▼ 山江村のクリがピンチです!

 初めまして、熊本県球磨(くま)郡山江村でクリを育て、焼き栗や栗菓子などへ加工し販売してます後藤秀樹と申します。 昭和39年5月10日生まれの現在56歳です。(ゴ月トウ日生まれのゴトウです)

 球磨川に注ぐ二つの支流、山田川と万江(まえ)川の流域からなる村、山江の山間部は見渡す限り栗の木で覆われており、栗は村の主産業となっています。父親が熊本県からの要請を受け山江村を中心とする球磨地方へ栗の産地づくりのため赴任し幼少期は山江村で過ごしました。現在、やまえ栗の魅力にとりつかれ、その美味しさを広めるべく活動しています。色々なイベント出店や物産館、観光施設での催事販売などを行っています。

しかし、今、とても困っています。熊本県山江村のクリの美味しさが認知されておらず、クリの生産が毎年落ち込んでいるのです。そこで、クラウドファンディングを通じて、多くのみなさんに知っていただき、応援していただくためのプロジェクトを考えました。


▼ プロジェクトを立ち上げた背景

 熊本県は、毎年3千t前後のクリを収穫し、生産量では全国2位、主要都市の青果市場での品質評価において例年1位と、質・量ともに国内トップクラスの栗の主産地となっています。

 にもかかわらず、その実態を見ると生産者も産地も決して潤っているとは言えず、年々生産量も減少しており、生産者も高齢化の一途をたどり70~80歳が大半を占め若い生産者が育たず耕作放棄地も増えているという現状です。

 理由は、菓子や加工品の『原料』として出荷され、よそで加工品として消費されることで地域ブランドとして認知されないという悪循環があります。


    そこで・・・


▼ 3つの強みを生かして、山江村のクリをブランド化するば〜い!

これまで熊本のクリ(山江村のくり)は、商品としてではなく原材料として流通にのっていたと言うことで収入が削られてきました。これではクリ農家も立ち行かなくなります。

そこで、山江村のクリをブランド化し、農家が将来にわたって生産し続けられるようにしたいのです。

その方法の秘密兵器は、焼き栗圧力製法 x 冷温保存 x クリ生産の高品質化 です。

私は、現在、上記2つの生産管理方法と産地の品質をいかし、製造と販売を行なっています。もっと多くの人にその美味しさを知って欲しいと思っています。


▼ まず、焼き栗という商品で、勝負するば〜い!!

とにかく、和栗の焼き栗の良さは、食べてみないとわかりません。 
日本が誇る和栗を焼き栗にし素材の持つ美味しさをダイレクトに味わって頂き『原料』としてではなく『商品』として広げていき、地域ブランドを定着させます。

その先には、栗が儲かるビジネスとして確立させることにより若い人材が移住することにもつながります。

焼き栗の美味しさをお届けするため、ネットの活用、イベントの活用、人材活用などで広めていきます。焼き栗もリターンにしていますので、ぜひ味わっていただきたいと思います。

▼ 次に、むき易さで勝負するば〜い!!!
焼き栗は『むき易さ』という特徴もあり、焼き栗の製法をいかして大幅なコストダウンが実現できます。

 圧力製法を活用した加工技術により、栗ペーストや栗甘露煮をお菓子屋さんや食品加工業者さん向けにも販路を広げ、クリの生産と消費の好循環を生み出していきます。絶品のモンブランや、クリのケーキができます。また、おうちモンブランキットなどの新商品開発も行なっていきます。これらをリターンにして、みなさまに楽しんでいただきます。 


▼ これまでの活動

 2004年(平成16年)から栗そのものをダイレクトに味わえる焼き栗の実演販売をスタートさせました。様々なイベントや催事販売などを通じて、少々高価でも安心・安全な国産のものを求められるお客様が増えてきていることを実感できました。

 実際、日本の栗は渋皮にポリフェノールが多く含まれるためはがれにくいのですが圧力製法により実が離れやすくなります。また、収穫時は実の成分のほとんどがでんぷんのため甘味が少ないのですが冷温貯蔵により糖化され甘味が増えていきます。


 幸いにも、阿蘇くまもと空港やJR熊本駅新幹線口等において催事販売もさせて頂き、県外に向けての情報発信や宣伝PRに大いに役立ちました。

 2016年(平成28年)より自社で製造できるよう加工場を建設し、卸販売も視野に入れ、栗だんごを中心とした二次製品の加工・販売を始めました。

 以前、熊本県内のあるお菓子屋さんの社長さんとお話しさせて頂いたときに、「くまもとは栗の産地なので地元の栗を使った商品を作りたいと思ったけど、東京からでないと熊本の栗が手に入らない。」という現状を知りました。熊本県の栗は9割方県外へ出荷されており業者さんは県外からでないと栗を仕入れられないというおかしな状況になっています。このように栗が手に入りにくいお菓子屋さんや食品加工業者さんへむけ、焼き栗製法を利用した栗ペーストや甘露煮などの製品も今後広げて行こうと考えています。


▼ 栗について。

 当社が作る栗は主に下記の4品種です。

【筑波(つくば)】※最も普及率の高い筑波は、野球に例えるとまさに栗の首位打者(リーディングヒッター)と言えます。

【銀寄(ぎんよせ)】※ずっと日本栗の歩みを支えてきた銀寄は、野球に例えるとまさに栗のエースです。

【丹沢(たんざわ)】※どの栗よりも一番早く出てくる丹沢は、野球で言うと栗の一番打者(トップバッター)です。

【利平(りへい)】市場評価が最も高く栗の王様と呼ばれるとても高級な栗です。粘質で粒が大きく堅めなので栗の渋皮煮などに最適です。※栗の王様利平は、もちろん栗のホームランキングです。


▼ 資金の使い道、スケジュール

焼き栗販売の方法を広めていきます。また、栗のペーストを低コストで効率よく作り、それを活用した『おうち和栗モンブランキット』などの商品開発を進め、コロナ時代に向けた新たなアイテムとして広げて行きたいと考えています。 

そのため、自動生地練り機、自動裏ごし機、加熱殺菌装置などの機材を購入し、プロジェクトを進めていきます。


● 最後に

 コロナが吹き荒れる昨今、イベントは軒並み中止、関東・関西など都心部への出店も出来ない状況です。さらに人吉・球磨は今夏の水害で甚大なダメージを受けまさにダブルパンチです。

 ばってん、それを乗り越えるのも焼き栗て信じとっとです!

コロナ禍に加え、七月豪雨による水害で甚大な被害を受けた人吉・球磨の復興を強く願うと同時に、人吉・球磨さらには熊本だけに留まらず全国の廃れ行くクリ農家及び産地に再び活気が戻るようプロジェクトに取り組む所存です。残りの人生を今回のプロジェクトに捧げていくつもりですので、ご支援の程どうぞ よろしくお願い致します。


<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/12/08 11:22

    今年の2月に植え付けした栗の木はすくすくと育っています。順調にいけば再来年の秋には実をつけてくれるでしょう

  • 2021/02/10 20:26

    足を一歩踏み違えると谷へ真っ逆さまなので慎重に栗が実りそうな枝を残し、そうでない枝を切り落として整理していきます

  • 2021/02/01 11:34

    植え付けを行いましたまずは土を掘り起こして、根の6割程度を地中に入れ4割ほど地上に出るように埋めます。そしたら、たい肥を与えさらに土をかぶせしっかり踏み固めます。最後はシカやイノシシにかじられないようにビニールでガードします。

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