アフリカ・スーダン共和国ヌバ山岳地帯に住む
障害を抱えた人達のために学校と職業訓練センターを創立するプロジェクト
 
 

日本の皆さん、どうか耳を傾けてください。


ボランティア活動や人道的活動に献身的な日本の方達に是非聴いていただきたい話があります。



自己紹介

 私の名前はアブエルガシム スライマンです。私の故郷はアフリカのスーダン共和国南コルドファン州のヌバ山岳地帯です。私は5歳のころ視力を失ってから全盲で、現在鍼灸を学ぶために日本に住んでいます。私の目標は鍼灸だけでなく、サイエンスや技術といった日本で得られる先端の知識について、できるだけたくさんのことを習得し、私の故郷であるスーダン、とりわけヌバ山岳地帯の人たちにその知識を共有して彼らの助けとなることです。 


 



 ヌバ山岳地帯について 

ヌバ山岳地帯は南コルドファン州に位置する広大な地域です(地理的にはちょうどスーダンの真ん中にあたります)。 南コルドファン州の面積は北海道と同じくらい(およそ80,000 平方キロメートル)で、ヌバ山岳地帯はそのうちの50,000 平方キロメートルを占めます。東京都の8倍の広さです。

ヌバ山岳地帯には驚くほど多種多様な民族が暮らしており、ヌバ族としても知られています。私は自身がヌバ族であることをとても誇りに思っています。


スーダン共和国の旗と詳細にヌバ山地地域の地理的位置示している地図です。



ヌバ山岳地帯の現状

ヌバ山岳地帯は1983から長期の国内紛争に遭い、壊滅的な打撃を受けました。 紛争がようやく終結したのは今年2020年になってからです (1)。


この紛争で数え切れないほどの家屋、村や農耕地が破壊されただけでなく、発展に向けた政策も全て停止しました。また、老若男女を問わず多くの人々が傷つき、様々な後遺症に苦しんでいます。 紛争を原因とする身体的不具や障害を抱えている人々の数は50万人以上とも言われていますが (2)、 実際の人数は未だ不明です (私は報告されている数より多いと考えています)。 なぜなら被害にあった主な人々は、ジャーナリストや国連といった国際機関ですらたどり着けない奥地に住んでいるからです。


これらの人々は教育も就業の機会も全く得られません。ヌバ山岳地帯では社会福祉のシステムが整っておらず、福祉センターや専門あるいはボランティアの補助もないのが現状です。


ヌバ山岳地帯では国内の紛争により大変たくさんの人々、特に子供が犠牲となりました。生き残っても生涯に渡って障害を抱えることを余儀なくされた人もたくさんいます。画像元: The Guardian




  • このようにヌバ山岳地帯では計り知れないほどの未来が失われました。そして、このまま困難を抱える人たちへの援助やサポートがない状況が続けば、それは今後も失われ続けることでしょう。

  • ヌバ山岳地帯のこのような状況を変えるため、私は皆さんに次のようなプロジェクトを提案し、ぜひ参加してもらいたいと思っています。

    ‘‘視覚・聴覚・運動機能に障害をもつヌバ山岳地帯の人達のために学校と訓練センターをつくる    プロジェクト”

    このプロジェクトは

    『教育』『福祉』『子供から大人まで』『共同体』

    を中核にしたものです。


    学校と訓練センターがあれば、障害を持つ人々に教育および彼らの自立に役立つ実地の訓練を広く提供できるようになります。このプロジェクトの目的は彼らが教育課程を修了することだけではなく、彼らが自立して豊かな人生を歩めるように各々の状況にあった適切な職業訓練を受けられるようにすることです。これは学校教育と同じくらい重要です。このプロジェクトを通じ、障害を抱える忘れられた彼らが幸せで満ち足り、技術を習得して社会に貢献できる自立した個人となれるように戦います。


    また、社会福祉法人 日本ライトハウス, 全日本ろうあ連盟(JFD)、公益社団法人 日本理学療法士協会の協力のもと、障害者をサポートできる様々な材料を提供したいと思っています。



    提供物資の例:
  • 白杖
    点字タイピング機とその他の点字用機器
  • 点字コンピューター
  • 点字用紙
  • 様々なリハビリ用機器 (車椅子等)
  • 様々な補聴器



資金の使い道について:

目標金額:        500万円

プロパティを購入する費:   200万円

設備費:                           170万円

障害者の方のための用具費:130万円





また、社会福祉サービスにおいて国際的にも優れた日本からこのプロジェクトを監督し、支えてくれる専門家を招きたいとも考えています。

我々は、このプロジェクトを達成することを通じて、様々な障害により人生に困難を抱えた人たちの負担を軽減し、彼らの人生を再び豊かなものにすることに協力できます。


私はこのプロジェクトを通じて、紛争の結果障害を負った人達に真に必要な物を提供し、ヌバ山岳地帯が面した人道的危機の結果を少しでも緩和したいと思っています。

みなさんがきっとこのプロジェクトに賛同し、サポートしてくださると信じています。




参考文献:


(1) Thirteenth periodic report of the United Nations High Commissioner for Human

Rights on the situation of human rights in the Sudan


(2) https://enoughproject.org/files/NubaMtns-report.pdf






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