はじめまして。井上こんと申します。うどんや小麦に関するフリーランスとして、執筆・イベントの企画や監修・メディア出演(「マツコの知らない世界」など)を生業としています。そしてもう一つの生業が……「週替わり小麦のうどんスナック」の店主です。

【プロフィール】

うどんと小麦まわりのフリーランス。西武鉄道沿線うどんスタンプラリーなどうどんのアドバイザーや「はなまるうどん」の季節のメニューのPR担当を務める。また「マツコの知らない世界」「車あるんですけど」「王様のブランチ」などメディアでうどんの奥深い世界を伝えている。2019年5月から東京・世田谷にて週1営業の「うどんスナック 松ト麦」をオープン。

今回のクラウドファンディングは1年半の間借りを卒業し、念願の「リアルうどんスナック」オープンに向けてドキドキの挑戦です。

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うどんに魅せられ早30数年……幼い頃はうどんをただ食べるだけで幸せでしたが、20代で打ち始めるようになってからは“うどんがうどんになる前”の「小麦」への興味が加速。2016年ごろからはもともとの執筆業とライフワークが混ざり、いつしか「うどんライター」になり、気づけば間借りで「うどんスナック」の店主になっていました。

▲2018年発売の拙著。ほか「hanako」「dancyu」「散歩の達人」などでうどん記事を担当

 ▲ある日の手打ちうどん

▲ふだん、こんなうどんを打ったり……

▲こんなうどんを打ったりしています

うどんスナックを始めたきっかけは?

「うどんの形は一つじゃない」――シンプルであたりまえのように思われるかもしれませんが、わざわざこう言うのは、いまだ「うどんは〇〇であるべきだ!(ex:コシがなきゃだめだ!とか)」論がなかなか根強いからです。たとえば地域で愛されているお店に対する、初めて訪れた人による文化や風土、職人の感性などを一切無視した口コミ(案外多いですよね)。そういったものを見ては「んあああああああ!!」と大好きなうどんに対して何もできない自分の無力さに悶々としていました。

「これって“小麦”のちがいが知られていないことも原因なのかも……?」

そこで2019年に始めたのが、「うどんスナック 松ト麦」(東京・世田谷)でした。

“うどんスナック”の最大の特徴は、「週ごとに小麦を変えた手打ちうどんが食べられる」ことです。

小麦の品種が変わればうどんの仕上がりは大きく変わります。もちろん、実際には産地や製粉会社の挽き方による違いもあるのですが、「うどんづくりにおける最初の要素」である品種は無視できません。あるときは“わしわし”、あるときは“にゅるむにゅ”、またあるときは……と、理想の形にデザインするためのカギだと思っています。

 ▲北海道産もあれば、福岡産、三重産、埼玉産、栃木産……沖縄にだって小麦があります。

ご常連でこんな方がいらっしゃいます。お店に来られた当初、「うどんはチェーンくらいしか行ったことがない」と仰っていましたが、今ではご自分の好みの品種名までしっかり把握し、積極的にほかのうどん店も開拓されているそうです。

こうしたうどん好きさんたちに加え、弊店には製粉会社や製麺会社、うどん店ご主人などザ・プロも全国から足を運んでくださるため、普段は聞けない話が聞けたり、そこでまたお客さま同士の交流が始まったり(この点が大好きなので「スナック」としています)……お酒片手にうどん話に花を咲かせる皆さんは本当に楽しそう。手前味噌ながら、なかなか味のある空間だと思います。

▲「松ト麦」(通称まつむぎ)のある夜。2019年5月~2020年8月の1年3か月続け、現在は駒沢のあるお店を間借りさせてもらっています

営業日は週1のみという厳しい条件にもかかわらず、毎週欠かさず来てくださる常連の方々、大切なお休みの日に遠方から来てくださる方々、北は北海道から南は九州まで、本当に多くの方の支えがあってここまで続けてこられました。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。

間借りから実店舗へ、いざ!

現在、あるお店で週1間借り営業をさせていただいていますが、このたび東京・世田谷の駒沢大学にとてもいい物件を見つけました。そして無事、審査が下りました。これからは営業日も週1から週3ほどに増やす予定です。

▲ほぼスケルトンですが、一目で気に入りました

▲洗面所内の壁は黄色でとても素敵。最新型トイレがそのまま使えるのはありがたい限りです。

余談ですが、担当してくださっている地元の不動産屋さんが本当に温かみのある方で。「この辺にはうどんが食べられるところが少ないし、がんばってね! きっと流行るよ!」と応援してくださっていて大変心強いです。

▲がんばります。「茄子と筍、ひき肉のピリ辛うどん」、来年の夏あたり出したいですね

資金の使い道&スケジュール

「うどんスナック 松ト麦」は今、11月下旬のオープンを目標に猛烈準備中です。図面作成、公的機関への申請諸々、備品発注、仕入れ系の契約などなど、大変ですがそれを超えるワクワクに包まれています。

味のある床や天井、最新型のトイレはそのまま残し、今回のプロジェクトのご支援金は厨房機器など強化するために使わせていただきたく存じます。将来、今回のコロナのような事態が起こってしまったとき。そうしたときに、ここを拠点に通販など新たな動きが取れるようにあらかじめ準備しておくためです。

着工予定:11月初旬

オープン予定:11月下旬


今回、ご支援くださる方々に5つのリターンをご用意しました!

①3000円のご支援:お礼のメッセージと手打ち生うどん(3玉)

心を込めて、もっちもちで活きのいいうどんをお届けします!

※送料込み。クール便(冷蔵)でお届けします

②5000円のご支援:お礼のメッセージと手打ち生うどん(5玉)

※送料込み。クール便(冷蔵)でお届けします

③5000円のご支援:【キープボトル】焼酎1.8Lを1本! ご来店時にご用意しております。 

④5000円のご支援:【うどん打ちさん向け】お礼の手紙と、まつむぎセレクト“国産小麦100%の小麦粉3種類セット”を提供。なかにはなかなか手に入らないマニアック小麦粉も! 食感や風味の違いをぜひ体感してください。
※各1kgずつ。消費期限の目安:1年以内

⑤1万円のご支援:あなたのうどんへの想い(50文字以内)を額縁に入れて店内に飾ります。「思い出のうどん」「うどんのここが好き!」など、うどんや小麦に関することなら内容は自由です。

⓺1万円のごしえん:お礼のメッセージと手打ち生うどん(10玉)

※送料込み。クール便(冷蔵)でお届けします

⑦3万円のご支援:貸し切りイベント開催

※日程はご相談のうえ。展示や物販、撮影、販売店さまやアーティストさまの企画、コラボ企画でもご自由にお使いいただけます。 


最後に

たくさんのプロジェクトがあるなか、ここまでお読みいただいたこと心から感謝いたします。私自身、まだまだ勉強することがたくさんありますが、うどんを愛する方々の応援を力にこの「うどんスナック 松ト麦」を育てていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

【店舗住所】

●東京都世田谷区野沢2-26-5 野沢ビル地下1階

●東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩8分

●営業日:水・金:18時~25時、土:13時~24時  ※予定。詳細はSNSにて告知いたします。

●提供メニュー

【FOOD】酒盗マスカルポーネ400円、タコの吸盤ポン酢400円、長芋わさび漬け400円、牛ホルモンカレー煮込み600円、月見とろろぶっかけうどん700円、ごぼ天うどん700円 など

※メニューは変わる可能性がございます。

【DRINK】赤星(中)700円、レモンサワー600円、ミントレモンサワー600円、淳子の梅干しサワー600円、本日の日本酒600円 など


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本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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