龍野城下町 町並み継承シリーズ! 百棟以上ある城下町の空き家になった古民家を再利用し、城下町らしい町並みの復活、暮らしの継承、起業家の育成を通じて、全国からの移住者と来訪者を増やす目的のプロジェクト。今回は大正時代から女医が二代続いた「旧中川邸」の立派な旧診療所を多世代交流の場にするプロジェクト!

プロジェクト本文

「龍野城下町 町並み継承シリーズ!次は多世代交流カフェ~旧中川邸~をオープンします!」 

 

はじめまして。兵庫県たつの市龍野町で城下町の町並み継承を通じて城下町の暮らしや日本人らしい作法を継承する取組をしております”NPO法人ひと・まち・あーと”です。


私たちは2007年に発足した団体ですが、2013年頃から『「ひと」と「まち」を「あーと」でつなぎ、龍野の城下町を100年先に残す』ことを目標・理念に掲げ、価値がないと思われている空き家・古民家を有効活用しながら、城下町らしい町並みの復活、起業家の育成、そして全国からの移住者と来訪者を増やすべく活動をしております。


 今回は古民家を活用したプロジェクトとして、大正時代から女医が二代続いたという「旧中川医院(旧中川邸)」を、子どもからお年寄りまでが気軽にコミュニティーの場として利用できる”多世代交流の場”として、再生させるプロジェクトを行いたいと思います。

 すでに外装から順に工事を着手しておりますが、大きな建物であるため、まだまだ費用が必要な状況です。そこで今回のプロジェクトに応援して頂ける皆様の支援を募らせて頂きたいと思いますので、皆様の温かいご支援よろしくお願いいたします。

 

もくじ

1.このプロジェクトで実現したいこと
2.城下町 龍野とは?
3.旧中川邸(旧中川医院)とは?
4.これまでの町並み継承活動
5.応援団の皆様
6.資金の使い道
7.リターンについて
8.起案者情報

1.このプロジェクトで実現したいこと
「城下町 龍野の町並み・気質を、未来(子どもたち)へ引き継ぐ拠点として旧中川邸を『多世代交流カフェ』にします!」

わたしたちは、城下町の活性化に関する活動において、重視しているポイントがあります。それは城下町の住民の暮らしです。

町並み保存の現場では、建物外観や構造など物理的な部分が重視されがちです。しかし建物の外観や仕様は、その地域の気候を背景とした、生活習慣や年中行事などの暮らし・文化によって決まります。その建物の連続が町並みなのです。

100年先に町並みを引き継ぐにあたって、本当に必要な事は、町の暮らしと文化を引き継いでいく事だと考えます。

現在の龍野は、城下町の南側での田畑地帯の分譲地化も影響し、Uターンや移住などで、新たな若い家族が増えてきております。それは同時に龍野をまだよく知らない、知り合いも少ないという人も増えていることになります。

そこで、今回のプロジェクトを達成することで、おじいちゃんおばあちゃん、子育てするパパママ、中高大生に自然と繋がりが生まれ、繋がりの中で日々の暮らしに含まれる文化や気質、礼儀作法が自然と学んでいけるような場所をつくります。

 


特に力を入れたいのは「暮らしの中にある“互いを尊重する自律した精神”」

龍野の城下町の住民には、近所付き合いや日々の暮らしの中で、立振る舞い、言葉遣い、身嗜み等の作法が自然と引き継がれてきました。「家の前を毎日掃除する」「道端のゴミを拾う」「通り沿いに洗濯物を干さない」など、当たり前の様で、実際にはなかなか出来ないことが、当たり前に営まれる城下町龍野の暮らしです。

城下町という限られた狭い地区の中で、“私”をしっかり持った上で、“公”と“隣人”とのバランスを取りながら、それぞれを尊重し、共存してきたからこそ育まれた作法なのではないでしょうか。城下町は自律した市民によって守られてきました。

私たちは旧中川邸を、町に住む高齢者から赤ちゃん世代までの架け橋にしたいと思っています。
具体的には、茶道・書道・華道などの体験を通じた作法教育のほか、けん玉や囲碁・将棋などの昔からある遊び、山などの自然を活かした遊びなど、体験と経験を繰り返すことを心掛けて取り組みます。

そして子どもの親世代にあたる私たちも「背筋を伸ばして座ること」「お辞儀や挨拶をすること」「靴をそろえること」など、今の暮らしの中で忘れていることはないだろうか?と問いかけながら、共に学んでいければと思います。

 

 

↑起案の主要メンバーも含むゆかいな仲間です。

 

2.城下町 龍野とは?

 兵庫県南西部(西播磨)にあります。人口はおよそ7.6万人(2017年5月現在)。南北に一級河川・揖保川が流れており、地場産業としては、「淡口醤油」発祥の町、「揖保乃糸」に代表される素麺、龍野レザーと言われる皮革産業が有名です。
 旧龍野の中心地であった、龍野城の麓の城下町は南北に約2km、揖保川と鶏籠山(けいろうざん)を中心とした山々に挟まれています。戦後間もない頃までに開発の余地がないほどに発達したため、高度成長期の開発は、揖保川の対岸を中心として行われ、城下町の美しい町並みは天然でその姿を残してきました。

 

 
3.旧中川邸(旧中川医院)とは?

明治初期、女性が医師になることが困難な時代、兵庫県下で最初の女医となった「横山醇さん」 、「中川大さん」ら4名は、龍野の地で病気で苦しむ人を救うために医者になることを決心し、上京します。

全国的にほぼ全ての医学校が女子の入学を禁止している中、医学校に進学した 横山醇・中川大さんらは、女子学生が不当な扱いを受けながらも、「医師になりたい」という強い思いで学問に打ち込んだと言われています。4名とも、医師免許状を手にし、故郷の龍野で開業します。

当時、姫路でも赤十字病院の看護婦の中から7名、ナイチンゲール賞を受賞したこともあり、東京などを除いた、地方からこれほど女医や名誉ある看護婦が生まれることは、学校の教授が龍野という土地に興味をもって視察に来るほど大変珍しいことであったとされています。

▼当時の医師免許記録

中川邸の初代持ち主 中川大さんは、当時出産は産婆さんがお手伝いする程度で、医師が医療として扱うことがあまり認められていなかった時代に、産婦人科を中川医院で始めました。中川医院付近には、兵庫県初の幼稚園「龍野幼稚園」と、横山醇さんが開院した兵庫県初の女医による小児科、全国的に非常にまれであった保母のための学校などもあったとされています。
これらのことから、この龍野の地は、女性が安心して子育てができ社会的な活躍もできる文化がある土地であったのではないかと考えられています。

 

▼中川邸の工事前の様子

▼中川邸の工事中の様子

 4.これまでの町並み継承の活動事例

わたしたちは、現在も様々な活動を地道におこなっています。
これまでの活動事例について、一部をご紹介したいと思います。

-古民家等の有効活用【建物関連】‐

▼コミュニティBAR ふるさと(飲食)2016年4月オープン

最後の龍野芸者が半世紀にわたって営んだスタンドバーを協力的所有者と有志によるクラウドファンディングによって復活させた龍野の歴史と文化とひとをつなぐ場所。移住者と地域住民をつなぐイベントマスター制度や、100年前のレシピを復活させた焼き穴子丼などの日替わりランチショップなどを実験的に運用中。

【Facebook】https://www.facebook.com/bar.furusato/

 


▼あがりがまち(案内所)2017年1月オープン
揖保川沿いの観光駐車場の近くに位置し、城下町に訪れるひとへの案内所として機能。龍野のまちで行われるイベント情報を集め、レンタルスペース活用も行っている。設計施工は池尻殖産株式会社が町家リノベーション事例のショールームとして担当。





▼自家焙煎珈琲 わのわ 2017年2月オープン

家主の理解を得て明治時代の町家を借り受ける。脱サラしたオーナーが、夢だった自家焙煎珈琲店を開業。近隣のおばあちゃん達と下校途中の高校生が気軽に立ち寄れる場として歓迎され、毎日通う常連さんも生まれている。

 

▼じょんの庵 2017年6月オープン。

元々は龍野城内だった山裾のお屋敷に小粋な料亭。大阪・寺田町の名店「小料理じょん」のジョンさん夫妻が移住と店舗移転を行いました。ひとまずはランチ営業のみで蕎麦屋として運営。日本人より日本人らしいアメリカ人料理人ジョンは城下町龍野の名店と言われる日は近い。

 

 

 

 

-地域活性化の企画・運営等の実施【ソフト面】-

龍野城下町むかしみらい学校 2014年12月~

龍野城下町の店舗オーナーと出店や移住を検討している人の交流と学びの場としてスタートした。まちの記憶の蓄積をテーマに、住民の記憶を動画で残す活動も開始。



 

わらしべ市運営 2016年3月~

城下町内の生鮮食料品店の廃業に伴う買い物難民対策としての運営開始。すぎな園という福祉施設の利用者もボランティアとして加わるほか、多様なボランティアによって支えられる活動に成長している。

 





たつの観光プロモーション事業 2015年4月~
甲冑を着るなどの体験型プログラムの企画・運営を甲冑を愛する武魂盛隆士隊と連携してスタートさせ、「たつの観光プロモーション事業」をたつの市補助事業として展開している。「サムライコードが残る町」というキャッチコピーのもと、茶道や味噌づくり、寺ヨガなど、城下町の暮らしを垣間見れるような体感型プログラムを複合的に展開する。


 

5.応援団の声
●吉田純一さん(九濃文庫 店主)

「その頃の「中川医院」界隈」
60年前。昭和32年。僕は、小学校5年生。
裁判所を南へ、上霞城、立町と下がって行くと、東側通りのお店屋さんは、平松たばこ店、木村文房具店、中華そばの播磨屋、古谷時計店、前田表具店、平松骨董店、福武ラジオ店、共同印刷、池内メガネ店、石原菓子店、橘自転車店、角に長野菓子店が並んでいた。西側には小学校の南に、江藤の洗い張り屋さん、仕出しの山吹、本田食料品店、丸山呉服店、お茶の集鳳堂、見満折箱店、森崎生花店、その隣にハイカラな建物の中川医院、そして高嶋算盤塾、文房具の至誠堂、玉木の散髪屋、三村不動産がありましたね。(お店の各称等、差異があるかも知れません。)

こうして、築100年を越える、中川医院が外観をそのままにして、内部を多世代の人が集へる、新しい交流の場へと生まれ変わって行くということは、何と嬉しいことだろう。

この町に住む人達の色んな知恵が実って(時間はかかるでしょうが)未来につながって行くことを願います。

僕も、これから20年は、その行く末をじっと見守ってゆきたいと思います。

●おおかまなおこさん



なぜか洋館や古い建物、お寺さんに惹かれた 変わったこどもだったわたし。
ざっと思い出すだけでも当時、龍野の町には、ココロに残る洋館がありました。
中川医院や旧龍野醤油同業組合事務所のほか、龍野警察署、中央公民館、醤油資料館、醤油資料館前の銀行跡、川原町のカメラ屋さん等イロイロ。

こどもにも古めかしく怖さまで感じる建物が、小学生のわたしには、とても新しく感じ、古いものなのか 古い建物を真似てあるものかも分からなかったが、こころ惹かれた素敵な洋館。

成長とともに、古く馴染みのある洋館や貴重な建物は潰され、時に想い出し愛おしく思うこともあった。

また時は経ち いま龍野のまちでは、古い建物を保存しようとする動きが目まぐるしく高まっている。
町の区割りや古い建物の現存率が高いことを知り、壊されて行った貴重な建物たちを惜しむ思いもより大きくなる。

もう一度造りたくても造れない 思い出と歴史が詰まった 価値の高い魅力ある建物。造れなければ これ以上減らさないために 保存するしかない。

保存するには 人が入り、風を通すことの大切さ。

いま時を超えて、活用し保存しようという動きがはじまっています。世代を超え、おもいでの詰まった場所に知っている世代から、知らない世代までが集い、引き継がれていくために。

そのひとつが 中川医院です。 とても素敵な歴史ある建物。

当時の龍野のまちが、豊かであったことも、建物の造りから、自然と感じ取れます。記憶のある限りでは、ずっと門の閉まっていた 中川医院。
皮膚科として役目を一旦終えた その先代は産婦人科という ストーリーの詰まった建物。


わたしの母によると 自宅出産が主だった時代 いまは亡き祖母の出産の際、中川医院の先代先生が自宅にきて母を取り上げていただいたそうな。
その後も、皮膚が弱く 何かと小さな頃から よく診ていただいたそうで中川医院の女医さん2代には、大変お世話になったとのこと。


また、わたしも小さな頃、山茶花の毛虫にやられたとき、お世話になったことも母の話で、はじめて知ることができました。
先生は、賢くしっかりされた方だけど、気さくに話せる優しい方だったそうです。

また、中川医院は入ったところに座敷の待合室があり、いま思えば、とても感じの良い場所だったとのこと。
この歴史ある大切な建物を多世代の人が集い活用したくさんの人が入り感じ引き継がれ永く龍野のまちに遺せるよう、自分のできることで応援していきたいです。

赤ちゃんから ご年輩の方まで、そこに集うひとが 大きな家族のように、おたがいのいいとこを分けあいっこしちゃえる場所になりますように。
そして龍野の町がより良くなるキッカケが生まれる場所になりますように。

 

6.資金の使い道

旧中川邸は、敷地200坪・建坪120坪という、大きな物件です。
今までも様々な古民家に関わり、DIY等で取り組んで参りましたが、
この大きさの物件となると、DIYにも限界があり、顕著に工事額が多額になります。
1期~3期(もしくは4期)に分けて進めないといけない物件です。

今回は第2期工事で必要な資金について、皆様からご協力を頂きたいと思います。

●第1期工事

(門扉・玄関・屋根棟の外装を中心とした工事)

【 期間 】~2017年3月(完了済)

【 総額 】6,000,000円

【資金計画】自己資金(借入金等):3,000,000円
      補助金等      :3,000,000円

 

●第2期工事 ※今回の募集対象
(1階のメインスペース・キッチン棟、内装を中心とした工事) 

【 期間 】2017年5月~8月末まで

【 総額 】12,000,000円

【 内訳 】工事費:11,000,000円、設備備品:1,000,000円

【資金計画】自己資金(借入金)  :3,000,000円
      補助金等       :4,000,000円
      クラウドファンディング:5,000,000円

 

●第3期工事(場合によっては第4期工事も。。。)
(1階奥の内装、蔵、裏庭造園等)

【 期間 】2018年1月以降に着手できれば(資金の目途がつけば…)

【 総額 】5,000,000円予定

 

7.今回のリターン品(提供商品とサービス)


●旧中川邸オリジナル絆創膏
細かな仕様・デザインは検討中

※下記はイメージ図。

 

●旧中川邸内の壁面にかける木札
支援者のお好きな名前をお書き頂き、中川邸内に設置させて頂きます。
サイズ:smallサイズ(縦20cm×横10cm)、mediumサイズ(縦25cm×横12cm)
    bigサイズ (縦30cm×横15cm)


※下記はイメージ図 

 

●旧中川邸オリジナルタンブラー
細かな仕様・デザインは検討中 

※下記はイメージ図


●開館記念ストーリーブック
今回のプロジェクトの経緯をまとめたストーリーブック
サイズ:A5サイズ(ページ数未定)

※下記のイメージ。参考:Bar「ふるさと」冊子。





●共通利用券
旧中川邸にて、施設や飲食ご利用できるお得な券。
※イメージイラスト



8.起案者情報

【団体名】
 ・NPO法人 ひと・まち・あーと 代表理事 畑本康介

   たつの市龍野町日山437

          HP:http://npo-hma.net/

          FB:https://www.facebook.com/npohma/

 ・株式会社 緑葉社  代表取締役 畑本康介

   たつの市龍野町下川原29番地1

    FB:https://www.facebook.com/rejokamachi/


 ・一般社団法人 はりまのこ  理事長 前田学

   たつの市龍野町立町38番地

    FB:https://www.facebook.com/harimanoko/


【プロジェクトのメインメンバー】


 

[前列左から]芝田有希、山本梨加

[後列左から]堀良尚、畑本康介、アーデン歩、加藤貴子、蓬莱淳

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