はじめに・ご挨拶

はじめまして。みーこの飼い主のたぐちと申します。

オデコの張り具合と髪型(?)、そして口元が🦍ゴリラっぽくてとってもかわいい女の子です夫と3人の子供達、先住猫4匹、みーこ(9ヶ月)と暮らしています。

寂しがり屋で甘えんぼうだけど、奥ゆかしい部分も持っている、とってもかわいい子です。

みーこをお迎えできたことがとても幸せでした。

しかし、うちに来てから3ヶ月目、みーこが FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまいました。

現在闘病中です。

FIPは猫が100匹いたら1匹ぐらいの確率で発症する病気と言われています。

FIPは猫に持続的に感染している猫腸コロナウイルスが突然変異を起こして、強毒性のFIPウイルスになるそうです。(ほとんどの猫はこの猫腸コロナウィルスに感染していると言われており、猫コロナ自体はそれほど怖いものではありません。人間のコロナとは別物です。猫から人間に感染することはありません。)

しかし、発症すると致死率が恐ろしく高い病気です。

治療法は対処療法のみFIPと診断されてから数日~1ヶ月くらいで亡くなってしまう子がほとんどです。

長年、不治の病と扱われていたFIPですが、ここ1、2年の間、未承認ではあるものの、FIPにとても有効であるらしいとされる海外薬があることを知りました。

(この海外薬を84日間継続投薬すると生存率が80%~90%になるそうです。この海外薬を使用して、実際に数千例の猫達の命が助かった治療実績があるそうです。)

私が住んでいる地元の動物病院で「もう対処療法しか手立てがない。」と見放されたみーこにとって、この海外薬が唯一の希望となりました。


しかしながら、この海外薬は日本では承認されていないため、とても高額です。(詳細は下記に掲載させていただきます。)

本来であれば、飼い主である私が治療費を全額負担するべきなのですが、あまりに高額のため、治療を開始したものの、このままでは途中で治療を断念せざるを得ない状況です。

どうか治療継続のために皆さまのお力をお貸しいただけないでしょうか。


実は1ヶ月前にみーこと同じ時期に迎えた子がFIPと診断され、その診断の日から3日後に亡くなってしまいました。8月16日でした。まだ月齢9ヶ月、うちにきてから4ヶ月くらい、ロンロンという名前の優しくて甘えん坊のかわいい男の子でした。

元気だったころのロンロン。この写真が遺影になってしまいました。

ロンロンがFIPだと告げられた時、私は FIP=死 という知識しかありませんでした。海外薬を投薬すれば助かるかもしれないということをその後ネットで知り、急いで県外の海外薬協力病院の先生に連絡して診察の予約を取りました。ひどい黄疸に貧血、今にも消えそうな命でしたが、「きっと助かる、助けてみせる!」と自宅から4時間かけて県外の病院に向かいました。しかし、あと一歩のところで間に合わず、到着10分前に車の中で息を引き取ってしまいました。

いまでも毎日そのことを思い出します。ロンロンを助けてあげられなかったことが悲しいです。知識がなく、すべてが後手後手になってしまったことが悔やまれます。私はこれまでずっと猫をたくさん飼ってきたので看取りは何度も経験がありますが、こんなに幼くて短い期間での別れは初めてだったので子ども達も私もショックで立ち直れませんでした。ロンロンは停留睾丸、乳歯遺残などハンディキャップのある子でしたが、膝にいつも乗ってくる可愛くてとても優しい子でした。

末娘といつも一緒。

亡くなる前日のロンロン。ロンロンの目に涙が。みーこがそばに
寄り添います。

いつも一緒にいたロンロンとみーこ。
ロンロン、助けてあげられなくてごめんね。


それから1ヶ月後、今度はみーこがFIPを発症してしまいました。


どうか、みーこの命を助けてください。家族のことで本当に申し訳ありません。ペットのことで何を言っているんだと非難されることも重々承知しております。

1人でも多くの方にご賛同いただけましたら幸いです。


このプロジェクトで実現したいこと

① みーこのFIP治療を継続し、寛解を目指します。(「寛解」とは症状がおさまっておだやかであることをいいます。)

