数あるプロジェクトの中からこのプロジェクトに目を止めていただきありがとうございます。

大阪市中央区日本橋にあるイベントスペース『黒門カルチャーファクトリー』は約2年前から営業を開始しました。
地下にあり、入り口も少しわかりづらいため隠れ家や秘密基地という言葉がピッタリの場所です。非日常的な空間を楽しめるスペースとして、現在4人のメンバーで運営しています。

●代表取締役:溝端康祐(右下)
黒門カルチャーファクトリーの運営会社“株式会社Untitled Group”代表取締役

●黒門カルチャーファクトリー支配人:水野嘉彦(中央:赤)
株式会社Untitled Group取締役
WEBデザイナー、絵本作家
https://nanimono.link/nanimono/21/

●黒門カルチャーファクトリー副支配人:山下美樹(左:黄)
株式会社Untitled Group社員
繋ぎ絵師
https://nanimono.link/nanimono/121/

●黒門カルチャーファクトリーデザイナー:こみぃ(右:黒)
株式会社Untitled Group社員
ジャグアアーティスト、デザイナー
https://twitter.com/komyu07


陽の当たらない地下にあること、私たちがもともと陰キャ寄りであることなどいろいろな理由もあり、このアングラ感漂うスペースで「ちょっと表では明るく話せない話」や、「重い話題に踏み込んだ話」、「ゴリゴリに趣味を深追いしていくこと」など、陽の当たるキラキラしたイベント会場とは真逆の「秘密の会場」のような場所作りをおこなってきました。

ここで開催されるイベントは良くも悪くも主催者の内にある大切な何かを表現する場。
それは他人とは価値観がズレているものなのかもしれません。
そのズレを表に出すことは自分の目標や好きなことを明確にし、自分らしさという面で人を急激に成長させてくれます。
時にそれは新たな挑戦に繋がることもあります。

同様にここを訪れる人は他人の価値観に触れることになります。
それが自分と近いものであれ真逆であれ、他人の価値観に触れることは生き方の選択肢を増やしてくれると思います。
私たちが大人の秘密基地を作りたいと思ったのは、そんな多くの生き方を知るのが純粋に楽しいのもありますが、それが面白い社会に繋がっていると信じているからです。

明るくなくていいし、明るくてもいい。
大きな夢がなくてもいいし、あってもいい。
自分の価値観に正直に生きる楽しさを知ってもらいたい。

“本気でシロウトする場所”
幅広い意味で『教育』をテーマに掲げ運営してきました。
素人であり、知ろうとすること。
できないと決めつけずに『シロウト』する場所。

右も左も分からないままこの場所をスタートさせた私たちにはもちろん影響力などありません。
ただ根拠なく「この場所は必要だ」と思い込みシロウト運営を続ける私たちでしたが、それを面白がってくれる人たちやこの場所の雰囲気を気に入ってくれた人たち、定期イベントを開催してくれる人、コミュニティメンバーが集まる場所として選んでくれる人。そんな人たちがいてなんとか成り立ってました。

しかし、今年に入り新型コロナウイルス感染症が流行。
自粛、緊急事態宣言等の影響はサービス業へ大打撃を与え、私たちも例に漏れず。
イベントは軒並み中止、相次ぐキャンセル。

それでも、この状況が落ち着いたときにお客さんにもっと満足してもらえる場所になっていようと自粛期間中にスペースのグレードアップを目指して世界観を作りこみました。
これからこの場所をどう盛り上げるかを日々打ち合わせ、情勢に合わせて動けるよう準備してきました。



人を集めないサービスモデルへ転換するため、雰囲気を活かした撮影スタジオの方針を打ち出し撮影機材を揃えました。
またコロナ明けを見越して、少人数制のトークイベントが開催できるように重厚感のあるソファーを導入したり、バーカウンターを活用しようと飲食営業許可を取得するために条件を整えたり。
お客さんがいないからこそできることに注力しました。

しかし、そうすることで資金は出ていく一方。
予約が入らなければ収入はゼロどころかマイナスです。

経営は悪化する一方。
それでもここを存続させたい。
子どものころにいつの間にかなくなっていた秘密基地。
なんだか居心地がいい。
非日常なんだけど日常と混濁している。
ネガティブさえも肯定できる。
そんな場所を守りたい。

