はじめに・ご挨拶

ハンドベルアカデミージャパン主宰の大坪泰子です。私は38年間、国内外でイングリッシュハンドベル の演奏活動や指導などを行って参りました。現在、きりく・ハンドベルアンサンブルというプロ楽団を主宰しており、弟子にあたる当楽団員数名もスタッフとしてこのプロジェクトの為に働いています。

又、楽器の正規輸入代理店である、聖文舎ハンドベル販売株式会社様の協賛により、米国マルマーク社製およびシューマリック社製ハンドベルをレッスンおよびレンタル用として使用予定です。

その他、外部スタッフとして、Handbell Musicians of Americaの会長であるPamela Grove氏、米国を代表するソロリンガーの一人であるRuben Mendoza氏、ピアニストで作曲家の山岸智秋氏など、世界中の一線の演奏者、指導者、作曲家等の協力を得て、オンライン講座を準備中です。

ハンドベルアカデミージャパン
HP:https://www.handbell-academy-japan.com


このプロジェクトで実現したいこと

当アカデミーは、イングリッシュハンドベルを学びたい人や、演奏活動を充実させたい個人や団体に向けてレッスンやサービスを提供することにより、ハンドベル音楽を進歩向上させることを目的としています。

①誰もが気軽に習い始められる機会を作ること
②技能向上を目指す奏者が、より本格的に取り組めるよう、指導やサポートをすること
③最先鋒の研究所、情報ステーションとして機能し、全国の演奏者や指導者をサポートすること

これらを実現させる為、専用スタジオを構え、各種レッスンやイベントに加え、スタジオレンタルや楽器レンタルなどのハンドベル関連サービスを提供いたします。(スタジオはハンドベル以外の用途にもお使いいただけます)
現在、防音音響設備と高機能換気設備を導入した安全なスタジオを東京都世田谷区に施工中。
楽器の搬出入も容易で、楽器レンタルやライブ配信も可能です。

演奏活動のハードルである、楽器の調達、運搬、稽古場等の問題が大幅に解消されるので、既存の楽団や奏者のサポートに加え、新たなグループの結成も容易になります。

対象は、初心者から指導者まで。レッスンについては、最初はオンライン講座からスタートします。オンライン講座では、zoom等によるライブレッスンやオンラインサロンの他、世界中の一線の指導者達がレクチャービデオを制作準備中です。


プロジェクトをやろうと思った理由

アカデミーの必要性に思い至ったのは、指導や募集を続ける中で、世の中から楽器経験者が激減していることに気づいたのが発端です。このままでは未来の演奏者も鑑賞者もいなくなるという危機感と、文化芸術が軽んじられる風潮に歯止めをかけたいという思いに駆られた結果、演奏者の育成環境を作ることを考え始めました。

ハンドベルは、極めるのが難しいのは他の楽器と同じですが、機会に恵まれさえすれば始めやすい楽器です。しかしその機会が日本にはなかなか無いのがネックでした。たまたま入学した私立学校で関わる以外で子供の頃から個人的に習ってきたという人は、まず殆どいないと思います。また優秀な演奏者を育てるのには、適切な指導と長い年月がかかるにもかかわらず、本格的な養成所もありません。誰でも興味さえあれば習えること、向上したい人には研鑽のチャンスがあること、その結果としてハンドベル音楽の質的向上を目指すこと。これらを実現するには、この楽器の未来に投資が必要だと思いました。

そして、アカデミー準備中に起こった今年の特異な状況下において、更にハンドベル界と奏者を支える必要に迫られました。現状、まともに活動できているハンドベル団体は殆どありません。私自身も困難に陥りましたが、今ここを乗り越えないと、平時に戻ってもハンドベルを演奏する人の大半がいなくなっているかもしれません。