② FIPの存在、現状のFIP治療や海外薬についての情報を多くの方に知って頂くための普及活動を行い、現在全国に5つしかない海外薬協力病院の増加を目指します。


これまでの経緯について

みーこに異変を感じたのは9月に入ってからでした。毎月、猫達の体重をはかっているのですが、成長期(9ヶ月)のみーこの体重が増えていないことに気がつきました。他の猫達のごはんも食べてしまうくらい食べることが大好きな子でした。

おやつの時は膝の上でスタンバイ。
誰よりもはやく来ます。

発情期が来て食欲が落ちたのかな?ぐらいに思っていたのですが、寝ている時間が増え、仰向けになっている姿をよく見るようになりました。

9/13 ドライフードの食い付きが悪いことに気がつきます。ウェットフード(缶詰)やちゅーるを与えると、最初はよく食べましたが、すぐに欲しがらなくなりました。水も飲まなくなったので、シリンジで飲ませました。いやな予感がしました。

9/14 かかりつけの地元の動物病院に行き、血液検査をお願いしました。

猫白血病ウィルス(FeLV)感染症と猫免疫不全ウィルス(FIV)は陰性でした。

しかし、貧血や黄疸の症状がでていました。

1番の問題はA/G値の低さでした。(A:アルブミン、G:グロブリン、グロブリンはTP:総タンパクからAアルブミンを引いた値になります。)

このA/G値0.6以下だとFIPの可能性が高いそうです。

みーこはこのA/G値0.27でした。最低でも0.60.7以上は欲しい数値だそうです。

そして、エコー検査をしてもらいました。お腹に水がたまっているのと、ゴツゴツした固まりのようなものが見られました。検査に出すかは別として、腹水を抜いてもらいました。体温は39.4度で熱がありました。(猫の平熱は38度台です。)

「ウェットタイプのFIPの疑いがあります。その場合、進行は早く、すぐに亡くなってしまうかもしれません。」

と告げられました。対処療法でインターキャットという抗生物質、抗ウィルス剤などの輸液注射をしてもらいました。

いやな予感が現実のものとなりました。先月、ロンロンをFIPで失い、今度はみーこが同じ病気になってしまいました。ロンロンはFIPだと告げられた3日後に亡くなってしまいました。悲しくて涙が止まりませんでしたが、泣いている暇はありません。みーこには時間がありません。

ロンロンの時にお世話になった海外薬協力病院の先生に再び連絡を取り、9/16に診察をお願いしました。ロンロンの時もそうでしたが、とても親身になって対応して頂きました。

9/15 海外薬を個人輸入で200mg×20日分注文しました。(個人輸入サイトのセラーさんに投薬量を相談して投薬量を決めました。後で、その投薬量が少なかったことを知ります。)

夕方、地元のかかりつけの動物病院で昨日と同じ抗生物質と抗ウイルス剤の輸液を注射してもらいました。


9/16 投薬1日目

4時間かけて、県外の海外薬協力病院に向かいました。ロンロンのときもそうでしたが、若齢の弱った子猫に長時間の移動は想像以上に体力を消耗します。

「なんで、日本には動物病院が1万件以上あるのに、この海外薬協力病院はたった5件しかないんだろう。」

近くに協力病院があればロンロンも助かったかもしれない。

もどかしい思いを何度も反芻し、水分補給をして脱水にならないように気をつけながら向かいました。

車中で休憩中のみーこ。小さくなって動けません。今にも命が消えそうです。

病院に到着し、先生と面談をして検査をしてもらいました。

「一部、外部の検査機関に出すものがあり、ハッキリした結果はまだわかりませんが、血液検査、エコー検査、腹水を抜いてその腹水の状態などを総合判断して、95%ほぼFIPだと思います。」と告げられました。

「この段階で投薬を始めたら8割の子が良くなります。ただ、黄疸や貧血の状態が酷いので、これまでのケースでは助からないことが多かったです。」とも言われましたが、この日から投薬を始めることに決めました。(本来であれば、これぐらい症状が悪いと、入院させて、飲み薬ではなく注射での投与が望ましいそうなのですが、できるだけ費用を抑えたかったので飲み薬にしてもらいました。)

