〈00.目次〉

01-ご挨拶・ストーリー

02-このプロジェクトで実現したいこと

03-個人資金の限界

04-リターンについて

05-実施スケジュールについて

06-映像制作について

07-最後に


〈01.ご挨拶・ストーリー〉

はじめまして!
千葉大学大学院に通う浅沼和馬と申します。

興味を持ってこのページを開いて頂いてありがとうございます。

今回僕が行うことは
①木造コテージのセルフビルド住宅を完成させる
②DIYや地方移住に関心の方へ届けるドキュメンタリーの制作

を通してアフターコロナにおける新しい暮らし方を皆様へ提案することです。


内容を説明するにあたって自分がどんな者か、これまでどんな想いを持ってきたか皆様へしっかり伝える必要があるので最初に自分の紹介をさせて下さい
(気持ちを込めて書いたので最後まで読んで頂けると嬉しいです)



▼僕の秋田と千葉での原点について

僕は秋田という地で20年間生まれ育ちました。

秋には頭上を無数の赤とんぼが舞う黄金色の田んぼ道を渡り、冬には雪をかき集めてかまくらづくりをしたり。

”山遊び”と”かまくらづくり”を楽しむ僕

これが僕の原風景です。

皆さんにもきっと大切なそれぞれの原風景があるのではないでしょうか?

生き物が大好きだった僕はニュータウンの開発が進み身近なホタルやメダカが段々いなくなっていった話を聞いて
”環境問題に取り組みたい!”と子どもの頃から思っていました。

その後は秋田高専という学校に進学し、建築・土木・環境を専攻し5年間。(高専=5年間通う工学系の専門学校)
2016年に千葉大学に3年次編入をします。

進学後、卒業論文のテーマを探していると千葉の房総半島地方で里山再生の活動をちらほら訪ね
そして田んぼではしゃぐ7歳の少年との出会いが大きく僕を動かします。

千葉県鴨川市釜沼集落の棚田再生活動

その子は喋りがほんとに止まらなくてずーっとわーわー喋ってます。
そして「田舎ってサイコーだぁ!」って叫んだんです。
「なんで?」って聞くと
「だってウチのマンションだと周りに迷惑かけちゃうからママから喋らないで!って止められてるもん」
そんな答えが返ってきました。


僕は衝撃を受けて
(あ、都会では子どもたちが暮らす環境は自由じゃなくて自分の気持ちを発散させることも難しいんだ)
と思って悲しくなりました。

そこから僕がやりたいことは
”未来の子どもが田舎で活き活きといられる場所を作ろう!” 
そう決めます。

そんな僕は里山再生を目的に都心部の親子へ自然体験ワークショップを展開する「古民家 宙/そら」という活動を社会人の4人の方と立ち上げ、地域づくりの実践に取り組みました。

ここまでの経緯と人生の軸はnoteに詳しくまとめてあります。



▼自分のやるべきことを研ぎ澄ませてくれたアメリカ留学

2020年の1月までは文部科学省の国家プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」に採択され、日本の地域活性化のヒントを探しに全米一住みよい街と名高いアメリカ・ポートランドへ留学し、実践的でユニークなまちづくりの取り組みを学ばせてもらいました。

(まちづくりNPO団体CityRepairにて)

使える資源を大事に使い、自分らの手で面白く楽しみながら場を作っていくDIY文化が盛んです。

地域のコミュニティをつくる交差点ペインティング



この途中にアラスカの農場へ1ヶ月滞在することになるのですがここでの経験も大きなきっかけです。


僕が訪れた周囲50kmは道すらない農場

周辺50kmには道もない、森を切り拓いてできたこの地で毎日農作業、家の修復作業を終えては、湖に飛び込み、夕陽を眺め、星を見て、お金から離れた1ヶ月は自分自身が生態系の一部であることを教えてくれました。


毎日眺めた湖と夕日



そんな僕が帰国後コロナによる自粛生活のもと考えついたとある社会像があります。

それは”社会サービスに頼り切らない半自給的な生活文化”です。

電車やお店、デリバリーサービスなどに頼り切った生活は確かに便利ですが
コロナにより災害時の都市の脆弱性が可視化されて、都市部だけに生活圏を持つのはもう危ないのではないのか、と確信しました。

