はじめに〜「テロワージュ東北」とは〜

はじめまして。このプロジェクトの発起人で、秋保ワイナリーの代表をつとめる毛利親房と申します。
みなさんは、東北の食と聞くと何を思い浮かべますか?世界三大漁場である三陸沖で獲れる豊富な海産物、丁寧に育てられた宝石のようなフルーツたち。「米どころ」と言われる産地も数多く有し、そこからうまれる銘酒も数えればきりがありません。それらのすばらしい食材が織りなす豊かな食文化は、東北の大きな魅力です。

私は震災後の復興支援をきっかけに、食を通じてにぎわいを生み、生産者を応援したいと強く思い、ワインについては全くの素人の状態から、ワイナリーを設立するに至りました。ぶどうを一から栽培するところから始め、2015年から自家醸造のワインを販売しています。同時に、「テロワージュ東北」というコンセプトで、東北の食の魅力を発信するさまざまなツーリズムにとりくんでいます。「テロワージュ」とは、私が作った造語で、ワインの業界で生産地の気候、風土や人の営みを表す「テロワール」と、食とお酒のペアリングを意味する「マリアージュ」を掛け合わせたものです。


これまでテロワージュ東北のプロジェクトとして、さまざまな食材の産地をめぐるツアーや、生産者のトークを聞きながら味わうワイン会などを行ってきました。時にはりんご農家さんのところを訪れて、収穫体験をしながら牧歌的な風景に癒されたり、養鶏家さんのところを訪れて、平飼いの鶏の気持ちを味わってみたりもします。現地ならではの匂いや温度を体感しながら生産者の思いを聞くと、目の前の食材がことさら輝いて見えます。そこにシェフの技とお酒のペアリングが合わさった食体験は、まさに最高の一言です。


さらに、それは食の体験として素晴らしいだけでなく、生産者と参加者の心が通う場でもあります。例えば、テロワージュ東北のワイン会では、参加者と同じテーブルに、まさにそこで供される食材を水揚げした漁師さんが座っていたりします。漁師さんにとっては、自分が水揚げしたものを実際に誰かが食べている姿を見る機会はほとんどありません。しかし、実際に参加者が食べて喜んでいる姿を目の当たりにすると「これまでやってきて本当によかった」という心の底からの言葉が、漁師さんから出てくるのです。そんな漁師さんから、漁業の話や震災からの再建の話を聞いて、涙を流し始める参加者の方もいます。黒子として立ち回るシェフにまで、美味しかったよ!と自然と拍手が巻き起こる。その場が感謝と感動で包まれる、とても幸福な時間です。

こういった活動をまずは宮城を中心に展開したところ、福島や山形でもこのコンセプトに賛同してくれる方が現れ、各地で特色あるテロワージュが生まれました。そして、東北地方一体となって2020年の東京オリンピックに向けて、世界へ大きくアピールしていこうという機運が高まっていったのです。

このプロジェクトで実現したいこと

そんな時に訪れた新型コロナウイルスの波。仙台市郊外の温泉地である秋保地区も大きな打撃を受けました。当ワイナリーも、売り上げが80%も減少しました。言うまでもなく、各地の飲食店や生産者たちも苦境に立たされています。しかし、せっかくの「テロワージュ東北」の灯火を、ここで絶やすわけにはいきません。私は、これまでの「ツーリズム」から一歩ステージを進めて、テロワージュ東北の新たなプロジェクトを始めたいと考えました。

その一つが「テロワージュマルシェ」です。東北各地の生産者・酒蔵・シェフを招いた屋外のマルシェを開催し、三密を避けながら事業者たち(料理人と生産者や生産者同士)の横のつながりを作ると共に、消費者とリアルに交流できる場づくりをします。屋外でありながらも本格的な厨房設備を備えたキッチンカーを活用し、シェフが地元の食材を使って、衛生的かつ本格的な料理を提供します。野外の風景を見ながら料理とお酒を味わえる空間は、ステイホームに疲れた来場者にとっても、心を癒す場となるでしょう。