《今回の状態》

体重2.2kg 体温38.4℃

猫伝染性腹膜炎(FIP)の混合タイプの中期

投薬量は1回(1日)350mg

ということがわかりました。

遠方で定期的に来院が難しいことも配慮してくださり、地元の動物病院で経過観察のための検査、治療をお願いするお手紙も持たせてくださいました。

10日分のお薬を処方してもらい、みーこと日帰りで帰宅しました。

9/17 投薬2日目

朝、試しにドライフードと缶詰を与えてみました。すると、少量でしたが、ドライフードをポリポリと食べはじめました。昨日の夕方6時に投薬したのでわずか12時間後です。数日食べられなかったのに!信じられない回復の仕方です。

「みーこは助かるかもしれない!」

という期待の気持ちが膨らみました。

海外薬という表記をしていますが、具体的な薬品の名前はMUTIAN(ムティアン)です。

この海外薬は日本において動物医薬品として承認されておりません。

みーこの飼い主として個人的な自己責任と判断のうえで、みーこにとって投与が必要と考えていますが、すべてのFIPの猫に「MUTIAN」が有効であるという趣旨ではありません。

しかし、いままさにFIPで苦しんでいる飼い主様には、このみーこの様子を是非お伝えしたいです。

そして、この日に先日、個人輸入で注文した海外薬が国際郵便で届きました。思ってた以上に早くてこれもビックリしました!

9/18 投薬3日目

しばらく声がカッスカスで「にゃー 」という声が聞こえなかったみーこが、「にゃー!」とハッキリした声で鳴きました。そして毛繕いもするようになりました!

そして、投薬3日目にして、飲ませるのことが大変になってきました。暴れて後ろ足キックでひるんだ隙に逃げます。そんなに抵抗できるくらい元気なの?信じられない回復の仕方です。嬉しいけれど、1日量の3つのカプセル💊💊💊合計¥10,340です。1つも無駄にはできません。

9/19 投薬4日目

食欲はあるものの、たくさんは食べられません。体重が減りました。ちゅーるを必死になって食べます。くすんでいた目が少し明るくなったような気がします。

ちゅーるって本当に偉大な食べ物

9/20 投薬5日目

体重は昨日と変わらず減少したままです。(2.2kgあったのが2kgになってしまいました。)下痢が続いていて心配です。

※ FIPと診断された時に、他の猫達をそれぞれケージに入れ、接触がないようにしました。今回2匹目の発症なので用心します。

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今後の様子はこちらの「活動報告」やTwitterにてご連絡させていただきます。

Twitter @fip_fipcat0916

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これまでにかかった治療費

9/14 

  ¥15,620(血液検査料、超音波検   査料、処置料、薬価格代等)

9/15 

  ¥2,420(再診料、処置料など)

  ¥97,332(個人輸入の薬代200mg×20カプセル)     

9/16

 ¥143,220(いろいろな検査料、薬価代等)※詳細は下記の資料ご覧ください。

 ¥15,000交通費

9/14地元のかかりつけの動物病院の明細書9/16県外の新薬協力病院の明細書処方されたお薬(使いかけです)個人輸入サイトの商品説明

個人輸入サイトで買ったお薬
これだけで¥97,332です


3日間で計¥273,592かかりました。

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みーこは1日の投薬量が350mgなので、これまでに買ったお薬は約21日分になります。(1日あたり約¥10,000、個人輸入だと¥1,000くらい安く買えます)


これからかかる治療費、総額

この未承認の新薬は投薬1日目に決めた同じ時間に84日間(12週)の連続投与をしなければなりません。

現在、1日の薬価代が約¥10,340

21日分は買ったので、残りは63日分

¥10,340×63日分=¥651,420

しかし、これは体重増加に伴う投薬量増加分の費用を含みません。実際には1日あたり2週目から¥5,000増し、4週目からさらに¥5,000増しというように日を追うにつれ薬価代の負担が重くのしかかります。それが84日目まで続きます。

投薬量増加分を含まない薬価代、治療費を含めた合計は、

¥925,012(¥273,592+¥651,420)