そのためには運営資金が必要です。
もはや、自分たちだけでは追いつかなくなったので『助けて』の声をあげることにしました。

こうすることが正解なのかはわかりません。
でも『この場所、ここの運営メンバーのためにできることがあるなら応援したい』と言ってくれる声もいただきました。
そんな中ひっそりと消えてしまうのはイヤ。
たとえ結果はどうなっても、自分たちが挑戦せずに終わるのは後悔を生むだけ。
できることは全てやっていきたい。
そのひとつがこのクラウドファンディングです。



大阪に来てからずっと劣等感の塊でした。
2012年に友人と3人で起業し、そこから年収96万円の生活が始まりました。
同級生たちは「子供が生まれた」「車を買い替えた」「家を買った」という話題が飛び交う中、僕はコンビニで300円支払うのを悩んだ末我慢する生活。
バイト生活でも何でもちゃんと税金を納めている人は僕なんかと比べたら遥かに社会貢献をしていると本気で思っていました。
経済的理由が発端となり結婚生活は2年で破綻。
社会人として・男としての価値も見いだせないまま目の前の状況に流され続け、その3年後に会社は解散。
「俺は何してるんだろうなぁ…」
会社経営をしていた5年間で僕は結婚生活と貯金、時間、そして自信をまるっと失いました。

自分にはハナから挑戦なんて無理だった。凡人。力不足。大切な人ひとり幸せにできない自分には価値がない。
これからどうしようと悩んで彷徨っていた時期に出会ったのがこの場所でした。

初めて訪れた地下室ではどう見ても売れてなさそうな人たちが自分たちの芸を披露していました。それを全肯定する客席の空気感。
実力がない者は間違いとされる世界。誰かと比べて勝ち負けをはかる上下の世界。
これまで当たり前だと思っていたそういうものから切り離された価値観がそこにありました。

その後もこの場所では他者との比較ではなく『自分のスキを表現する』舞台が行われていきます。
世間的に有名でなくてもいい。自分主体の価値基準。
それは他人と比較して自分には価値がないと思っていた僕にとっては救済であり、僕と同じように自己肯定感の低い人にも生き方の選択肢を見せられる場所だと確信した事件でした。

この場所にはこんな要素があると思っています。

・多様性に出会える場所
・劣等感を抱える人の避難所
・生き方の選択肢を増やす場所

僕は個人で里親の登録を進めています。
それは理不尽に当たり前の『可能性』を失った子の状況への自分なりの抵抗なんだと思います。
失った可能性って自分自身で閉ざしてしまう。新たに出会わないと閉ざした扉は開かないんです。
この場所はそのキッカケに出会える場になると思い、気づいたら運営に加わっていました。

運営に関わり始めた動機は僕自身の弱さかもしれません。
それでも同じように悩む人が自分の可能性を信じ、自分自身で自分の生き方を選択していく様はとても尊く素敵だなと思います。
不器用でも自分の生き方を叫べる場所を残したい。僕自身そういう可能性に出会いたい。
それが僕がこの場所を残したい正直な理由です。

山下とこみぃの想いはトップ画像の矢印を押して2枚目以降に載せています。
ぜひ読んでいただきたいです。



今後の黒門カルチャーファクトリーをどういう営業形態にしていくか、連日会議を重ねています。
今までこの場所を使ってくれた人の声を聞き、どんな人たちに利用してもらいたいか、私たちがここで表現したいものはなにか、ここを利用してくれる人にどうなってほしいのか。
それらをもう一度考え直して、今後はこのような形態にしていこうと考えています。

【通える非日常-隠れシェアオフィス】
いつもの打ち合わせがちょっと特別になる非日常感あふれるシェアオフィス。

駅から徒歩5分の好立地でありながら地下にあるため環境音が少なく『日常と物理的に切り離された』この場所は商談や打ち合わせに最適です。他にも事務作業に集中したり、動画やポートレート撮影に利用できます。
また、黒門カルチャーファクトリーには数多くのデザイナーやアーティストが利用しているため、案件に合わせてご紹介が可能。
これまでの関係性を活かした黒門カルチャーファクトリーだからこそ可能なシェアオフィスを開始します。

【イベントカフェバー】
・お酒を飲みながらゆっくりファンとコミュニケーションが取れる展示交流会
・自分の好きを全面に出したイベント
・自分のマイノリティな部分を全開にしたイベント