実際に、9月のシルバーウィークで試験的に行われたマルシェでは、多くの来場者が秋空の下でお酒や料理を楽しみ、出店者と会話を交わす光景が見られました。新型コロナの感染拡大以来、なかなか見ることのなかった、開放的でピースフルな空間でした。今回のマルシェでは、すでに自前でキッチンカーを持っている事業者や、生鮮野菜など調理の必要のないものの販売に限られました。しかし、秋保ワイナリーとして本格的なキッチンカーを有することによって、より一層、素材や生産者の魅力を引き出すことができ、さらに進化したマルシェになると考えています。

さらに、そのキッチンカーで東北各地の産地を回る「産地キャラバン」を行います。
例えば、最近ワイナリーが新たにオープンした南三陸町であれば、朝は参加者が漁師さんと共に漁船に乗って、旬の牡蠣の水揚げを間近で体験します。その後、海と魚市場が目の前という絶好のロケーションで、生産者さんも交えてランチ会をします。その際には地元のシェフが、地元産の牡蠣を使ったオリジナルメニューを振る舞います。もちろん、地元ワイナリーのワインとのペアリングも欠かせません。オリジナルメニューはその後もそのシェフの店で供されることとし、誘客につなげます。

産地を巡ることの意味は、コロナの影響で移動を促せない状況にあるというのもそうですが、一番は「リアル感」を発信することにあります。なんといっても、生産地の景色を見て、生産者の話を聞きながら味わう料理は格別です。それを、その場を訪れた人だけでなく、国内外に向けて発信したい。具体的には、産地で語られる生産者のトークを映像に残し、Webサイト上で発信したいと思っています。そこにネットショップの機能も整備し、映像を見た方がすぐに購入できる仕組みをつくります。コロナ禍で「おうち時間」や「ウチ飲み」の需要が高まる中、少しでも産地のストーリーを届け、生産者の想いとともに味わう豊かな時間を提供したい。 そして、コロナが収束した後には「東北に行くなら、〇〇の××を食べなきゃ!」と、実際に足を運んでもらいたいのです。

「テロワージュ東北」で目指す未来

これらの取り組みにより、産地のストーリーを引き出し、多くの方にその魅力を伝え、東北の食のファンづくりをしたいと考えています。そして、それだけではなく、テロワージュが当たり前という意識を根付かせたいのです。ブランドもいいけど地元のものを購入しよう。スーパーよりもマルシェや産直で、本当に好きなものは産地に行って食べよう。そんな意識が広まって、食を通した楽しい時間を共有することが、世界中に広まればいいと考えています。

今こそ、人と人が繋がる力を信じたい

震災によって多くのものが失われましたが、逆に新たに生まれたものもあります。その一つが、生産者と飲食店の絆ではないかと思います。震災後、多くの飲食店のシェフや経営者たちが被災地に炊き出し支援に訪れました。そこで炊き出しを食べた生産者が、その後また作物がとれるようになったときに、あの日お世話になったシェフのところに自分が作ったものを持ってお礼に来る。そんな話をあちこちで耳にしました。誇りをもって復興した生産者と飲食店がつながることで、新たな化学反応が次々と生まれたのです。飲食店にとっては、単に「○○県産の魚」のような産地ではなく、「○○県の××さんが獲ってきた魚」というストーリーがメニューに加わることになります。また、生産者にとっても、単に市場に出荷するのと違い、「ここの店でこんなお客さんに食べてもらっている」という誇りになります。今回のコロナの影響で、多くの飲食店が苦境に立たされています。そんな中、今度は自分たちが飲食店を応援しなきゃという生産者たちの声も上がっています。困難な状況だからこそ、人と人との絆は何倍も強くなる。繋がることで必ず乗り越えていけると信じています。

