はじめに・ご挨拶

皆さま、こんにちは。POTTER華苗です。陶芸家として活動して20年余り。2014年に故郷である広島市安芸区矢野に戻り、祖父が残してくれた築100年近い古民家をアトリエにして作陶に励んでいます。この度、HIT広島観光応援事務局の皆さまに声を掛けて頂き、このプロジェクトに参加させていただくことになりました。


プロジェクトを立ち上げた背景

広島市安芸区矢野にアトリエを構えて5年。定期的に個展を開き作品を発表しながら、地元の方を対象にした陶芸教室を軸に、観光客向けの陶芸1日体験や美術館や福祉施設などでワークショップを行う日々を送っていました。しかし、新型コロナウィルス感染症の拡大によって、その状況は一変しました。

安芸高田市立八千代の丘美術館第16期入館、特別企画展と入館作家&ワークショップ開催した時の様子(2017年)


「歩くいえ」「歩く城」等の~歩くシリーズ~。POTTER華苗の代表作であり、ライフワークの一つとなっています。(写真は広島福屋八丁堀本店7階ギャラリー101)

今年開催予定だった個展は全て中止となり、陶芸教室や陶芸1日体験、ワークショップも4月・5月は完全休業状態に。6月に入り再開するも、感染者が発表されるたびに休業状態になるという繰り返し。

教室を構える安芸区矢野は、2018年7月の西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた地域です。このアトリエも被災し、一時は閉じることも考えましたが、たくさんの友人・知人に支えられ、また陶芸教室に通ってくれる生徒さんたちの笑顔を守るためになんとか踏んばって続けてきました。

しかし、今回の新型コロナ感染症がもたらす影響はそれさえ大きく上回っています。何より、時間が経過しても通常の運営状況に戻れる見通しが全く立たないことが、大きな負担となって心にのしかかりました。
4月頃から次第に虚無感に襲われるようになり、一時、作陶の意欲も失ってしまいました。料理に打ち込んだり、庭の草むしりをしたり、陶芸と距離を置いた生活を送ることでその穴を埋めようとしましたがダメでした。その時の自分を表現するとしたら、精神的に“落ちるとこまで落ちた” という感覚でした。

そんな私を救ってくれたのは、陶芸教室の生徒さんたちでした。「教室に行きたいです」「教室はいつ再開しますか?」と何人もの生徒さんが連絡してくれました。その声を聞いて、私はハッと気づいたのです。陶芸に出会って30年。みんながほっこり笑顔になってくれるような作品を作るために、日々作品づくりに励んできたこと、そしてモノづくりの楽しさや心の癒し、自分の手で何かを生み出す面白さをみんなに伝えたくて教室を始めたのだと!

「陶芸教室」「陶芸一日体験」では、お茶碗・お皿・コーヒーカップ・花瓶などを、土練りから絵付け、窯焼きまでじっくり取り組んでもらっています。

陶芸教室に来てくださる生徒さんは子どもさんからご高齢の方まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。また参加される理由も様々で、趣味として始められた方から、心に抱えてしまった病を癒すために遠方から足を運んでくださる生徒さんもいらっしゃいます。

この場所はもう私だけのものではありません。たくさんの方々にとって憩いの場所になっています。そんなみなさんのものづくりにかける想いを守りたい!そのためにこの陶芸教室を何が何でも存続させたい!ただその想いだけで、私はこのプロジェクトに参加することを決心しました。


プロジェクトで実現したいこと

陶芸教室や陶芸1日体験教室の運営にかかるランニングコストは決して少なくありません。地代や傷みの激しい古民家の修繕費、窯の燃料費・維持費、また現在は新型コロナウイルス感染対策費(消毒液や手洗い用石鹸、マスクなど)も大きな負担になっています。教室の運営費には私の個展での収益などをあてていたのですが、その個展も今年は全て中止になってしまい、現時点で収入は1/2以下という状況が続いています。

矢野地区は2018年7月の西日本豪雨災害で大きな被害に見舞われた地域です。我がアトリエも床下浸水となり、この灯油窯もあわやというところでしたがなんとか難を逃れました。

プロジェクトが成功したら、今回ご支援頂いた支援金を陶芸教室を維持していくための諸経費として大切に使わせていただき、少しでも多くの方に陶芸に触れていただく機会を増やしたいと思っています。

もしかすると、陶芸教室や陶芸1日体験教室の月謝や参加費を値上げすればというお声もあるかもしれません。しかし、私が陶芸教室をやることの意義・想いは「モノづくりの楽しさや心の癒し、自分の手で何かを生み出す面白さをみんなに伝えたい」ということ。そのためには参加しやすい月謝や参加費を維持しなければ意味がありません。なのでできれば月謝や参加費の値上げは避けたいのです。

この庭でイベントをしたり、陶芸教室の皆さんと縁側に座ってお茶を飲んだりするのも私にとって大切な時間です。

そして、もう一つ、このプロジェクトで実現したいことがあります。それはオンラインショップの立ち上げです。

これまで陶芸教室の運営費にあてていた私の収入源は、毎年開催していた個展やアトリエに併設しているギャラリーでの作品の販売売り上げが中心でした。しかし新型コロナ感染症が拡大した今はその収入源が絶たれた状況です。この機会にオンラインショップも立ち上げて、新たな収入源を確保したいと考えています。


アトリエに併設しているギャラリーは現在お休みしています。

【 POTTER 華苗 陶工房 & GALLERY 】

   〒736-0085 広島市安芸区矢野西 4-28-23

          電話 090-7505-6364 ※JR呉線「矢野駅」より徒歩10分

          お車の場合も、駐車スペースはございます。

          ホームページ  www.potterkanae.com 

リターンのご紹介

みなさんが手に取ったときほっこり笑顔になってくれるような作品をお届けしたい、そしてモノづくりの楽しさや心の癒し、自分の手で何かを生み出す面白さをみなさんにお伝えしたいと想い、POTTER華苗のオリジナル作品と陶芸体験の権利をご用意させていただきました。

① 支援金¥5000
  フリーカップ1個+角小皿1枚+配送料、お礼状を添えて
  (色は白と黒艶消しから選べます)

小皿は箸置きにもなります。手作りですので、サイズ・風合いは多少異なる場合があります。

② 支援金¥6000
  あるく家の一輪挿し+陶板+配送料、お礼状を添えて
  (屋根の色は青・薄緑・鉄赤から選べます)

あるく家の一輪挿しに台をおつけします。サイズ・雰囲気は多少異なる場合があります。

③ 支援金¥8000

  フリーカップ2個+角小皿2枚+配送料、お礼状を添えて

小皿は箸置きにもなります。手作りですので、サイズ・風合いが多少異なる場合があります。

④ 支援金¥5000
  陶芸体験料金1名様分+作品焼成費用+配送料+【見守りねずみ】提供

大黒様のお使いの白ねずみさん。皆さんを見守ってくれます。

⑤ 支援金¥7000
  陶芸体験料金2名様分+作品焼成費用+配送料

作り初めに一緒にデザインを考えて、自分の好きな作品を作っていただきます。

⑥ 支援金¥10000
  陶芸体験料金3名様分+作品焼成費用+配送料

オリジナル作品を考えるのも、楽しい時間。モノづくりの醍醐味です。

最後に。

新型コロナ感染症拡大から半年以上たった今も、厳しい状況に変わりはありません。陶芸教室とともに、個展は私が大切にしているライフワークですが、2010年から隔年で開催してきた個展【広島福屋八丁堀本店7階ギャラリー101】も、2010年から毎年、呉市にある日本酒メーカー、千福三宅本店の酒蔵で新酒の時期に合わせて開催していた個展【POTTER華苗作陶展 美味しいお酒と器】も中止になりました。

今回ご用意させていただいたリターンの一つ「見守りねずみ」は、実は今年の【POTTER華苗作陶展 美味しいお酒と器】で販売する予定の作品でした。この個展では、必ずその年の干支にちなんだ作品を作成・販売していて、今年の干支・ねずみ(私の干支でした!)に合わせて、大黒様のお使いといわれる白ねずみをモチーフにした「見守りねずみ」を企画していました。想いのこもった作品だったので、今回、このプロジェクトで支援くださった方に、リターンで提供させていただくことにしました。お家に飾っていただけたら嬉しく思います。

気持ちが落ち込んだ時もありましたが、多くの人に支えられ、またこんな時期だからこそできることもあるはずと気持ちを切り替え、日々作陶に打ち込んでいます。

このプロジェクトへの参加は、これまで人に頼ることのできなかった私にとって、とても大きなチャレンジです。故郷の小さな工房の灯火を絶やさないために、どうぞ応援いただけますようよろしくお願い致します。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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