はじめに・ご挨拶

こんにちは!立教大学交響楽団OB会筒井一彰(2013年卒:Cl) です。

私たちが学生時代、音楽に没頭し、仲間と苦楽を共にした立教大学交響楽団は1919年(大正8年)に発足して以来、第2次世界大戦による活動停止などの激動の時代を経て、今日までその伝統と音楽を受け継ぎながら積極的な演奏活動を続けて参りました。 昨年創部100周年を迎え、現在団員は約140名となり、多くの仲間と共に活動しています。

主な活動としては、同志社大学と合同で行われる「同立交歓演奏会」(前期6月末~7月頭頃)、東京演奏会(同立交歓演奏会が京都で行われた場合のみ行われる東京公演)、 定期演奏会(後期11月頃)、メサイア演奏会(12月中旬)、卒業演奏会(年度末、3月頃)があり、年間を通じてこれらの目標に向かって日々意欲的に取り組んでいます。

過去の演奏会の様子(昨年の100周年記念演奏会)



今回は、2020年11月11日(水)に東京芸術劇場で行われる第111回定期演奏会を実施するにあたり、皆様にお願いがあり、このクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトで実現したいこと

毎年、11月に行う定期演奏会は、多くの一年生にとっては最初の、この演奏会をもって引退となる三年生にとっては最後の、始まりであるととともに集大成でもある、大きな意味を持つ演奏会です。前述した6月の同立交歓演奏会は新型コロナウイルス拡大の影響により中止を余儀なくされてしまいました。そのため、この定期演奏会は、このメンバーで演奏できる最初で最後の演奏会になります。これまで現役学生たちは安全な環境を整えつつ、団員総力戦で日々練習や大学側やホール側との調整を行って参りました。未曾有の状況の中、団員の中で意見が分かれ、大変な日々もありましたが、「やはり自分たちは音楽をあきらめたくない、一人でも多くの方に私たちらしい演奏を届けることにこだわりたい」との意見にまとまりました。そして世界的に有名な秋山和慶先生を指揮者にお迎えし、このメンバーと一緒に一度きりの演奏会を何としてでも成功させたいと、最後の追い込みをしています。

【演奏会情報】

立教大学交響楽団第111回定期演奏会

日時:2020年11月11日(水) 18時30分開演(17時30分開場)

場所:東京芸術劇場

指揮:秋山和慶

曲目:

シベリウス交響詩「フィンランディア」Op26

シューベルト 交響曲第7(8)番「未完成」

チャイコフスキー交響曲第4番


プロジェクトをやろうと思った理由

新型コロナウイルスによる影響は多方面に及びますが、立教大学交響楽団にもその影響は深刻に降りかかりました。演奏会の開催には、毎年約250万円程の費用がかかりますが、今年は以下のような理由で負担が約500万円程に膨れ上がっています。ひとつは収入の激減です。本来であればチケットの収益やパンフレット広告、多少の団費で賄っていましたが、今期は新型コロナウイルスの影響による収容人数の削減によってチケット収入の減少や、広告収入の見込みが立たない状況にあります。また支出面では、普段使用している大学の施設の利用が大幅に制限され、その分の練習量を補うために外部施設利用費や楽器運搬費等が増加し、演奏会開催費用が大幅に嵩んでいる状況があります。比較的規模の小さいパート練習でさえ、距離を取るために大きなスペースを使わざるを得ない状況が続いています。

例年不足分は現役団員が練習時間の合間をぬってアルバイトをしていましたが、こちらも新型コロナウイルスの状況下で働けない時期があったり、シフトが減らされる、バイト先が潰れるなど、働きたいのに働けないという状況が未だに続いているということが事実として存在しています。このままでは、団員ひとりひとりの金銭的な負担が増してしまい、経済的な負担を理由に音楽をあきらめることなく、すべての団員が金銭的な負担の不安なく演奏会を成功させたいと思い、今回クラウドファンディングで皆様に応援をお願いさせていただくことを決めました。

当初、現役名義で進めようとした本クラウドファンディングプロジェクトでしたが、学校法人としての規定・規制もあったため、OBが主体となって応援することとなりました。現役生の熱い想いと、私たちの現役時代を思い起こし、挑戦をやめない現役生を支援したいと考えてのプロジェクトです!