そして多くの人がテレワークに切り替わり、住む場所を変えてみたいなと思った方も少なくないと思います。

都市化が進んでいく世界でもう一回大きな災害が来た時に、コロナ以上の大混乱が起きると思います。

そういった時に逃げ場となる場を皆さんが持つことが必要なのでは、と。



〈02.このプロジェクトで実現したいこと〉

皆さんが時に都会を離れ、自然体験とかけ合わせられた働き・学ぶ場を沢山の人と一緒になって創る。
これが僕の将来のミッションで、1人1人の人生の豊かさと地方の元気を取り戻す方法だと信じています。

その場を作るためにもにも僕自身にとってセルフビルドの実践が必要です。
夢の第一歩として今回のプロジェクトであるセルフビルドによる家造りとその様子を写したドキュメンタリーを制作します。

こうすることで自分がノウハウを会得しセルフビルドによる家造りを人に教えられるようになるし
映像という形で発信することで田舎暮らしに一歩踏み込めなかった人、これからDIYを始めてみたい人に大きな勇気を与えられるのではないかと思い今回のプロジェクトを立ち上げました。



①木造コテージのセルフビルド住宅を完成させる。


千葉を離れ、熊本県の三角エコビレッジサイハテという場所で長野出身の女性大工さん主導のもと2棟の木造コテージをセルフビルドでイチから建設します。

9/4から作業を開始し、年末までの完成を目指します!(凍える前にできるだけ作りたい。。)

基礎づくりから木材の加工、組み立て、屋根貼り、外装すべての過程を自分らで行い、大きさは6畳ロフト付きのコテージタイプとなっています。


※三角エコビレッジサイハテとは

熊本県は宇土半島にあるお山の上、約一万坪にある8世帯30人が住まう持続可能なライフスタイルを模索、実践するコミュニティです。

「三角エコビレッジサイハテ」HPはこちら


②DIYや地方移住に関心の方へ届けるドキュメンタリーの制作

家をセルフビルドするという社会実験をして、その過程、ノウハウと完成形
そしてこの生活によって見られてた気持ちの変化をお届けします。

発信方法はSNS、日記(noteまたはブログ)、電子書籍、映像となります


2ndゴールが達成されれば”ドキュメンタリー映画”という形で皆さんへお届けできたらと切に願っています。

ただ現在メインで使っているカメラがマイクを取り付けることができず、ドキュメンタリーを制作する上でマイクを付けられるカメラを調達する必要があります。


資金が集まれば

”つくることの豊かさ”をテーマに家づくりの工程と山での暮らしの様子をドキュメンタリーとして記録し30~40分程度の短編映像としてまとめます。


そして来年度上映会を行い新しい暮らし方を提案できる作品としてお届けします。




▼なぜ熊本で家づくりなのか

1ヶ月前の7/25日、僕はこの「サイハテ新住人募集!」という投稿をみかけます。

投稿によると新住人として必要なのは小屋の建築費用50万円、これと2年間ここに住む権利を得られるとのこと。
何かこの地に自分が求めてたのがあると確信しますが

なんとこの応募の〆切は5日後!現地を見ねばと翌日の飛行機のチケットを購入し熊本へ向かいます。


直感の通り、エコビレッジサイハテの地で僕が求めている一つの暮らし方がここにはありました。 

社会、自然とうまく共存しながら自立し生きる大人たち。
きらめく子どもや若者の笑顔。日本特有の海と島が混ざり合う曲線美、潮風。


そして決め手はこちらの可愛らしいお家。アースバッグ工法という土でつくる建築手法でできた家です。
僕はこの家に日本の地方の未来を感じました。


中に入ると35℃の真夏日にもかかわらずひんやりと包み込むような室内。
子ども大人みんながつくることに参加できる工法。土に還るというコンセプト

サイハテにいる人と場を現地で見て、沢山会話して
ここで未来の暮らし方を実験する!そう決めました。


このアースバッグ工法に関しては現段階で熊本でしか学ぶ場所はありません。

ここに拠点を持ち、最初にDIY実践を磨いて、アースバッグ工法の家づくりを学んで、日本全国にアースバッグを普及させ地方での新しい暮らしをつくる。

そのためにサイハテで暮らすことにしました。

今回のプロジェクトはその第一歩となります。

だから僕はここでセルフビルドによる家造りをします。

友達のじぇいみーに可視化してもらった僕の夢

そう思い立った僕は行きたかった会社の内定を辞退、アパートの解約、

建築費として50万円が必要ですが「8月中になんとか会社からの協賛などで資金を集めよう!」と決めます。




〈03.個人資金の限界〉

しかし現実はそんな甘くなく、会社に夢を語るだけでは資金は全く集まりません。

世の中の不況による協賛という可能性の見通しのなさ、留学帰国後にコロナウイルスの大流行ということで思うようにアルバイトもできなかったこともあり現在資金が足りない状況です。