【バー営業】
・イベントのない日はスタッフとゆっくり話せる通常バー営業

【レンタルスタジオ】
・撮影
・インタビュー

【伯虎座による興行】
・関西エンターテイメントの拠点に据えるホラーイベント


皆様にご支援いただいた資金は全て黒門カルチャーファクトリーの運営資金とさせていただきます。

家賃が320,000円、人件費500,000円が毎月最低限の固定費として必要な状況にあり、このほかにももちろん諸経費がかかります。
現在はここから人件費を半額に削って運営しています。

この状況を打開するために私たちにまずは1ヶ月、ワガママを言うなら2ヶ月の猶予をください。
その間にシェアオフィスの契約、イベントやバーでの売上を立て直します。

新しい方向に舵をきったとしてもいきなりすべてを捻出できる状況ではありません。
すでにマイナスからの再出発。
ここを乗り切り、皆様に喜んでいただける場所作りのために使用させていただきます。

●おすそ分けチケット(1杯分1,000円、2杯分2,000円、10杯分7,000円)支援していただいた数だけドリンクチケットのストックを準備します。あなたの支援で誰かがドリンクを飲むことができます。
さらに私たちへの支援の上乗せ金額を入れさせてもらっています。
ちょっと口説こうかなと思うあの人に『俺のおすそ分けチケットで1杯飲んでいいよ』なんてことも言えちゃうし、支援だってしてるんだとドヤってください。
私たちはひたすら感謝させていただきます。


●パトロン団体『キール』1年間参加

ここの運営を通じてたくさんの方に出会い、遠方の方にも『何か応援できることがあれば』という声をいただいたので、今回パトロン団体『キール』を結成する運びとなりました。
『キール』はカクテルの名前から取っています。
キールのカクテル言葉は『最高の出会い』
CIA諜報員ではありません。


●シェアオフィス契約

雰囲気を大切にした隠れシェアオフィス。
いつもの打ち合わせも非日常に。
非日常を感じるスペースであなたの商談を成立させてください。
※オフィスタイムは8:00〜17:30までとなっております。


●ジャグアタトゥ(約5×5センチ1,000円、約15×15センチ5,000円)

黒門カルチャーファクトリー運営メンバーであるこみぃのジャグアタトゥー施術
通常約15×15センチのものは7,000円〜、約5×5センチのものは3,000円〜で施術しているものをリターン特別価格でご提供。
しかも画像のような雰囲気のある写真撮影データもご提供。
ジャグアタトゥーに興味がある人はこの機会にどうぞ!


今回、この状況を聞いた友人やこれまで利用いただいた方から温かい応援コメントをいただきました。

●ふらっと立ち寄れて、気持ちが緩んでついつい本音が出てしまう…どんな気持ちもゆるく昇華してくれる「黒門を死なせたくない」です!! 太田瑠美:大阪府

●まだ行ったことない場所だけど行くと決めてる場所  
人に会いたいだけならその人と約束すれば良い
だけどわたしは黒門で会いたい。
ちょっと秘密なちょっとアングラなそんな場所に集まる人たちに会いたい。 菅めぐみ:福岡県

●黒門市場のすぐそばのワクワクする地下スペース! 最初に足を踏み入れた時の異世界感は衝撃でした。
いつも真剣に人との関係を大切にしてくれて、なおかつ自由で、まるで自分の家のようにあったかい。 そんな素敵な場所。
もっと沢山の方に知ってもらいたい!
ここから発信出来ることは無限です。頑張れ!黒門カルチャーファクトリー! 辻邦恵:大阪府

●僕は普段から黒門カルチャーファクトリーによく遊びに行ってます。
打ち合わせをさせていただく事が多いのですが初めて黒門カルチャーファクトリーを見た人は「ナニここすごいですね!」と驚いてくれます。 そして、感心したお客様と打ち合わせをするので話がとてもしやすくなります。
黒門カルチャーファクトリーは僕にとっていこいの場所でもあるのでぜひ存続してほしいと思います! 小西光治:大阪府

●今回、黒門カルチャーファクトリーの挑戦を心から応援します。
場所としてもコンテンツとしても不完全な黒門カルチャーファクトリー!!
今回のこの挑戦をきっかけに、たくさんの方々に知ってもらうことで完成系に近づくんじゃないか。
そんな風に思わせてくれるクラファンを応援させてもらいます。 永田 年紀:広島県

●ちょっとダークな古き良き紳士淑女の社交場が地下にひっそり隠れている、そんな秘密基地のような空間です。 友人の子どもは「秘密基地だ!」って興奮していました。
スタジオの入口が隠し扉になっていて、入ると薄暗いなかにムーディーな広い空間があります。 ここで僕は対談のライブ配信をやりました。最高のロケーションです。 次に大阪に行くときは僕は黒門に友達集めて飲み会や収録をやりたいです。
この良い意味いかがわしい空間の存続を願っています。 濱崎亨:広島県

●私にとって、とても大切な非日常空間です。
人の弱い部分に寄り添い・受け止め、 日常を強く生きる活力を与えてくれる人・空間・環境が揃っている黒門カルチャーファクトリー。
応援しています! 匿名希望女性:大阪府

●世界には時間的・空間的・精神的な、"余白"が必要だ、と思っています!
そんな余白があることで、マイノリティが力を発揮したり、他じゃできない実験ができたり、たわいもない話をしたり、言えないことを言ってみれたりして、そこから、資本主義社会では生まれにくいアイデアや価値が生まれると思ってます。
黒門はそんな余白がある、地下の革命家室のような場所だと思ってます!
僕もアーティスト飲み会を何十回とここでさせてもらい、この空間と時間の余白のおかげで生まれたイベントやエピソードや行動や活動がたくさんあります!
是非この機会に知って欲しいし、存続し、余白で人々が救われ続けて欲しいと思ってます!織田無限大:兵庫県

●私は、黒門の場所が好き、と言うより黒門に集まる人たちが面白いと思っています。だから、場所はどうでも最終的にはいいんじゃないか、とも考えているわけです。
その立場から見ると、黒門はかなり実験的な試行錯誤をしているので、正直言うと、この形でV字回復できるのかどうかは分かりません。
だから、応援する人は夢や希望だけでなく、一緒に泥船に乗るぐらいの気持ちで乗っかってきてください。
無責任なようですが、もがきながら、なんとか一矢報いようとしている運営陣も相当の覚悟で挑んでいます。
止めた方がいいのかなとも考えたけれど、あきらめない思いを私は支えてみようと思いました。
もしうまくいかなかったら、ごめんなさい。
私も一緒に謝ります。 良かったら、一緒に乗っかってください。スミヨシマチコ:大阪府


これがすべてではありません。
たくさんの応援をいただいて、やっぱりこの場所を存続させたい思いは強まる一方です。



さいごまでお読みいただきありがとうございます。

このプロジェクトに懸ける想いは全て書きました。
私たちはまだまだこの場所を通じてやりたいことがたくさんあります。
これを乗り越えて、さらに幅広い活動をしていきたいです。
この場所があってよかった。この場所にこの人達がいてよかったと思ってもらえるように全力を尽くします。
こんなところで挫けるわけにはいかないので、みなさまの可能な範囲内で是非応援していただけると幸いです。

【現在ネクストゴールに挑戦中】
最初の目標金額は1ヵ月分の延命期間です。
ネクストゴールを達成すれば2ヶ月間の猶予期間がいただけます。
その分、経営を立て直す確率が上がります。
長ければ良いというものじゃありませんが、今の私たちにはかけがえのない時間です。
ぜひネクストゴールまで応援してください!

黒門カルチャーファクトリー
運営一同



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2021/01/27 21:51

    どんどん残り時間が減っていく中、リターン提供者のご紹介を続けます!【フィットネス芸人NORI】Twitter @noriaki0104Instagram noriaki0104LINEBLOG フィットネス芸人 松本典昭 (NORI)YouTube フィットネス芸人NORIの「Nori Tub...

  • 2021/01/27 00:41

    今更ながら、今回リターン提供してくれた方のご紹介をさせていただきます。みなさんそれぞれいろいろな活動をされているので、SNSなどのサイトもリンクを貼っておきますので、興味がある方のリンク先にも富んで見てもらえると嬉しいです。この活動報告の場をこんなふうに使うのはどうかと思いついたのも先日で、リ...

  • 2021/01/24 09:47

    プロジェクトも残すところあと4日となりました。できることはいろいろやってきました。黒門カルチャーファクトリーの運営の今後の運営方法も、プロジェクト開始当初とは違う形になっているところもありますが、少しずつ見えてきているところもあります。『攻め』の時期と『守り』の時期をきちんと確認しつつ、それぞ...

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