「蒸す」という調理法がいかに食材の美味しさ、持ち味を引き出すか、また調味料をたくさん使ってこねくり回さなくても美味しい料理があることを皆さんに感じ取っていただくことをめざします。「七五三プラン」や「忘新年会」「歓送迎会」なども「新しい生活様式」に対応するよう知恵を絞っていきたいと考えます。

資金の使い道・スケジュール

1.固定費の補填◇130万円・・・家賃や減額した従業員の給与などの固定費を一定程度回復させ、「山のせいろ蒸し」存続の基盤を安定させます。
2.広告宣伝費・広告材料費◇50万円・・・創業25年を迎える年末から一年間お客様に食後のデザートプレゼントなどご恩返しのキャンペーンを実施。チラシの製作費や「山のせいろ蒸し」の広告宣伝費に充当。(下の写真は創業20周年にお客様からのお祝いメッセージを地元紙に掲載。信毎広告賞特別賞受賞)
3.CAMPFIRE決済手数料、支援者へのリターン郵送料等◇20万円

最後に

今年67歳になる私ですがこれまで、休む暇なくコマネズミのように働いてきました。
夫からは「お前は経営者じゃない。戦術も戦略もない」と厳しい指摘。お客様のために一生懸命働けばいいというものでもなかったのですがこの25年間、微力なおかみを支えてくれたのはお客様であり、経験豊富なスタッフのおかげで店は成り立っていたと思います。その積み重ねを崩してはならないと思います。
同時に善光寺門前の名物料理になりつつあった「山のせいろ蒸し」をなくしてはなりません。コロナ禍で「倒産」「廃業」の2文字がちらつく中、人生最大の試練の時を、全国の皆様に支えられて、きっと生き延びられると確信しています。「山のせいろ蒸し」存続のために、どうか門前の小さな料理店をお救い下さいますよう、皆様のご支援を重ねてお願い申し上げます。(写真は資金繰りに深刻な今も笑顔を作ってカラ元気にしている私です)

店舗の詳細情報
長野市大門町503
営業時間11:30~14:00  17:00~20:00   定休日 毎週火曜、第2水曜、第3月曜
交通・JR長野駅から善光寺方面行きバスで「大門」下車。徒歩2分。


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/10/31 10:31

    9月4日にスタートしたこのプロジェクトも、残すところ一週間で終了となります。皆様のご理解とご協力のおかげで大変たくさんのご支援を頂戴いたしております。本当にありがたいことです。目標総額を達成する、しないをあまり強調したくはないのですが、もう少しで目標に到達します。善光寺界隈もこの春、夏に比べる...

  • 2020/10/21 20:46

    皆様の心温まるご支援のおかげで本日、目標の80%に到達しました。目標を実力以上に高く掲げましたので、正直、これほどのご支援をいただけるとは思ってもおりませんでした。ご支援を直接、店までお持ち下さるお客様も後を絶ちません。きょうは、東京のご子息たちまで家族ぐるみでご支援下さった長野市のAさんご夫...

  • 2020/10/19 10:38

    皆様のご支援の積み重ねのおかげで本日、目標の75%の節目に到達することが出来ました。お一人で多額のご支援をして下さる方、リターンで負担をかけたくないからと御礼メッセージだけを受け取る3000円のご支援の方、リターンは来店時に受け取るので郵送しなくていいといったお申し出の方等々。クラウドファンデ...

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