◆リターンの写真集を50ページ→130ページにしました!

大変ありがたいことに公開10日にして目標金額を達成することができました。実行委員会一同心より感謝申し上げます。皆様からの温かいご支援にこたえるべくリターンの写真集を130ページに大幅に増ページします。(完全に赤字ですが、皆様のご支援への恩返しになればと実施します。もしお力をお貸しいただければ幸いです。)
※すでにご支援いただいている方も支援額そのままでページが増えます。
※表紙を含めて130ページとなります。


◆展示が豪華になります!
・A4のみを想定しておりましたが、大判の特殊印刷を追加するなど色んな形の演出にトライします。


いただいたご支援はすべて本プロジェクトで活用し、ご支援いただいた皆様に喜んでいただけるようなお返しができればと考えておりますので、引き続きのご支援よろしくお願いいたします。

「100+」プロジェクト実行委員会一同

「100+」プロジェクト実行委員会では、「人の多様性と美しさ」をテーマに100人以上のモデル(プロ・アマ・未経験問わず)を異なる場所で撮影するアートプロジェクト「100+」に様々な方々とともに取り組んでいます。

現在、1年以上かけて95名の作品を制作し終え、いよいよ成果発表として展示会の開催と作品集の制作をしようとしたところ、制作資金が足りなくなってしまったため、「100+」プロジェクト実行委員会主催のもとクラウドファンディングに挑戦させていただきました。

私たちの作品を少しでも多くの方に知っていただきたいという想いと、いつも私たちの作品を見てくださる方々への感謝を込めての初めての展示・作品集の制作になります。

少し長い文章になりますが、私たちが活動を始めたきっかけとプロジェクトへの想いをまとめましたので、最後までご覧いただければ幸いです。

【18歳、右目を失う。】

はじめまして、日ごろ働きながらフォトグラファー・ディレクターとして活動しております、ホリトモヒロと申します。
私は、徳島県鳴門市という人口6万足らずの町で生まれ育ちました。汽車が1時間に1本しかないゆったりとした田舎町で、のびのびと穏やかに過ごしていました。

そんな私に初めて訪れた挫折は右目の視力を失うということでした。

高校3年の冬。右目だけ妙に目がぼやけるものの、センター試験を2ヶ月前に控えており、症状も翌朝には回復していたためそのままにしていました。

ところが、ある日を境に回復しないまま症状は悪化。徐々に遠近感も失い、球技はおろか、1m先から投げられた鍵もキャッチできないほど視力が悪化してしまったところで、ようやく病院で検査を受けることにしました。


「残念ながら円錐角膜※です。」


数万人に1人が発症し、進行性の病気のため視力は徐々に失われ、片目の発症から両目に進行する可能性が高い病気でした。
※角膜が前方に円錐状に突出する原因不明の疾患。患者は進行性の視力障害をきたし、進行すると角膜移植以外に治療の方法がなくなる。アトピー性皮膚炎を持つ人が罹患する可能性がある。

その後専門の病院を紹介してもらいましたが、「移植以外は治らない」中等以上の症状に進行しており、進行抑制治療か角膜移植しか道はないという状況でした。


【無気力な10年と、再起。】

症状の進行抑制治療をするも、すでに視力検査では何も測定できない状況。また、痛みを伴う治療であったため途中で断念しました。いつどこで両目で発症するか分からない不安が常につきまとうことに、徐々に人生を投げやりに無気力になっていき、またそんな自分に嫌気がさす、そんな繰り返しの10年を過ごしました。

転機になったのは29歳の冬に上司から打診された東京勤務でした。

なんとなく生まれ変わるには多分これが最後のチャンスだ、環境を変えないと自分では何も変えられないと感じ、生まれて初めて徳島以外で生活することになりました。

10年間無気力で過ごしていた分、自分でも何が足りないか分からないまま、失ったものを取り返すため積極的に色んな場所を訪れ、色んな人に出会い、会社や団体を訪問し、自分を変える出口を探し続けました。

でも、何も見つけることはできませんでした。

むしろ、みんなスマートな人生と華々しい経歴に自信をもってキラキラと嬉しそうにする様子に、勝手に疎外感や無力感を感じ、やっぱり自分は駄目な奴なんだと、行動すればするほど、また暗い感情に支配されそうになっていきました。

こんなにしんどいなら、もういっそ割り切ってだらだら生きていこうかな。
そんなことをぼーっと考えながら、渋谷スクランブルで道行く人達を眺めていました。

目につくのは変わった人ばかり。

アニメのタトゥーをびっしり入れた夫婦が子どもを抱いて楽しそうにしゃべっていたり、青や黄色の髪のYoutuberがやたら人に話かけていたり、ゴスロリファッションでラジカセを担ぐおじさんが踊っていたりと、周りの目などおかまいなしに、自信に溢れ、楽しそうに振る舞う姿ばかり目で追っていました。

どこか陰がありながらも、自分の好きなことを好きなように表現する彼らの姿に不意に心が動かされ、 私は自然と持っていたスマホで写真撮っていました。

すべてのきっかけをくれた渋谷


スマホのカメラではあったもののシャッターを切った瞬間は、今まで無気力に生きていた自分の心が少し動いた瞬間であり、同時にもっと情緒的に生きていたい、感情を残したい、感動を共有したいと感じた瞬間でした。

撮影したつたない写真を見ながら、漠然と写真が自分を変える唯一の手段なんじゃないかなと思い、何の疑問も持たず手持ちの旅行用カメラを売り、50万円で本格的なカメラ一式を購入しました。


【カメラ初心者がモデル100人を撮る】

人を撮りたい。それもどこか陰があって、それを越えた人の美しさを撮りたい、色んな人に出会って、その中で一番美しい瞬間を残したい。渋谷での経験から写真を始めたときから「人の多様性と美しさ」を撮ろうと決めていました。
そこで、instagramアカウントを作り、色んな人にとにかくDMを送りました。

結果は惨敗。
当然といえば当然ですが、下手くそな風景写真だけのアカウントに返事をくれる人はおらず、そのまま1月が経ち、2か月が経とうとした頃、一人の男の子からモデルを引き受けてくれる返事をいただきました。


とてもとても緊張し、ちゃんと撮れるのか不安で不安で、何度も何度も下見を行い、撮影スポットを探して、テスト撮影を繰り返しました。

初めての撮影は渋谷に決めていました。
うだるような熱帯夜、汗だくになりながら、なんとか3時間の初撮影を終えることができました。
ふとなぜ実績のない自分の撮影を引き受けてくれたのか質問をしてみました。

「モデルになりたいんですよ。」

しっかり目を見て答えてくれた彼の顔を直視できず、「すごいね!」と笑って誤魔化してしまいました。自分が同じ年の頃、挑戦したい夢も将来やりたい仕事もなく、日々ぼーっと過ごしていただけだったのに、この子はちゃんと自分の人生を生きてるということに急に恥ずかしくなったのです。 

彼はこう続けました、

「だから写真を撮ってもらって嬉しかったです。」


私はまた恥ずかしくなって笑って誤魔化してしまいました。ただ先ほど誤魔化した時とは違い温かい感情があふれていました。
写真に映ってくれた人の夢を応援することができたという実感がとても心地よかったんだと思います。
この時、私は誰かを応援するために写真を撮ろうと、そういうフォトグラファーになろうとこの時決意しました。

初めてのポートレート撮影(model:shun)


【「100+」プロジェクト始動】

「モデルになりたい」「役者になりたい」「歌手として有名になりたい」と夢を持つ人

「自分の顔にコンプレックスがある」「自分には何もないから写真を通して生きていることを実感したい」「自分のことを見直すために今の姿を残したい」と生きるために撮影をする人

「あなたの作風が好きで」「一緒に作品を創りたくて」と私のことを知って声をかけてくれた人

撮影の中で知り合ったモデル、カメラマン、デザイナー、メイクアップアーティスト、歌手、学校の先生、学生など様々な職業の垣根を超え、「人の多様性と美しさ」 をテーマに100人のモデルと+αであるカメラマンが作品の展示と作品集の制作を行おうと立ち上がったのが、今回のプロジェクトになります。

「100+」プロジェクト参加者

眼鏡広告のディレクション(model:サジマユウ)

【ネクストゴールに向けて挑戦中】

当初、大幅な資金不足により実施が危ぶまれた本プロジェクトも支援者の皆様のおかげでどうにか実施の目途が立ち、現在写真集の大幅な増ページとして50ページを130ページにするほか、大型の展示を導入するためのネクストゴールに向けての挑戦を行っています。

下の表は展示会と作品集の制作にかかる収入と支出の予算案になります。
(※ネクストゴール用に修正しております。)



【実施スケジュールについて】

クラウドファンディング終了後のスケジュールは以下のとおりです。

2月14日 クラウドファンディング締切

3月13日、14日 宮益坂十間スタジオ(東京都渋谷区渋谷1-10-7 グローリア宮益坂Ⅲ)で開催

4月中  作品集発送

5月以降  徳島県で開催

東京・徳島ともにより多くの方にご覧いただきたいため、展示入場料無料で実施します。

また、資金が集まり、展示の開催、作品集の制作と発送等、すべての作業が終了しましたら決算報告を掲載します。
本プロジェクトではメンバー全員が報酬や交通費等一切の金銭を個人に支給しない完全無償での参画となっており、クラウドファンディング含め展示会・作品集作成を実行委員会主催で実施しているため、集まったすべての支援金を展示と作品集制作に活用します。
余すことなく活用させていただき、残金0円の状態で決算を公開し、本プロジェクト実行委員会は解散することとしております。

着物広告のディレクション(model:ribeca )

【リターンについて】
※様々なリターンを用意しておりましたが、コロナ感染症拡大につき、撮影(写真・映像)に関するリターンの提供を中止いたします。1月14日以前の支援者についてはリターンのとおり対応いたします。1月14日以降については写真集の送付で代替とさせていただきますのでご支援の際には十分ご注意ください。

◆写真集のお渡し◆
100人の被写体の写真集「100+」です。遠方にいらっしゃる方はぜひお手に取っていただければ嬉しいです!
・写真集(A4サイズ 130P ソフトカバー フルカラー)1冊です。
・サポートメンバーとして冊子内にお名前の記載をいたします。
※完成次第のお届けのため2021年4月頃の発送を予定しています。


作品集のイメージ(現在制作中)


【最後に】

最後になりますが、今回のプロジェクトをモデルという形で協力してくれた皆様、励ましていただいたカメラマンの皆様、プロジェクトの相談に乗っていただいた友人の皆様には改めて感謝申し上げます。
何より、支援をいただき、本プロジェクトを達成に導いていただいた皆様には感謝してもしつくせない想いです。

ネクストゴール達成のためこのページをご覧いただいている皆様にお願いがございます。
・SNSでの拡散をお願いします。
・学校や職場、家庭で話のネタにしてください。
・1冊で結構ですので作品集の支援をお願いします。

皆様のお力添えが、私たちが一歩踏み出す勇気になります。
どうか、どうかよろしくお願いいたします。

長い文章を最後までご覧いただきまして本当にありがとうございました。心から感謝いたします。


「100+」プロジェクト実行委員会一同


◆「100+」プロジェクト実行委員会(主なメンバー)

【会 長】

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【副会長】

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【委員】
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インスタはこちら

インスタはこちら                             photo by真岡そら

FAQ

Q.展示会の入場料はいくらですか
A.たくさんの方にご覧になっていただきたいため無料で開催します。開催に係る経費はすべて自己資金とクラウドファンディングの支援金で賄います。

Q.個人で実施しているのですか

A.事業の主体は「100+」プロジェクト実行委員会のためクラウドファンディングや展示の主催も同委員会となります。

Q.支援金は誰が取り扱いますか。
A.いただいた支援金は展示及び作品集に係る費用のみに活用されるため、その他の費用や別の目的に流用されることはありません。本プロジェクトにおける委員への報酬や交通費等も一切ございません。目標金額を超えるご支援をいただいた場合は、作品集のグレードアップに活用されるためすべてのご支援を本事業で使い切ります。また、本プロジェクトに係る支援金等については、上記主なメンバー以外の実行委員会メンバーが責任をもって取り扱います。

Q.支援後のキャンセルやプランの変更はできますか?
A.サイトの仕様上、支援後のキャンセルやプランの変更はできません。よくご検討の上、ご支援ください。

Q.支援方法について
A.支払い方法は、クレジットカード払い、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済、PayPal、FamiPay、PayPayが利用できます。

システムの仕様上、ご支援頂く際のお支払方法が最終日前日18時以降より制限され、クレジットカード、キャリア決済、PayPayのみでの、ご支援となります。

その他、クラウドファンディングに関わるご質問につきましては、
CAMPFIREヘルプページをご覧ください。

※ページ掲載写真・動画は自身の写真を除きすべてホリトモヒロが撮影・制作したものです。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください