『施設のある理由を常に反省しなさい』


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福岡県大野城市にございます生活介護事業所ファン工房ほゝえみです。

当事業所では知的・精神・身体へ障がいをお持ちの方が日中通い、クッキーや焼き菓子等の生産活動や手芸や絵などの創作活動、余暇活動では散歩やドライブ、地域の掃除等を行っております。



【70年の歴史と祖父・父のある言葉】

約70年前の昭和25年にろうあ児童施設から始まりました。
29歳で父の働く施設に入り社訓を見てびっくりしました。


『施設のある理由を常に反省しなさい』

どの施設も、この施設は必要なんだという社訓が多い中、
この言葉を社訓にしていることにびっくりしたことを今でも覚えています。



『施設のある理由を常に反省しなさい。

障がいの有無にかかわらず、分け隔てなく共に生き、当たり前に暮らせる社会の実現が課題である。

私たちの暮らしている社会は残念ながらそうではない。

だから、一市民として一職員として反省の念を持っていなさい。』



この言葉に感銘を受け、そういう考えの施設を増やさないと。
そう思い2020年9月より生活介護事業所を新たに福岡県大野城市に立ち上げることとなりました。


障がいの有無に関係なく共に働ける、共に生きれる場所を作りたい。
地域住民の方が集まり、その中には老若男女や健常者・障がいの有無という隔たりなんてない。
そういう場所を作りたいと思い、今回応募させていただきました。


私が今まで関わらせていただいた利用者様の中には、お店へ入店拒否をされたり発語(発する言葉)や見た目等で、お店の中におられるお客様からのまなざしで入るのをやめた。

という話をしてくれた利用者様・親御様の声を聴くことがありました。

そして、まだまだ偏見や差別、凄惨な事件が数多く存在するのが事実でございます。


どうすれば障がいの有無に関係なくより良い生活・社会の実現できるのか。

より良い生活を実現する為の身近な配慮で言えば、
障がい者用トイレ・駅などで見るスロープ・優先座席などが存在します。
より良い生活とは障がい者・高齢者・生活困窮者に限った事ではございません。

障がい者用トイレが障がいのある人「専用」であると考えた場合、障がい者には必要な配慮であるが、その他の人々にとっては「自分には関係がなく必要のない配慮」となってしまいます。

しかし、障がいのある人「優先」のトイレと考えてみた場合、障がいのある人にとっての配慮であると同時に、高齢者や病気や事故などで一時的に身体が弱っている場合や、妊婦や乳児や幼児を抱えた母親などさまざまな人たちにとっても必要な配慮であり、使いやすいトイレであると言えるのではないでしょうか。

そして、怪我や病気の無い人にとっても決して使いづらいものではないと思います。

駅などで見るスロープも同じでございます。
高齢者や障がいで車いすの方「専用」という考え方ではなく「優先」という考え方が必要であると考えております。

日常生活や社会において「困っていない者」が、「困っている者」を助けてあげることが社会福祉と思われがちですが、そうではなく、障がいのある人達がより良い生活ができる社会とは、健常者にはもっとより良い生活を送る事ができる社会という考え方が社会福祉であり、障がいのある人達にとって住みやすい社会を目指すということは、他の全ての人にとっても住み易くより良い社会の実現に繋がるということなのです。

「専用」ではなく、「優先」という考え方が必要であると私は考えております。

その為、今回クラウドファンディングで当事業所内に販売エリアの増設・整備に充てさせてもらい、共に生きる【共生】の場を作りたいと思い応募させていただきました。


資金の使い道について

★2020年1月23日クラウドファンディング終了

☆施工業者打ち合わせ・備品購入
(クッキー等のオーブンや備品 )

☆2021年2月上旬 HP開設
☆2021年2月上旬 販売エリアの増設・整備
☆2021年4月1日 完了
★2021年4月下旬 リターン発送


資金の内訳は下記予定になっております。

設備費:約100万円
材料費:約30万円
人件費:約60万円
広報費:約25万円
手数料:約35万円

リターンのご紹介

ご協力いただいた方々へ当事業所で一つ一つ丁寧にお焼きした、クッキーや焼き菓子の詰め合わせをお送りさせていただきます。
国産バターをふんだんに使ったクッキーとマドレーヌやパウンドケーキ、シフォンケーキ等はどれも自信をもってお出しできる商品でございます。


皆様一人一人のご協力に感謝いたします。

健常者・障がいのある方が分け隔てなく当たり前に暮らせる社会の実現の第一歩にご協力いただけますと幸いでございます。

宜しくお願い御致します。

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