増加分を含めるとこれにプラス約¥200,000

血液検査代3回分約¥30,000

※2、6、10週目に経過観察のために、通院して血液検査をしてもらう必要があります。(協力病院に行ってお願いしたいところですが、費用がかさむので地元の動物病院で診察してもらう予定です。なので、この検査のための通院の交通費は含めていません。)

治療費の総額は¥1,155,012になります。


資金の使い道

こちらの手数料とリターン品を除き、支援金はすべて、

みーこの治療費FIPの存在、そして、治る可能性があるという情報を多くの方に知って頂くための普及活動

に使わせていただきます。

上記の②について説明させてください。

「FIP家族の会(仮)」のサイトを立ち上げ、FIPやその治療についての情報交換の場を作ります。そして、そこで集めた情報を文書などにして、地域の動物病院に配布します。全国に支部を作り活動の輪を広げていきます。

ホームページ作成代、文書作成、郵送にかかる諸経費¥200,000

①治療費¥1,155,012と②普及活動経費¥200,000、合わせて¥1,355,012になります。

こちらの手数料17%+税、早期振り込み手数料5%+税が差し引かれますので、支援額を¥1,800,000に設定させていただきました。


FIPはこれまでずっと不治の病として扱われてきました。でも、近年このFIP感染猫にとても有効であるらしいとされる海外薬が流通してきました。法令上、未承認の動物用医薬品のため、広告の制限があり、まだご存知のない飼い主様や獣医師先生がたくさんいらっしゃいます。

この現状を少しでもよい方向に持っていくためには、このFIPの治療や情報をお伝えしていく必要があると考えています。

とても大事なことですが、私は未承認薬の効能や効果を謳ったり、個人輸入を推奨しているわけではありません。

未承認の動物医薬品に対する不信感や不安感は当然のことです。私も闘病が始まったばかりのみーこが本当に寛解までたどり着けるのかもわかりません。副作用もあるかもしれません。でも、不治の病と言われ、短期間で亡くなってしまうはずだった、みーこや他の子達が、現在生きているという事実に目を向けていただきたいです。

日本には1万件以上の動物病院があるというのに、この海外薬で治療をしてくれる動物病院がわずか5件しかありません。1件でも海外薬協力病院が増えるように、私は飼い主様や獣医師先生に、誠に僭越ながらお伝えしていく活動をこれからのライフワークの1つとして歩んで参りたいと思います。


リターンについて

気持ちばかりですが、お礼のメールやお手紙、みーこの写真データ他、各種ご支援金に応じたオリジナルグッズの作成を考えております。


実施スケジュール

9/16 みーこのFIP治療投薬開始

12/8  みーこ投薬終了日(84日目)

12月中旬 「FIP家族の会のサイト(仮)」を立ち上げ、FIPやその治療法についての情報交換の場を作る。

12月下旬 リターン発送



最後に

それがペットであっても、大事な家族を失う悲しみは実際に経験した人にしかわかりません。

愛猫を失う度に悲しみに暮れ、それでもまた新しい子をお迎えして家族になる。そんな繰り返しの日々を歩んでまいりました。

本当に勝手ではありますが、まずはみーこの治療に専念させてください。みーこが元気になるのを信じて1日1日を大事に重ねていきます。

そして、このFIPで現在苦しんでいる飼い主さまの希望の光となるような活動を微力ながら進めてまいります。

長くなりましたが、どうかご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

9/22のみーこ。
頑張って生きています。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/12/23 16:23

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/12/02 12:57

    ご支援、応援してくださった皆さま、ありがとうございます。本日、12月2日(火)で投薬78日目になります。みーこは体重が3.1kgになりました。腹水が抜けて2kgまで減りましたが、その後順調に増え、触診で背骨のゴツゴツした感じも無くなりふっくらしています。避妊手術前にFIPを発症したため、現在、...

  • 2020/11/01 04:12

    皆さま、昨日、無事にクラウドファンディング終了いたしましたことをご報告致します。目標達成はできませんでしたが、179名もの多くの方からご支援を頂きました。また、たくさんの方々がTwitter、Instagram、FacebookなどのSNSで、ストーリー、タグ付け、メンションなどいろんな方法で...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください