このプロジェクトについて



【目標金額 300万円達成、ありがとうございます! NEXT GOALに挑戦します!!】

古新舜監督の最新作『いまダンスをするのは誰だ?』(略して『いまダン』)を製作したい、という想いの実現のため、貴重なご支援を届けてくださり、誠にありがとうございます。

今回の達成は、このプロジェクトの中心となっているパーキンソン病患者当事者のメンバーに自信と勇気を与えるものです。100人以上の方からご支援をいただけたことは、この映画の特徴である劇場上映後の自主上映会や企業内研修の実施に対するご理解もいただけたのではないかと考えます。

皆様との絆を強く感じております。心より感謝申し上げます。

本クラウドファンディングは、2021年3月31日までチャレンジを続けております。
そこで、「NEXT GOAL」としまして、1,000万円を目指して挑戦します!
次の目標達成後には、皆様がご存知な有名な俳優さんをお呼びしたいと思います。
どんな方がご出演されるか、ぜひご期待ください。
引き続き、温かい応援、ご支援のほど、何とぞよろしくお願いします!
(PD就労促進プロジェクト一同&映画監督古新 舜)


働き盛りの今、突然進行性の神経難病を発病しました。

 俺は、都内で働く44歳のサラリーマン。妻と娘と暮らしている。
 毎日、仕事に追われて正直疲れている。
 娘はダンス動画ばかり見て、俺とは口も聞いてくれない。
 14歳の女の子ってそんなものか。娘の気持ちはよくわからない。
 妻とは娘の話で、家にいてもおもしろくない。
 家族の為に働いているのに、俺の居場所はどこにあるんだろう。
 今は仕事帰りのラーメンと、趣味のカメラが生きがいだ。今週末も撮影に行く。

 最近、どうも体がおかしい。疲れているのか、歳なのか……もう俺も中年だもんな。
うまくカメラのシャッターを切れないし、仕事のミスも増えている。そういえばこの前なんて、手が震え出したんだ。


 ……そんな彼が宣告された病名は「パーキンソン病でした。



ここから物語が、始まります。

 マイケル・J・フォックス、モハメド・アリ……彼らは若年性パーキンソン病当事者です。
 彼らの姿はテレビなどで見たことがあると思います。
 現在、日本には20〜49歳までのパーキンソン病患者が1,340名いる、と言われています。(平成30年度末厚生労働省調べ)ただ、この数字は重症度3以上かつ特定疾患受給者証を取得している方々です。重症度3以下の方々を含めると数万人はいると考えられています。テレビの世界だけでなく、現実にも同じ電車の車両に、職場に、パーキンソン病の方はいるかもしれません。

 進行性の神経疾患、完治の方法はない……でも、仕事は続けないといけない、家族を養わなければいけない。悩みや不安が押し寄せてきます。手は震え、体はどんどん今までの自分ではなくなっていく。その不安とともに彼らは生きています。病名を隠しながら仕事をしている人もいます。病状の進行とともに職場を離れざるを得ないという現実もあります。

 この映画では古新舜を監督に迎え、当事者たちが製作に携わり仕事と家族、そして病気と向き合う姿を描いたストーリー編と、実際の当事者に取材を行ったドキュメンタリー編の二部形式で映画をつくっていきます。

 パーキンソン病を描いた、日本では初めてのストーリー(フィクション)映画のため、当事者をはじめ医療従事者の方々からもぜひ見たい!と言う声があがっています。

 病気が人生に及ぼす影響をマイナスとしてだけ捉えるのではなく、どのようにしたらプラスに変えていくことができるか……?
 抱えるものが多くとも、ひとりひとりの人生を歩んでいかないといけないこの現代社会をより良く生きるには……?

 家族、友人、職場の方々と映画を通じて対話が生まれることを願っています。

 実現のために、是非皆様のお力をお貸しください。


プロジェクトをやろうと思ったきっかけ

 発起人である委員長の松野は、パーキンソン病を患いながら10年間働いた時に、上司とのコミュニケーションに難があると感じていました。そのため働きにくさを解消することが出来ませんでした。2019年6月に京都で開催されたWPC(世界パーキンソン病学会)にて欧米の明るい当事者の方々と出会い、その充実したサポートを知りました。働きにくさを変えるには、映像を通してパーキンソン病を多くの方々に理解していただくことがその第一歩だと考え、映画を製作することを決意しました。

映画が社会を変えるきっかけに

 私がたった一人で始めた映画製作ですが、多くの人々を巻き込むことでみんなの夢となり、その夢が形となりつつあります。しかし、多くの企業の方々と会うことで、企業に就労している障害者にまだまだ光が当たっていないということを再認識しました。私が勤務していた会社でも障害者差別解消法の対応のため利用者やお客様対応に注力していましたが、仕事をしている障害者に対しては多くの社員が無関心であり、会社としての仕組みもなく管理者の個人技に任されていました。ある運輸会社でも身体障害のお客様の対応の仕組みはありますが、残念ながら神経・精神障害のお客様に対応する仕組みはなく、就労している障害者に対しても無関心レベルでした。

 このような状況で働く障害者は漠然とした差別を感じるのではないでしょうか。日本人は建前で差別しないと言いますが、本音で無関心であれば、障害者は差別されていると感じるのではないでしょうか。これでは気軽にカミングアウトすることが出来ないのではないかと思います。働きにくいままではないでしょうか。私も会社勤務の時には一部の方にしかカミングアウトをすることが出来ませんでした。いま、この映画の製作に携わる中で、パーキンソン病になったからこそ映画という夢が実現したと思えるようになりました。人は想いや夢を実現することで無関心という差別の壁を打ち破ることが出来ると思います。

 この映画を完成させ上映することで、無関心の状況を変え、障害者と健常者が共生する社会の実現の第一歩としたい。それが日本の社会を変えるきっかけになると確信しています。コロナ禍で明らかとなった医療を始めとする日本の課題や問題を取り組んでいく上でも、いま私たちが変わらなければ世界で取り残された国になってしまうでしょう。私たちが変わるきっかけになる映画にご期待ください!

              PD就労促進プロジェクト実行委員会 委員長 松野 幹孝

PD Cafeとは?

 PD Cafeはパーキンソン病の方のための運動継続プログラムです。PD Cafe代表の小川順也は理学療法士として2015年まで国立精神・神経医療研究センター病院で働いていました。パーキンソン病には運動療法が効果的であるが、運動症状が軽度の方が継続して続けることが難しい現状があったため病院を退職してPD Cafeを全国に広げている。運動だけではなく、つながりもとても大事です。

 パーキンソン病と診断されると家族や職場や友人関係でも孤立感を味わうという声を聞きます。そんな中、同じ境遇の方々が集まり様々な悩みやその解決方法を話せる場を作り、病気になっても自身のやりたいことを叶えられるコミュニティが必要と考え、PD Cafeを運営しています。PD Cafeでは、当事者による様々な活動が行われていました。

PD Cafeの運動教室の様子

 その中でも、松野さんはご自身でウォーキングの会を主催したり、運動教室を開催したりととても精力的に活動してくれていました。次はどんなことをしてくれるのだろうか? と思っていたら、映画を作りたい! と言ってきました。正直、驚きました。しかし、これこそがリハビリテーションの本質だと感じました。リハビリテーションは「その人らしさを取り戻す」という意味があります。まさに、松野さんはご自身の経験から映画を通して社会を変えたい!そう思って行動し始めました。 PD Cafeでは松野さん以外にも積極的に活動している方々がたくさんいます。このプロジェクトを達成することで、パーキンソン病、そしてそれ以外の難病の方々への希望になると思っています。


なぜ「ダンス」?

 パーキンソン病治療薬には、「ジスキネジア」(身体が勝手に動く)という副作用があります。委員会のメンバーの経験で、ジスキネジアが起きているところを見た職場の上司から「なぜ踊っているんだ?」と言われたこと、ダンスがリハビリの一つとなっていることがあり、物語の一つのキーとして「ダンス」を取り上げています。(PDダンス監修:マニシア/振付家・ダンサー)


監督・古新舜の映画製作への想い

 監督の古新舜は、ロサンゼルスJFFLA「最優秀脚本賞」、山形国際ムービーフェスティバルW受賞など、多数の映画祭受賞歴のある監督ですが、東日本大震災を経て、自らが手掛ける映画作品は、メジャー作品のように原作が出ている作品の映画化ではなくて、マスメディアやメジャー作品では扱われないような社会性のあるテーマを取り上げた作品を創り上げる監督でありたいと志すようになりました。

