はじめに・ご挨拶

この度は本プロジェクトページをご覧になっていただき誠にありがとうございます。
ゴールドシップが引退して早5年が経ち、類まれな魅力に溢れていたゴールドシップの現役時代も懐かしさを感じる頃となってまいりました。競馬場で応援していたファンの方々も今では産駒のレースに夢を馳せ、父となったゴールドシップに会うために日高の牧場には多くの人々が訪れ人気No.1を誇っています。

現在は北海道日高にて穏やかな種牡馬生活を続けていますが、芦毛馬らしく年を重ねる毎に毛色は雪のように白くなっており、眩いばかりの白い馬体が景色に溶け込む様はとても清涼で美しい光景です。眺めていると疲れた心身を癒してくれるようなそんな力を感じさせます。

コロナ禍で牧場見学ができない今となっては、遠くに北海道日高山脈を眺めながら、ゴールドシップと出会えた時の光景、牧草をなびかせていく風の音なども懐かしく思い出されます。


今回の写真集制作プロジェクトにはメインの「ゴールドシップ ver.1」とセカンドの「ゴールドシップ 6冠レースver.」二つのクラウドファンディングが組み込まれています。二つの写真集によるダブル制作のチャレンジです。

メインの「ゴールドシップ ver.1」は、そんなゴールドシップの姿を四季折々にふれて美しく、時には愛らしく撮影された写真家・関真澄氏の貴重な作品シリーズ・サラブレッドビューティー「ゴールドシップ」。優駿誌上にて約3年にわたり発表されましたが、こちらはホースアートセラピー『美しい馬の写真集』としての視点で企画されました。

もう一つは、幻となったゴールドシップ引退記念写真集。こちらはスタジオリーヴス制作によるプレミアム写真集シリーズとして企画されましたが、出版不況から進行が困難となりコロナ禍でついに実現できずとなった物です。本来はそれぞれがクラウドファンディングの対象品になるかと思われますが、今回は「ゴールドシップ ver.1」を主体とした中で組み込ませていただいた次第です。(こちらは単品支援のみも可能なリターン品となっています)


ホースアートセラピーとしての視点

表題にあるように、私たちはこれらの作品内容が競馬ファンのみならず、更に世の中に役立ち、この様な作品を必要とされている人々や場所があるのではないかと考えています。経済が発展すればするほど何かしらの犠牲が強いられるのはやむを得ないことですが、偏ってしまった精神のバランスを整え平常に戻すための癒し=ヒーリング=セラピーとして役立たせることがこの作品群の役割であるとも考えています。これまでいただいた口コミでは「きれい」「癒される」「ほっとする」といったキーワードが多いことからも、ヒーリングからさらに一歩進ませたホースアートセラピーとして世に役立たせなくてはと使命を感じています。


そのスタートとしてサラブレッドビューティーシリーズにおける写真集「ウオッカ in アイルランド」と連動させた写真集「ゴールドシップver1.」は正に相応しい内容と捉えており、このような考えを基にした写真集制作を皮切りとした歩み出しは、皆様の応援とご支援、そしてそこから生まれる力の広がりが原動力になると感じています。展示会など作品を生かすたくさんの形がある中でスタートプロジェクトはやはり写真集制作がメインとなりましたが、実際に手に取って向き合える紙媒体の持つ波長は、伝える手段とし、最も有効かつ大きな力であると考えています。写真集が大いなる幹(みき)として存在し続けることに意義を感じつつ、この先々、本プロジェクトが枝葉のように広がることを切に願います。


作品の希少価値

競走馬は種牡馬になると経済動物としての役割があります。それも大変に高価な世界で億単位の経済価値が付いてまわり、更に血統という大いなる夢とロマンを担った象徴となります。また国内のサラブレッド業界を取り巻く馬事芸術文化はさらに探究されていく段階にあることからも、未だ種牡馬の作品撮影というのは大変に難しい要素を多々抱えています。