これまでの活動

ハンドベルは、欧米では教会で子供の頃から始める人が多く、あのポールマッカートニーもその一人です。ハンドベル自体は高額ですが、必ずしも家庭に買い揃える必要はありません。音感や感性、協調性も養える優れた教育楽器の一面も持ちます。ですが日本においては、限られたキリスト教系の学校に入学でもしない限り触れるチャンスがなかなかありませんし、その学生達も卒業とともに楽器と離れることになります。ハンドベルの世界の門戸を拡げて演奏者を増やすことは、趣味として人生を豊かにする意味でも、未来の奏者や鑑賞者を育ててこの音楽を守り発展させる意味でも、大変有益なことだと思っています。
私自身、これまでも共演者を地道に育てながら音楽作りをしてきましたし、今後も優秀な奏者を求めています。より広く深く後進を育成したり全国の演奏者のサポートをしていくことは、ハンドベル音楽の可能性を更に引き上げることに直結していると信じています。


資金の使い道

ご支援は、オンライン講座の外注制作費及び準備資金として、また、スタジオの防音音響設備工事代金の一部、CAMPFIRE決済手数料として、大切に使わせていただきます。


リターンについて

①お礼のメッセージ、アカデミー進捗報告
②レンタルスタジオ利用権 平日4時間、平日8時間、土日祝日8時間
③スタジオレッスン、ワークショップ、出張レッスン
④スタジオ紹介ミニライブ ご招待又は動画配信
⑤スタジオお披露目会ご招待 HPにお名前掲載
⑥非売品限定CD、会場限定販売DVD、
⑦新規録音音源データ配信
⑧総合コンサルティング(個人、団体)
⑨主宰大坪泰子があなたのグループに演奏者として交流参加
⑩出張ライブ

実施スケジュール

2020年1月  スタジオ物件確保 設計検討開始
2020年6月  オンライン講座準備開始
2020年7月  スタジオ施工開始 
2020年9月  アカデミー開校 オンライン講座開始
        
2020年10月 スタジオ完成予定 
       スタジオ紹介ミニライブ、お披露目会実施
       リターン用CD、DVD送付
       出張企画等可能なものよりリターン実施
2020年11月 スタジオレッスン及びワークショップ開始 
       スタジオレンタル開始 
       スタジオ紹介ミニライブ、お披露目会実施
2020年12月 動画、音源、完成次第データ配信       


最後に

当アカデミーが目指しているのは、ハンドベル音楽を進化させること、ハンドベルを通じて魂を輝かせ文化芸術に親しむ人々を増やすこと、この二つです。

正直、金銭的には元は取れないと思っています。もともと利益追求型の事業ではない上に、更に2月以降の世の中の変化により、私自身も音楽活動を制限されたり、実現が躊躇われる要素が山ほど現れました。はっきり言って、何もしない方が個人的に損も苦労もしないで済みます。

一方、同じく世の中の流れの影響で、多くの演奏団体が公共施設や教会などから閉め出されて練習場所を失いました。いまだに練習再開の目処の立たないグループが沢山あり、ステージからも閉め出されているのが現状です。学生団体は新入部員募集の機会もなく流れが途切れ、一般団体で研鑽を積んできた演奏者も継続困難でやめていく状況で、もはやハンドベル音楽は風前の灯です。もしもハンドベル音楽界が今後も続くことを望むのであれば、今だからこそできることをして、誰かが手を打って支えなければなりません。

アカデミーでは、少なくとも安全な練習場所を用意したり、個人スキルの上達をサポートすることはできます。奏者間の連携をはかり、各グループの活動継続を助け合ったり、今後、場合によってはグループ再編という形で業界を生き残らせることもあり得ます。

まだしばらくは大変であることが予想されますが、悩んだ末の結論は、私は楽や得をするために生きているのではないということでした。美しい響きといつも一歩先の音楽を求めて楽器の可能性に人生をかけてきた身として、楽器と音楽の未来の為に、自分にしかできない本プロジェクトを実行することで、業界全体の継続と向上を促す道を選びました。

このような私の無謀とも言える決断に対し皆様の支援を仰ぐのは甚だ勝手ではございますが、もしも同じように、この楽器の響きと音楽を愛し、未来のハンドベル音楽への投資に賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、是非とも実現と継続の為に力をお貸しいただければ幸いです。一緒に良き音を守り、奏でましょう。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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