東日本大震災直後にボランティア活動に入った福島県南相馬市東日本大震災直後にボランティア活動に入った福島県南相馬市

 私たちは、豊かさを追い求め、金銭を増やすことに盲目的になり、命のありがたさや自然・動物への畏敬の念を長らく欠いてきた時代が長かったと感じます。そのために、力が弱いものが社会の端っこに追いやられ、孤立や鬱、自死などの社会問題が令和の時代に根深く存在していると思います。
 だからこそ、監督の古新が伝えていきたいのは、生きるということはは様々な命によって生かされているという感謝の気持ちなのです。それは人間だけではなく、犬や猫、動物や自然、様々な存在全てに対してのありがとうの気持ちなのです。

長編初監督作品「ノー・ヴォイス」(2013年公開)
 犬猫の殺処分問題を扱った本作は、ペットショップで値段を付けて売られている犬や猫が多数ある反面、保健所に連れてこられ、約1週間後にガス室で殺処分を受ける犬猫の数が多数いる。一つひとつの命は平等であるはずなのに、人間の身勝手さや欲望で苦しめられる命があることを多くの方々に伝えたい。そのような想いで4年間制作をし続けて完成された作品です。


 本作に込めたメッセージは、取材をさせていたたいた応援者の児童文学作家・今西乃子先生が伝えていた言葉です。

「誰かを幸せにすることは、自分を幸せにすること」

 人間は決して一人では生きていけません。だからこそ、自分自身を受容していく姿勢を大切にしながら、自分本位ではなく、他者や囲まれている命に対して感謝や貢献をしていくことで、幸せな人生が自然と導かれていく。そんな監督の想いを本作には込めました。
 本作は、2013年から自主上映会が継続して開催され、2019年には小説とDVDが発売、2020年には、普連土学園中学校の「国語」の入試問題に採用されました。



長編2作目作品「あまのがわ」(2019年公開)

 その次に製作したのが、分身ロボットOriHimeをモチーフにした「あまのがわ」です。都会で心を無くした女子高生がOriHimeと共に屋久島を旅をする物語です。本作で映画初主演を飾りました福地桃子さんは、朝の連続テレビ小説「なつぞら」はじめ、現在、大変話題となっている女優さんです。

 本作で扱いました分身ロボットOriHimeは、体に障害を抱えた方がOriHimeを通じて外に出歩いたり、仕事をすることができる遠隔コミュニケーションロボットです。このロボットの開発者の吉藤オリィさんは、寝たきりで孤独を抱えている方々が人と接する機会を届け、人生を明るく歩んでもらいたいという想いでこのロボットの普及に務められている方です。
 本作では、4歳の時に交通事故で脊髄を損傷してしまい、20年以上不自由な生活しかできなかった番田雄太さんという青年がとても大きな応援団でした。彼は、友達もできない仕事にも付けない人生の中、25歳でOriHimeと出会い、自分の人生を輝かせた青年です。

「心が自由なら、どこへでも行き、なんでもできる」

 彼は、残念ながらこの言葉を残して28歳の若さで天国に召されていきましたが、生きることとは、外見や肩書きではなくて、人としての心のあり方が大切であることを体現された素晴らしい人生だったと思います。
 彼はもう、この世におりませんが、彼の魂は映画の中で生き続けています。

 今回の作品「いまダンスをするのは誰だ?」にも、監督が作品制作を通じて得られてきた生きることへの感謝の気持ちをふんだんに込めて、エンターテインメントとしての面白さ、感動を軸にして、皆様に発信していきたいと考えております。

監督の言葉

   『ウィズコロナ・ポストコロナ時代だからこそ、この映画を社会に届けたい!』
 少子高齢社会を迎え、これから介護や福祉医療分野での課題はますます増えていくことと思います。社会の様式や価値観が様変わりする現代において、私たちは一人ひとりが自分たちの人生における大切な価値観やあり方を見つめ直し、世代や職種を超えて、皆でお互いを助け合っていく協働関係の意識が求められていると考えます。パーキンソン病以外にも様々な病気と向き合って生きている方々が、自分一人の苦しみとして孤立することなく、社会全体として各々の悩みや苦しみを分かち合い、生きることを未来志向で捉えていける勇気と希望を届けていきたい。自己を受容し、失敗を恐れず変容することで、社会が寛容さで満たされていく。そんな社会の実現に向けて、全身全霊で本作を仲間とともに生み出していきます。

映画監督 古新 舜

資金の使い道

◇キャスト費 
◇スタッフ費 
◇機材費 
◇美術費・衣装費・メイク費 
◇ロケーション費
◇移動・宿泊・食費・製作備品等 
◇編集・スタジオ費 
◇字幕翻訳費用
◇配給・宣伝費用 
◇リターン制作費・送料 
◇事務経費他
総予算:最低予算3,000万円のうちの一部に、クラウドファンディングのご支援分から手数料10%(CM公開記念キャンペーン)を引かせていただいた金額を、活用させていただきます。