今回はゴールドシップに関わる方々の深いご理解、そして牧場側の全面協力という体制で実現困難な企画がスタートできましたが、しかしそれは写真家・関真澄氏の実績を基にした単独作品活動という形でした。国内初といってよいこのような撮影進行は、関係者も作家も何が待ち受けているか分からない不安の中でのスタートでもありましたが、現場スタッフの心温かい協力と的確なリードにより、数々の決定的瞬間を捉えた作品が撮影されていきました。


サラブレッドビューティーと名付けられた関真澄氏の作品は、サラブレッドは芸術品と評される通り、その品格や被写体の姿形をより美しくそしてステイタスを大切にして撮影されています四季折々の自然現象の美しさを尊重しながらも、計算された光と撮影手法を存分に発揮し、クールな作品や可愛らしい表情のジャンルも含めた多様な内容は、これまでのサラブレッド作品とは一線を画する大変貴重なものとなっています。


作品プロジェクトで実現したいこと


○ゴールドシップ写真集プロジェクトは上下巻を予定

おそらくこの先はもうこれ以上の撮影はできないのではと思わせるようなベストの作品が集まりました。

この貴重な作品群を今プロジェクトの持つホースアートセラピーとしての一面と合わせながらも、今回はなるべく多くの作品そしてゴールドシップの姿を残すために、ストーリー性よりも1ページ毎の視点で見てもらえればと構成を見直し、さらに少しでも多くの作品を掲載したいがゆえに上下巻で完成形となることを目指すこととなりました。
もちろん今回の上巻となる「ゴールドシップver1.」のプロジェクト成功があっての次回への企画進行となることは否めませんが、何とか皆様のお力添えをいただきこの2バージョンプロジェクトを実現したいと願っております。


馬と人との共鳴

人と馬との関係性は他の動物に比べると歴史も長く、世の中にモータリゼーションの波がくるまでは、その動力としては馬が主役でありました。曲り家に見られるように生活や仕事に密着していた馬は働き手として家族の一員でもありましたが、近年では癒しの対象として多く見られるようになりました。特に大動物が人に与える安心感や体温の波動は精神への働きかけが顕著であり、馬という存在がさほど身近でない現代人にも人と馬の共鳴がみられています。


ここに富良野や美瑛の風景写真のような、緑の大平原の真ん中に大きな一本の木がある写真があります。空はもちろん青空や白い雲を想像することでしょう。昭和にはその清々しい清涼感のある写真が人々の憧れや癒しでしたが、昨今のデジタル化によりこのような素朴な自然の美しさの際立つ写真も数が氾濫しすっかり新鮮さを失くしてしまっているようです。ただし、ここに小さくてもいいので「馬」が写っているとストーリー性が生まれてきます。ビジュアル的なイメージだけでなく、大動物である「馬」と人との潜在意識にある関係性は心の琴線に触れ、たくましさや温かさを想像させいつの間にか心が癒されていくようです。


馬をモチーフにした作品は特に馬事芸術文化が根付いている欧米では多く見られます。その中の写真作品においての最大の特徴その視点は「たくましさ・活力・ワイルド」であることです。反対に日本人が現代社会の中から求めた馬への視点は「優しさ・癒し・儚さ」であり、また特に「目がきれい」「温かい」などのイメージを持っています。このような馬に対して癒しの視点を中心とした捉え方は、世界的にも日本独特の表現であるともいえます。


名馬のオーラ

ただし、いわゆる生態写真のような捉え方では、それはアニマルセラピーとしてのジャンルになります。さらに在来馬でなくサラブレッドを切り口にしているのは、サラブレッドの持つ高貴なオーラや品格、容姿は人間の持つ美意識の象徴であり、生活的な延長では決してありません。またサラブレッドとはいっても実は千差万別であり性格や身体能力など様々な個性が存在します。


その中でもG1をいくつも優勝した名馬中の名馬は、独特な高貴なオーラをまとっています。このような名馬と携わる時ふとそこに人知を超えた生命感を感じることがあります。それは実際の触れ合いだけでなく、作品を通しても人に与える活力があると私たちは信じながら撮影に挑み、その可能性と広がりそしてその役割を担っていきたいと考えています。


