『はじめに・ご挨拶』

本プロジェクトに興味を持ち、本記事を見ていただきありがとうございます。

「読書・米プロジェクト」発起人の山田と申します。

以下では、本プロジェクトについて説明をさせていただきます。

是非、読んでいただき、ご支援をいただけますと幸いです。


『理念』

本プロジェクトの理念は、

「全国の読書を趣味とする人たちに、読書を米に変換する体験を提供したい」

というものです。

こちらの理念について背景を含めて説明をしていきます。


小さい頃から、読書が好きでした。誰の伝記であったのか忘れてしまいましたが、小さい頃に読んだ伝記に、ごく貧乏な偉人が食料を買うためのお金を、本を買うために使ってしまい、空腹にあえぐ場面がありました。読書はどこまでいっても空腹を満たすことがないのだと認識した原体験として私の中に残っています。


大学では文学部に通いました。文系学部の中でも、文学部は「役に立たない」学問をするところだと言われていました。文学部不要論なども耳に新しいかと思います。それでも私は、読書は素晴らしい体験であると考えています。それは生きる目的として中心に据えるに十分に足るものだと信じているのです。もちろん「役に立つ」学問も素晴らしいと思います。しかし、それは手段を与えてくれても、生きる目的とする十分な強度がない気がするのです。


ここで、私は「役に立つ」学問を批判したいわけではありません。そうではなく、読書をするだけで生きていけたらな、という読書を趣味とする人が一度は夢見るであろう環境を少しでも現実のものにできないか取り組みたいのです。誰か、読書だけで生きていける環境を整えてくれないかな、ベーシックインカムが始まってそれだけで十分に生活ができるようにならないかな、など妄想をしておりましたが、なかなか実現しません。そして、ある時思ったのです。誰もやらないのであれば、自分がやればよいのだと。


生きていくための3要素として、衣・食・住があります。この中でも食事は毎日しなければ、生きていくことができません。読書をすることがそのまま食に変換されるようになることが、私が夢見た「読書をするだけで生きていく」ことの第一歩なのではないかと思ったのです。これが本プロジェクトを実行しようと考えた経緯です。


私が最終的に目指すのは

「読書をすれば、食って、生活をしていける環境をつくること」

です。



『プロジェクト目的』


今回のプロジェクトでは、読書を趣味とする人に米を配り、その読書趣味を支援することを目的としています。そして、米と引き換えに読書体験に関するアンケートの回答をいただきます。読書体験を米に変換する場所として、このプロジェクトが機能すれば、と思っています。


何故、金銭での支援ではなく、読書を米に変換するという形を取るのか、という疑問に対しては、簡潔な答えを私は持っています。読書家と言われる人たちは、現金があれば、それを本に変えてしまう人たちだからです。だからこそ、米という形を取りたいのです。


また、なぜ米なのかという問いに対しては、まず私が、米が好きだからであり、米があれば、最低限の食事をとる基礎となるであろうと考えたためです。


『プロジェクト内容』

どのような内容で今回のプロジェクトを進めていくか、説明を致します。

今回は、読書体験⇔米の交換による新体験を提供するプロジェクトとします。


まず、本プロジェクトに支援をいただいた資金をもとに米を用意し、読書家の方たちに米と交換に読書体験に関するアンケート回答をお願いします。米と交換で集まった読書体験のアンケートを集計し、レポートの形で読書・米プロジェクトにて編纂して報告します。支援をいただくことで読書を趣味とする人たちを支えることができるというコンセプトのほかに、読書家の人たちには読書を米に変換する歓びを、支援者の方には読書家の在り方を解き明かす読書レポートを提供します。(本プロジェクトの進みゆきの報告も併せて実施いたします。)


読書体験のアンケートの内容は下記の通り検討しています。

 ・最も素晴らしい読書体験をした著作物ベスト3は?

  →著者と著作物を回答いただき、おすすめの本のリストを作成します

 ・読書をするのに最も適していると思う場所は?

 ・読書をするのに最も適していると思う時間帯は?

 ・なぜ読書をしますか?どのような読書体験を求めていますか?

 ・一日平均でどの程度読書をしますか?

  →読書する人たちがどんな環境で読書をしているのか実態を明らかにします

『具体的な予定』

本プロジェクトを成立させて、以下のタイムスケジュールにて実行をしていこうと考えています。また、支援資金は米の手配と読書アンケートのレポート編纂の費用に充てられます。

※状況により多少の変動の可能性があることご留意ください。


10月下旬  クラウドファンディング期間終了

11月下旬  読書アンケートの収集・米を発送

12月下旬  読書アンケートの集計・レポートの編纂、発送


『最後に』

私は読書する人が空腹で困らない世界をつくりたいです。

あなたがもし、少しお金に余裕があって、読書をする人たちがちょっとでも生きやすい世界なればよいなと思っているのならば、このプロジェクトへ支援をお願いできないでしょうか?
私は読書する人が多い社会がより豊かな社会を生み出すと信じています。
ぜひよろしくお願い致します。


※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。
 目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。


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