はじめに

はじめまして、HADFAFI JAPANと申します。私たちは、中京大学楠美ゼミの学生が中心に活動しているNPOです。

HADFAFI JAPANは、フィリピンのアエタ族等の一部地域の貧困支援活動をしています。これまで、アエタ族の村に井戸の建設や、竹の植林といった支援活動を行ってきました。また、毎年のようにスタディーツアーを行い、アエタ族の人々と交流をしてきました。

私たちの活動は、主に現地のHADFAFIという大きなNPOと連携して行っています。HADFAFIは現地事情に精通し、長い間アエタ族他の支援をしてきたNPOです。ですが、資金難のため活動は年々縮小せざるを得ない状況にあります。HADFAFIの人たちの善意を無駄にせず、アエタ族の貧困問題を支援するため、私たちはHADFAFIの日本支部のような組織を自発的に結成し、直接・間接的にフィリピンの貧困支援に取り組んでおります。

井戸を掘っている様子

竹の植林の様子竹の植林の様子HADFAFI JAPANの詳しい活動はこちら→
https://hadfafijp.amebaownd.com

HADFAFIの詳しい活動はこちら→
https://www.facebook.com/profile.php?id=100012190960421

貧困に苦しむアエタ族

ピナトゥボ山の位置関係

アエタ族はフィリピンのルソン島の山奥に住む先住民族で、フィリピンで最も古い民族と言われています。彼らは、基本的には畑を耕したり家畜を育てたりして暮らしていました。しかし、1991年にピナトゥボ山が噴火したことによって、周囲の環境が変化し、アエタ族の自給自足の生活は立ち行かなくなってしまいました。

ピナトゥボ山ピナトゥボ山(Wikipediaより)

1991年のピナトゥボ山噴火の様子(Wikipediaより) これらの影響は、食べ盛りの子供たちにも及んでいました。私たちが現地に行ったときにも、アエタ族の子供たちはおなかをすかせた様子でした。そこで、私たちのご飯を子供たちに分けてあげると素敵な笑顔でとても喜んでくれました。食事1つとっても、私たちの当たり前の暮らしとは別世界なのです。

コロナの影響

山奥に住んでいるアエタ族は、コロナによって今までよりも食糧不足が深刻になっています。

フィリピンでは、コロナが深刻になってきた4月に、国全域で外出制限や移動規制が敷かれました。それによって、第一に周辺域全体での食糧の流通量が限られるようになりました。第二にアエタ族は町へ出ることが難しくなりました。総じてアエタ族は、食糧を手に入れるための交易をすることが難しくなりました。そのため彼らは畑の野菜や家畜だけで生活しなければならない状況にあります。元々、火山の噴火の影響で土壌の質が悪かった事情もあり、十分に交易ができない現在、食糧不足はより深刻になっています。

現在、フィリピンの国全体としては部分的に外出制限や移動規制が緩和されてきていますが、彼らは今も町に出ることが難しい状態です。コロナの影響によって、今後しばらくは特に厳しい生活が続くことでしょう。

現地からのメッセージ

11月下旬、私たちは、フィリピンにいるHADFAFIの関係者からメールをいただきました。そこからは、アエタ族の苦しい状況が伝わってきました。以下が送られてきたメールを翻訳したものです。

 「幸運にも、現時点でアエタ族にコロナの感染者は1人も出ていません。
 しかし、アエタ族の村々のある中心地であるキャパスは、自治体ごとの累計感染者数であれ治療中の患者数であれ、コロナ感染者数が最も多い地域です。ここでは、MECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)(修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置)の監視の下、企業や施設に開業許可が出ていますが、以前と同じような仕事ができているのは被雇用者の半分ほどだけで、多くの人がコロナによって失業しています。また、多くの中小企業がコロナによって倒産しています。
 アエタ族はコロナウイルスへの恐れが原因で適切に作物を販売することができずにいます。キャパス(セントフリアナの隣にある大きな町)は今、コロナの感染者が最も多い自治体です。コロナの脅威が、もうアエタ族の村々があるセントフリアナ(アエタ族の村々の近くにある町)に忍び寄っています。」

一見、アエタ族は困っていないようにも読み取れますが、彼らは元々栄養状態が良くないため、コロナに感染した場合、健康への悪影響は、私たちのような栄養状態が良い人より大きいでしょう。さらに、アエタ族が住む地域には医療が日本ほど充実していないため、深刻な事態を招きかねません。

プロジェクトで実現したいこと

私たちがアエタ族と関わってきたなかで1番印象に残っているのが子供たちの笑顔です。アエタ族の子供は貧しい生活を送っていても、いつもニコニコ笑っていてとても素敵でした。私たちはコロナで大変な中でもアエタ族の人たちが笑顔でいて欲しいと思い、彼らの村に緊急の食糧支援をすることを目的としてこのプロジェクトを立ち上げました。

アエタ族の子供たちの写真

アエタ族の子供たちの写真

アエタ族のみんながこの困難を乗り越えて笑顔でいられるように、私たちも全力でサポートして参りますので、どうか皆さんのご支援をお願いいたします!

資金の使い道について

このプロジェクトで集めた資金は送金手数料を差し引いて全額、現地のNPOであるHADFAFIに送金します。送金後にかかる費用項目は以下の通りです。   

・食糧の郵送費
・食糧の梱包代
・現地スタッフの人件費

これ以外の金額はすべて食糧の購入費用に充てることを予定しています。具体的には、缶詰や牛乳、お米、砂糖等、アエタ族の人たちが日常的に消費する食糧を購入します。これらを1セットにして世帯別に配布する予定です。また、現地スタッフも、経済的に困窮しています。こうした方々にボランティアとして動いていただくことには限界がありますし、こうした方の支援も兼ねて現地スタッフの人件費も費用項目に計上しています。

このような取り組みは初めてなので目標金額設定には慣れておらず、目標金額をひとまず上記の費用を合わせて70万円にしました。この目標金額であると、120世帯に配布することができます。しかし、この金額で十分ということではありません。

70万円を超える支援があれば、超えた分だけ各世帯に、上に書いた「セット」をより多く配布できます。仮に700万円集まれば、各世帯には10セットを配布できることになります。もちろん、1度の配布ではわずかな支援にしかなりません。継続的に支援できるように、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

リターンについて

1000円
・電子メールにてお礼(活動報告付き)

5000円
・電子メールにてお礼(活動報告付き)
・アエタ族や現地の風景の写真3枚を電子メールにてお届けします

10000円
・電子メールにてお礼(活動報告付き)
・アエタ族や現地の風景のポストカード1枚を郵送にてお届けします

30000円
・電子メールにてお礼(活動報告付き)
・アエタ族や現地の風景の写真3枚を電子メールにてお届けします
・アエタ族や現地の風景のポストカード3枚を郵送にてお届けします

今後のスケシュール

2021年1月下旬 クラウドファンディング終了
2021年3月上旬 HADFAFIに送金
2021年3月中旬以降 アエタ族に食糧を配給

さいごに

このページをご覧になっているほとんどの方は、日々の食事に不自由を感じることは少ないでしょう。しかし、アエタ族の人たちは1日の食事も満足にとることはできません。いわゆる貧困ラインを下回る方々です。あなたのご支援で、食糧に困っているアエタ族に食事が届けることができます。どうかご支援をよろしくお願いいたします。

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

子供たちの写真

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