はじめに

こんにちは。私たちは北アルプスの麓、長野県安曇野のホリスティックリトリート宿泊施設「穂高養生園」です。

ゲスト専用の木と人カフェ。森に囲まれたこの場所は、象徴的な存在です

心身にやさしい食事、適度な運動、大自然を感じながらリラックスと良質な睡眠。1986年、穂高養生園はリトリート宿泊施設として開園して以来、自然治癒力を高めるためこれら3つの事を大切に運営してきました。

周辺には森や清流に親しむ散歩道がたくさんあります

客室は、自然素材を大切にして、スタッフも加わり造られたもの

2020年度は新型コロナウイルスの影響により開園以来初めての本当に大変な一年でした。4月から臨時休業を余儀なくし、7月中旬よりようやく通常の営業を開始、感染予防のため例年の半数程度の宿泊人数制限を行うなど先の読めない状況の中、なんとか2020年度の開園期間を終えることができました。これもひとえにゲストやスタッフの誠実な協力があってこそだったと思います。短い期間ながらたくさんのゲストにご来園いただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

日常からはなれ、自分自身に還る場所でありたい

今回はcampfireさんの場所をお借りして2021年度に向けて養生園がやっていきたいことを伝えていきたいと思います。


養生園の自然農園を拡充して自給率を高める、そしていつかは馬も一緒に!?

今年度はコロナの影響で大変だった反面、忙しくて普段できなかったことへの気づきもたくさんありました。

その一つが食事。養生園ではマクロビオティックをベースとした玄米菜食を提供しています。毎日数人のスタッフがゆっくりと時間をかけ一皿一皿丁寧に作っていきます。

一食ごとに季節を感じられるものを、丁寧に

使う食材は養生園の自然菜園の野菜を始めさまさまふぁーむさんの野菜や宮田さんの米、松本の自然食品屋おやおやさんなどできるだけオーガニックなものを仕入れています。また、地元の農家さんや地域の直売所から毎日とても新鮮な野菜を仕入れ提供しています。

野菜だけでもおいしく、満足感のある食事を

しかし、地元の農家さんや直売所の野菜はどうしてもすべて無農薬というわけにはいかず「これが全部自分たちで作った野菜で提供できれば最高なんだけどな」と常々思っていましたが、現在の自然菜園は養生園からの距離も遠く、また広さも充分でないこともあり、なかなか実現できずにいました。

その思いが積もりに積もった2020年、穂高養生園から徒歩5分の場所に2500坪の耕作放棄地をついに譲っていいただけることになりました。幸いにも2020年は春先にゆっくりと時間があったので、この場所でいったいどんなことができるのかたくさんの夢を膨らませながら畑と向き合うことができました。

野菜を作るための地力を養うため、新しい自然菜園に緑肥を蒔きました

そして2021年。今年からは養生園の自然農園として、より安心できる食材を使った食事を来園するゲストやスタッフに食べてもらいたい。時には散歩の途中でふらりと立ち寄って、とれたての野菜をそのままパクリと食べたり、種まきや収穫などのお手伝いも気軽にできたり。人だけでなく虫や動物や植物全てが気持ちのいい場所として整えていこうと思っています。

今までの養生園の自然菜園。
新しい自然農園もこんなふうに草や微生物に守られ、土が喜ぶ場所にしたい

夢はどんどん膨らみいつかは馬や牛も飼えたらいいな、なんて思うスタッフも。


耕作放棄地になっているのは理由がありました

養生園にご来園いただいたことのあるゲストはご存知だと思いますが、当園は北アルプスの麓のとても森深い場所にあります。自然豊かなこの場所では猿やイノシシ、ニホンカモシカなど本当にたくさんの動物に会うことができます。しかし近隣の住人にとってはこれらの動物は決してウェルカムな存在ではなく、とても悩ましい存在でもあるのです。

養生園の敷地内にあらわれた猿。大勢でやってきます
畑に一度猿が入ってしまうと、大きな被害を被ることに

数十年前まではこれらの動物はもっと山深い場所を生活圏にしていて、人の住む村とはしっかりと住み分けができていました。しかし最近は全国的にも高齢化が進み、こういった過疎地域に住む住人と山の動物たちがうまく住み分けができなくなって来ています。その結果、山の動物たちが少しづつ村の畑を荒らすようになり、高齢のおじいちゃんおばあちゃんは手に負えなくなって畑を断念せざるを得なくなる状況なのです。

今回、私たちが手にした畑は地主さんが先祖代々とても綺麗に使われてきた土地。天気の良い日には南アルプスや北アルプスが見えるような本当に気持ちのいい場所です。しかし、動物の被害が多いので前の地主さんは野菜を作らず、ただただ草刈りなどをして管理してきた場所でもあります。

私たちがこれから自然菜園を作っていくにあたって、獣害はまず一番最初に解決しなければいけない課題なのです。

獣害問題を解決して、この場所でたくさんの野菜や果樹を育て、皆さんにもっとおいしくて安心できる食事を食べてもらいたい。
そして、ゆくゆくは加工所を作り、蜂を飼い、鶏や山羊いつかは馬や牛も一緒に暮らし、自然と共にすこやかなる命を養う場所としてあり続けたいと思います。

そのために、今回のクラウドファンディングでみなさんのちからをお借りして資金を集めたいと考えています。


クラウドファンディングで集まった資金の使い道

今回ご支援いただいたお金は下記の費用としてあてる予定です。

●猿や鹿などの獣害対策用の柵や電柵の設置

●F1品種ではない在来種の野菜やハーブの苗を育苗するためのビニールハウスの設置

●広大な農地を管理、維持していくための農機具の購入

●果樹の苗木の購入


お礼と今後のスケジュールについて

農薬を使用せずに栽培し、天日で干したお米

今回ご支援いただいた方には返礼品として下記のようなものを準備しました。リターンの開始時期は2021年の3月を予定しております。

【養生園の自然栽培天日干し米(2020年産)玄米 3kg 】5,000円 

【養生園の自然栽培天日干し米(2020年産)7分づき米 3kg 】5,000円 

【養生園の手作りハーブティー・健康茶とスコーンミックスのセット】 5,000円 

【養生園で使っている季節の自然栽培野菜セット】 全6回(6月から月一回配送予定) 40,000円 

【お礼の手紙】1,000円

今後の予定

2021年2月下旬 クラウドファンディング終了

3月 野菜セット以外のリターン発送

3月 畑の整地と電柵設置作業、ビニールハウス設置作業

4月 種まき、育苗始め

6月 野菜の収穫始めとともに野菜セットの発送開始


「食事・運動・リラクゼーション」+αを

心身にやさしい食事、習慣的な運動、リラックスした時間と十分な睡眠。
養生園が開園以来大切にしてきたこの3つの柱は、免疫力と自然治癒力を高めるためのベースになるものです。
そしてこの3つのベースのうえに、もう一工夫が必要な時代にもなりました。
自分自身の健やかな日常のためにできる何かをもうひとつ。

アロマやハーブのちからを借りたり、ヨーガの技術を活用したり、薬膳や中医学の活用であったり。
自分自身に合った、セルフメディケーションの方法を手元に置いておくことが、既存の医療制度だけに頼ることなく、自分や自分の家族の健康を自分で守るための手立てになると考えています。

自分のためにできること

今年の養生園は、この+αで自分の健康を自分で守る方法をゲストが手にできるようなワークショップやデイリープログラムを検討中です。
また新しく加わるこの場所が、来園するゲストやスタッフたちのエネルギーが加わることで一体どういう風になっていくか、本当にワクワクがとまりません。

最後に私たちの活動に関わってくださる全ての方、そしてこの環境全てが健やかな日常を送れますよう真っ白な一面の雪に覆われた静寂の森の中から祈っております。
そしてこの雪がとける頃、芽吹きの季節に皆さまにお会いできる事を楽しみにしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ホリスティックリトリート 穂高養生園〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7258-20
TEL: 0263-83-5260 FAX:0263-83-6670 E-mail:info@yojoen.com

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