その上突然の熊本行きという決断のため、アパートをすぐに解約したのですが引っ越しにかかる出費が約17万円(解約料+余分な家賃)

なんとか自分の資金が約20万残るのですが熊本へ行くためには建築費用としてあと30万円を用意しなければなりません。

片親の家庭で学費や生活費も自力でふんばってきている状況で、お金を借りたりできるような頼れる身内もいません。

10月以降の生活費は学生として奨学金、テレワークでの収入があるので生活できる目処がたっています。

そのため今回のご支援の程お願いしている次第です。

代わりに山でのワクワクする経験を文字・写真・映像でお届けし、
将来、事業を作ることを目指し、人に学んだことを教えられるようになり社会的な価値を提供することを約束します。



▼1stゴール  家の建築費用〈33万円〉

30万円 建築費の一部+手数料3万円

(※資金が集まらなかった場合も家造りは9/4から行われます。代わりにどこからかの機関から借金をします。)


▼2ndゴール  ドキュメンタリー制作費用〈55万円〉

20万円 新規映像機材(カメラ+マイク+三脚)
+2万円クラウドファンディング手数料

(※2ndゴールに達成しなかった場合は現在ある機材でショートムービーを作成します。)


▼ストレッチゴール 〈60万〜〉

もしも、これ以上の資金が集まるのであれば。。ですが

よりよい映像作品を作るためのドローンの購入や

建築費用の上乗せ、映画個人上映のための会場、設備投資に使わせて頂きます。


クラウドファンディング終了日は1ヶ月後の9/20(日)までとします。


〈04.リターンについて

▼お礼メッセージ

▼エンドロールにお名前記載(記事・映画)

▼サイハテ村おもてなし券(絶景淹れたてコーヒーやソロキャンプ体験)

▼動画作ります!

▼セルフビルド住宅HOWTO冊子

など自分ができる精一杯のリターンをご用意しました。詳細はリターンの部分を御覧ください。



〈05.実施スケジュールについて

家づくりの工程表

[2020年]
9月上旬〜12月末 家づくり&日記、動画撮影

9/20(日)クラウドファンディング終了日

[2021年]

2月〜3月:電子書籍の執筆&動画編集

4月:電子書籍出版(kindleで閲覧可能) 映画上映会(WEB上、または小規模な場所で上映会)


〈06.映像制作について〉

今まで3年ほど動画編集をしてきて、プロジェクトのPVも多く作成してきました。
映像作品例はこちらです。

1.「ONE DROP FARM」PV (千葉県市原市) 


2.「The wonders of Alaska」(アメリカアラスカ州)


動画例(1) YouTube   動画例(2) Vimeo


人生で一度、長編の映像作品を作って発信したかったので、今回ドキュメンタリー制作に挑戦します。



〈07.最後に〉

気づけば僕はもう24歳で熊本に行くことは学生として最後の挑戦になります。
けどこの挑戦をするまでにも沢山の人の支えと偶然がありました。感謝しております。

この挑戦後は自分の経験と学びを沢山の人に伝えて、場づくりを実践して、もっと日本の地方の活性化に貢献できる人物になります。


一人でも多くの方が日本の里山に足を踏み入れて笑顔になることを願ってこれから行動していきます。

長くなりましたが最後まで読んで頂いてありがとうございました。




※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



  • 2020/09/18 20:40

    【速報!アースバッグハウス宿泊券がリターンに追加】何度もすみません、サイハテ村こみゅにてコミュニティマネージャー 坂井 勇貴 の奥様  坂井 裕子さんのご厚意でたった今日本発のアースバッグハウスの宿泊券をリターンに組み込みました。特別価格1万円、限定5組、2人まで宿泊できます!!(なんか敷けば...

  • 2020/09/18 19:53

    一昨日まで50%だったのですが、沢山の応援を頂きおかげさまで支援額が70%(245000円)となりました。ここまで来たらどうにか達成できるよう全力で取り組みます。どうかよろしくお願いします!(プロジェクトページ)https://camp-fire.jp/projects/view/320939...

  • 2020/09/17 06:55

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