はじめに・ご挨拶

はじめまして。福島県会津にて稲作農業を”ゼロ”から始めて3年目になる藤田晴樹です。

今年の2月からスマート農業家HARUKING(ハルキン)としても活動をしており、稲作農業についてYOUTUBEなどで情報発信をしています。

初めまして。藤田晴樹です。

2011年約9年前の原発事故、2020年のコロナ禍、と福島県は本当に耐えがたい状況に立たされてきました。

本当にギリギリで、ワクワクする農業経営をしているので、このクラウドファンディングが新しいスタートになってくれればと思っています。




▶︎何を栽培しているか


メインは水稲(米)栽培をしています。そのほかにも研究中の作物がいくつか。

また、新しい稲作「ドローン直播」についても3年前から技術を確立できるよう試験を重ね、今年はようやく自信を持って食べていただける米ができました。

美味しい米を作るために、3年間髪の毛を切らずに願掛けしていました!!

       稲作農業1年目 → 3年目

農業開始1年目あれから3年、髪の毛は50cm超に


▶︎どこで農業をしているか


私が住んでいる福島県会津坂下町は昔から美味しいお米が穫れることで有名な米産地です。

会津盆地と呼ばれるここは、夏は暑く冬は雪が降り積もる田舎町。

会津坂下町からみる磐梯山

肥沃な大地と囲まれた山々からの雪解け水で稲にとっては最高の環境です。

会津米の中でも会津坂下産米は特にお米のプロに好かれ、見た目よし、味よし、歩留まりよし、と言われてきました。

しかし、近年は日本各地で話題性があって美味しい品種のお米が各所から出てきており、

会津はお米産地としての地位が危ぶまれています。

赤トンボと稲穂


このプロジェクトで実現したいこと


私が実現したいのは、私が作った米に関わる全員が笑顔になること、です!!

そのために

▶︎私が作ったお米を、全国各地のあなたに感謝の気持ちと共に直接お届けしたい

▶︎来年度も「ドローン直播」の稲作を続けるための運転資金を確保したい

継続して先進的な稲作を続けること、そして消費者のみなさまに感謝伝えること、この2つが私がやらなければいけないことだと思っています。


これまでの活動


2011年の福島原発事故から約9年。

あの時の実害、風評被害は徐々に落ち着いてきており、放射性物質除去、作物への吸収抑制対策、作物の放射性物質検査を経て、日本で一番安全と言われることもありましたが、やはり影響は拭きれません。

特にスーパーなどの棚に並びにくくなったことにより、市場価格が引き下げられてしまいました。それでも、使ってくださる飲食店の方々、スーパーや米専門店の皆様に支えられてなんとかやってこれました。

こうして食べていただけるのであれば、せっかくなら自信を持ってみなさんにお届けできるお米を作りたい。

思い立ったのが2018年

早速稲作を始めました。しかし、トラクターはありましたが、田植え機やコンバイン(稲刈り機)がありません。苗を作る環境もありません。かといって、全て委託できるほど資金もありません。

どうしようか、と考えた末に。

ドローンで田んぼに種をまくことにしました。

これまで無人ヘリコプターで種をまく技術はありましたが、それほど普及していませんでした。また、田植え機の後ろに種を直接まく機械をつけて種まきをする技術はありますが、結局資金難により購入できませんでした。

しかし、ドローンについては先んじて入手していたため、まだやっている人がほとんどいない「ドローンで直播栽培」の技術を作っていこうと考えました。

直播の良いところは、種子から直接育っていくので、稲が伸び伸びした環境で育つことができることです。稲作は初期生育が非常に重要です。その初期生育でダメージがないのは理想的な稲作でした。

そして、食味(美味しさ)を求めるのにはこの直播が最も良いだろうと結論づけて、道無き道を3年間必死に走ってきた結果、今年はようやく自信を持って食べてもらえる米ができました。

ドローンで種をまいている様子はこちら↓



プロジェクトをやろうと思った理由


2020年、春。

新型コロナウイルス発生による、飲食業界・イベント業界への大きなダメージ


結果的に、食材を育てている農家、生産者も販売先がなくなり、大きなダメージを受けています。

お米業界も例に漏れず、大打撃。

例年に比べて何十万トンというお米が余ってしまうという未曾有の事態に。


福島県は原発事故からようやく立ち直りつつあったのに。

新たなポジションを確立してようやくこれから走り出そうとしていたのに。

登ろうとしたはしごを急に外されたような感覚になりました。


現状、米価が大きく下落しています。

安ければ売れますが、生活していく利益は出ません。ましてや次年度への設備投資もできません。

稲作の収穫は1年に1度きり。来年度のための運転資金が足りません。


飲食業界も厳しいので、残念ながらなかなか業者さんへも売れません。

しかし、個人のお客様からご注文をいただいて、励ましや感謝の気持ちを聞く度に

先の見えない暗いトンネルを歩いている時に明るい光で照らしてくれているような感覚に陥ります。


注文してくれているみなさんに直接お礼を言わなければ

できることならば直接感謝の気持ちをお伝えしたい。

農業3年目の僕にできることはそのくらいしかないから。。。


勝手かもしれませんが、米の作り手である以上、愛と情熱を込めて作った米を食べてくれる方は

本当にありがたい存在です。

しっかりと感謝の気持ちをお伝えしたい。そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。


資金の使い道


ご支援いただいた資金は、リターンとしての米代及び配送費または米を持って移動する交通費用として使用します。

また、来年度にまた稲作をするための運転資金の一部として利用させていただきたいと思います。

プロジェクトでご支援を求める以上に、私個人でも営業・販売活動をしていき、何がなんでも来年度の活動資金を獲得していきます。

運転資金の一部(実際にかかる費用)は以下の内容になります。

肥料農薬代(おおよそ100万円)

年間農地賃借料(おおよそ150万円)

年間作業委託料(おおよそ300万円)

そのほか水利費など(おおよそ50万円)



リターンについて


今年収穫したお米来年度収穫するお米の予約を考えています。そして、ご支援下さった方々には定期的に動画やメール等で進捗状況を報告させていただきます。

会津坂下産のお米 30kg会津坂下産のお米 小分け


▶︎今年収穫したお米 2020年12月頃よりご希望に応じて

【直接お届け】玄米or白米 30kg

 ※ 直接お届けコースでは、ご自宅以外も可能です。手渡し可能な場所をご指定ください。

【配送】玄米or白米 10kg

【配送】玄米or白米 30kg



▶︎来年度収穫するお米(予約)2021年10月以降を予定しています

【直接お届け】玄米or白米 30kg

※ 直接お届けコースでは、ご自宅以外も可能です。手渡し可能な場所をご指定ください。

【配送】玄米or白米 10kg

【配送】玄米or白米 30kg






実施スケジュール

2020年11月〜 クラウドファンディングスタート

2020年11月29日 クラウドファンディング終了

2020年12月〜  2020年に収穫したお米の配送orお届け開始

2020年4月〜   ドローン直播栽培スタート 各作業ごとに進捗状況を写真や動画で報告

2020年10月〜 収穫

2020年11月〜 2021年に収穫したお米を配送orお届け開始


最後に

冒頭でも話しましたが、関わった人全てが笑顔になれるような取り組みをしていかなければ!と考えながら動いています。米を食べてくれる方、農地貸してくださる方、機械作業を請け負ってくださる方、サポートしてくれるスタッフ、そして私の家族も含めて笑顔にしていきたいのです。

福島県での農業は福島第一原子力発電所の事故により放射性物質の影響について諸々言われているのはわかっています。しかし、土壌中の放射性物質濃度を測定したり、肥料によって放射性物質を吸収しないような施策をしたり、収穫されたお米を全量放射性物質測定をしたり、と数々の対策を講じてきました。国としても福島県としても、そして個人としても努力してきました。結果的に、基準値以上の放射性物質が玄米から検出されることがなかったことが福島県のHPからわかります。

https://fukumegu.org/ok/contentsV2/

ここまで努力してせっかく立ち直りつつあった福島県の農業が、コロナ禍で倒れそうになるのを助けていただけると幸いです。

私は一人でも農業を続けるつもりですが、私を支えてくれるスタッフ、そしてこれまで支えてくれた家族のためにも活動していかなければと強く思います。そして、私だけでなく、会津坂下町、そして福島県の農業がもっともっと強くなっていくための一歩として私に力を貸していただけると嬉しいです


※ 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/11/20 11:42

    ご支援いただいたみなさん、本当にありがとうございます!!今、感染者数が爆発的に増えているところですが、こうやってご支援いただけることに感謝して私なりにできることをがんばっていきたいと思います。ここ最近は、農機具の実演会に行ったり、米の商談に行ったりでバタバタしていますが、活動報告もちょこちょこ...

  • 2020/11/10 12:12

    活動報告をご覧いただきありがとうございます。そして、本プロジェクトを見ていただきありがとうございます。私は3年前から稲作農業を始めました。なぜそうなったか。懇意にしている農家さんから、農業をやめるから農地を使わないかと相談を受けたことから始まります。もともと、肥料や農薬、ドローンについての知識...

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