今後の活動について

ギャラリー「サラブレッドアート」ではいわゆる作品性のある活動や企画品の啓発活動を応援しています。このプロジェクトの前には『写真集【 #ウオッカ in アイルランド 】ファンver. 〜名馬ウオッカよ永遠に』があります。おかげさまで皆様のご支援とご協力、またキャンプファイヤーさんのお力をいただき無事にSUCCESSとなりました。ウオッカやゴールドシップは名馬中の名馬で、まさにそのオーラは荘厳なものがあります。しかしあくまでも引退した競走馬の持つ役割は優秀な血を残していくといったことにあります。優秀なサラブレッドにおいてはセラピーは未だ本来の目的ではなく、また万が一のことがあってはならない世界では通常この様な撮影を積極的に進められるような段階ではありません。実際にこの2頭の名馬が作品としてここまで残せたことは奇跡といえるでしょう。(特にウオッカは二度と会うことが出来ない存在となってしまいました)。


ここにある写真作品の類まれな貴重さと作品から発する力は宝といえます。写真は決定的瞬間といいますが作品活動においては決定的期間ともいえます。おそらく継続的な決定的期間を得ることは困難な内容と捉え、現状の作品をもって世の中に貢献できる場所を見つけ、少しでも馬事芸術文化を取り巻く活動への理解と応援が社会へと広がることを願っています


実施予定スケジュール

2021年2月初旬 プロジェクト終了

 制作進行〜印刷入稿までギャラリー「サラブレッドアート」にて継続企画(3月上旬締め切り予定)

2021年3月中旬 写真集印刷入稿

2021年4月下旬より随時発送

2021年初夏より 第二回プロジェクト写真集「ゴールドシップver.2」スタート予定


写真集形状

サイズ:180〜210 × 180〜210mm

ページ数:50~70p 

製本:ソフトもしくはハードカバー

*支援総数により調整


プロジェクト限定価格

写真集本体価格:①キャンプファイヤー1,400円割引 → ②継続企画ギャラリー「サラブレッドアート」900円割引 → プロジェクト終了後 正規価格8,900円

・インテリアパネルと銀塩生写真の2点もプロジェクト割引にて特別価格となっています。


目標支援者数

800人


【支援金の使い道】

 1.印刷費

 2.デザイン編集費 

 3.写真集郵送費用

 4.リターン品制作費

 5.ギャラリー「サラブレッドアート」、ホースアートセラピーへの活動資金。


【協力の輪】

このプロジェクトを立ち上げるにあたり、ギャラリー「サラブレッドアート」と関係が深い皆様にご協力いただいております。

ビッグレッドファームの皆さん

漫画家 やまさき拓味

イラストレーター 山口はるみ

洋画家 上鈴木正一


最後に

このようなプロジェクトを始められることへの感謝と使命感そして覚悟のAll-in方式です。

皆さまのご支援とご協力を心よりお待ちしております。


募集方式
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


問い合わせ

企画は関係者およびスタジオリーヴス(株)許可の元において行われています。

ご意見、ご要望などは下記アドレスにご連絡下さい。

info@thoroughbred-art.com

  • 2021/12/04 13:19

    ご支援者様各位「クラウドファンディング」にてご支援いただきました皆様にご案内を差し上げております。ご不要の際はご容赦ください。先般のゴールドシップ写真集クラウドファンディング企画では温かいご支援をいただき重ねて御礼申し上げます。この度『2022年度ポスターカレンダー・ゴールドシップ』の予約受付...

  • 2021/04/28 21:00

    ご支援者の皆様へこの度は本プロジェクトにご支援をいただき誠に有難うございました。お待たせしておりましたサラブレッドビューティー「ゴールドシップ写真集ファンver.クール」また「6冠写真集100p」は本日より発送業務を開始いたしました。今週中での発送を予定しておりますが、一部の地域ではGW明けで...

  • 2021/04/01 07:47

    この度は本プロジェクトにご支援をいただき誠に有難うございました。写真集は校正も無事に終了しいよいよ本印刷へと進みました。また写真集のサイズは印刷所のご好意により210x210mmと一つ上のサイズとすることができました。特に製本タイプはハードカバーとさせていただくことができましたので、ソフトカバ...

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