※残りの金額は企業協賛等を予定しております。


スケジュール

 スケジュールは、資金調達や製作状況、新型コロナウイルス感染状況によって変わる可能性がありますが、現在は以下の予定で制作を進めています。
(コロナの状況も鑑み、2021年1月時点での予定になります。撮影時期等、決定致しましたら、ご支援者の方々にはメールにてご報告をさせていただきます。)

2021年 
1〜3月:クラウドファンディング・脚本制作・キャスティング
4月〜6月:資金調達・スタッフィング・脚本改定・ロケハン・製作準備・ドキュメンタリー編撮影
7月(予定):ドラマ編撮影(コロナの関係等で遅れる可能性があります)
8月〜11月:編集・MA
12月(予定):初号・試写会
2022年
上半期:劇場公開

企画者プロフィール

 私たちPD就労促進プロジェクト実行委員会(PJPP)は、パーキンソン病患者4名と理学療法士1名で2020年1月に結成しました。
パーキンソン病の症状について社会の理解や支援が乏しく、職を離れざるを得ない状況や、苦しい思いをした私たちや仲間の声を聞き、「難病や障害を抱える人たちを孤立させない社会を目指す」ため、企業等での経験を生かし各々の強みを生かしながら協働して、委員会の運営を独自で行っています。障害や難病を抱える当事者の支援はもとより、制作した映画を活用して、企業人事担当者等への研修や講演活動を行います。
委員会公式ホームページはこちらから

監督/古新 舜(こにい しゅん)

 「Give Life to Your Story!―物語を動かそう!―」をテーマに、映画と教育の融合を通じて、大人と子どもの自己受容感を引き出していく共育活動を行なっている。
 米国アカデミー賞公認映画祭ショートショートフィルムフェスティバル2年連続入選、山形国際ムービーフェスティバル「部門最高賞」「船越英一郎賞」W受賞、長岡インディーズムービーコンペティション「グランプリ」受賞など、過去の作品でのべ40以上の映画祭で受賞・ノミネートを果たしている。
 最新作となる長編映画「あまのがわ」は、不登校の女子高生が分身ロボット“OriHime”と共に、屋久島・鹿児島を旅する物語。2019年、第31回東京国際映画祭「特別招待作品」として選定され、ロサンゼルスJFFLAにて「最優秀脚本賞」を受賞。2021年には是枝監督「万引き家族」と並んでベトナムの日本映画祭に日本代表として選ばれる。

共同脚本/野間 美智子(のま みちこ)

 幼少の頃から、マンガや小説を書き始め、2004年にアニメ脚本家としてデビュー。『幻影ヲ駆ケル太陽』『とある科学の超電磁砲』『ログ・ホライズン』などの200本近くのアニメ脚本や、ノベライズ『食戟のソーマ』など数々の脚本を手がける。2015年、『さくら×ドロップ』で第一回小学館ジュニア文庫小説賞・大賞を受賞。「子どもたちにものがたりを作る楽しみを知ってもらいたい」と思いから、「空飛ぶものがたり教室」を不定期で開催している。

最後に

 皆さんが応援いただくこの映画は社会を変える役割を持っています。是非、温かい応援を寄せていただき、完成・上映に向けてご支援のほどよろしくお願いします。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2021/04/01 11:08

    皆様、こんにちは。監督の古新です。いよいよ新年度が始まりましたね。皆様、如何お過ごしでしょうか。この度は、各地の皆様より、大変温かいご支援、応援を届けてくださり、誠にありがとうございます。お陰様で、413名の方より、総額6,848,335円、目標金額の228%を達成することができました。改めて...

  • 2021/03/31 16:00

    みなさん、こんにちは!監督の古新です。早いもので年度末でございますね。お元気にされておりますでしょうか。明日からの新年度、みなさまが笑顔で明るくスタートを切れますことを心より願っております。いよいよ、本日が映画「いまダンスをするのは誰だ?」の最終日となりました。ここに至るまでに本当に多くの方々...

  • 2021/03/29 21:09

    みなさんこんにちは。いまダンの小川順也です。僕は、理学療法士として多くのパーキンソン病の方へリハビリテーションをしているのですが、今回は発起人の松野さんがプロジェクトを進める姿がまさにリハビリテーションだなと感じています。理学療法士としてこの映画に携わることが出来ることがとても幸せです。そして...

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