過去に演奏を生み出してきた練習場も十分に使うことが難しく、パート練習や全体の練習に十分な環境を確保できず、かなりの回数を外部の有料施設を使って行っています。

また、10月20日には実際ホールを利用しての練習がありました。毎年本番の前に行いますが、普段の練習場所とは響きや鳴りの違う緊張感の中、一生懸命練習に励んでいる様子が見受けられました。


こんな方たちも支えてくれています

立教大学交響楽団を長く支えて下さり、コロナ禍において学生たちの紆余曲折を間近で見守って下さったトレーナーからも頑張る現役へエールと応援のメッセージを頂いています。


(※11月3日弦楽器トレーナーの木全先生からも応援と御礼の寄付者の皆様へのメッセージを頂きました)

また本プロジェクトの事務局は、一部のOB・OGに限らず、歴史あるオーケストラのバトンを繋いできた多様な世代のメンバーを中心に構成しております。どの学年が欠けても、今のオーケストラはありません。OB・OGに限らず、立教大学交響楽団を愛して下さっている皆様と一緒に、現役学生へエールとサポートを届けられたと思います。


資金の使い道

皆様から寄せられた応援の資金は、立教大学交響楽団が第111回定期演奏会に係る経費としてホールの使用料や外部練習会場費や楽器運搬費、配信の費用等の資金として使用します。


リターンについて

◆アーカイブ配信

当日は仕事や用事で演奏が聴けない方も、後日支援者様限定で演奏会のアーカイブ映像が共有されるリターンとなります。視聴開始は11月中を予定しており、12月末までの限定公開となります。

◆当日座席引換券

立教大学交響楽団OB・OGに限り、ホールの座席引き換えが可能です。ご支援時に備考欄にお名前と卒業年、パートを必ずご記載下さい。ご登録いただきましたメールアドレスにプロジェクト終了後、11月9日にメールにてお送りさせていただきます。(何口ご支援いただいたとしても、座席引換券はご支援いただいた当人様1名分のみとなります。同伴・お連れ様の分の引き換えや権利をOB・OG以外の方へ譲渡することは叶いませんので、予めご了承下さい。なお、予定枚数終了次第、引き換え終了となります。また、新型コロナウイルス対策により、本演奏会のOBを含む当日の会場の鑑賞チケットの販売はございません。

◆演奏会mp4データ

11月11日の演奏会データを11月中を目途にお送りいたします。

◆演奏会DVD

11月11日の演奏会をDVDに収録したものを12月頃送付いたします。

◆マグカップ

100周年記念事業のマグカップが提供されます。

また、リターンに設定された金額とは別に“上乗せ支援”をしていただくことができます。皆様のお気持ちを上乗せしていただけますと大変嬉しく存じます。


実施スケジュール

◆支援開始受付:2020年10月14日(水)

◆支援受付〆切:2020年11月7日(土)

◆リターンの発送(※当日座席引換券):2020年11月9日(月)

◆リターンの発送(アーカイブリンク):2020年11月末予定

◆リターンの発送(DVD、マグカップ):2020年12月中予定

※立教大学交響楽団OB・OGに限る


最後に

現在学生オーケストラのほとんどが、演奏会はおろか、通常の活動すら満足にできていない状況です。そのような状況だからこそ、学生が逆境を乗り越え、世界的な指揮者である秋山先生と力を合わせて演奏会を開催することで、他のアマチュアオーケストラ、ひいては世の中に希望を与えられるのではないかと信じています。若さみなぎるチャイコフスキーの交響曲第4番を、最後のfffまで弾き切ってくれることを願って、どうか皆様のお力添えを心よりお願い申し上げます。


その他

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※万一、再度政府より緊急事態宣言が発令され、ソーシャルディスタンスを保っても演奏会の開催が困難になることがキャンペーン中に発覚した場合は、CAMPFIREの利用規則に従い、キャンペーン中止を判断することがあります。その場合、決済手続きが完了している支援者様には支援金の返金を致します。

※プロジェクトページ内の写真と動画の利用については立教大学交響楽団より許諾を得ています。

※本プロジェクトは立教大学交響楽団OB会が主催するものであり、立教大学とは何ら関係のないものになります。ご理解の上、ご協力いただけましたら幸いです。

  • 2020/12/21 20:22

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/12/01 22:15

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/11/12 20:43

    無事演奏会が開催されました昨日11月11月に立教大学交響楽団の第111回定期演奏会が東京芸術劇場において無事開催されました。準備の段階から本当に様々な工夫や挑戦を行ってきた現役でしたが、当日は精一杯の素晴らしい演奏を届けてくれました(写真はゲネプロの様子)。皆様おひとりおひとりのご支援なくして...

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