今回のプロジェクトで、私は人と人との繋がりを加速させたいと考えています。資金調達にクラウドファンディングという方法を用いたこともその一つです。テロワージュ東北を、主催する側、参加する側、というような関係性ではなく、みんなで創って、みんなで楽しむ、そんな関係性の中で実現したいのです。皆様のサポートに対するリターン品には、生産者の特別トークが聞けるランチ会や、飲食店を会場としたスペシャルディナーのチケット、まだまだ現地に足を伸ばすには不安があるという方のために、お家にいながらワインとフードのマリアージュを楽しめるセットもご用意しています。全て、とびっきりのストーリーと感謝の気持ちが詰まった逸品です。ぜひ、「チーム テロワージュ東北」の仲間になってください。ともに応援し、励まし合い、楽しい時間を共有しましょう。皆様からの温かいサポート、お待ちしています!


資金の使い道

[収入]
クラウドファンディング目標金額 3,000,000円
自己資金            2,000,000円
             合計 5,000,000円

[支出]
キッチンカー購入費       3,000,000円
炊事場・庭園整備、備品購入等  1,038,000円
リターン経費(送料等含む)    500,000円
クラウドファンディング手数料   462,000円
             合計 5,000,000円

プロジェクトの実施スケジュール


11月6日〜12月13日 クラウドファンディング実施
12月以降順次     リターン送付
2021年1月〜     飲食店での交流イベント等開催
2021年3月     キッチンカー納入予定
2021年3月〜     テロワージュマルシェ、産地キャラバン開催、広報用映像撮影
2021年5月〜    Webサイト、ECサイト公開

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

3,000円【秋保ワイナリーオリジナルトートバッグ+オリジナルステッカーシート+御礼メール】
5,000円【秋保ワイナリーおすすめワイン1本+御礼メール】
5,000円【秋保ワイナリーオリジナルTシャツ+オリジナルステッカーシート+御礼メール】
10,000円【秋保ワイナリーおすすめワイン2本セット+御礼メール】
10,000円【テロワージュランチ会参加チケット】
15,000円【秋保ワイナリーオススメワイン3本セット+御礼メール】
15,000円【秋保ワイナリー体験付きスペシャルデイキャンプ参加チケット】
15,000円【ワインと食のテロワージュセット◆魚介+御礼メール】
20,000円【ワインと食のテロワージュセット◆お肉+御礼メール】
30,000円【自社秋保農園ワイン2本+宮城の厳選魚介&お肉セット+御礼メール】
30,000円【テロワージュディナー会参加チケット◆宮城開催】
40,000円【テロワージュ宮城 産地ツアー参加チケット◆食材調達体験、スペシャルランチ付】
50,000円【プロジェクトオーナー毛利が出張!メーカーズディナー開催チケット◆約10名様分】
150,000円【プロジェクトオーナー毛利が出張!テロワージュ講演会+ワークショップ+試飲会開催チケット】

※リターンによっては、数に限りがございます。詳細はリターンページをご覧ください。
※酒類の取扱いは果実酒製造免許を取得しているため可能です。

プロジェクトオーナープロフィール

毛利親房 Chikafusa Mori
株式会社仙台秋保醸造所 代表取締役、株式会社秋保ツーリズムファクトリー 取締役
1968年シアトル生まれ。仙台育ち。元々仙台市内の設計事務所に勤務していたが、東日本大震災の後、被災自治体の復興計画策定に関わる中で、ワインの力で販路が回復しない宮城の特産品を応援したいと決意し、秋保ワイナリーを設立。現在は、「テロワージュ東北」をはじめ、宮城、東北の食のPRや担い手育成に取り組んでいる。

・秋保ワイナリー Web / Instagram / Facebook

・東北・美酒と食のテロワージュ Web / Instagram / Facebook
※テロワージュ東北のコンセプトに賛同した行政(仙台市)による、ツアーデスク機能を持たせたWebサイト。こちらとも連携しながらプロジェクトを行っています。

このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする 「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。

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