幸せを呼ぶ青い花「バタフライピー

はじめまして!

今回プロジェクトを立ち上げたSupport for Woman's Happiness(SWH)と滋賀県甲賀市のツジコー株式会社の「We Love Laosチーム」です。

SWHはラオスで障がいのある方たちのための作業所ソンパオを運営しており、現在28名の障がい当事者が共同で暮らし、自立して働くことを目指しています。女性は、刺繍や裁縫などで生計を立てていますが、男性は、仕事量が少なく、何か新しいことにチャレンジする必要がありました。

ツジコー株式会社は、バタフライピーの加工協力工場をJICA(国際協力機構) の支援で、ラオス首都ヴィエンチャンに持ち、日本に輸出されています。また、ヴィエンチャン近郊に、安全安心の完全無農薬・無化学肥料のバタフライピー栽培の農園(約1ヘクタール)の協力農園を持ち、さらにバタフライピー栽培面積の拡張を予定されていますが、バタフライピーの花を手摘みし、日干し乾燥、検品、袋詰めする人手不足を感じていました。

花摘み、日干し乾燥、検品、袋詰め

SWHとツジコー株式会社は、SDGsの理念に基づき、障がい者が安心して働ける『幸せを呼ぶ青い花の農園=Blue Flower Farm』開所のためにチャレンジするコラボレーションを進めたいと考えています。

今回のファンドは、障がい者が「衣食住」に必要な諸経費及びバタフライピー農園の整備と訓練に利用させていただきます。

(欧米では、青い色は幸せを呼ぶ色と言われ、私たちは、バタフライピーの青い花の農園を『幸せを呼ぶ青い花の農園=Blue Flower Farm』 と名付けました。)

        『幸せを呼ぶ青い花の農園 』 のご支援をよろしくお願いしま~す!

解決したい社会課題

東南アジア ラオスでは障がい者が働ける場が十分にはありません。福祉のサポートは殆どないのが現状です。障がいがあると、多くの場合は実家に身をよせて人を頼って暮らすことになります。

障がいがあっても、毎日仕事があり、やりがいを感じられる作業所を作ってほしいと2017年に障がい当事者から依頼を受けました。

SWHと障がい当事者の人々が連携し、作業所を開所。はじめは5名を受け入れ、ミシンを教え始めたのですが、働きたい障がい者が殺到しあっという間に10名、20名、28名と増えていきました。

ミシンや刺繍といった手工芸を中心に訓練を行い作ることのできる製品が増えていきました。製造した分の給与をもらえるようになり、これまでお世話をしてくれていた実家の家族に仕送りができるようになったのは大きな進歩だと思います。

私たちの作業所では、指がないメンバーもミシンリーダーとして活躍しています。様々な障がいの人々が所属していて、出来ること、出来ないことの凸凹がたくさん。そんな中、一人一人の得意なことを活かして訓練し、製品づくりを行っています。

幼少期のけがで指を失ったメンバーのミシン 作業など

一方で小さいころから手芸をやっていない障がい男性や、指に麻痺があるなど細かい作業が得意でないメンバーがいます。布製品を作る現場ではできることが少ない・・・。何か仕事を生み出していかなくてはという事で竹のストロー作りや石鹸づくりを教えてきましたが、十分な仕事量を確保するまでには至りませんでした。

また、ソンパオで働きたいと入所希望してくる障がい当事者は後をたちません。どこの障がい作業所もすでに定員がいっぱいなのです。

さらに・・・コロナの直撃を受け観光収入がゼロになってしまい、現在厳しい運営が続いています。

障がい男性が主に担う竹のストロー作り

そんな時、ツジコー株式会社さんから、ヴィエンチャン近郊のバタフライピー農園を拡張するというお話しをお聞きし、さらにツジコー株式会社さんの協力農園へSWHの現地スタッフが訪問した際に、農園オーナーからバタフライピーの栽培指導や障がい者の住居の支援も可能であるという嬉しいお話しを頂きました。農園オーナーのKYさんは、日本通で、JETRO(日本貿易振興機構) のLAOS100農業編でも紹介されており、社会貢献をされたいという強い思いもありました。

                                                       農園オーナーのKYさん 

先日、障がい男性チームが『幸せを呼ぶ青い花の農園 』 予定地を訪問しましたが、ここで働けるかもしれないと大きな期待を寄せて、ニコニコ顔だったようです。

             『幸せを呼ぶ青い花の農園 』 予定地訪問

今回一緒にプロジェクトを立ち上げたツジコー株式会社さんは、ラオスでバタフライピーを完全無農薬・無化学肥料で栽培し、バタフライピーの乾燥花をハーブティーの原料として刻み、また乾燥花を殺菌されたパウダーに加工し、日本へ輸出されています。バタフライピーは、青いハーブティー、チーズケーキ、パフェ、シフォンケーキなど青いナチュラル着色料として利用されつつあります。また、ラオス産のバタフライピーを用いた「幸せを呼ぶ青いチョコレート、青いラングドシャ、青いラテ」は、ツジコー株式会社さんの子会社が「アグリ生活」の屋号で、楽天、アマゾン、ヤフー、Qoo10などにて、販売を進められています。

バタフライピーを利用した青い食品


バタフライピーの花を栽培、収穫する作業はSWHの作業所メンバーにぴったりな仕事だと考えています。ラオスの中でも、私たちの作業所の子たちは本当に、本当に!!真面目なのです。約4年一緒に活動してきて、このことを心から誇りに思っています。

何とか作業所の子たちが働けるようにできないか・・・と考えたものの、障がい当事者を10名一か所に集めるとなると、住居の改装や補助器具、さらに農業の訓練が必要になります。

今回のファンドは、障がい者が「衣食住」に必要な諸経費及びバタフライピー農園の整備・訓練に利用させていただきます。

                  障がい者用に改装する住居

このプロジェクトで実現したいこと

『幸せを呼ぶ青い花の農園=Blue Flower Farm』の 開所

幸せを呼ぶ青い花 バタフライピーは近年国内外で注目を集めている農作物です。ラオスは暖かい気候で土壌もよく、農薬を使っていない土地がたくさんあるため、その栽培に適しています。

月間1500キロの生花=150キロの乾燥花の収穫を第一目標に、土地を提供してもらい小さな農園から始めていきます。

◆『幸せを呼ぶ青い花の農園 =Blue Flower Farm 』 の開所

◆農園内の住居の改装、整備

◆農園での農業訓練

◆栽培、花摘み

◆乾燥、検品、納品、出荷

約半年かけてこの作業の流れを定着させていきます。


『幸せを呼ぶブルーティー ラオスと日本の障がい者雇用を促進する製品に』

ツジコー株式会社さんのラオス産バタフライピーの乾燥花の刻みを静岡県御殿場市の就労移行支援授業所の方たちが富士山のティーバッグに詰めて『富士山ブルーティー』として販売しています。

この富士山ブルーティーに、ラオスの障がい作業所で摘んだバタフライピー乾燥花を使用してもらうプロジェクトも進めていきます。そうする事で、日本国内で障がい者雇用を支えるバタフライピーハーブティー原料をラオスの障がい者雇用が栽培するという二か国間のコラボレーションに発展させることができます。本当に、夢のようなコラボレーションです。

ラオス産バタフライピーを利用した富士山ブルー


応援メッセージ

ー後藤康之【東京米山友愛ロータリークラブ パスト会長】

我がロータリークラブは2018年にゾンパオ障害者施設へ、ミシンやトラクターなどを寄贈し、また同年にラオスへ訪問もさせて頂き、同施設の方々の手芸での商品制作に関わる熱い情熱とやる気に感銘を受けました。その後もSWHさんにより、ゾンパオへの多大な支援と貢献に対して今後も応援させていただきたいと思います。今回のBlueFlowerFarmも是非成功する!と思っております。


ー岡田美幸【御殿場支え愛プロジェクト】

SWHとは2年に渡り、日本―ラオスの障がい作業所が協力して作る静岡お土産品を共同開発してきました。ラオスのメンバーのあたたかさ、穏やかさ、明るさに日本の精神障がい当事者がどれほど助けられているかは言葉に表せません。今回の『幸せを呼ぶ青い花の農園=Blue Flower Farm』も、障がい当事者が明るく暮らせる場になると思います。頑張って下さい!期待しています!




ヌイ ワンマニ チャンニャケム【カフェパー(kafepa’)オーナー・株式会社MERGION代表】

ソンパオ障害者には4年前から職業支援の取り組みに協力してきました。

今年からは弊社がプロデュースするカフェパーの生豆(Green Bean)の選別作業を障がい者の女性にお願いしています。選別方法の訓練から一生懸命勉強してくれて、500kgの生豆をしっかりと丁寧に選別してくれました。そのおかげで高品質の生豆ができ、最高の香りのコーヒーができ、すごく感謝しています。

ソンパオの障がい当事者は一般の人より何倍も努力し、どんな作業に対してもいつも前向きな姿勢で一生懸命に取り組んでいます。

今回のBlueFlowerFarmプロジェクトもきっとしっかり頑張っていくれると信じています。是非成功し、安定な職業になりますように応援致します。




資金の使い道

ー目標金額の内訳、具体的な資金の使い道
 
・農園の整備・農具の購入費:約60万円
・寮費・生活費 6か月分補助:約30万円
・生活用具費:約12万円
・トゥクトゥク:約25万円
・改装する住居工事費:約30万円
・機械購入費 :約20万円
・通信費・配送費:約10万円
・農業訓練費: 約17万円
・渡航費 約15万円
・クラウドファンディング手数料


必要な農具の一例


実施スケジュール

ープロジェクト自体の実施スケジュール
2021年 1月 『幸せを呼ぶ青い花の農園=Blue Flower Farm』の 開所
2021年 2月 農業訓練・作業開始
2021年 5月 安定事業化
2021年 7月 リターン作業開始

※募集方式についての説明

<All-In方式で実施します。>
All-In 方式目標金額を達成しなくても資金を受け取れる方式で実施いたします。


リターン

ーリターンの紹介(リターン画像・リターンの詳細)

5,000円 ソンパオから絵葉書、バタフライピー乾燥花(20gx1)

10,000円  ソンパオから絵葉書、バタフライピー乾燥花(20gx1)、レンテン族生地の布製品 

30,000円 ソンパオから絵葉書、バタフライピー乾燥花(20gx1)、レンテン族生地の布製品、青いお酒x1(ヴィエンチャンブルー酒、吟醸 湖濱)または青いチョコレート(カレ・ド・ブルー)

50,000円    ソンパオから絵葉書、バタフライピー乾燥花(20gx3)、レンテン族生地のバッグ、青いお酒x2(ヴィエンチャンブルー酒、吟醸 湖濱)または青いチョコレートx2(カレ・ド・ブルー) 

100,000円   ソンパオから絵葉書、バタフライピー乾燥花(20gx5)、ヤオ族刺繍のミニバッグ、青いお酒x3(ヴィエンチャンブルー酒、吟醸 湖濱)または青いチョコレートx3(カレ・ド・ブルー) 


・活動報告メール

・ソンパオから絵葉書

・バタフライピー乾燥花 (20g)(ラオス幸せを呼ぶ青い花の農園産)

・ソンパオで製作した布製品(レンテン族 ブックカバー 又は マスクケース )

・ソンパオで製作した布製品(レンテン族 トートバッグ)

・ソンパオで製作した布製品(ヤオ族 ミニバッグ)

・青いお酒または青いチョコレート
ヴィエンチャン空港免税店で販売している青い日本酒「ヴィエンチャンブルー酒、吟醸 湖濱」または、国内販売の幸せを呼ぶ青いチョコレート(カレ・ド・ブルー)

(青いお酒「ヴィエンチャンブルー酒、吟醸 湖濱」 は、バタフライピーパウダーを利用しているために、「酒類:リキュール、原材料:日本酒」となります。発送は、酒造メーカである佐藤酒造「滋賀県指令 長保 第1-705824-25号」に依頼します。)


最後に

ー支援のお願い

どの国に生まれても、その人らしく暮らすことが個々の幸せにつながると考えています。私たちの作業所では一人一人の得意なことを活かして、最終的に彼らが自立して暮らすことを目標としています。小さな一歩の繰り返しではありますが、一人でも多くの当事者が穏やかに日々を暮らせるよう尽力しています。

農園のお仕事で自立し自尊心を持って暮らせるよう、『幸せを呼ぶ青い花の農園=Blue Flower Farm』 の開所応援を宜しくお願い致します。

チーム/団体/自己紹介・活動実績など

NPO法人Support for Woman's Happiness
SWHは様々な困難に直面する世界の女性が、自信をもって自分らしく活き活きと暮らせるようサポートするNPOです。


ー活動実績
◆2017年 障がい作業所ソンパオ 開所
◆2018年 ブランド FranMuan 立ち上げ。作業所のメンバーが20名をこえる。
◆2019年 御殿場支え愛プロジェクト参加。日本―ラオス両方の障がい当事者の雇用創出スタート
◆2020年 ソーシャルプロダクツ賞 受賞
◆2020年 結びの和プロジェクト参加。京都 真田紐師江南、歌舞伎役者中村橋吾氏とコラボし製品づくりを開始
◆2020年 御殿場支え愛PJと結びの和プロジェクトJが『日本ラオス外交関係樹立65周年記念事業』の認定を受ける。 


HP…………… https://www.support-women.net/
Facebook……… Support for Woman's Happiness
インスタグラム……… https://www.instagram.com/support.woman.happiness/

  • 2021/06/06 09:00

    幸せを呼ぶ青い花農園を応援くださり、ありがとうございます!梅雨に差し掛かり、気温も上がってきましたね。ご支援のリターンにチョコレートが含まれていますので早めの配送を実施することにいたしました。お花、チョコ、お酒、ラオスの布製品、ポストカード など楽しみにしていてくださいね。

  • 2021/05/23 14:36

    ラオスはロックダウン中で、さらに期間が延長されました。厳しい状況が続きますが、できることを継続していきたいと思います。さて、農園で暮らす障がい作業所ソンパオのメンバーは日々お花の栽培と収穫を頑張っています。3月に収穫5キロ!と言っていたのが、5月下旬現在で乾燥花24キロ(生花240キロ)まで増...

  • 2021/03/21 15:49

    心配していたお花の収穫、乾燥花5キロをこえました!生花で50キロの分量ですね。この調子で頑張りましょう!

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