はじめに・ご挨拶
はじめまして。メインクーンで男の子”ポテト”の飼い主の前川と申します。
我が家は主人、息子、私の3人家族で、2020年8月10日にペットショップで出会った猫ちゃんを迎え入れました。
可愛いと喜んでいるのも束の間で致死率ほぼ100%と言われる病気にかかっていることが判明しました。絶望に明け暮れているなか、この病気を治療する唯一の新薬がありそれが大変高額な費用がかかる事を知りました。
この費用を飼い主である私達でまかなうのが当然なのですが大変厳しく、このプロジェクトを立ち上げるに至りました。
どうかご支援お願いいたします。
このプロジェクトで実現したいこと、プロジェクトをやろうと思った理由
ペットを飼いたいなと思うことはありましたが、具体的な予定はなく8月8日に、ちょっと見る程度で寄ったペットショップでケージ越しに体を摺り寄せてきたり、とても人懐っこい猫ちゃんに出会いました。
私はペットを飼うなら犬だと思っていたのですが猫ってこんなに可愛いんだなと思うほどとても気になる子でした。これがポテトとの出会いです。
ちなみに名前はペットに食べ物の名前つけるのかわいいね!という話を前にしていて、この猫はメインクーンという種類の猫なのでメイクイーン、じゃがいも…ポテトやん!と飼うと決める前からペットショップで息子がつけました。
その後、何回かペットショップへ見に行き、飼うからには何があっても最後までお世話をする。と3人で考え話し合い覚悟を決め8月10日我が家へお迎えしました。
私も主人も犬を飼ったことはありますが猫を飼うのは初めてで、初めて見る猫の行動や仕草がとても可愛くお世話も楽しくて、息子は一人っ子なので構う相手ができ嬉しそうにしていて飼うことにして良かった!とあらためて思っていました。
ところが、8月12日。抱くと体が熱いように思いましたが、猫の平熱は38℃ぐらいあるようなので特に気にしていませんでした。翌日になってもやっぱり熱く感じるし、前日までとは違い寝ている事が多く呼吸も早くて気になり動物病院へ連れて行きました。採血やレントゲンを撮ってもらい、先生からは、レントゲンを見ると肺が白く濁っていてあまりよくない状態で詳しく検査をしてみないと分からないが、猫伝染性腹膜炎(FIP)の疑いがあると告げられました。この病気についてお話してくれましたが、頭に入ってこず確定ではなく疑わしいという状態だったことや、私も動揺していたので先生も絶望的な病気だとハッキリとは言わなかったように思います。家に帰って落ち着いて”猫伝染性腹膜炎”とどれほどネット検索したでしょう…
どの説明を見ても結末は同じで、まだ決まった訳ではないですが涙が止まりませんでした。
我が家に迎えて数日で、生まれてきてたったの4か月で…
風邪をひいたんだろうぐらいに思っていたのに、致死率ほぼ100%の難病かもしれないなんて…
新しい家族が増えて嬉しかったのと、死んでしまうかもしれないという不安で、気持ちが追い付かず、FIPの症状に当てはまらないところを探して探して過ごしました。
ですが、抗生剤の注射をしても時間が経つと症状がでてくるので注射を打っては落ち着くというのを数日繰り返し1日に2度病院へ駆け込む日もありました。
いつにも増して息苦しそうで病院へ駆け込んだ8月15日、13日に撮った肺のレントゲンよりさらに肺が白く、胸水が溜まっていて肺を圧迫し片方の肺だけで呼吸をしている危険な状態でした。
・抗生剤で改善しない
・胸水が溜まる(20mlシリンジ5本分も抜きました。抜いた胸水が黄色くドロッとしている)
・数日で症状が悪化している
FIPの検査結果はまだでしたが当てはまる部分が多くFIPのウエットタイプでほぼ間違いないだろう。
この病気は完治させる治療法や薬がなく、ウエットタイプは進行が早くて8日ぐらいで亡くなってしまうだろう。と告げられました。
言葉がでず涙しかでませんでした。助けてあげたいけど方法がない。猫にこんな病気があるなんて…
ポテトはメインクーンという大きくなる種類の猫だと飼うときに調べて知っていたのでどれぐらい大きくなるんだろうと楽しみにしていました。
大きくなるのにまだこんなに小さなうちに死んでしまうのが受け入れられませんでした。
FIPの可能性が高いかも…と思い始めた時に調べ尽くして日本では承認されていないがFIPに有効な海外の薬があるということは知っていました。ですが、費用がかなり高額になること、取り扱い病院が非常に少なく、ネットの情報では私の住んでる県内には取り扱い病院はありませんでした。
先生と今後の事についてお話をしました。
一つは、痛みや苦痛を取ってあげて残りの時間を少しでも楽にしてあげる事はできる。
もう一つは、無認可のお薬でFIPに有効とされているが治癒ではなく寛解であるということ。金銭的なことや84日間毎日同じ時間に投薬する必要があり飲ませるのが大変で飼い主の負担がかなり大きい。ということでした。
しかし、ポテトにはもう迷っている時間がなく、この薬の使用を考えているなら1秒でも早く投薬した方がいいという状態だった事と、投薬に関して先生が協力してくださるという事ですぐに投薬することができ私たちは運が良かったと思います。
※「MUTIAN」は日本において動物医薬品として承認されていません。
ポテトの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえでポテトにとって投与が必要と考えていますが、
全てのFIPの猫ちゃんに「MUTIAN」が有効であるという趣旨ではありません。
そして後日、検査結果が揃って正式に
猫伝染性腹膜炎(FIP)ウェットタイプ
と診断されました。
金銭的な事は、飼い主である私たちの責任で対処するのが当然だと承知しておりますのでいろんなご意見があると思います。
今回初めて猫を飼い、飼って数日でこのような難病があることを知りました。
猫伝染性腹膜炎(FIP)とは
猫腸コロナウイルスが原因で、猫から猫へ容易に感染し、日本の猫の70~80%程度が感染しているのではないかと考えられていて感染しても成猫では無症状の場合が多く、子猫に下痢を起こす程度で病原性が弱いウイルスであり飼い主が感染に気付くことも少ないほど。症状があっても一般的な腸炎の治療で、数日で回復することがほとんどです。
一方、猫伝染性腹膜炎ウイルスは、感染力が弱く、猫から猫への感染はないと考えられています。現在のところ、猫腸コロナウイルスに感染した一部の猫の体内で、そのウイルスが突然変異を起こすことで発症すると考えられています。比較的にゆっくりと進行する全身病で、発症した猫の致死率は極めて高く、治療をしても回復することは稀です。しかし、発症の確率は、猫にストレスがかかった場合、最大で10%程度で、それほど高くはありません。
発症すると、腹膜に炎症が起こります。症状は「ウエットタイプ」と「ドライタイプ」の2種類に分類されます。
・ウェットタイプ…食欲低下、発熱、体重減少等の症状とともに、腹水が溜まってお腹が張ったり、胸水が溜まって肺を圧迫して呼吸が苦しい等の症状が見られます。この病気の腹水や胸水は黄色や黄緑色で、とろみがあるのが特徴的です。進行が早く治療への反応が鈍い。多くの場合は兆候が見られて2カ月以内に命を落としてしまいます。
・ドライタイプ…食欲低下、発熱、体重減少等の症状とともに、腎臓や肝臓の変形、ぶどう膜炎などの眼の炎症、脳内の炎症による麻痺や痙攣などの神経症状、腹部のできもの等の症状が見られます。「ウエットタイプ」に比べるとやや慢性的な経過をたどる傾向はありますが、こちらもほとんどの場合が命を落としてしまいます。
しかし、実際にはふたつのタイプの分類は難しく、治療中に両方の症状が出てくる場合もあります。ほぼ全身に病変が表れるのが猫伝染性腹膜炎(FIP)です。
感染してもFIPを発症するのはその中の10%以下と言われているにもかかわらずたくさんの小さな猫ちゃんたちが飼い主さんと頑張っている事、何より猫ちゃんがこんなに可愛いと教えてくれたポテトを救い、このプロジェクトを通してこの病気を沢山の方に知ってもらい治る病気になるように、唯一の救いであるお薬が認可されるようなきっかけになりたいと心から願います。
どうかご支援、ご協力よろしくお願いします。
資金の使い道
集めた支援金はすべてポテトのFIPに関する治療費(お薬・検査代)に使用いたします。
8月13日〜8月29日
検査代、抗生剤注射 約120,000円
薬代/84日分 内訳 (体重増加と共に投薬量増加)
8月15日〜22日 皮下注射 57,200円
23日〜9月8日 250mg 114,785円
ここからは推定投薬量で計算 ※9/9分より値上がり※
9月9日〜9月30日 300mg 191,664円
10月1日〜10月20日 350mg 203,280円
10月21日〜11月6日 400mg 197,472円
間の検査 26,700円(今までした検査と同じとして)×3回 80,100円
ドライの症状がでて混合になれば1回の投薬量が増えますが今後もウエットタイプのままと想定し、体重増加を見越した概算になります。
あとは、キャンプファイヤーの手数料計17%+税が引かれます。
返礼品の費用は含めていません。
使用した治療費やポテトの病状は活動報告でご報告いたします。
リターンについて
心ばかりでありますが感謝の気持ちを込めたメッセージや、ポテトをモチーフにしたグッズ(エコバッグ、ハンカチ、シール、キーホルダー、ストラップ等検討中。試作中の為変更あり。グッズは手作りの為仕上がり等不十分かもしれませんが一生懸命感謝の気持ちを込めて一つ一つ作成します)をお届けさせていただきます。
サンプルができ次第、画像をアップします。
経緯と実施スケジュール
8/10 我が家へポテトを迎え入れる
8/12 体温が高い気がする
8/13 体温が高く、寝ているのに呼吸が早く動物病院受診する
体温 41℃ 、食欲はあり、ほとんど寝ている
レントゲン(肺が白く写る)、採血、エコー
FIP疑いと言われる
抗生剤ともう一種(忘れてしまいました) 注射する→熱は下がる(一時的)
8/14 体温高く呼吸早いため病院受診
体温 40.7℃ 、食欲あり、注射が効いていて熱が下がっているときは活発
注射2本、FIPか詳しく調べる為の採血する→結果は1週間後ぐらい
8/15 朝、今までで一番呼吸が荒い。
1回目病院受診し注射して1度帰宅
夕方症状悪化し2回目受診する
体温 40.5℃ 、食欲はあるがぐったりしてあまり動かない
レントゲン・エコー検査し、胸水が溜まっていて肺が圧迫され片方の肺で呼吸する危険な状態。
胸水を抜く(20mlシリンジ×5本。抜いた胸水は黄色くドロっとしていてFIPである事が濃厚。
1本をFIP遺伝子検査へだす→結果は1週間後ぐらい。抜いた後は呼吸が楽になり少し元気になる)
検査結果が揃っていないがFIPが濃厚で今後の事について先生と話す
※日本未承認薬を使用する事に決め開始する 初めの8日間は皮下注射。1回目の注射を22:30にしたので今後8日間は22:30に通院し注射(先生に感謝です)
8月16日 昨日胸水を抜いたので、呼吸が楽にみえる。食欲があるのが救いです。夜、2回目の注射をする。
8月17日 また息苦しそうになっていて夕方病院に行く。胸水が溜まっていて抜く(20ml×5)
夜、3回目の注射する
以降、投薬を続けています。
詳細は活動報告にあげていきます。
最後に
投薬を始めてから少しずつですが確実に良くなっています。暗くなっていた私達もポテトと一緒に元気を取り戻してきました。
この新薬で元気になった猫ちゃんや飼い主さん達を知って私達が希望を持てたように
84回最後まで投薬し、ポテトが元気になって
FIPと闘う猫ちゃん、飼い主さんの希望になりたいです。
私達だけでは力不足で最後まで投薬するのが厳しいです。
助けて下さい。どうかご支援よろしくお願いします。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
instagramにもポテトの様子を載せています @potato.miracle
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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