はじめに ごあいさつ


滋賀県湖南市で活動する「東寺献上ごぼうプロジェクト」の窪田匡希と申します。

結婚を機に湖南市に移住し、ガソリンスタンドで働くかたわら、優しく受け入れてくれた地域に恩返しができないかとずっと考えていました。


私が住む東寺地域には、昭和天皇即位後の大嘗祭で献上されたごぼうがあります。しかし、地域の高齢化が進み、手間暇と労力がかかるごぼうは自家用のみで市場には出荷されなくなり、今もこの状況が続いています。



2018年に湖南市・甲賀市エリアのビジネスプランコンテストで「健康茶ビジネス」の企画が最優秀賞となりましたが、その夢を現実にできない歯がゆさを感じていたところ、2019年6月、市から偶然にも地域の特産品を使ったお茶の協働開発の誘いを受けたことがきっかけで、2019年から本格的に活動を開始しました。

足掛け2年でようやく2つの商品「献上ごぼう茶」「献上ごぼうまる(チーズクッキー)」が完成しました。


東寺のごぼうを湖南市の特産品として、地域に愛される商品をこれからも開発するためには、ごぼうの生産量を安定させることが必要です。今回、商品の数はクラウドファンディングでの返礼品分の数量しか準備できませんでした。

プロジェクトとしての課題解決はこれからですが、この先も地域を盛り上げていきたいという思いがあります。そのため、クラウドファンディングでプロジェクト存続のための活動資金のお願いをさせていただきたく立ち上げいたしました。


<プロジェクトのビジョン>



東寺献上ごぼうは、昭和天皇即位(昭和3年)後最初の大嘗祭が滋賀県で行われ、当時石部町東寺の特産のごぼうを献上しました。当時の献上ごぼうの碑は、私有地の一角でひっそりと佇んでいます。


    

 私有地の一角でひっそりと佇む昭和天皇献上牛蒡の碑 



2020年3月、東寺の農業者 森田幹雄さんの協力を得て、秋の収穫時期まで栽培をお願いしました。ごぼうの栽培は初めてということでしたが、ごぼうが真っすぐに育つように1mほど深く畑をスコップで掘り起こしてから、ごぼうの生育に大切な肥料を混ぜ畝を作っていただきました。

東寺の土は砂質で水はけがよく、ごぼうの栽培にもっとも適している環境と言えます。



〇初収穫

2020年9月、東寺献上ごぼうの初めての収穫作業を行いました。ごぼうは1m以上掘っても全貌が見えず悪戦苦闘しました。東寺の農業者さんが語る「ごぼう栽培の労力」ということがはじめてわかった瞬間です。




〇長壽寺での祈願

収穫後すぐに、湖南三山の一つである長壽寺にて藤支住職に、この地に根付いた人々とともに、訪れる人々の健康・長寿、子どもの安寧を収穫後のごぼうに祈願いただきました。



長壽寺は、奈良時代に創建された1200年以上の歴史を持つ天台宗の寺院です。平安時代に再建された檜皮葺の本堂は国宝に指定され、湖南三山の中では最も古い歴史を持ちます。ご本尊は子安地蔵菩薩。子宝・安産・長寿にご利益があります。


長壽寺 520-3111 滋賀県湖南市東寺5丁目1-11

地方の新聞社2社から取材を受け、新聞に大きな紙面をとって掲載していただきました。



テレビ局1社からは2018年10月に行いました湖南市健康まつりの試飲会から密着取材を受けています。 

2019年の健康まつりでの試飲会では300人以上の方にお越しいただき、アンケート結果では半数以上の方に買って飲んでみたいと好評でした。湖南市出身の元プロボクサー 山中慎介さんからは購入の申し出がありましたが、当日は販売しておらず次回のお買い求めをお約束いただきました。



 2019年からプロジェクトがスタートし、多くの方にご協力をいただきました。

〇2019年

 お茶製造アドバイザー:株式会社 Do.ベガHOME 西村さんご夫妻

 ごぼうの試験的栽培:社会福祉法人 椎の木会落穂寮 さん

 

株式会社Do.ベガHOMEさんからのアドバイス


プロジェクトメンバーとしては、初期メンバーとして地域おこし協力隊 釘田さん、2020年から江ぐちさん、地域から吉川さんご夫妻、デザイナーとして中土さんが加わり、コロナ禍ではありながら、市地域創生推進課宮島さん、中井さん、地域プロデューサーの西村さんと一緒に東寺献上ごぼうの商品化に向け楽しみながら議論を重ねてきました。

月1回のミーティング(多い時は毎週)


〇商品パッケージデザイン

デザイナーの中土さんは途中参加ながら、プロジェクトの方向性を第3者目線で丹念にヒアリングし、「東寺献上ごぼうプロジェクト」のシンボルマークやパッケージデザインを手掛けました。

シンボルマークは、長壽寺とごぼうをかけて「献上御坊」のネーミングとして、長寿の象徴「六角形」を用いています。また、土から掘り起こされたごぼうを描き、歴史が掘り起こされていく様子を表現しています。土のような質感をイメージし、根を深く張るごぼうの力強さを感じさせるように「角」を強調させたものです。

そして、「HIGASHITERA」と英語表記することで現代風のアクセントとし、次世代へとつながっていく願いを込めて作成しています。

「東寺献上ごぼうプロジェクト」のシンボルマーク


東寺ごぼうの力強さをシンボルマークに取り入れた
〇商品名「献上ごぼう茶」

湖南市東寺産のごぼうを丁寧に天日干し、丁度良い頃合いに香ばしく焙煎し、香り高いごぼう茶に仕上げました。くせがなくて飲みやすく、ごぼうが苦手な方でもおいしく飲んでいただけます。ごぼうにはカフェインが含まれていませんので、妊婦さんにも最適です。

ごぼう商品のベースはプロジェクトで作り上げましたが、地域が活性化する仕組みを作り上げていくために、商品化の梱包作業などは市内のNPO法人就労ネットワーク滋賀のしあわせ作業所さんと連携しお任せすることにしました。

しあわせ作業所さんは、所員の西村さんが転勤前の作業所でごぼう茶を利用者さんの仕事として広めたいと活動をされておられたそうです。湖南市に3年前に転勤になった後、昨年にごぼう茶の試作を開始された矢先でした。しあわせ作業所の町田所長は、今後どのように展開していくか模索中であったとのことで、プロジェクトから連携の話しを持ち掛けたときは、とんとん拍子で話が進み、お互いが口を揃えて「運命的な出会い」と言ったほどです。

利用者さんには「献上ごぼう茶」の商品化のために従事していただき、ひとつひとつ丁寧に作業工程を行っていただきました。


ごぼうの粉末をティーパックに詰める作業

梱包作業


〇商品名:「献上ごぼうまる」(ゴボウクッキー)

地域おこし協力隊の江ぐちさんは、着任前に京都のカフェで働いていましたが、野菜を使ったスイーツ開発は初めての経験で、メニューの試作に悪戦苦闘しながらも、クッキー、マフィン、かりんとう、チョコごぼうなど、多くの提案がありました。メンバーで試食しながら意見交換し、もっともごぼうの風味が生かされていて幅広い年代層でも好んで食べてもらえる「チーズ入りごぼうクッキー」にメンバー全員が一致し、商品化を目指してさらにブラッシュアップを行いました。

ごぼうを細かくした粉末とクッキーの材料を混ぜ合わせます。


甘さ控えめでほろっとした食感の、大人の味わいのクッキーです。香ばしく焙煎したごぼう粉末とチーズを組み合わせた生地に、ごまをアクセントに加え香り高く焼きあげました。



11月の湖南三山紅葉の時期に長寿寺の境内で、少しだけ販売を行います。今回はクラウドファンディングの返礼品のみの準備となりましたが、来季はこの2つの商品「献上ごぼう茶」「献上ごぼうまる」を全国の皆さんに知ってもらうために、ごぼうの生産量を増やし、一般販売や湖南市ふるさと納税の返礼品として採用いただけるように、プロジェクト一同がんばっていきますのでご支援よろしくお願いいたします。


支援金の使い道

・東寺献上ごぼうの植え付け、収穫作業 10万円

・商品化作業 10万円

・パッケージ、パンフレット制作費 10万円

・雑費、手数料 目標額30万円の一部として使用致します。


  • 2020/12/03 21:13

    しあわせ作業所さんに、12月2日と3日の2日間で、クラウドファンディング返礼品用といたします「献上ごぼう茶」のパック詰めや梱包作業などをしていただきました。作業は今回で2回目となります。衛生面に大変気を使っていただきながらスムーズに作業をしていただきました。ありがとうございました。

  • 2020/11/28 17:20

    国宝長壽寺の藤支御住職様の御厚意によりまして、山門横受付にて限定販売を続けさせていただいています。「テレビ放送を見たよ」と言っていただく拝観者もいらっしゃるようで、たくさんの方にお買い求めいただいております。ありがとうございます。もう残りわずかとなっているようです。受付で販売していただいている...

  • 2020/11/28 17:10

    プロジェクト存続のためにはごぼうの安定的な収穫が必要です。東寺地域の畑の所有者さんの黄之瀬さんに土地をお借りして、春ごぼうを栽培しています。無事に越冬してほしいとメンバー一同願っています。

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