はじめに・ご挨拶

私は精神障がいの方の社会復帰の支援をしているNPO法人Leaves of Grass(LOG)の理事長櫻井正則と申します。法人を立ち上げて10年になります。インターネットを使ったe-ラーニングで精神障がいの方にパソコンスキルを学んでもらったり、和紙の名刺用紙に活版印刷で印刷してもらったりなどの雇用の場を作ることを目的に活動してまいりました。

今回クラウドファンディングを使って多くの皆様にお力を頂きたいのは、絶滅に瀕している日本ミツバチの再生プロジェクトのスタートを応援して頂きたいのです。

そのキッカケは、LOGの埼玉県小川町事務所で行われた活版印刷のイベントで出会った、高田信夫さんの熱い思いに触れたことでした。

■高田さんの紹介

高田信夫さん:主に絵本を出版している小さな出版社を経営されています。東京のど真ん中で生まれ自然とは全く縁がなかった高田さんでしたが、ひょんなことから埼玉県小川町を訪れその自然や地域の魅力にはまってしまい、衝動的に古民家を再生してコミュニティハウス「やしきぼっこ」をつくられました。

「やしきぼっこ」は小川町の駅から徒歩圏にあり、築120年の母屋と蔵をリフォームして立派なキッチンとダイニングを備えています。

    古民家やしきぼっこでの高田さん:

畑では、健康に良い有機野菜を栽培されています。

そしてその裏山で、日本ミツバチを飼っていらっしゃるのです。

このミツバチの蜂蜜は、ほっぺたが落ちるほど美味しいのでぜひ食べに来て欲しいです!!


このプロジェクトで実現したいこと 

(以下、写真は高田さんがご自分で撮った写真です)

国産蜂蜜は貴重ですが、国産蜂蜜もほぼ全てが外来種の西洋ミツバチの蜂蜜です。

国産の蜂蜜の生産量は平成28年で5.4%です。94.6が輸入です。

しかもその国産の5.4%のほとんどが外来種の西洋蜜蜂の蜜です。


ではなぜ私たちは古来日本に生息している日本ミツバチの蜜ではなく、外来種である西洋ミツバチの蜜に頼っているのでしょうか?

それは… 日本蜜蜂は野生で蜜がそんなに多くはとれないため、それで生計を成り立たせることが難しかったからです。


ところが明治時代にアメリカから西洋蜜蜂が輸入されると、日本蜜蜂の8倍近い量の蜜がとれるため、養蜂家は西洋蜜蜂に乗り換え、いまではほとんどの養蜂家が西洋蜜蜂を飼っています。


そのため日本ミツバチの蜜は、いまや大変貴重な存在となりました!!


世界各国の蜂蜜を取り揃えた専門店でも、日本ミツバチの蜂蜜 を見つけることは大変難しいのです。

独特の深い味わいから人気も高く、日本ミツバチの蜜の希少性から、

かなりの高値で販売されていることが多いのです。

西洋ミツバチの蜂蜜よりも何倍も高い値段です。


日本ミツバチの蜂蜜が希少価値だと言うのはお分かりいただけたと思いますが、

では西洋ミツバチと日本ミツバチの蜂蜜にはどの様な違いがあるのでしょうか??


西洋ミツバチは、一つの花からしか蜜をとってきませんので、基本的に単花蜜です。

それに対して、日本ミツバチは複数の花から蜜をとってくるので、百花蜜になります。


蜂蜜の味も当然違います。西洋ミツバチの蜂蜜は、ブレンドして百花蜜にしない限りは単花蜜なので、その花の蜜に西洋ミツバチが出す酵素が加わった味がします。


日本ミツバチの蜂蜜は様々な花の蜜が集まっており、そこに日本ミツバチの出す酵素によって味付けされ、少し酸味があり濃厚な味がします。


これまで日本ミツバチは蜂蜜を取る時に、巣がもろいので巣ごと掻き出して、

中にあるローヤルゼリー・花粉・蜂の子・蜂ろうなど全てを生の状態か、

もしくは火入れをして、粗めのアミでこすのが一般的な方法でした。

それだけに栄養豊富でコクがあり滋養豊富だったそうで、

古くから限られた人の民間薬や栄養食として珍重されてきたのです。


これが幻の蜂蜜と言われる、日本ミツバチの蜂蜜の素晴らしい味と栄養価の秘密です!!


そんな価値を秘めた日本ミツバチですが、

このままでは絶滅してしまいます!!

世界中の農作物の3分の1を受粉していると言われているミツバチの減少の原因は、田畑の農薬使用、自然環境の減少、病害虫、気候変動、遺伝子組み換え農作物などの影響と考えられています。


沢山採れて安い蜂蜜にマーケットが流れていき、栄養価は高いがそれなりの値段がする蜂蜜が押されてしまうのは当然と言えば当然ですよね。


けれども日本ミツバチの養蜂を広げることは、ミツバチの変化を敏感に察知し、人間が環境を意識し整える羅針盤となりますので、私たちは日本ミツバチを保護し、豊かな自然を守ることにわずかでも貢献したいと思っています。


古えより薬や栄養食として用いられてきた、純日本産の日本ミツバチを救うために、

皆さんの力を貸して頂けませんか?



■プロジェクトの内容

皆さんから頂戴したご支援で実現したいことは――

日本ミツバチの生態に精通した高田さんが 、その希少な日本ミツバチの蜂蜜をふんだんに使い、腕をふるって独自のチーズケーキを作りました。

それを皆さんに食べて頂いて、日本ミツバチの蜂蜜の美味しさを知って頂く事によってその需要を高め、いずれは沢山の日本ミツバチ専門の養蜂家が増えることで、どんどんと減っていく日本ミツバチの絶滅をくいとめたいと思っています。

ぜひ日本ミツバチの芳醇な蜂蜜を使ったチーズケーキを多くの皆さんに味わって頂き、こんな美味しい蜂蜜を作り出してくれる日本ミツバチを、絶滅の危機から救おうと思って下さったら幸せです!!



ここまで読んで頂いた皆様――


ではなぜ、障がい者支援のNPO法人Leaves of Grass(LOG)が、そこまでこのミツバチ事業を応援するのでしょう??


もちろん日本ミツバチの絶滅回避に熱い情熱を注がれている高田さんに感銘を受けたからと言う事もありますが、

それだけではなく、

多くの方が日本ミツバチの蜂蜜の価値に気付き、養蜂場が増えたら――


精神障がいの方の雇用の場が、

大きく広がっていってくれる☆彡


このことを夢見ているからなのです。


ある意味放任主義でよい日本ミツバチ飼育は、

障がい者の方でものんびりゆっくり作業が出来ます☆


初期費用とランニングコストが低いことも重要です。


群れを購入するのではなく、巣箱を手作りして自宅の庭や畑などに設置しておき、野生の日本ミツバチが入居するのを待つという立ち位置。


5つくらいの巣箱の材料と、ミツバチの誘引剤だけだと、初期費用は数万円です。

また入居したあとも、餌や薬代などはほとんど必要ありません。


手間暇もあまりかからないのです。

日本ミツバチは野生のミツバチが巣箱の中で生活をしているという状況で、世話はあまりしません。


日本ミツバチを飼うことはとても楽しいですし、1群から年間2kgから5kgのハチミツ が取れ、家庭で消費するには十分過ぎる量です。

田んぼや畑に囲まれたような自然が豊かな地域で、障がいをもちながらものんびりと仕事が出来るのです。


LOGとしては、

そこに新たな障がい者雇用の可能性を見つめています!!


まずは多くの方に日本ミツバチの良さを知って頂くために、芳醇な蜂蜜の良さから知って頂きたいと思っています!!


私たちの地域のご紹介

埼玉県小川町は、東武東上線の終着駅です。

池袋から1時間ちょっと。

緑豊かな、有機野菜農家ではちょっとした有名スポットです。

そしてなんと1300年続く和紙の生産地で、そこで作られる「細川紙」と言う和紙が2014年にユネスコ無形文化遺産に認定されました。

日本国内で認定されたのは、島根県の石州半紙と岐阜県の本美濃紙、そして埼玉県小川町の細川紙の3ヵ所だけです。

そうしたこともあってか、最近では若い方々が有機農家として野菜を作ったり、カフェ、カレー屋などの店を開店したりと新しいエネルギーが流入して来ています。

またアルコールでも昔からの造り酒屋があったり、クラフトビールをカウンターで飲ませる場所や、年に1回春には「ワイン祭」が開催され、多くの来場者がつめかけています。

美しい自然と美味しい野菜、そして芳醇なアルコールも魅力な小川町で開催する予定の、養蜂講座にも是非お越しいただけたら幸いです。


これまでの活動

ぜひ法人のホームページをご覧ください!!

URL:


資金の使い道・実施スケジュール

頂いた支援金は、チーズケーキの製作費、調理場のレンタル費、保存用の冷蔵庫などの他に、発送用の和紙を使った包装紙などの梱包費などに使われます。

スケジュールとしては、

2020年12月:リターン品(クリスマス用)に発送する第1弾のチーズケーキの製作発送。

2021年1月:2月に開催する養蜂講座①の準備 

2020年 2月:年度末へ向けてのリターン品の製作発送。

      ●小川町養蜂講座①開催 講座と巣箱づくり 

2020年 3月:リターンの発送完了。

2020年4月:6月に開催する養蜂講座の準備

2020年 6月:小川町養蜂講座②開催  講座と採蜜 (採蜜体験)


●本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/03/22 14:26

    日頃より応援を頂いている皆様、こんにちは!!NPO法人Leaves of Grass 代表の櫻井です。コロナ禍でどこのプロジェクトも運営にしんどい時ではないかと思います。私どもの法人も、ご支援者様へのお約束のリターンの発送や講座の開催に四苦八苦の状況が、今年の緊急事態宣言下続いておりました。C...

  • 2020/12/03 16:05

    11月29日の日曜日、埼玉県の小川町マルシェが開催され、各所において自慢の逸品が売り出されました。もちろん皆様に応援頂いている日本ミツバチの蜂蜜を使ったチーズケーキも売り出してみました~~3ホール作って24個に小分けして売り出しましたが、次々に「美味しいからもう1つくださ~い!!」という感じで...

  • 2020/11/23 22:08

    日本ミツバチの蜂蜜を使って、実際にチーズケーキを作るところを動画でまとめてみました~ふっくらと焼きあがったチーズケーキを見るだけで、美味しさが香ってくるようです!!日本ミツバチの美味しい蜂蜜で、チーズケーキを作る!!目標まであともう少しです☆ご支援のほど、どうぞ宜しくお願い致しまーーす(^^)/

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください