NEXT GOAL挑戦中です。
北海道芦別市の大橋さくらんぼ園
全国の皆さん、こんにちは。北海道の大橋さくらんぼ園です。


黄金の活きた土づくり
私たちは40年以上にわたって、栽培中の化学肥料に頼らず、
微生物と堆肥で『黄金の活きた土づくり』にこだわり、
栽培しつづけているさくらんぼ専門農園です。


3年続きの打撃

大橋さくらんぼ園は『さくらんぼ狩り』がメインの観光農園です。
さくらんぼ狩りの時期(7月と8月)には毎年15,000人~20,000人のお客様がご来園くださいます。
割合としては海外の方が5割、北海道のお客様が4割、そして本州のお客様は1割の割合です。

しかし今年は海外と本州のお客様はコロナの影響で来ていただくことが出来ませんでした。
本州と海外のお客様で6割を占めているので今年のこのコロナの影響は大橋さくらんぼ園にとって、
とても大きな打撃となりました。

ご存知の方もおられると思いますが、お客様の減少によりさくらんぼの廃棄を危惧し6月に急遽クラウドファンディングでご協力を仰ぎました。その節は多くの方々にご支援いただき大変嬉しかったです。

しかし通常はお客様がご自分で摘んでいただくさくらんぼをお客様が来られないとなると大量のさくらんぼを自分たちで摘まなくてはなりません。急いで1月頃から摘み手の方を短期アルバイトで募集し、なんとか人数だけは十分集まったのですが、さくらんぼの収穫の方法を初めての方に理解していただくのはかなり難易度の高いものでした。

ちょっとした色の違いで糖度は5度以上変わってしまいます。また、収穫時期によって同じ色でも糖度は10度以上変わってしまいます。さらに困ったことに60種類あるさくらんぼが全部熟した際の色具合が違うのです。

何とかさくらんぼの廃棄は免れましたが、かかった人件費は通常の2倍以上かかってしまう結果となりました。

2020年6月放送UHBみんテレ


8月7日の台風直撃

そして、さらに追い打ちをかけるように8月7日の台風の直撃。その強風は約20年以上の昔に一度経験したことのある、とても強いものでした。

アーチがみるみる内に上から押し付けられるように風で潰され、その被害面積は当園の畑の面積の4分の1(約1.3ヘクタール)となりました。まだ確定はしておりませんが、その被害額はアーチ代と修繕の為の人件費でおおよそ600万円ほどになると思います。

台風が直撃した8月7日は、畑にはまださくらんぼが実っていたのですが、アーチが倒壊し雨にあたって割れてしまったため、”さくらんぼ狩り”もやむなく終了せざるを得ない状態になってしまいました。


今年こそは!と思っていた理由

大橋さくらんぼ園のスタッフ全員が『今年こそは売上を上げたい!』皆がそう切に願っていました。

それは、昨年(令和1年)と一昨年(平成30年)の2年連続で大不作だったからです。原因は春の霜によるさくらんぼの雌しべの壊死でした。


ここ10年ほど温暖化の影響で3月入ると、とても暖かい日が幾日も続き雪解けがとても速いのにはびっくりします。雪がとけるだけなら農家にとっては嬉しい事なのですが、この時期に暖かい日が多すぎると、さくらんぼも一気に生育が進み花芽も開花の準備に入ります。

そして真冬なら零下20度くらいまで耐えれるさくらんぼも高温の影響で生育が進んでしまうとマイナス2度~3度くらいで50%、マイナス5度だと限りなく100%近くの花芽が枯れてしまうくらい寒さに弱い体質になります。


もちろん暖かさが雪解け以降ずっ~と続いてくれれば霜の被害はないのですが、3月から4月上旬まで温かかった気温が4月中頃になると一気に寒い日が続き始めてしまうのです。


そのため、一昨年(平成30年)は平年の55%くらい、そして昨年(令和1年)は平年の60%くらいの実のなり具合となってしまいまい、売り上げもそれに伴いかなり減少してしまいました。


霜の影響で実の量が半分ほどに・・

一昨年もそうですが昨年度は特に、何度も何度も金融機関さんと話し合いの機会を持ち、多額の融資を受けることになりました。


『今後は何が何でも売り上げを上げてください!』『気温のせいにはしないで下さい・・・』『霜が降りても被害に遭わない仕組みにしてください!』話し合いの機会があるたびにそう叱咤激励されました。


確かに借り入れたからには返済を必ずしていかなければなりません。『天候の影響で返済できません・・・』は金融機関さんには通用するはずはありません。

そのため霜を防ぐ方法を各関係機関にも相談しながらいろいろ調べ、最終的にたどり着いたのが、当園の特徴でもあるビニールハウスを通常よりも2カ月早く(4月上旬)被覆し、そして畑中に灯油の入った斗缶を配置することでした。

霜注意報がはいれば一晩中燃やし続ける事で霜を防ぐ策を今年度から実施し始めたのです。


『これで一安心!』『これで、やっと売り上げを確保できる』『今年こそは、1年間の私たちの努力が実って欲しい!!』と、スタッフ共々皆で願っていました。

しかし・・・そんな、みんなの思いもコロナの影響を受け、その願いは叶いませんでした。

さらに4分の1にも及ぶハウスアーチの倒壊でその夢は完全に消し去られてしまいました。

1年に一回の収穫の時期、もちろん収穫が1年に1回ということは売り上げもこの時期だけ。

今も、どんなに雪が降ってようと、風が強かろうとスタッフたちはさくらんぼ畑で剪定作業をしています。

『1年に1回の収穫を大成功で締めくくりたい・・・』『こだわりの農法で育てられたさくらんぼが沢山実って、大勢のお客様に笑顔になってもらいたい。』そして『スタッフ達にも1年間の努力をねぎらい感謝を言葉だけではなく給与で反映してあげたい・・・』でも、3年間我慢させ続けてしまっています。

現在売り上げが3年連続で落ち込んでしまったうえにハウスの補修に多額の出費をしなければならない状況となっているため、今回クラウドファインディングでご支援いただいた資金は潰れてしまったアーチの交換・補修代に使わせていただきたいと思います。

そして、応援して下さる皆様からの温かいご支援を受けることにより、明るい光がスタッフ達の心に輝くことを願っています。


 被害の内訳

平成30年 霜害 被害額 約3500万円
令和1年 霜害 被害額 約3000万円
令和2年 コロナ被害 被害額 約2500万
     ハウス倒壊 被害額 約600万


 ご支援いただいた資金の使い道

来年の夏までにはハウスを修繕しなければなりません。その修繕費の一部として使わせていただきます。そしてコロナ対策を万全にし、お客様も安心して来ていただけるよう集客が回復するように全力を尽くします。



完熟フルーツで至高の味を! 

いつも思ってきたこと。
それは『超完熟の味を知っていただきたい…』
でも今までは完熟100%になると柔らかくなってしまい輸送することが難しく皆さまにはお届け出来ませんでした。
『なんとかこの美味しさをお届けしたい・・・』と考えた末、たどりついたのが『収穫してきたものを急速冷凍する!』ということでした。限界まで完熟させた、至高の味を皆様にお届けします。



リターン商品

・訳あり冷凍さくらんぼ赤ミックス(1kg)
大橋さくらんぼ園で栽培している60種類の中から6~8種類厳選しお入れしました。
南陽、紅秀峰、佐藤錦、勝(ほまれ)錦※勝錦は当園オリジナル品種です。その他数種
『訳あり』なので形の変形、色が薄い物、実が割れている物が入っています。

    

・大橋さくらんぼ園の詰め合わせセット

・冷凍さくらんぼ赤ミックス(160g×6個)
・果樹園のさくらんぼチーズタルト(420g)
・さくらんぼゼリー(5袋)


・冷凍佐藤錦スペシャル
さくらんぼと言えば佐藤錦と思われる方も多いと思います。
その佐藤錦を樹上で完熟させたものを急速冷凍しました。
極上の佐藤錦味をお楽しみください。


・作業体験(生のさくらんぼと温泉券付き)
大橋さくらんぼ園での作業体験及び、収穫体験(さくらんぼ狩り入園券)、同市温泉の入浴券、当園で収穫・選果したさくらんぼをプレゼント(発送)。※詳細はリターン商品に記載されています。今回初の試みとなります。ぜひともご覧ください。


最後に

大橋さくらんぼ園の理念は『笑顔をつくる』『思い出をつくる』『感動をつくる』『人をつくる』です。
最高のおもてなしでお客様に『笑顔に』なっていただき、お客様一人一人の休日のひと時が『最高の思い出』になることを願っています。
そして私たちの作るさくらんぼを召し上がった際にはその美味しさに『感動』していただける事を願いつつ、日夜こだわりの農法に取り組んでいます。感動していただけるほどのさくらんぼに育てるには、それだけの努力が必要です。どんなにつらくてもスタッフ一人一人がお互い励まし合いながら、お客様に喜んでくださる笑顔を思い描きながら1年間作業しております。


私たちはお客様に喜んでいただける、このこだわりの農法でさくらんぼを作り続けていきたいです。
どうぞ、これからもお客様の笑顔を見れるよう、そしてその為に働くスタッフたちの笑顔を今後も見ることができるよう、どうか皆様のお力をお貸しいただけると幸いです。

(有)大橋さくらんぼ園 大橋 正数


 







作物づくりへのこだわり



観光農園のこだわり

大橋さくらんぼ園スタッフ

               

観光農園詳細情報               

〒079-1371

住所 北海道芦別市上芦別町469番地

会社名(有)大橋さくらんぼ園

営業時間 9:00~17:00

     さくらんぼ狩りの時期 9:00~17:00(最終入園16:00)7月上旬頃~8月中旬頃まで

     果物狩りの時期 9:00~16:00(最終入園15:00)8月中旬頃~10月上旬頃まで

※収穫期は天候によって前後変動いたしますのでお電話などでお問合せの上、ご来園いただく事をお勧めしております。

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