はじめに


こんにちは。京都出身の20歳、梅澤 凌我 (うめざわ りょうが)と申します。

突然ですが、皆さんは、ミネルバ大学という大学をご存知ですか?



“米国一の名門、ハーバード大学よりも難関で、合格率はわずか1.9%。しかし授業料は5分の1。キャンパスはなく、授業は全てオンライン。ただ学生たちは寮で共同生活し、4年間、世界7都市を渡り歩いて学ぶ。”
—— 週刊東洋経済 2016年12月24日号 79P

といった文言で、近年日本メディアでも話題になったアメリカの新鋭大学です。

私は、今から2年前の2019年にこのミネルバ大学に日本の公立高校から初めて進学し、以来新たな学びの選択肢を発信する活動に力を入れてきました。

そんな中、2020年初頭、パンデミックという未曾有の事態が世界を襲いました。

今まで当たり前だった対面授業や会社通勤が不可能になる。コロナ禍で、様々な常識が通用しなくった中、日本でも学びや生き方を見つめ直す重要性が高まりました。

「パンデミックで様々な人が苦難に直面する中で、自分は世界を旅し続けながら最先端の教育環境で学びを続けられている。そんな自分に、今できることはないだろうか?」

そのような思いから、一年前、YouTube、Instagramを通して世界を旅する最先端の大学生活を皆様に体験していただけるコンテンツ制作を始めました。

そして大学3年目を控えたこの夏、大学卒業や就職が現実味を帯び始め、多くのクラスメートが世界各地の企業でインターンシップを行う中、私は大きな決断を下しました。

「日本に新たな学びの選択肢を届けるために、僕の夏休み全てを、無給のYouTubeコンテンツ制作に捧げる。」

という決断です。

その決断を胸に、生き方そのものが見直されているコロナ禍の日本で、この二ヶ月間、世界を旅する大学生活を映像で共有してきました。

その結果、多くの反響をいただき、直近二ヶ月で登録者が200名から1600名に増加、総再生回数は約10万回を記録しています。

しかしながら、現在まで公開してきた映像は、現在撮影が完了しているコンテンツの半分にも至っていません

「これからもコンテンツ制作をより発展させ、より多くの皆様に新しい生き方を提案していきたい。」

その思いとは裏腹に、夏休みは残り20日、そしてとある大きな壁によって、年間の2/3を占める学期中のコンテンツ発信は現状不可能となっています。

その大きな壁を乗り越え、世界を旅して学ぶ最先端の大学生活をより多くの人々に映像で発信していきたい。その大きな壁を乗り越えるためにぜひ皆様のお力添えをいただきたく思い、このプロジェクトを立ち上げさせていただきました。


このプロジェクトで成し遂げたいこと。

Photo by Alina Kolpakova

既存のメディア記事だけでは体感することが難しい、ネルバ大学での実際の学びと、世界を旅する学生生活を体験できる映像コンテンツを年間を通して発信します。現在ミネルバ大学で学習したことのある日本人は、合計15名、日本人口の約1千万分の1しかいません。そして、これからもこの新たな学びをミネルバで体験できる可能性があるのは、将来ミネルバ大学に入学する学生に限られています。将来的に大学に進学する若者のみならず、ミネルバ大学での学びを体験したい全ての人に向けたコンテンツを制作します。YouTubeでは世界を旅する学生生活をVlogシリーズで公開し、視聴者の皆様が旅する学生生活を体験できるコンテンツを提供しています。また、Instagramでは、世界を旅して心動かされた瞬間を画像、ショートビデオで共有するだけではなく、最先端の大学での毎日をストーリーで共有しています。今夏、本格的にコンテンツ発信を開始したYouTubeは、直近二ヶ月で登録者が200名から1600名に増加し、総再生回数約10万回の反響をいただいております。また、Instagramに関しては、約700フォロワーと、フォロワー数は少ないものの、ベルリン(ドイツ)、ソウル(韓国)等の現地有名フィーチャーアカウントに写真が掲載されるなどの評価をいただいております。

昨年度までは、学業期間中の8ヶ月間、Youtubeの投稿が一切できない状況でしたが、この度のクラウドファンディングが成功した場合、学業期間中も年間約200時間以上を映像発信に使用し、年間を通して映像でのコンテンツ発信を行います。


また、映像発信に加え、学生の新たな学びの選択肢を応援する活動を年間継続します。帰国子女ではない私が、地方の公立高校から塾なしでミネルバ大学に合格した経験をもとに、現在まで海外進学等に関心のある高校生約100名の個別相談と、1000名を超える学生・教育関係者への講演・ワークショップを行ってきました。この度、その活動をさらに発展させるため、ミネルバ大学での旅、学生生活、学習内容を毎月大公開するコミュニティを開設します。高校生以下は無料でミネルバ大学で学ぶ実践的な思考法に触れることができ、学生限定の機能として、日々の学習から、海外進学まで聞きたいことを毎週1回相談できる30分ミーティングを一年を通して提供します。

ご興味のある高校生以下の皆様は、こちらからお申し込みください。


メールマガジンの共有には、Facebookグループ、Notion(情報共有アプリ)を活用し、グループ機能やコメント機能等を通した双方向のコミュニケーションを図ります。今夏、26名の学生の皆様のご協力を得て試験運営を実施しましたが、この度、年間を通して本格的に運営を行います。共有する思考法の一例は、こちらから参照いただけます。

さらに、メールマガジンの発行だけではなく、共有した思考法をミネルバ大学流のワークショップで学べる機会の設定や、その他各種イベントの企画を行います。

開催される可能性のあるワークショップの一例としては、無意識の思い込み(Unconscious Bias)について考えるワークショップが挙げられます。詳しい内容に関しては以下の記事を参考にしてください。


(本プロジェクトは、私、梅澤 凌我個人のものであり、記事中に登場するその他のミネルバ大学生、及び組織は一切関係しません)。


なぜ、旅する大学生活を、「映像」で発信するのか

私は、ミネルバ大学で「誰もが無意識の思い込みに縛られずに自分らしく生きれる社会」をテーマに探究を進めています。日本の教育界でも、地域格差や情報格差といったことが問題提起されていますが、自分自身も海外進学実績のない京都府の公立高校から海外大学を目指すにあたって、「知らないことで生まれる格差」を痛感してきました。

私の進学体験談についてはこちらをご覧ください。


いくらポテンシャルがあっても、情報が届かないことで、そもそもチャレンジするスタート地点にすら立てないでいる人がいる。私たちの身の回りに無数に存在する無意識の思い込みによって、可能性を考慮する以前に、様々な選択肢を選べないでいる現状を変えるためには、どうすれば良いのだろうか? その問いに答えるため、大学では、世界を旅して様々な人々の人生観に触れながら、教育、認知科学、複雑系、データサイエンス、メディア、芸術など、様々な分野に触れてきました。


ベルリンで散歩してたら友達になったチュニジア人のみなさま

その中で注目し始めたのが、旅と映像の可能性です。自分自身が世界を旅して大学生活を送る中で、偶然の連続である旅が自分が出会うことのなかった新しい世界を見せてくれるものであることを感じました。仮に、人生がその人の生まれ育った環境に大きな影響を受けていて、人の価値観がその人の今まで吸収してきた情報によって形作られるのであれば、旅はその人がまだ見ぬ世界で、本来出会うはずのなかった偶然と出会うことのできる場所だと思います。そして、現在の情報社会で、映像は、その人が出会うことのなかった体験を視覚・聴覚で届けられる最高のツールです。現在日本のパスポート保有率は約20%5人に4人が日本の外を旅するための切符すら持てていません。旅という、新しい価値観との出会いの連続を生み出す体験を、映像を通して、様々な人に体感してもらうことができれば、多くの人の価値観をアップデートできるのではないか。そして、より多くの人が旅の面白さに気づくことで、より多くの人が自ら新しい世界を体験しに行けるのではないか。そのような考えのもと、旅して学ぶという新しいライフスタイルを体験させていただいている数少ない日本人として、Youtube、Instagramを通した発信を行ってきました。

また、映像以外でも、学業外で日本に新たな学びの在り方を応援する活動を行っています。私は機会に恵まれ、2年前に日本の高校から初めてミネルバ大学に進学する地方公立高校生になりました。その経験を還元するために、現在まで海外進学等に関心のある高校生約100名の個別相談と、1000名を超える学生・教育関係者への講演・ワークショップを行ってきました。また、昨夏には、株式会社リクルートの社内組織、ヒトラボ様後援のもと、大学の同級生4名と、無意識の思い込み(Unconscious Bias)に関するワークショップを開発し、全国の高校約15校、のべ600名の学生にミネルバ大学の学習の科学に基づいた教授法を用いてワークショップを行いました。

このような活動をより深め、発展させていけることは、社会的意義だけでなく、「誰もが様々な選択肢の中で自分らしく生きていける社会を作る」という僕の夢にとっても非常に重要なことです。

しかし、このような活動は、自分だけでは太刀打ちできない、とある大きな壁によって、夏季休業中の4ヶ月間しか行えていないのが現状です。


経済状況という大きな壁

私は、現在ミネルバ大学に奨学生として進学しており、学業期間中に年間225時間の学内インターンシップを行うことが義務付けられています。そのため、学業と都市の活動に加えて、学内インターンシップを行う必要のある年間8ヶ月間は、ほとんどコンテンツの制作を行えません。新学期の開始まであと20日。そしてこの夏、自分の夏休みのほとんどの時間を投げ打って、コンテンツ発信を行いましたが、ドイツに滞在した大学2年目の前期を共有するのがやっとの状況です。コロナ禍で、学びや生き方など、様々な常識が見直されつつある日本。事実として、ミネルバ大学の同級生である海外の有名YouTuberも、学業期間中はコンテンツ配信の縮小を余儀なくされており、私が昨年度、授業以外の全ての時間を映像制作に費やしても、素材の撮影までが限界でした。今、ミネルバ大学で学んでいる数少ない日本人として、その貴重な体験を、より多くの皆様に還元していくことに、大きな意義を感じています。しかし、この状況が続くと、僕のミネルバ大学での4年間を皆様と共有し続けるのは不可能です。

昨年度は、授業終了後の深夜も映像撮影に
費やしていました。

そして現在その活動を行う唯一の方法は、ミネルバ大学の奨学生に義務付けられている学内インターンシップを、皆様のご支援のもと、日本に新たな学びの選択肢を映像で発信するプロジェクトへと変身させることでした。現在、私はミネルバ大学の広報チームとして学内インターンシップを行っていますが、その他のプロジェクトへの支援が集まった場合、そのプロジェクトを追求することが許可されています。


資金の使い道

総額44万円の調達を目標とし、手数料の10%を除いた約40万円を

1. 学業期間中のコンテンツ制作活動費として使用させていただきます。本来、ミネルバ大学の学内インターンシップでは週間7.5時間年間225時間のプロジェクトに対して4500米ドル(約50万円)が支給されます。しかし、この度、その学内インターンシップを、日本に新しい学びとライフスタイルを発信するプロジェクトへと置き換えさせていただきます。私のやりたいことをプロジェクトとして皆様にご支援いただくため、本来の支給額より安く、長くコミットさせていただきたく思います。そのため、週間10時間年間300時間に対して約40万円を活動費として使用させていただきたく思います。

また、目標金額に満たない場合は、週間10時間×達成率 (時間)のコミットをさせていただきます。

目標金額を上回った場合は、より面白いコンテンツを制作するための企画費、及び次年度の活動費へと計上させていただきます。


リターンについて

リターンについても、映像だけでなく、様々なメディアを利用して旅して学ぶライフスタイルと最先端の教育を体験できるコンテンツを用意させていただきました。以下がリターンの一覧です。

※リターンについての詳細は、各ページをご覧ください。

【とにかく応援してくださる人向け】お礼の個別ビデオメッセージ - 500円

【クラウドファンディング特別割引: ミネルバ大学での旅と学習内容を大公開】旅と学びの月刊メールマガジン(年間)- 5000円

【ローカル情報満載】世界7都市のオンラインガイドマップ - 3000円

【現地の写真・映像付き、あなただけの海外旅行予定表】- 1万円 

【現地の写真・映像付き、あなただけの世界旅行予定表】- 5万円

【世界各地での企画を決めるのはあなただ!】動画の企画決定権 - 1万円

【団体様向け】オンライン講演・オンラインワークショップ - 1万円

【要事前相談】年間スポンサー - 10万円


最後に

Photo by Chretien Li 

この度私が当プロジェクトを企画させていただいた理由は、コロナ禍日本に新たな学びと生き方を発信するという社会的意義だけではありません。私は、ミネルバ大学卒業後も、旅と映像を通して日本に新たな価値観を発信する活動を発展させていきたく思っています。まだ見ぬ世界へ旅をしながら、先例のなきことにチャレンジし続けていく。そして、その体験を旅人やいわゆるエリートだけでなく、日本の皆様に広く還元し、誰もが様々な選択肢の中で自分らしく生きていける社会を作るのが僕の夢です。私がミネルバ大学に進学して3年、日本の高校からミネルバ大学を卒業するという将来も現実味を帯びてきた中、このプロジェクトに賭けるのは自分の夢を追うためでもあります。コロナ禍の今、日本における学びとライフスタイルは、過渡期にあると考えています。世界を旅する新しい大学体験を日本の皆様にお届けし、新たな学びとライフスタイルを提案する私の挑戦に、どうかお力添えいただけないでしょうか?


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:梅澤 凌我
 ●事業者の住所/所在地:
  「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
 ●事業者の連絡先
  ryogaminerva@gmail.com
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

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